ハートキャッチプリキュア!~もう一人の戦士"大樹の騎士"~   作:風森斗真

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リクエストにお応えして、今回は高校生組の休日です。
ア・ラ・モード、ニューアイテムも出てきたことだし、そろそろシエルとの顔合わせ、書こうかなぁ……


とある休日の高校生組

とある日曜日。

この日、ももかは珍しく、撮影も何もなく、一日フリーの状態だった。

とはいえ、公欠してしまい、受けることが出来なかった授業の穴を埋めるため、教師から出された課題をこなすためにてんてこ舞いになっているのだが。

「……うえぇ~ん……終わらないよ~……ゆり~、菖く~ん~、助けて(ヘルプミー)~~~~」

量が量だけに、なかなか終わる気配がない。

そのせいでももかは涙目になりながら、ももかは親友二人に救援要請メールを送信していた。

そのメールは五分とせずに返信があり。

《仕方ないわね、行ってあげるから待ってなさい》

《どうせ助けないと気づくまでメールするつもりだろ?わかったから、行くまで頑張れ》

と、少しばかり冷たいながらも、二人がももかを大事にしているとわかる内容の文面が返ってきた。

「うぅ~……ありがと~!二人とも大好き~~っ!!」

文面を見て、ももかが涙目になりながら、友情に篤い二人に感謝していた。

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救援要請をしてから十分後。

菖とゆりはももかが待つ「フェアリードロップ」に到着した。

さくらも事情を聞いていたらしく、うちの娘がごめんね、と少しばかり申し訳なさそうに謝罪しながら、ももかが待っているリビングへと案内してくれた。

ももか(依頼人)と合流してから数分後。

最初こそ、ももかは遊びに来てくれた二人と遊ぼうとしていたが。

「何のためにわたしたちを呼んだか、覚えてないのかしら?」

「遊ぶために呼んだんだったら、俺は帰るぞ?」

と、威圧感たっぷりに言われ、片付けるものを片付けることにした。

なんやかんやで五分ほどしてから。

「う~ん……」

「……公式」

「あ、なるほど!」

数学に始まり。

「ねぇ、菖くん。ここって……」

「この構文を使って訳してみ?」

「うん!」

英語へと移り。

「……菖、わたしにもちょっと教えてほしいのだけれど」

「ねぇ、ここってなんて答えればいいの?」

「……お前ら、日本史と世界史になったとたん俺に振るよな?」

日本史と世界史(歴史)の課題を菖へ質問を集中砲火していた。

二人が救援要請を受けて、来海家に来てから二時間ほどして。

「終わったーーーーっ!!!」

と、ももかの歓喜の声が響いてきた。

「「お疲れさま」」

その声に、菖とゆりは声をそろえてねぎらった。

むろん、ももかもそのねぎらいにお礼を言い、最後には。

「おかげで終わったよ~!二人とも大好き~っ!愛してる~~っ!!」

「よかったな、ゆり。天下のカリスマモデルに愛されて」

「あら?それはあなたもじゃないの?」

抱き着いてきたものだから、菖とゆりは互いにそんな冗談を言い合っていた。

なお、ももかが菖に恋愛感情を抱いているかどうかは、今のところ謎のままであることはここに明言しておく。

……どこかから冷たい視線と威圧感が垂れ流れているような気がするのだが、それは気にしないことにしよう……。

「それじゃ、せっかくだし、一緒に遊ぼう!!」

やるべきことを終わらせたからか、ももかは何気兼ねなく遊ぶことができることに満面の笑みを浮かべつつ、二人に提案してきた。

とうの昔に、というより、ももかと一緒に課題に取り組み、ももかよりちょっと早く終わらせた二人は、その誘いを断る理由がないため、一緒に遊ぶことにした。

「で、何するんだ?」

「ちょうどいいから、格ゲー対決しよう!!」

菖の問いかけに、ももかは目を輝かせながら、どこからかゲーム機を取り出してきた。

どうやらここ最近のももかのマイブームは格闘ゲームのようだ。

「……ふむ、乱闘か?」

「最大四人までオーケー!」

「ふむ……受けて立つ」

「それなら、わたしもやらないわけにはいかないわね」

ももかの挑発に乗り、菖とゆりはコントローラーを手に、ももかに宣戦布告をした。

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「うりゃっ!」

「ほいっ!」

「甘いわ」

コントローラーを手に、美少女二人と青年の格ゲー大会が開催されてから五分。

四人対戦モードで参戦したNPCの残機を協力してゼロにし、早速、問答無用の冷酷無慈悲な争いが始まった。

だが、三人ともこのゲームに慣れているらしく、なかなか決定打を決めることができず。

『Game Set!』

タイムアップで引き分けとなってしまった。

その結果に、菖とゆりはほっとした様子になっていたが、ももかはどこか納得がいかないらしく。

「もっかい!!今度は何か賭けよう!!」

と、アンティルールを持ちかけてきた。

「……うへぇ……」

「かまわないけれど、何を賭けるというの?」

ももかの提案に、菖はいかにも嫌そうな顔をして、ゆりは少し面白そうだとでも言いそうな表情を浮かべていた。

まったく正反対の二人の態度ではあるが、ゆりが同意してくれた以上、民主主義的勝利を得たももかは、目を閉じ、こめかみに指を当てて。

「……最下位の人が明日のお昼ごはんを二人におごる!」

「……乗ったわ」

「……おいおい……」

ももかの提案に、ゆりが賛同し菖はげんなりとした表情を浮かべた。

その表情を見て、ももかとゆりは面白そうにくすくすと微笑んでいた。

その微笑みに菖は毒気を抜かれ、結局、挑戦することにした。

なお、最下位だったのは。

「あ~ん!なんでわたしなのよ~~~~っ!!」

「「ももか、ごちそうさま」」

「ふぇ~ん!!」

言い出しっぺのももかであった。




あとがき代わりの後日談(スキット風)

~翌日の昼休み~
ももか「む~……納得いかない~!」
ゆり「いい加減に諦めなさい?ももか」
ももか「ぶ~……そりゃ、言い出したわたしが悪いけどさぁ……」
菖「……ついでに言えば、負けたのもお前の責任だろ?」
ももか「ぶぅ~」
ゆり「まぁ、一番安いものにしたんだから、それで許して」
菖「……あとでゆりの分もまとめて払ってやるから」
ももか「ほんと?!わーいっ!菖くん、大好き~~~っ!!」
菖「……分かったから抱き着くのはやめてくれないか?」
観衆1「おのれ、春川ぁ……」
観衆2「来海さんに抱き着かれている、だと……」
観衆3「くそっ!うらやましいぞ、あのやろう!!俺と代われ!!」
菖「……周囲の目が痛い」
ゆり「我慢なさい?」
菖「うへぇ……」(-ω-lll
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