ハートキャッチプリキュア!~もう一人の戦士"大樹の騎士"~   作:風森斗真

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まぁ、タイトルの通り
ちなみに私は自分の物語の登場人物は悪役以外は全員こき下ろしたりしないタイプです
何が言いたいかって、別に悪意を持ってこんな展開にしたわけじゃないってこと(マジです

あ、今回はあとがき代わりのおまけがございます


中等部と高等部で合同演劇、ですかっ??!!~配役が決まりました!~

急遽、生徒会の一存で決定した中等部と高等部の三年生による合同演劇。

その演目は、なんと、中等部の番長くんとさくらと小狼の幼馴染である奈緒子が、ユグドセイバーとキュアムーンライトが初めて共闘した頃の実話をファンタジー風にアレンジしたものだった。

なお、スペシャルサンクスがえりかとつぼみであることは言うまでもない。

そして、この日は配役を決めることになったのだが。

 

「それじゃ、この役をやりたいって人~っ!!」

 

クラス委員長が問いかけたが、返ってきた答えは無言だった。

菖とゆりは、台本が自分たちの経験をもとに作られたものだということを知っていたため、ほかの誰かに演じられるくらいなら、自分たちが、と思っていたのだが、さすがに立候補する勇気はなかった。

しかし。

 

「なら、推薦でOKって人は?」

 

と、ももかが問いかけると、一斉に菖とゆり以外の全員が挙手した。

結局、民主主義的な決定(多数決)で推薦制による配役が決定したのだったが。

 

「……騎士役(主人公)が俺で」

お姫様(ヒロイン)がわたし……」

 

なぜか、菖とゆりが主役を務めることになった。

ちなみに、対抗馬として、主人公には明と小狼が、ヒロインにはももかとさくらが推薦されていたのだが、なぜか一票の差で二人に決定したのだった。

 

「……なぜだろうか。この配役に意図的な何かを感じる……」

 

むろん、書き記された推薦結果を見た菖は、意図的なものを感じ、半眼になりながらぽつりと呟いた。

その様子に、そんなことはない、と明や君尋は否定したが、小狼とさくらは明らかに気まずそうにしていた。

そして、二人のその態度は、クラスメイトたちも同じだったように感じたため。

 

「……よし、やましい心がない奴だけ、俺の目を見てくれ」

 

と、ご丁寧に某組織の司令官のポーズを取りながら、きっぱりはっきりと宣言した。

そんな菖に返ってきた態度は。

 

「……見てくれよ、頼むから」

 

明とももか、ひまわり、君尋、静以外の全員が顔をそらす、というものだった。

 

----------------------------

 

その後、他の配役が決定し、次のような結果となった。

 

ナレーション:愛音

騎士(主人公)の従者:小狼

姫(ヒロイン)の兄王子:明

姫(ヒロイン)の専属侍女:いつき

隣国の姫:ももか

隣国の姫の護衛騎士:さくら

隣国の姫の専属侍女:つぼみ

 

ちなみに、えりかと君尋は衣装制作と着付け補佐のため、静は音響担当となったために配役から外されることとなった。

 

「……今更なのだけれど、わたしにお姫様役なんて似合わない気がするわ……」

「まぁ、月影ってどっちかというと、騎士様って感じだもんな」

「……どうせわたしに愛嬌なんてないわよ」

 

なるべくしてなった配役、という印象が強かったのだろうか、ゆりがそんなことを口にすると、明がからかうように合の手を入れ、それを本気と受け止めたゆりはいじけてしまった。

 

「……おい、御剣」

「わ、(わり)ぃ、せんせー」

「せんせー言うな」

 

ゆりがいじけた気配を感じ取ったのか、菖はその元凶である明に向かって笑みを浮かべながら声をかけた。

その笑みにうすら寒いものを感じた明は、少しばかり動揺しながら謝罪するも、誠意が全く見えなかった。

その態度に、菖のお説教が始まったのだが、その最中(さなか)、いじけてしまったゆりをももかやさくらがフォローしていた。

 

「そんなことないよ!ゆりだってお姫様似合うよ!!」

「そ、そうだよ!ゆりちゃん、綺麗だもん!!」

「……ほんとにそうかしら?」

 

どうにか持ち直し始めてはいたが、ゆりの顔はまだ沈んでいることに気づいたつぼみは、恋敵に塩を送ることになるとわかっていたが、ゆりを浮上させるために。

 

「菖さんはどう思いますか?」

 

と、あえて相手役()に問いかけた。

 

「うん?いや、昔っから女の子は"姫"って呼ばれていたわけだから……お姫様じゃない女の子は、いないと思うよ?」

 

狙っているわけではなく、自然と出てきたセリフではあるのだが、そのセリフにキュンッとこない女子はこのクラスにはいなかった。

クラス中の女子がときめいているその姿を見て、静は。

 

「……男子よ、かくあれ?」

 

と疑問符を浮かべながらそんな言葉を口にした。

 

「いや、あれできるのはあとは明だけだろ」

「あぁ……いや、たぶん、俺はやらないかも?」

「どうしてだ?」

「俺はももかだけをときめかせることができりゃ、それで十分だからな」

 

小狼の疑問に返ってきた明の答えに、今度は男子一同から、のろけかさっさと爆発(結婚)しろ、と罵声のような祝福を浴びせられたことは言うまでもない。




あとがき代わりのその後の話(スキット風)

~放課後になった帰り道~
つぼみ「それじゃ、わたしといつきはえりかのお手伝いをしますので」
ゆり「気をつけて帰りなさいね?」
中学生組「「「は~い」」」
菖「すっかりお姉さんだな、ゆりも」
ゆり「それはそうよ。だって妹がいるんだもの」
菖「そうでした……いや、しかし、仕方なかったとはいえ、意外だったな」
ゆり「何が?」
菖「ゆりがお姫様役を()る気になったこと」
ゆり「仕方ないじゃない」
菖「とはいうけど、お前、あんまし目立ちたくないほうだろ?」
ゆり「えぇ……けど」
菖「けど?」
ゆり「あ、相手役が菖だったんだから、仕方ないじゃない」(/// ///
菖「……そ、そっか」(/// ///
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