この物語は禁書の世界に異世界漂流した主人公が影響を与えた周りの人物を、中心に書くというコンセプトで行っていきます


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この物語は禁書の世界に異世界漂流した主人公が影響を与えた周りの人物を、中心に書くというコンセプトで行っていきます。


Bluetooth用のキーボードを買って、その使い心地を確かめる為にもこの小説を書いたので、多少雑になっておりますがご了承ください



必ずしもオリ主が主役じゃなくても、いいのではないのだろうか?

学園都市

 

とあるアパートの一室の扉を開けた白髪の少年は、栗色の髪を下げ、三指をついて出迎えるメイド姿の少女に目を見開いた

 

「お帰りなさいませご主人様、とミサカはテレビ番組で最近覚えたメイドさんの真似をしてみたりします」

 

「……はァ」

 

ため息を付きつつ、右手にぶら下げている袋をメイド少女の前に差し出した。その袋の中に入った箱を少女はワナワナと震えながら凝視している。

「こ、これは」

 

「約束のケーキだ、今日の実験は中々楽しめたからなァ」

 

「おぉ、流石は学園都市第一位です。と、ミサカは喜びで瞳をキラキラさせてみたりします!」

 

そのままケーキの入った袋を引ったくり、駆け足で台所に向かった少女に再度ため息を付きつつ、自室に戻った白髪の少年は、手慣れた手つきでホワイトボードと黒のマジックペンを用意した

 

「しっかり均等に切り揃えてきましたよ。と、ミサカは得意気にケーキを置いてみたりします」

 

「ありがとさン。それじゃ始めンぞ、ファースト」

 

その言葉にファーストと呼ばれた少女は、今までのふざけた態度から一変。真剣な表情でホワイトボードの前に正座した

 

「まず今日の実験で良かった点を上げンぞ」

 

少年はホワイトボードに文字を走らせ、少女は自前のノートに書き写していく

 

「一つ目、8772号と8773号のコンビネーションの確立。二つ目、 反射返しの効率化。以上二点」

 

「ちょっと待ってください、銃の扱いも評価に入れて欲しいのですが。と、ミサカは評価ポイントの見誤りに抗議したりします」

 

ファーストは片手をビシッと上げ普段の無表情を少しだけ不満げに歪めた。その態度に白髪の少年は呆れた視線を向ける

 

「わりィがそれは悪い点に入ってンぜ。て言うかファーストさンよォ?いい加減、銃弾撃ち(ビリヤード)連鎖撃ち(キャノン)不可視の銃弾(インヴィジビレ)も意味がないって学習しやがれェ」

 

「うぅ、折角練習したのに。と、ミサカは血の滲む努力が徒労に終わった事に落ち込んでみたりします」

 

orzの格好で蹲る少女をスルーし、少年はホワイトボードに悪い点を次々と書き綴っていく。

 

「大体ファーストさンは漫画の知識に頼り過ぎなんじゃないンですかねェ。ラシルドやザケルガなンて再現しようとしてンじゃねェよ、時間の無駄だ」

 

「むぅ、何も考え無しで漫画の再現をしている訳じゃないと、ミサカはバカにされた事に怒りを覚えちゃったりします」

 

頬を膨らまして如何にも怒ってます。という風な顔をする少女だが、膨らました頬以外が全く動いていないため少し不気味だったりする

 

「それじゃあファーストさンは、どうして漫画の再現なんて下らねェ事をしてらっしゃるンですかねェ」

 

「ふふん、漫画の再現をすると一方通行(アクセラレータ)の動きがコンマ3秒遅れるからだ、とミサカは得意気な顔で説明してみたりします」

 

ドヤ顔を向けるファーストに一方通行(アクセラレータ)は人指し指を突き付けた

 

「ワザワザ姉妹(シスターズ)一番最初(00001号)のお前を生かして知識を与えてやってンのは、ンな下らねェ事を考る為じゃねェンだぞ!?もっとしっかりとした俺の攻略法を考えやがれェ!」

 

「ちなみに今回の再現度は何点でしたか?と、ミサカは話題を変えずに突っ張っちゃったりします」

 

「あァ!?ンなもん30点だ30点!!どうせやるンならバオウザケルガぐらいやってみろ……ってそうじゃねェ、チッ俺とした事が、つい熱くなっちまった」

 

そこでいったん話を区切り、一方通行(アクセラレータ)は丸テーブルに置かれたケーキに可愛らしいくデフォルメされているカエル型のフォークを突き刺し、口へ運ぶ

 

「はァ、反射を突破した時はイケると思ったンだがなァ。どうにかならない物ですかねェ、ファーストさン。これじゃあ予定より早く絶対能力者(level6)になって第二位を確実にブッ殺すっていう作戦がパーになりそうなンですが?」

 

「そんな事言われてもミサカだって困ってます、とミサカはヤレヤレという風に両手を動かしてみたりします。て言うより反射の多重展開なんてどうすれば攻略できるのかこっちが教えて欲しいのです、とミサカは逆に問い質しちゃったりします」

 

そう言うとファーストも、ピンク色のカエル形フォークでケーキを崩し、大きな欠片を頬張り、咀嚼し始めた

 

「モグモグ、大体今の一方通行(アクセラレータ)でもゴクン、十分第二位を殺せるんじゃないんですか?とミサカは物騒な事を口走っちゃったりしますムシャムシャ」

 

頬っぺたに大量の生クリームを着けながら話して来るファーストにティッシュの箱を渡し、一方通行(アクセラレータ)は答える

 

「そりゃ無理だな。第一、純粋な強さに置いてあの野郎は俺より上だ。それでも俺の方が一位なのは能力の多様性が圧倒的に高いからであって、だからこその絶対能力進化計画だろォが」

 

「確か力の二位と技の一位でしたか。しかし本当にそこまでの強さを第二位は持っているのですか?とミサカは半信半疑で聞いてみたりします」

 

樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)によると、アイツがその気になりゃあ学園都市なんて片手で握り潰せるらしいぜ」

 

「えっ!?」

 

普段の口調を忘れ、驚愕する少女の顔を、頬杖を付きながら見ていた一方通行(アクセラレータ)は皮肉げに笑い

 

「まァ、それを防ぐ為の風紀委員(ジャッチメント)って言う鎖なんだけどなァ」

 

そう溢した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

常盤台中学

 

学園都市の中でも5本の指に入る名門校であり、同時に世界有数のお嬢様学校であるその場所は、現在いつものように生徒の大半が一人の少女に対して頭を垂れ、地面に頭を密接しているという、普通の人間が見れば仰天するような光景が広がっていた。

 

そして頭を下げられながら悠々と登校している長髪の少女の前に、栗色の髪をツインンテールに纏めている少女が唐突に現れる

 

風紀委員(ジャッチメント)ですの!!!」

 

「あら、今日は早かったわね、黒子」

 

「早かったわね、じゃねぇんですの!!!早くこれを止めさせるんですの!!!後、名前を気安く呼ぶのは止めるんですの!!!」

 

「そんなにいっぱい言われたら、美琴わからないんですの」

 

「ふざけるな!!ですの!!!」

 

顔を真っ赤にしてキーキー叫んで来る黒子を美琴は「あはは猿みたーい」と言って更に逆上させる

 

「硬いなぁ黒子は、別にいいじゃん何時もの風景なんだし」

 

「よくありませんの!!大体貴方はどうして普通に登校なさらないのですか!!そんなのだからお兄様に「うっさい【ひれ伏せ】」ッ!?」

 

その言葉を完全に聞く前に黒子は遥か上空に瞬間移動(テレポート)していた。高鳴った胸が今だに警鐘をならしている。

 

「ねぇ黒子、私はアンタの事割りと好きなのよ。でもね?私の前でアイツの話をするんだったらそれ相応の覚悟、しといた方がいいわよ?」

 

白井黒子は指一本動かせない。何故なら自由落下をする筈の自分の体が、物質化された雷に縛られているからだ。底冷えする瞳で自分を見てくる彼女がその気になれば、一瞬で黒焦げだろう

 

「ちょっとぉ、朝っぱらから何してるわけぇ」

 

今にも人を殺しそうな目をした美琴を止めたのは金髪の少女だった。瞳の中の星を美琴に向けた彼女は誰もがひれ伏している中、堂々と美琴に近づいていく

 

「そこら辺にしといてあげたらぁ、御坂さぁん」

 

「私の事は御坂さんじゃなくて美琴って呼んでって言ってるでしょ、ミサキチ」

 

「私は貴方みたいにコミュ力が高く無いんだぞ☆」

 

言うや否や、まるで興味が無くなったかのように解かれる雷の拘束。瞬間、みさきちと呼ばれた少女は黒子に目配せし、黒子も意図が通じたのか、瞬間移動(テレポート)でその場を退散した

 

「ちょっと朝から皮肉?みさきちに私がコミュ力で勝てるわけないじゃん」

 

「御坂さんのマイペース力には負けるわぁー」

 

「え、なんの事?」

 

恐らく本当に黒子の事はどうでも良くなったのだろう。可愛らしく首を傾ける彼女にみさきちは深いため息を付いた

 

「あ、そうだ聞いてみさきち。ビックニュースが入ったのよ」

 

「なぁんか嫌な予感がするわねぇ」

 

和やかに会話をする二人の周りには既に学校の先生までもが、ひれ伏していた

 

「私、近々level6になれるかもしれない」

 

そう言って無邪気に笑う長髪の少女の二つ名は『轟雷女帝(エルトール)

 

学園都市第三位の超能力者であり、常盤台中学の頂点(トップ)、御坂美琴である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

御坂美琴は風を切るように歩いていく。しかしその速度は一定で何処か気品のある歩き方、見るものが見れば感嘆の声を上げるかもしれない

 

周りの人形が次々と爆発していなければだが

 

「ちょっとちょっと!?どうしてあんな怪物を一人で相手しなきゃ行けないのか誰か教えて欲しいって訳よ!?」

 

逃げるフレンダの声は誰にも届かない。予め仕込んでいた罠を次々と発動させているが、その全てが美琴の周りを囲っている雷壁に防がれている

 

「ねぇ、フレンダ・セ何とかさん。追い駆けっこはもういいから私とお話ししてくれない?」

 

「私の名前はフレンダ=セイヴェルンだっつうの!!て言うかそれはお話じゃなくてOHANASIになるって訳よ!!」

 

「あはは、意味わかんなーい」

 

「ひぃっ!?」

 

自分の頭の上を雷のレーザーが掠めて悲鳴を上げる。真っ直ぐ向かって来たソレは、避けたフレンダの奥のコンクリートをくりぬき、更にその奥、その奥と奥が見えないぐらいまで穴を開けていた

 

「もう少し、もう少しで」

 

階段を全力で駆け上がったフレンダは研究施設の奥に走り込み、追ってきた美琴の目の前にタイミングよくスタングレネードを投げ飛ばした。

 

「あれ?お人形遊びはもう終わり?」

 

美琴は飛んで来たスタングレネードが爆発する前に雷で包み込み消滅させ、なんでもないようにフレンダを追い掛ける。

 

「そこまでよ化物!!言っておくけどこの部屋には熱に反応して爆発する気体が充満してるって訳よ!!結局その電磁バリアもすぐさま引っ込めることをお勧めするけど?」

 

「へー」

 

フレンダの言った通りに、美琴の入った部屋には白い煙な様なものが充満していた。素直に電磁バリアを解いた美琴を見たフレンダが、好機を見出だし突っ込むが

 

「結局、最後に勝つのはこの私って訳よ!!」

 

「ねぇ、超電磁砲(レールガン)ってしってる」

 

「え?」

 

接近したフレンダが見たものは、親指でコインを弾こうとしている美琴の姿であった

 

「アグッ!?ど、どうして?」

 

「私に嘘を付くんだったら心音消してからにしなきゃ駄目じゃない。それにしても、この技は使えないわね、もう少し手加減できたらいいんだけど。ま、首は繋がってるから大丈夫よね、フレ何とかさん?」

 

「ッ!?」

 

冷めた瞳でゆっくり近づいてくる美琴に、右足の大半が消し飛んだフレンダは、痛みより先に恐怖を感じた。そして後ずさる事も出来ずに美琴との距離が詰まって行き

 

「フレンダァァアアアアアアアアアアアア!!!」

 

聞きなれた声と共に、その意識を手放した。

 

「あーあ気絶しちゃた。まぁいいか、アンタ達から情報聞き出せば」

 

「てめぇ『轟雷女帝(エルトール)』か!?畜生、最悪だ、何でこんな化物がこんな所に居やがる!!」

 

「ちょっと、第五位の麦野沈利さんだって同じlevel5なのに、化物呼ばわりは酷いんじゃない?」

 

「チッ、こっちの素性は調べ済みって訳か」

 

舌打ちをする麦野に美琴は壮絶な笑みを浮かべながら両手を開いた

 

「アイツと戦う前の前座には少し物足りないけど、まぁいいわ。殺し合いましょうか『原子崩し(メルトダウナー)』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

必死に逃げる少女を追う白い影、一方通行(アクセラレータ)はその能力を存分に生かし、少女を追い詰める

 

「たく、このままじゃ何も変わらねェぞ、ファーストォ!!」

 

「ミサカは、ミサカ00001号とは別個体と」

 

「てめェに喋ってンじゃねェんだよ!壊されたく無かったらキリキリ体動かすンだなァ!!」

 

「!?」

 

突然の加速。今までの一定の距離を行きなり詰められ、目を見開く彼女には一方通行(アクセラレータ)の白すぎる掌が迫っていた。

 

1秒後に待っているのは死だろう。

 

しかし雷の槍がミサカ9982号と一方通行(アクセラレータ)間に突き刺さり、ミサカ9982号は一命をとりとめる

 

「なンだァ?今日の実験個体はコイツ以外全員殺した筈だろォが。もしかしてもう一人居る情報を隠したのが作戦って言うンなら頭が足りてねェんじゃねェのか、ファーストォ」

 

一方通行(アクセラレータ)が雷の飛んで来た方向を見ると、そこから新たなミサカが歩いて来た。しかし違和感を感じる

 

「たく、もう少しで『原子崩し(メルトダウナー)』のオバサン殺せそうだったのに第四位が出しゃっばって来るんじゃないっつうのよ。昔、位を上げる為にボコボコにしたことまだ根に持ってるのかしら、あの暗黒物質(ダークマター)。ねぇ、アンタはどう思う?」

 

「あァ?そりゃストーカーって奴じゃねェのか?第三位」

 

違和感の原因は髪の長さだ。腰辺りまでの長髪を靡かせながら歩いてくる少女は、今から世間話をするかの如く、一方通行(アクセラレータ)に笑顔を向けた。

 

「取り敢えず、この実験は中止ね。アンタなら他の方法でもlevel6になれるかもしれないから頑張りなさい」

 

「おいおいおい、何いきなりラリった事言っちゃってるんですかァ?このクソガキがァ。寝言は寝て言うもンだぜェ?三下ァ」

 

「「………」」

 

無言は一瞬。雷の槍と風の刃が衝突し、周りに有ったガードレールやコンテナが吹き飛ばされた

 

「あらぁ?無敵の反射を持ってるのに、どうしてそんな攻撃してくるんですかぁ?技の『一方通行(アクセラレータ)』さん」

 

「ハッ、テメェが何の考えも無しに(第一位)に挑んで来る訳ねェだろォが、知略の『轟雷女帝(エルトール)』」

 

二人が激突したのは最初の一回のみだった。その後の二人は自身の背後で、恐ろしい程の雷と風を圧縮しながら睨み合っている

 

「ただの誤解ですって。私はただこれ以上この子達(シスターズ)に危害を加えて欲しくないだけです。それだけですから。もしそれを了承してくれるのなら、貴方の80632枚の反射の膜を突破して、ブッ殺さないであげますから!!」

 

「丁寧な言葉遣いの割には物騒なこと口走ってますよ、お嬢様ァ?大体俺の反射を突破したぐれェで勝てると思ってンのか!!」

 

遂に二人の力が爆発した。質量を持った雷は一方通行(アクセラレータ)を飲み込み、巨大なプラズマが御坂美琴を飲み込む。

 

お互いが一撃で軍隊を全滅出来る程の力を放ち、その場全てが地獄と化した

 

「あー、ぶっちゃけますと。私がlevel6になるために必要何ですよね、その子。なので私に下さい、お願いします!」

 

「そんな戯れ言喋ってる暇があンなら頭動かせやァ!!」

 

攻撃が止んで当たり前のように無傷で佇む二人、今度は雷と風だけではなく、その場に有った鉄骨や果ては小石等も武器として戦い始めた。

 

「じゃあこうしましょう。一万人、一万人下さい、後は煮るなり焼くなりしてもらって構いませんから」

 

「お断りだボケナス!!元々この実験は二万人殺すっていうコンセプトなンだよ!!」

 

「あぁもう、わからず屋なんだから!!」

 

「お前にだけは言われたくねェなァ!?」

 

激化していく戦闘は、たかが小石が衝撃波を生み出し、鉄骨が地面を割り、砂鉄が空気摩擦で赤く燃え、プラズマと雷が空気を破壊する、誰一人介入出来ない異空間のようになっていった

 

「クッこのままじゃジリ貧ね。流石に実験も無しにやるのは嫌だったけどしょうがないか。女は度胸、頑張れ美琴」

 

嵐のようなその場から、美琴は片腕を球状の雷壁に守られていたミサカ9982号に伸ばし

 

「確か、お爺ちゃんの理論上じゃ、私がこの子達のネットワークを乗っ取ればlevel6になれるのよね。だけど53%の時点で人格が別物に変質しちゃうから」

 

美琴はミサカ9982号の体内電気全てを凄まじい速度で掌握して行った。これ程までに早く掌握出来るのは、この時の為にずっと常盤台で行ってきた実験の賜物である

 

「はい、掌握完了。とりあえず、出力5%ぐらいで行ってみましょうか」

 

そして、一方通行(アクセラレータ)の前に雷神が現れる

 

「そりゃあ洒落になんねェぞォ!轟雷女帝(エルトール)!!!」

 

雷の翼が一方通行(アクセラレータ)の眼前に迫っていた。今までとは次元が違う攻撃に、反射は不可能と判断、一方通行(アクセラレータ)はそこで

 

黒い翼を噴出させる

 

「ちょっと、アンタもそんな力隠し持っていたの!?ずっこいわよ出力10%!!」

 

「てめェは隠し持ってたンじゃなくて奪い取ったンだろォが!!自分の力でここまで上って来やがれ三下ァ!!」

 

黒翼と雷翼がぶつかり合い、遂に世界に皹が入った

 

「はぁ?いい、これは妹の()なのよ?妹の物は姉の物に決まってるじゃない、知らないの?出力15%!!!」

 

「そんなジャイアニズム捨てやがれェ!!」

 

美琴が出力を30%に引き上げた時点でお互いの力は拮抗した。最早お互いの足場しか残っていない空間で、一方通行(アクセラレータ)轟雷女帝(エルトール)はお互いの全力を放出

 

黒翼と雷翼がぶつかった衝撃で世界が割れ、その全てがブラックホールに飲み込まれた

 

風紀委員(ジャッチメント)です……なにやってるの、二人とも」

 

神に匹敵しそうな程の二人の攻撃を飲み込んだのは一人の少年の能力だった。黒髪黒目黒い制服に黒い帽子、そして風紀委員(ジャッチメント)と赤く彫られている黒い腕章。

 

空中に浮いている黒の少年は姉妹(シスターズ

)も真っ青な無表情で眼下の二人を見下ろしていた

 

「久しぶりじゃねェかァ、第二位。これが狙いって訳か轟雷女帝(エルトール)ゥ?」

 

「さぁ、なんのことやら?そんな事より風紀委員(ジャッチメント)としてこんな人道無視な実験止めなくちゃダメなんじゃないんですか?力の『重力操作(ブラックホール)』さん」

 

「そう……だね。これ以上は僕が相手になるよ一方通行(アクセラレータ)

 

蚊の鳴くような声で淡々と発せられた言葉はどこか重く、反射を多重展開している筈の一方通行(アクセラレータ)の肩に、のし掛かる

 

「………チッ、ここで、てめェと殺り合う程俺もバカじゃねェ。実験の後始末は自分で片付けやがれ」

 

「いやー、これで一件落着。助かりましたよ黒鐘 音(くろがね おと)さん。何時か息の根止めますから覚悟しておいて下さいね」

 

そう言った二人はそれぞれの能力で帰路に着いていく。電磁浮遊と風を纏って帰っていく二人を見送った音は、無表情のまま下を向き、小さな声で呟いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「原作と全然違うじゃんどうなってんのこれ?て言うか最初からおかしいんだよ禁書の世界に異世界漂流したら赤ちゃんで実験施設内とかハードすぎじゃん?なんとか精一杯頑張って回りの友達と一緒に能力伸ばしてたら何故か一方通行(アクセラレータ)と喧嘩することになって何故か第二位になってるし。その後何も喋ってないのに勝手に正義感の強い子供認定されて風紀委員(ジャッチメント)の委員長任されるし、ていうかこの仕事給料出ないとかマジあり得なくね?しかも仕事してただけなのに自販機蹴っ飛ばしてたから補導した御坂美琴に恨まれるし、もう風紀委員(ジャッチメント)辞めたいんですけど?唯一の救いが黒子が慕ってくれてる所だけど流石に中1に興味ないからね?だからレオタードで迫ってくんの止めてくださいお願いします。ていうか今回だって事後処理俺に丸投げされてるくね?いくら前いた世界から何故か表情筋が全く動かない俺でも流石にキレるわー鬼の形相になっちゃうわー、上条さんは本当になにしてんの?そうだ、全部上条さんが悪い、御坂美琴が轟雷女帝(エルトール)になってるのも垣根提督がボコボコにされたのも一方通行(アクセラレータ)が定期的に黒翼発動して俺に襲ってくるのも俺が暇潰しで書いた漫画の知識を駆使して皆が殺しにくるのも上条さんが悪い、もしくは俺より先に異世界に行った兄貴が悪い。よし、そう考えたら気持ちが楽になってきたぞ。相変わらず表情筋が死んでるけど人前で緊張して口数が極端に減るけど風紀委員(ジャッチメント)の書類は全然減らないけど、今から片っ端から実験施設ブッ壊さなくちゃいけないけど精一杯頑張ろう、大丈夫なんとかなる。だってこの世界には上条さんや浜面さん、主人公がいるのだから。もしヤバイことになったら後は彼らに任せよう。魔術師?魔神?そんなもん俺が知るか、俺はお人好しの兄貴と違ってのらりくらりと厄介事を回避して生きていくのだ。だから「ねぇねぇ、お兄さん」…………何かな?」

 

「お腹空いたんだよ?」

 

 

 

 

続かない




何時かこういう系統の小説を連載してみたいですねぇ

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