仮面ライダーディゴッド世界を救う旅   作:侍魂

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第三十三話世界の救世主

第三十三話世界の救世主

 

終焉の世界・・・

 

「理沙!!」

陸の叫びが辺りに響く。

理沙にドラスの攻撃が迫る。しかし誰かが間に入り攻撃から庇う。

 

「何で……?……私を助けてくれたの?」

 

理沙が目を開けるとディフェンド、海里が盾になり攻撃を庇っていた。

 

「何でかしら。いいえ。理由は分かってるわ……私は陸が生まれ変わった事ずーっと前から知ってた。それからは陸が成長するのを楽しみに見てた。私にそっくりな女の子と仲良くなって。何だか悔しい様な嬉しい様な気持ちだった。私が貴方を庇ったのは陸には貴方が必要だから」

 

海里は守護者の仲間たちより早く気づいていた。そして陸の成長を見ていた。自分と似ている理沙との出会いを知りまるで運命を感じていた様だ。そして自分よりも理沙が陸にとって必要だと。

 

「これを受け取って」

 

海里はディフェンドドライバーを理沙に渡す。

 

「私には……」

 

「大丈夫。ディフェンドの力はディゴッドを、陸を守る力。ずっと陸の側にいた貴方にしか任せられないわ」

 

ドックン、ドックン

海里が死にかけている事によって陸は何かを感じる。しかし今はそれどころじゃないと考え直ぐに振り払い海里に駆け寄る。

 

 

 

「海里死ぬな!」(あれ?何で勝手に言葉が)

 

「ごめんなさい陸」

 

「謝らないでくれ!絶対に助ける」

 

「何だか私と同じ事を言ってるわね」

 

過去のやりとりが再現される。

 

 

<<ディフェンスライド・・・リカーバリ>>

 

海里の身体を優しい緑色の光が包み込み重症だった身体が治っていく。

 

「奏さん!」

 

「はい!」

 

銀色のオーロラを呼び出し海里を安全な守護者の世界に送る。

 

「陸、私も一緒に戦う」

 

「だけど……」

 

「大丈夫。私は死なない。ディフェンドとして海東理沙として貴方を守る」

 

「分かった。力を合わせよう」

 

「変身!」

 

<<カメンライド・・・ディゴッド>>

 

<<カメンライド・・・ディフェンド>>

 

二人は同時にカードを装填して

仮面ライダーディゴッドと仮面ライダーディフェンドに変身した。

 

「行こう理沙。援護任せた」

 

「ええ。任せて」

 

ディゴッドとディフェンドはドラスに向かって行く。

守護者たちと戦っていたドラスはディゴッドに気づく。

 

「来たみたいだね陸~面白くなって来たよ」

 

ドラスは守護者たちの事を気にせずディゴッドに向け走り金色の剣。カオスソードで斬りかかる。

ディゴッドはライドセイバーで振り下ろされた剣を受け流し、その隙にディフェンドの銃弾がドラスを襲う。しかし銃弾が当たった筈なのに無傷であった。

この二人でさえ相手にならず陸は対抗する為光闇状態に変身するカードを装填しようとする。

 

ドクンドクン

謎の初動と共に陸の身体が光り輝き意識が無くなる。

 

目の前には白いフード付きのコートを羽織った白髪の青年が立っていた。

 

「貴方は?」

 

「俺は陸。守護者のリーダーだ。ドラスを倒す方法を知りたいか?」

 

「ああ。教えてくれ」

 

「俺とお前が融合。そうすれば倒せる」

 

「俺と貴方が融合……」

 

「だがデメリットもある。お前は守護者としての力を取り戻し。不老になり永遠に生きなければいけない」

 

「俺にとってはメリットじゃないのか?」

 

「俺と融合すればお前は友だちや大切な人たちが亡くなる所を何回も、何百回も見なければならない」

 

守護者の陸は語る。

陸は理沙に寿命を分けた事によって数年しか生きれない。しかし一つになる事によって守護者の力を取り戻すと、

ドラスに対抗出来る力を取り戻し、不老になり永遠に生きれる様になるが、寿命によって理沙や栞、陸にとって大切な人たちが亡くなる所を何回も何百回も見なければならないと。

 

「お前はそれでも一つになりたいか?」

 

「過去の俺なら答えは分かってるはずだ」

 

守護者の陸は笑みを浮かべ

 

「そうだな。俺なら答えは決まってるな」

 

「皆を守る為に。世界を守る為に力を貸してくれ」

守護者の陸は返事の代わりに陸に重なる様にぶつかる。二人の陸が融合した。

 

光が晴れると

 

「キミはどっちの陸なの?」

 

「俺は守護者の陸でも神谷陸でもない。お前を倒す者だ」

 

ディゴッドはケータッチを空にかざし守護者たちに叫ぶ。

 

「皆力を貸してくれ!」

 

「受け取って下さい!」

 

「俺たちの力を!」

 

守護者たちの腕輪から金色の光がケータッチに集まりケータッチは銀色のケータッチ。カオスケータッチに進化した。力を使い果たしたのか守護者たちの変身は解ける

 

<<クウガ・アギト・龍騎・ファイズ・ブレイド・響鬼・カブト・電王・キバ・ディケイド・ダブル・オーズ >>

 

ディゴッドはカオスカードをカオスケータッチに装填して順番にボタンを押す。

 

<<カオスカメンライド・・・ディゴッド>>

 

銀色の光がディゴッドを包み込み光が見え晴れるとディケイドの世界で見せた謎の形態に変身した。銀色の鎧をまとい、武器はライドセイバーが進化したカオスセイバーとサモンドライバーが進化したカオスドライバー。

 

「その姿は?」

 

「お前と同じ始まりの力。ディゴッドカオスフォーム」

 

「あはは、最高だよ陸。さあ楽しもうか!」

 

ディゴッドとドラスはカオスセイバーとカオスソードを使い激しく斬り合う。

 

「今だ」

 

剣と剣がぶつかり合う中ディゴッドは左手でカオスドライバーを構え銃弾を撃ち込む。

 

「お返しだよ」

ドラスは銃弾を受けながらも金色のエネルギーの固まりを放つ。ディゴッドはカオスセイバーで防ぐが余りの威力に少し後ろに下がる。

 

「陸君!僕たちもそろそろ行けるよ!」

 

「俺たちも戦うぜ!」

 

「うん。俺たちも助太刀させてもらうよ」

 

変身が解除されたオリジナルのライダーたちと栞は少し休んで体力が回復したので直ぐに変身しディゴッドの横に並ぶ。

 

「はぁーキミたちじゃ相手にならないよ」

 

ドラスは落胆し金色の衝撃波をだしオリジナルのライダーたちに放つ。

 

<<カオスアタックライド・・・カオススラッシュ>>

 

「はぁぁ!!」

 

カオスセイバーが強化され銀色のエネルギー波でドラスの攻撃を切り裂く。

 

<<カオスアタックライド・・・エボリューション>>

 

更にカードを装填した。

 

 

「変われ!」

 

銀色のディメンションがオリジナルのライダーたちを潜りぬけエボリューションの効果でライダーたちは究極形態に変身した。

 

究極の空と呼ばれる"クウガ・スカイアルティメット"

 

太陽の神の力を持つアギト・アポロンフォーム

 

三つのサバイブの力を手にした龍騎トリニティー

 

宇宙の力を扱う事が出来るファイズコスモフォーム

 

ジョーカーの力を完全にコントロールする事によって変身したブレイドレボリューションフォーム

 

過去と現代二つのアームドセイバーを扱える響鬼超装甲(スーパーアームド)

 

 

ハイパーフォーム以上のクロックアップが出来る。カブトマスターフォーム

 

スーパークライマックスフォームとライナーフォームをプラスした電王の超超てんこ盛り。電王・スーパークライマックスライナー

 

 

王と皇帝の力を宿すキバ・キングエンペラーフォーム

 

ライダーたちを二体同時に呼び出せる。

ディケイド・ツインフォーム

 

切り札力を最大限に活かせるダブル・サイクロンジョーカーエクストリームブラック

 

ドラゴン・フェニックス・ケルベロス、

幻獣の力を宿したコンボ。

オーズ・ドフロスコンボ

 

ライダーたちはドラスに向け必殺技を使う。

 

クウガはスカイアルティメットパンチ

 

アギトはアポロンシュート

 

龍騎は

トリニティバレット

 

ファイズは

コスモレーザー

 

ブレイドは

レボリューションスラッシュ

 

響鬼は

超鬼神覚醒

 

カブトは

マスターマキシマムスラッシュ

 

電王は

スーパー電車斬り

 

キバは

アルティメットザンバット斬

 

ディケイドは

ツインディメンションシュート

 

ダブルは

ダブルエクストリーム

 

オーズは

ダークフレイム

 

ツヴァイは

ツヴァイランス

 

ディフェンドは

ディメンションバースト

 

ブレイド、響鬼、カブト、電王、キバ、ツヴァイが近距離。アギト、龍騎、ファイズ、ディケイド、オーズ、ディフェンドが遠距離。ダブルとクウガがキックとパンチそれぞれの必殺技を決め最後に

 

「とどめだ!」

 

<<ファイナルカオスアタックライド・・・ディ・ディ・ディ・ディゴッド>>

 

「カオスディメンションキック!」

 

銀色の十三枚のディメンションがドラスに向かいディゴッドは通り抜けながらキックを決める必殺キック。カオスディメンションキックを当てた。

 

「僕は何度だって蘇るよ……キミが生きている限りね」

 

「なら俺はお前を何度だって倒す」

 

「キミとずっと戦うか面白そうだね」

 

ドラスは爆発した。

 

「ドラス。まだ倒れるには早いんじゃないのかい?」

その言葉と共にドラスは復活した。

初夏の魂が消えた様にドラスの姿は最初に見た黒色の姿をしていた。

 

(初夏ありがとう)「陸。もっと僕と遊ぼうよ」

 

(みんなを巻き込むのはまずい!)「ドラス!こっちだ!」

力を使い果たしたのかディゴッド以外のライダーたちは変身が解ける。

マシンディゴッダーに乗りドラスから離れる。ドラスもバイクを呼び出しディゴッドを追いかける。

 

 

 

 

 

 




仮面ライダーディゴッドを読んで頂きありがとうございます。
次の話で仮面ライダーディゴッドは最終回です。次の作品のライダーを出したいと思います。

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