仮面ライダーディゴッド世界を救う旅   作:侍魂

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最終回 ディゴッド&ソウル

時の狭間の世界・・・

 

ドラスと戦っている間にディゴッドは違う世界に来ていた。

陸は知らないがその世界には過去に鳴滝がさまよいたどり着いた謎の世界。

 

「時の狭間の世界…」

 

「陸考え事とは余裕だね」

 

「危ねえ!」

攻撃を受けそうになるが銀色の謎のライダーが助けに入る

 

「陸さん!?何でここに!(もしかしてここは過去の世界!)

 

「仮面ライダーソウル助かった。だけど何で俺の名前を知っている?」

 

ディゴッドと仮面ライダーソウルは疑問に思いながらもドラスに向き合う。

 

「話は後にしよう。ソウル力を貸してくれ」

 

「はいっす!力を合わせましょう!」

 

「新しいライダーだね?キミも僕を楽しませてよ!」

 

「行くっすよ陸さん!」

 

「あぁ行くぞソウル!」

 

「俺たちの(つるぎ)受けてみやがれ!!」

 

ディゴッドはサモンドライバーで銃撃しソウルは銀色の剣ソウルカリバーで斬りかかる。

 

「へえーキミ結構やるね」

 

「そいつはどうも!」

 

ソウルは受け止められるとドラスを押し返しバックステップで距離を取る。

 

「こいつで行くぜ!スタイルチェンジ青龍!」

 

銀色のスマートフォン、ソウルフォンを取り出し青龍のボタンを押す。

 

<<青龍スタイル!>>

音声が鳴ると

青の鎧をまとった水中戦が得意な青龍の力を宿したスタイル。青龍スタイルにスタイルチェンジした。槍型の武器セイリュウスピアーを装備する。

 

「陸さん!」

 

「ああ。栞、力借りるぞ。変身!」

 

<<カメンライド・・・ツヴァイ>>

 

<<アタックライド・・・ツヴァイランサー>>

 

ディゴッド・ツヴァイに変身しツヴァイランサーを装備する。

 

「はぁぁ!!」

 

二人は槍で攻撃する。

 

「これで終わらせるよ」

 

ドラスは全て避けディゴッドとソウルに拳で貫くとディゴッドたちの身体がすり抜け水になり消える。

 

「幻!?」

 

「こっちだドラス!」

 

<<ファイナルアタック>>

 

「貫け!ウェーブスラッシャー!!」

 

下からセイリュウスピアーを投げ波の様に相手に勢いよく迫り突く必殺技ウェーブスラッシャーが決まり更に

 

<<ファイナルアタックライド・・・ツ・ツ・ツ・ツヴァイ>>

 

「ツヴァイランス!」

 

槍が分裂しドラスを突く。必殺技が決まるがドラスは耐え。ダークネスボールを放ちディゴッドは受け止める。だが威力があり後ろに下がる。

 

「次はこいつだ!スタイルチェンジ朱雀!」

 

ソウルフォンを取り出し朱雀のボタンを押しソウルドライバーに近づける。

 

<<朱雀スタイル!>>

 

赤色の身体をしていて赤の翼が生え空中戦が得意な朱雀の力を宿したスタイル。朱雀スタイルに変身する。武器は2丁拳銃スザクリボルバーを持つ。

 

「理沙、力借りるぞ。変身!」

 

<<カメンライド・・・ディフェンド>>

 

ディゴッド・ディフェンドに変身した。

 

「狙い撃つぜ!」

 

二人は銃弾を放つ。ドラスは全て避け、受け止める。

 

ソウルフォンをソウルドライバーに近づける。

 

<<ファイナルアタック!>>

 

「燃え尽きろ!バーニングブレイザー!!」

 

二つの拳銃に炎が集まり炎の砲撃を放った。ドラスは防いでいるが……

 

「今度は俺だ」

 

<<ファイナルアタックライド・・・ディ・ディ・ディ・ディフェンド>>

 

「ディメンションバースト!」

 

ディメンションが13枚のディメンションが浮かび上がりディメンションへと向けディフェンドドライバーのトリガーを引き強力な砲撃を放ちドラスに向かう。受け止めてはいるが二つの強力な砲撃がドラスを飲み込む。

 

「勝ったのか?」

 

「ソウル。油断するな。まだみたいだ」

 

ソウルは安心していたがディゴッドはドラスの脅威を知っていたので油断せず煙の先を見ている。そしてドラスの影が映り警戒を強める。

 

「やるねーお返しだよ」

 

ドラスは超スピードでディゴッドたちに迫り黒の剣ダークネスブレードで斬りつけディゴッドとソウルは地面に伏せてしまう。

 

「終わりだよ陸!」

 

ドラスがとどめを刺そうとすると

 

ディゴッドとソウルの周りにシャボン玉飛び二人以外の時間が止まる

 

「このシャボン玉は?」

 

「この世界は、時の狭間の世界。色んな人の思い、願い。時間が集まる場所だ」

 

ディゴッドがそう言うとシャボン玉にディゴッドが経験した喜びや苦しみ、ソウルが経験し楽しかった事や辛かった事がシャボン玉に映る。

 

「これはあの時か!」

 

「色んな事があった」

 

最後にディゴッドやソウルの一番辛い出来事が映しだされる。

 

「皆…」

 

ディゴッドは終焉の世界で陸が亡くなり、守護者の皆が悲しむ事だった。

 

 

「父さん、母さん、星奈」

 

家に帰ると家族が殺されていて銀河がその現場をみて泣き叫ぶ所が映しだされる。

そして最後にディゴッドやソウル達の仲間が応援しているのが映しだされた。

 

「友だちが待っている」

 

「だから」

 

「諦め[ねえ!]ない!今度こそ守ってやる[ぜ]!」

 

ディゴッド達は一番の悲劇や仲間達が応援しているのを見ると、立ち上がり。

ディゴッドは光状態に変身し、ソウルは通常形態のソウルスタイルに変身した。

そしてドラスに立ち向かう。

 

「ディゴッド決着をつけよう」

 

「ドラス、今日で長い因縁を終わらせる」

 

「絶対にお前を倒すぜ!陸さん!切り札持ってるよな?」

 

「ああ。行くぞソウル」

 

ディゴッドはカードを一枚バックルに装填する。

 

<<ファイナルフォームライド・・・ソ・ソ・ソ・ソウル>>

 

「変われ」

 

ディゴッドがソウルに触ると巨体な銀色の剣ソウルソウルカリバーに変形しディゴッドは装備する。

 

「決着をつけるぞドラス!」

 

「来なよディゴッド!」

 

二人は剣で激しく斬り合う。

ディゴッドとドラスは互角だが仲間の応援が仲間を守りたい想いが少しだがドラスを上回る

 

 

<<ファイナルアタックライド・・・ソ・ソ・ソ・ソウル>>

 

「しまった!」

 

「とどめだ」

 

「ディゴッドエレメンタルスラッシュ!!」

 

ソウルソウルカリバーに六つの色が集まり、火、水、風、自然、雷の斬撃を放つ。

 

「エイヤー!!」

 

最後に銀色の斬撃を当てた。

 

「グッガァァァァ!!」

 

ドラスは大爆発する。爆発の威力が他の怪人とは違うそう思うぐらいの威力がある。

ディゴッドとソウルの戦いが終わった。そしてディゴッド達は変身を解く。

 

陸の目の前にはRと書かれた制服を着た銀髪ツンツン頭の少年がいた。

 

「ありがとう助かった。ソウル」

 

「借りを返しただけっすよ陸さん」

 

「知っているみたいだけど改めて自己紹介する。俺の名前は神谷陸。お前の名前は?」

 

「俺の名前は結城銀河っす!」

 

「よろしく銀河」

 

「よろしくっす陸さん!陸さんは何でそんなに強いんですか?何の為に戦っているんですか?」

 

銀河は陸に強さの源を聞く。

 

「俺は強くないただ……」

 

大切な事だからか言葉を区切りそして繋げて話す。

 

「友だちを守る為に世界を守る為に戦っただけだ」

 

「ダチを守る為……世界を守る為」

 

「お前にもいるだろ?」

 

「ああ。俺にも守りたいダチたちがいるっす」

 

「ならそのダチの為に戦えば良い。そうすれば誰にも負けないしお前は今よりもっと強くなれる」

 

「分かったっす。ありがとう陸さん」

 

銀河はバイクに乗り元の世界に帰ろうとする。

 

「俺そろそろ行くっす」

 

「未来に帰るのか?」

 

「何で分かったんすか!?」

 

「この世界は様々な時間と繋がっている当然未来と過去にも」

 

「それだけで未来から来たっていうのは?」

 

「銀河が俺の事を"陸"さんって言ったからかな。俺は一度見た事ある人を忘れない銀河みたいな奴は俺は知らないからだ」

 

「流石っす!」

 

陸は色んな人の事を覚えている。しかし会った事はないし守護者の時代の時も会った事はない、そして未来に会う人物なら知らないと推理した。銀河はそんな陸を尊敬の眼差しで見る。

 

「いつかの明日で」

 

「いつかの未来で」

 

二人は握手し別々の道を行く。陸と銀河はいつかの未来で出会うだろう。

そして二人は別々の出口から自分の世界(時間)に帰る。

 

終焉の世界・・・

 

「ただいま」

 

「陸!」

 

「陸君!」

 

「お帰り!」

 

理沙と栞は陸が無事に帰って来たことで嬉しさの余り陸に抱き着く。

陸たちはドラスを倒した事によって平和な世の中を取り戻したのであった。

 

「今から宴しましょうよ!」

「いいな!それ!」

 

「宴かゾクゾクするね。何をするか検索してみよう」

 

雄介、翔太郎、フィリップが乗り気で他の人たちも宴をする事に賛成の様だ

 

「おばあちゃんが言っていた食事の時間には天使が降りてくる、そう言う神聖な時間だ」

 

「いいですね!俺も作りますよ!」

 

料理上手な総司と翔一が料理を作る。

 

陸達は宴をする。

そして宴が終わると写真を撮りオリジナルのライダーたちや守護者たちは自分の世界に帰って行く。

 

「旅はこれで終わりなのね!貴方たちと旅が出来て良かったわ」

 

「僕は途中からだったけど楽しかったよ~♪」

 

「そうだな。辛い事もあったけど楽しかった」

 

三人は旅の感想を言う。

 

「俺たちは元の世界に戻るけど栞はこれからどうするんだ?」

 

「僕は陸君たちの世界で暮らす事にするよ♪学校も行ってみたいしね~」

 

「そうかこれからもよろしくな」

 

「これからもよろしくね栞!」

 

「うん♪よろしくね二人とも!」

 

「栞良かったら……俺の家で暮らさないか?」

 

陸は自分の家で住む事を提案する。

 

「えっ!?良いの!?お願いするよ~♪これでまた陸君と"二人で"一緒にいれるね!」

 

「栞!私もいるからね!?」

 

「あはは」

 

陸たちのこの関係は旅が終わった後も変わらない。

 

 

***

ドラスを倒し世界を救って数日後……

 

[こうして仮面ライダーディゴッド神谷陸の物語は終わった]

 

理沙は自分の部屋で旅の経験を本に書く

 

「理沙、そろそろ学校に行こう」

 

「理沙ちゃん早く行こうよ♪」

 

学ランを着た陸とセーラー服を着た栞がそろそろ学校だと呼びに来る。

 

「ええ!すぐに行くわ!」

 

理沙は書いていた本を閉じ陸と栞と一緒に学校に行く。

 

仮面ライダーディゴッド世界を救う旅 完

 




仮面ライダーディゴッド世界を救う旅を見て頂きありがとうございます。これでディゴッドの本編は終わりです。最初にコラボの話をさせて頂き、次にディゴッドに登場するキャラたちの番外編や続編に繋げる為の話を書いていきたいと思っています。

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