ドラス編
宇宙の始まりは混沌から始まった。確か誰かが言っていた様な感じがする。
光の存在と闇の存在が生まれ光が宇宙や星を創造して行く。
闇は何処の生まれた星で眠りに着き目覚めると旅をしていた。
後に光と闇をカオスと呼び。光は守護者のリーダー陸 仮面ライダーの神であり、祖先であるディゴッドと闇はショッカーのリーダードラス 怪人の神であり祖先であるドラスと呼ばれる。
「どれぐらいの年月旅をして来たんだろう?」
闇の存在である僕は目覚めると様々な世界を旅して来た。でも人類は争いが絶えない。
早く陸に会いたいよ。まあ僕の事陸は知らないと思うけどね。
そう思っていると目の前には戦争後のせいか辺り一面は炎に囲まれていて炎に焼かれた動物が死んでいた。
「可哀想だけど僕には関係ない」
僕には関係無い、そう思い去ろうとする。でも帰れなかった。動物からは涙が流れていた。生きたい、もっと生きたい!そう僕には思える。しょうがないか。
「はぁ!!」
僕が命を与えると。動物は生き返るが動物とは違う人の形をした異形の存在に変化する。
「僕は何で生き返ったの?」
「僕が命を与えたんだ」
「キミは?」
「ドラス。キミの名前は僕がつけてあげるよ。そうだなーキミは初夏だ」
「初夏……?」
「理由は人間たちの言葉で今は初夏らしいからね」
これが僕と初夏の最初の出会いだった。まさかこんなに付き合いが長くなるなんて思わなかったよ
年月が過ぎ……
僕は陸が作ったとされる組織の真似をしてみる事にした
「ドラス新しい組織の名前は決まったのかい?」
「決まっているよ。初夏から始まった組織。だからショッカーにしようか」
「いいねえーショッカーか」
僕は組織ショッカーを作る。後々守護者たちと争い仮面ライダーたちの因縁の組織になる。
更に年月が過ぎ……
十一人の守護者と沢山の僕たちショッカーの怪人たちが世界に立っていた。後にその世界は終焉の世界と呼ばれる。
何度も戦ってきた僕たちショッカーと守護者たちの最終決戦が始まる。
「終わりだ、ショッカー!」
「変身!」
陸が叫びそして守護者たち全員が叫ぶ。
ライダーたちの変身が終わると、
十一人の戦士が立っていて怪人たちに向かっていく。
守護者たちは怪人たちを全て倒し終わってみたいだ。そろそろ僕の出番だな。皆の仇は僕がとってあげるよーさて出陣だー!
僕が現れると守護者たちは様々反応していた。震えていたり、怯えていたり、恐怖を表す。
でも陸だけは恐怖?というよりは闘士を燃やしている様だった。それでこそ陸だ。さて名乗りを上げようか
「僕はショッカーの首領ドラス。仮面ライダーたち僕と遊ぼうよ」
衝撃波を生み出し守護者たちに当てる。その衝撃波で陸以外の変身は解けた様だ。やっぱり陸と戦うのは面白い。
「もっと僕と遊ぼうよ!」
「仲間がいるこの世界を俺は絶対に守る!」
陸はそう言うとカードを一枚バックルに装填した。本気を出すみたいだ。
音声が鳴り光が放たれ晴れるとディゴッド光状態に変身していた。
光の存在……正にその通りの存在になったみたいだね。僕とは正反対だ。
「姿が変わったよね。もっと僕を楽しましてよ!」
僕は姿が変わり強くなった陸にワクワクする。試しに強大な黒いエネルギーの玉ダークネスボールを陸に投げる。陸はカードを装填してサモンドライバーの威力を上げ撃ち消した。流石だ。
「面白い、面白いよ陸」
僕は手を前に出しエネルギーで出来た黒い剣ダークネスブレードで斬りかかり、陸もライドセイバーで受け止め僕たちは何度も何度も斬り合う。陸はきりがないと判断したのかバックルにカードを装填した。
ライドセイバーを強化したみたいだ。
叫びを上げると振り下ろし僕の身体は傷ついた
。
「しまった!?」
つい隙を見せてしまい、すかさずにカードを装填していた。あーあもっと陸と遊びたかったな~
そう思い僕は必殺キックを受けこの世界から消えた。
しかしこの時の僕はこの戦いは僕の負けだと思っていたが後々この戦いは引き分けに終わった事を知る。
更に年月が過ぎて……
ここは?うん状況は分かった。僕はショッカーから誕生した組織スーパーショッカーに生き返させられたらしい。陸は何処にいるかな?気配を探ってみるが分からない。でも力は弱いけど遠い世界に陸の様な気配はするけど
僕の力もあの時より落ちているしお腹すいたな。うん今生き返らさせた怪人を食べようかな?
「ネオ生命体よ!ディケイドを倒して!」
「うん!分かったよ!ママ!」
僕はそう吹くと蜂女を飲み込み食べた。蜂女は抵抗するけど完全に消滅した。少しは力を取り戻したみたいだ。
僕は近くにいたディケイドに襲いかかった。ディケイドはバイクで逃げ僕は追いかける。途中で仮面ライダーダブルと合流し僕とディケイドたちは戦う。そして二人に敗れ僕は二度目の死を向かえる。
更に年月が過ぎまた僕は蘇る
今度はハイパーショッカーに生き返らされみたいだ。
今の内に力を取り戻そうかな?そして僕は驚くべき事を知る。
何と陸はあの時僕との戦いで死んだみたいだ……
でもディケイドとの戦いで感じた気配はなんだったんだろう?
「調べてほしい事があるんだ!」
僕は部下に陸の事を調べさせる。すると陸が生き返っているって事が分かった。やった!!これでまたあの時の戦いが出来るね!こうしちゃいられない。直ぐに向かおうとする。でも良い報告だけでは無く悪い報告もあった。
(はあー)
まさか生まれ変わっているとは……今の彼じゃ僕の相手愚か初夏にも勝てず更に悪いと変身出来ないかもしれない。さてどうしようか?
「ドラスこうすれば良いんじゃないのか?」
僕と同時期に生き返った初夏は陸を育ててみればと提案する。それだ!!初夏流石僕の右腕だよ!
「直ぐに向かって拐って来る!」
「待て初夏」
僕は直ぐに走り去ろうとする。しかし初夏に止められる。僕は不満そうに初夏を睨むけど
初夏は何食わぬ顔で言う。組織として僕直々に出向くのは不味いらしい。それにいくら首領の君だといっても建前は必要らしい。
組織って面倒だ。
「じゃあミネルバアンノウンにこの世界に陸を連れて来て消せって命令しようか。この世界には守護者たちもいるしね」
「そうだな。そうミネルバアンノウンに命令しとくよ」
うん♪我ながらナイスアイディアだ。この作戦なら陸も力を取り戻すし部下たちの不満もない完璧な作戦だ。
陸を連れて始末しようとしていたミネルバは逆に倒され陸たちは守護者の世界に連れて行かれる。そして力を取り戻す旅に出かけたみたいだ。早く力を取り戻して僕を楽しませてよ!
時間が過ぎる……
初夏に頼んでライダーの世界に細工をしてもらった。そのお陰なのか順調に力を取り戻しているみたいだ。そうじゃないと困るけどね。
今は龍騎の世界にいるんだっけ?初夏が丁度戻って来たみたいだ。
「どうだった?」
「うん順調に力を取り戻しているよ。龍騎の世界では君と戦った形態、光状態に変身出来る様になったみたいだ」
やった!!あの時の戦いで変身した形態に変身出来る様になったらしい。
更に時間が過ぎ……
今僕は新しい仲間を増やす為に神楽の世界に来ていた。ちょうど陸たちも到着したみたいだね
「封印を解いてもらって助かったぞドラス!」
「気にしないでよガルム!それより僕らの組織、ハイパーショッカーに入ってくれるの?」
「入らないと言ったらどうする?」
「あんまり調子に乗るなよガルム」
「いいよ初夏。でも……その時は覚悟しなよ」
「悪い。調子に乗りすぎた。俺たちはハイパーショッカーの支配下に入るぞ!」
一触即発の雰囲気だった。僕が初夏を止め力を見せる様に殺気をガルムに向ける。ガルムはビビリながら仲間になる事を誓う。うん最初っからこうしとけば良かったかな。
一応こいつも仲間になるんだから忠告だけはしといてあげるかな。
「この世界に陸が来ているんだったら気をつけた方がいいよ」
「大丈夫だ!俺には秘策がある」
(君が思っているほど陸は弱く無いよ)
余り僕の忠告は聞いてないみたいだ。陸はそんなに甘い奴じゃないのにまあお手並み拝見といこうかな。
僕たちは銀色のオーロラを使い違う場所に行く。
戦いを見ているとガルムが光の力と影の力を使い陸は追い込まれていた。こんな所で終わらないよね?僕がそう思っていると陸の身体が光りだす。この気配は!?さっきまでの雰囲気じゃなく神々しい守護者の陸に変わる。
(完全に生まれ変わった訳じゃ無かったんだ)
さっきまで追い込まれていた時とは状況が変わり圧倒的強さでガルムを追い込む。陸は何かを女の子に伝えているみたいだ。何々?お前と陸の力を合わせろ。そうすれば魔神ガルムを倒せる。そう伝えると陸の光が消え元の陸、いや僕から見たら違うけど、生まれ変わった後の陸に戻る。
「倒したみたいだね!」
「うん!伝説を超えた形態か……戦うのが楽しみになって来たよ!」
光と闇の力を合わせた新しい変身でガルムを倒した。新しいか~戦うのが楽しみだよ。
初夏は今の陸の力を確かめるみたいだ~
「流石だね。陸」
陸が変身を解くと初夏が現れ初夏の横には気絶したこの世界の巫女月夜がいた。
「月夜!」
「大丈夫だよ。気絶してもらっただけだから」
「初夏……やっぱり魔神ガルムの封印を解いたのはお前だったのか?」
「正確にいえば違うね。今回はドラスが解いたのさ」
「ドラス……」
「キミの因縁の相手だ。さて戦おうか?僕がどれぐらい強くなったか確かめてあげるよ!」
「初夏……お前を倒す」
<<カメンライド・・・ディゴッド>>
おっ!始まったみたいだ。だけど陸は通常のディゴッドに変身しただけだった。
「さっきの姿じゃないんだ?今のキミなら時間とか関係なく無制限に使えるはずだけど?」
「あの姿は反動が大きい。だから相手に合わせた力か少し上ぐらいの力で戦った方がいい」
「流石だ。キミはやはり陸だね。だけどその姿じゃ僕的に役不足だと思うけどね!!」
確かにその通りだね。今の陸なら制限時間は気にしないで使えるけどさっきの力は反動が大きそうだ。うん昔の陸みたいに冷静だ。本質は変わってないのかも知れない。
超スピードで近づき後ろから初夏は大剣を振り下ろす。
あれ?もう終わりと思ったけど陸は前を向いたままライドセイバーを背中に合わせる様にして受け止める。
「やるねぇ~じゃあこれならどうかな?はぁぁぁ!!!」
初夏が力を込め出すとさっきまで人型だった身体が大きくなり獣型になる。ビースト形態に変身する。
あの形態は力が強くなるんだよね。
「変身する怪人だったのか?」
「その通り。後一回は変身が出来るね。さて第二ラウンド開始だね!」
拳を振り下ろす。陸はライドセイバーで受け止めようとしたけどしかし予想以上に力が強く受け止めきれず吹き飛ばされる。
「どうかな?あの姿になるべきだと思うけどね」
「まだ大丈夫だ。力には力だ。変身!」
陸は真っ黒なカードをバックルに装填した。
<<ファイナルカメンライド・・・ディゴッド>>
音声が鳴ると違う形態に変身する。光状態じゃないね。あの姿は見た事ない。どちらかというと僕に近い姿なのかも知れない。
「はぁぁぁ!!!」
さっきまで力の差があったのが嘘の様に埋まっていた。二人は拳を振り上げ殴り殴られる。
「キミとの戦いはドラスが言うみたいに面白いね~これならどうかな?」
初夏はエネルギーの固まりを放つ。陸はサモンドライバーにカードを装填していた。
「はぁぁ!」
<<アタックライド・・・ダークブラスト>>
サモンドライバーから闇の紫色の強力な砲撃を放つ。そしてエネルギーの固まりを粉砕する。
この形態は力が強くなるみたいだね~
「きりが無いな。これを使うか」
「ついにやる気になったね。じゃあ僕も!」
「ストップだよ~」
はあーそろそろ時間だよねー面白くなって来たんだけどなぁー
二人は最強の姿に変身しようとするけど僕が戦いを止める。
「お前は?」
「僕はドラス!久しぶりだね陸!」
やっぱり陸は覚えてないみたいだ。まあ別人だからしょうがないけど。
「何故色んな世界で他の怪人を復活させたりする?」
「僕はゲームをしているのさ」
「ゲームだと?」
「うん。僕たちが勇者のキミの力を取り戻し魔王である僕と戦わせるゲームかな!前の戦いでは負けたからリベンジマッチだね!」
「ふざけるな。なら俺が今倒す!」
陸はライドセイバーで僕に斬りかかるが軽く受け止める。
やっぱりまだまだだね。
「陸。キミ、手が震えてるよ!」
「……!?」
僕は指摘する。陸と話した時からずっと手が震えていた。精神力で抑えていたみたいだけど。
「キミは確かに強くなった。だけどまだ僕レベルじゃない。だから眠りなよ」
僕は真っ黒な衝撃波で陸に当て眠らせる。
「さて行こうか!」
「そうだね!」
銀色のオーロラを出し初夏は先に入るが、僕はは陸を少し見て中に入って行く。
(陸……早く強くなって僕を楽しませてよ!)
僕はそう願いこの世界を立ち去る。
終焉の世界ハイパーショッカーアジト・・・
「後は任せるよ」
「分かった任せてくれ」
僕は全て初夏に任せ陸が来るまで力を蓄える事にした。着実に僕たちハイパーショッカーと守護者たちの全面衝突する時間が迫って来ていた。
エグゼイド最終回しましたね。最後にパラドやポッピーが復活してくれて良かったです。