仮面ライダーディゴッド世界を救う旅   作:神谷陸
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二話 笑顔の冒険家

陸が目を覚ますと海里が顔を覗き込んでいた。

「おはよう陸」

「おはよう海里」

「よく眠ってたわね」

コンコンとノックの音が聞こえ扉の外から理沙が話しかける

「おはよう! 陸、海里さん。部屋に入っても良いかしら?」

「おはよう。大丈夫だ」

理沙は陸の部屋に入る。

「おはよう理沙」

「海里さんにお願いがあって来ました!」

理沙は突然膝を着き頭を下げる。

「えっ!! 何!?」

海里は驚いた声を上げる。 陸は理沙を何をお願いするのか冷静に様子を見る。
そして理沙の口から頼みたい事が聞かされた。

「私に……私にディフェンドの! ディフェンドの戦い方を教えて下さい!!」

「まずは頭を上げて」
理沙は膝は着いたまま頭を上げる。

「何で私に戦い方を教えてもらいたいのかしら?」

「私は大切な友だちを、大切な幼馴染を守りたいんです。もう二度と大切な人たちを失いたくないから」

(大切な友だちと幼馴染を守りたいね……)

理沙は自分の想いを言う。
そして少しの時間が過ぎ……海里の口から言葉が話された。

「分かった貴方に戦い方を教えるわ」

「守護者の方は大丈夫なのか?」

「ええ! 奏たちには少しは休んだらどうだって よく言われたから、理沙を鍛えながらこの世界でゆっくり休ませてもらうわ!」

「ありがとうございます!」

「でも私の特訓は厳しいから覚悟しなさい」

「望む所です!」

三人は一階に下りて行く。

「お母様とお父様は?」

「今日は仕事みたいだ」

「じゃあ私が手料理を作ってあげるわ!」

「良いんですか!」

「じゃあ待ってなさい!」

「待て海里」

キッチンに入っていこうとしたので止める

「何?」

「今日は俺が作るよ」

「良いって。貴方はゆっくりしてて」

「久しぶりに海里に食べて欲しいんだ俺の手料理」

「えっ? うん分かったそういう事ならよろしくね」

(素で言う何て凄いわね! でも私も言われたいな)
海里は陸の言葉に喜び、理沙は心の中で羨ましがっていた。

「作ってくる。理沙たちは栞を起こして来てくれ」

「分かったわ」

二人は二階にある栞の部屋に向かう。

部屋に入り気持ちよく眠っている栞を起こそうと奮闘するが中々起きない。

「栞って何時もこんなに寝相が悪いの?」

「はい何時も私と陸が起こしに来るんですけど中々起きないですよね。こうなったら」

理沙は栞が包まっていた布団を引っぺがし栞をベッドから落とす。

「ふぁぁーおはよう理沙ちゃん」

「おはよう気持ちよく寝てたわね」

「海里ちゃんもおはよう!」

「おはよう! もうそろそろ陸がご飯を作り終わりそうだから早く下りて来て」

「えっ!? 今日陸君が作ったの!?」
理沙と海里は栞が起きたのを確認すると一階に行く。
後ろからはドタドタ、バタバタと慌てる音が聞こえてきていた。

「美味しそう!」

「陸、また腕上げたみたいね!」
二人がリビングに入ると凄く美味しそうな匂いがしてお腹がなりそうだった。
ご飯、味噌汁、卵焼き。シンプルな日本料理がよそわれている。
バン! と扉が開き大きな音がと共に栞が入って来る。

「おはよう陸君!!」

「おはよう! ご飯出来たから座っていてくれ」

「うん! ありがとう! 凄くお腹減ったよ!」

少しの時間が過ぎ……ご飯が食べ終わる。

「凄く美味しかったよ! ご馳走様!」

「ああ」
栞は抱きつきながら言うと

「ご馳走様! 栞離れなさい!」

「嫌だ!!」

理沙が引き離そうとするが栞は抵抗する。

「陸、後片付けは私たちがするからゆっくりしてて」

「ああ。ありがとう。少し休ませてもらうよ」
三人は食べ終わった後の片付けをした。
海里が陸に話しかける。

「陸しばらくこの世界でお世話になるわ。理沙に戦いを教えたいからね!」

「分かった。その間俺の家に泊まっていってくれ」

「ええ! しばらくよろしくね!!」

「よろしくお願いします!」

「海里ちゃん! 僕にも戦い方を教えてよ~」

「貴方には私が教える事何もないわ」

「えー! そんな!ぶう!」

海里が教える事が無いと言うと栞は不貞腐れ口を膨らませた。

「貴方は実力だけでいえば守護者に負けないわ! アドバイスするなら、まず優先する事は強化アイテムを探す事ね。そうすれば多分私たち守護者にも負けないと思うわ」

「強化アイテムを探すか……ありがとう海里ちゃん! ツヴァイの強化アイテム探して見るよ♪」

「ええ」

「ありがとう。理沙と栞に教えてもらって」

「いいえ。貴方の為ならこれぐらい。それに理沙と栞は個人的に気に入ったから。流石貴方の仲間って所ね」

「ああ。あの二人は強いよ。俺は何度も助けてもらったから」

海里はドラスとの戦いで理沙を気に入り、昨日の戦いで栞の事も気に入った様だ。

「陸、また守護者の話聞いても良い?」

「僕も聞きたい!」

「ああ分かった。今日は冒険家だった守護者の話をする」

「冒険家? あの人ね!」

陸は話し出す二人目に仲間になった守護者の話を。




???の世界

「次の世界に着いたな」

「ここが違う世界? あんまり変わらないみたいだけど」

陸たちは銀色のオーロラから出ると違う世界に着く。
海里は辺りを見渡すがしかし自分がいた世界と余り変わらない事に不思議に思う。

「きゃあ!!」

フォックスを見ると驚き悲鳴をあげる町の人たち。

「フォックス、もうちょっと小さくなれないか?」

コンっと鳴き声をあげると豆柴ぐらいの大きさになる。
さっきまで驚いていた人々は見間違いと思い去って行った。

「可愛い!フォーちゃん凄く可愛いよ!」

海里はフォちゃんを気に入り抱きしめる。
コンっと嬉しそうに鳴くと陸にどう? っと聞く様に視線を向ける。

「ああ 可愛いよ」
陸は頭を撫でてあげフォックスは喜びを表す様に尻尾を振っていた。

「じゃあ何処か見て回ろうか」

「うん!あの店に入りましょう」

「分かった」

「いらっしゃいませ!」

「このお金使えるか?」

「はい? はい! 大丈夫ですよ!」

海里の世界で陸は国を救ったお礼として沢山のお金を貰っていた。
幸いの事にこの世界でも使える様だ。

「ご注文は決まりましたか?」

「えーっと何にしようかな?」

「お姉さんに任せる」

「分かりました!」
料理が次々と運ばれてきた。二人が口に運ぶと余りの美味しさに感動していた。
陸は生まれてからずっと人間の料理を食べた事がなく、海里は自分の世界では少しのパンしか食べれなかったので初めての料理に余計感動した様だ。
近くにいるフォックスにも食べさせてあげると尻尾をこれでもかと振っている。

「これ美味しいな」

「ええ!」

「ありがとう! お兄さんかっこいいね!私彼氏募集中なんだ~」

店員は陸に抱きつき上目遣いで言う。

「えっと」

「陸!デレデレしない!」
海里は嫉妬しながら直ぐに引き離す。

「お兄さんいくつなの?」

(そういえば陸の年齢って何歳ぐらい何だろ?二十歳ぐらいかな?)
海里は疑問に思う。陸の上見た目は二十歳ぐらいなのでそれぐらいと思っている。

「俺の年齢か……1億歳ぐらいかな?」

「お兄さん!そんな年齢いる訳ないじゃない!変な事言う人だねー」

陸が生まれてそれぐらいの月日が経つがやはり通用せず可笑しな事を言っている様に思われる。
食事を再開して陸はデザートを食べる。
すると表情が変わる。

「陸どうしたの?」

「凄く美味しい」

「ありがとうかっこいいお兄さん。それはケーキっていって今女の子たちの間では流行っているんですよ~」

「ケーキ……?」

「はい!他にも種類があるので頼んで下さいね♪」

「説明してくれてありがとう! でも陸から離れて!!」
店員は陸の横に引っ付くと説明する。海里は店員を引き離す。

陸はケーキを頼み幸せそうな表情で食べていた。

「美味しかった」

「けっ、結構食べたよね?」
最初の方は海里もニコニコしながら食べていたが、次第に気持ち悪くなってきた様だ。
目の前には山盛りになっている皿が置いてある。


「陸さっきの年の話って本当なの?」
自分の世界で助けてくれた事や余り人の事を分かっていなさそうで海里からは陸が普通の人ではないと思っている。
海里は陸が嘘ついている様に思えず問いかける。
「俺ともう一人はこの世界……いや違うな宇宙が誕生する以前に生まれたんだ」

「ということは貴方本当に神様なの!?」

「多分な。でも信じるのかこんな嘘みたいな話しを?」

「私は陸を信じているよ! 陸は誰かを傷つける嘘は吐かない。それに陸は普通の人に思えないから」
陸が普通の人とは思えないのもあるが、海里は自分を助けてくれた陸を心の底から信じている様だ。

「私は神様なんか信じてなかったけど、確か昔盗んだ本に書いてあったわ! 宇宙を誕生させた神様がいるって! その神様の名前はカオスっていう神様みたいね」

「カオス」

「ええ! もう一人の神様は何処に行ったの?」

「今何処にいるのかは分からない。俺ともう一人は別々の場所で生まれたから。でも何処かの世界で眠っているのは感じる」
陸ともう一人は別々の場所で生まれる。
そしてもう一人の存在は生まれると何処かの世界で眠っている様だ。

「陸の目的ってその人を探す事?」

「違うよ。俺の目的は人を知る為に旅をする事だ。もう一人とは関係ない。それにもう一人と会っちゃいけない様な感じがするんだ」

曖昧な答えを聞きもう一度問いかけ様とすると……

ドッカン!!

「なっ! なっ! 何!?」

突然大きな音が聞こえ海里は外を見ると、遠くに見える火山が噴火していた。

「空の奴がいねえ!」

「あの馬鹿!! もしかしてあの山に登ったのか!?」
陸たち以外の客が騒ぎ出す。
話を聞いていると空という人が危険と言われている山に登ってしまった様だ。
陸は席を立つ。

「海里、少し出てくる」

「まさかあの山に向かう気!? 貴方でも無理よ。それにもう間に合わないわ!」
海里は陸の事を心配しているのもあるが、冷静に状況を判断して陸に無理だと伝える。

「大丈夫だ。フォックス海里の事頼む」

「コンッ!!」

「待って!!フォーちゃん離して!」

陸を追いかけ様とした海里をフォックスは口でくわえ止める。海里はジタバタと暴れるがフォックスからは逃げられない。



「あはは失敗だったかな」
この少年は空。仲間に今日はやめとけと言われていたがつい登ってしまった

「やばいな」
何故やばいというと火山が噴火していた。こう言っている今もマグマがどんどん近づいてくる。もう駄目だと諦めていると金色の光がマグマを弾き空を助ける。

「大丈夫か?」

「ああ。ありがとう。でももう逃げられないみたいだ」

空たちの周りはマグマに囲まれ絶体絶命の状況だった。

「大丈夫だ」
陸は銀色のオーロラを呼び出し町に戻っていた。

「だから今日は止めとけって言っただろ!」

「あははは。ごめんごめん」

空は気楽に笑っているその姿を見て仲間のリーダーはゲンコツを落とす。

「痛っ!!」

「これぐらいで済んで良かっただろ? 後お前これから正座な」

「えっ!?」
仲間たちは空を正座させる。
そして陸に話しかける。

「俺の仲間を助けてくれてありがとう! 」
リーダーと思わしき男が陸に頭を下げる

「頭を上げてくれ大丈夫だ」

「そう言ってもらえると助かる! 今日は俺の奢りだ! いっぱい食べてってくれ!!」

陸たちは空を助けてくれたお礼にご馳走になる

「お嬢ちゃん! 可愛いな」

「ありがとう!」

海里と空の仲間たちは仲良く話す。
陸は正座から解放され店の外にいる空に話しかけていた


「何であんな無茶をした?」

「あっ! さっきはありがとう! 俺は空! よろしく!」

「俺は陸よろしく。質問に答えてくれ何であんな無茶をした」

「俺は色んな場所を旅してこの目で見てみたい。さっきの場所とかね!」

陸は黙って聞いていたが何か腑に落ちず疑わしそうな視線を向ける。

「それにこの子を助けたかったんだ!」
空の服の中から怪我をした小鳥が現れる。

「この子は俺たちがあの山に登った時に怪我をしていたんだ~ だから心配になって助けに向かったって訳」
陸は自分とよく似た何かを感じ言葉をかける

「空俺たちと世界を旅しないか?」

「世界? 俺たちは色んな場所を旅したけど」

陸は周りに様々な小さい球体を浮かせ説明する。

「これは?」

「世界はここだけじゃない。色んな世界があって俺たちは知る為に旅をしているんだ」

「うわぁ!! まだ俺たちが知らない世界がいっぱいあるのか!!」

空は興奮してワクワクしていた。
少しすると興奮冷め冷静に陸に話す。

「陸、誘ってもらって嬉しいんだけど、俺仲間を離れたくないんだ! 家族みたいなものだからさ!」

「分かった」

空は陸の誘いを断る。しかし二人は気づかなかった今の言葉を誰かが聞いている事を。
そして事件が起きる。
「何で!?」

「分からないのか! お前みたいなクレイジー野郎がいると仲間が危険に巻き込まれる! お前には仲間を辞めてもらう!」

「分かったもう良いよ」
空は静かに言うと何処かに行く。陸は空の寂しそうな背中を見つめていた。

「空が邪魔なのか」

「邪魔な訳ないだろ。あいつは俺たちの大切な仲間だ」

「だったら何故あんな事を言ったんだ?」

「あんたには話しとくか。空の夢は世界中を旅する事だ。俺たちは色んな場所を旅して来た。だけどあんたの話では世界は無限にあるんだろ?」

「聞いていたのか?」

「悪いな。あんたの仲間になればあいつの夢は叶う。でもあいつは俺たちの為に仲間になる誘い断るだろ?」
陸は無言で頷く。

「だからだ。俺たちがあいつを追い出せば空は気にせずにあんたの仲間になれる。空の事をよろしく頼む」

「分かった。空の事は任せてくれ」
陸はリーダーに空の事を任される。
何をすれば空たちの為になるのか考えるが分からず考えていたが時間だけが過ぎていく……

「凄く広いわね! それにベッドがふかふかしてる!」
陸たちは近くにあった宿屋に泊まる事になった。
海里と部屋を別々にしよつと言うが海里は陸と同じ部屋がいいと言って同じ部屋になった。
ある程度時間が経つと陸は海里に問いかける

「海里」

「どうしたの陸?」

「聞きたい事があるんだ」

陸は先ほど聞いた話しをする

「俺にはこういう時どうしたら良いのか分からない……海里、空たちの為に俺はどうしたら良いと思う?」

「難しいわね。互いが大切に想っているから。空は仲間の為に離れたくないだろうし、仲間たちは空の夢の為に離れてほしいと思っているみたいだから」

陸はどうすれば良いか分からず海里に問いかける。
陸は何千年、何百年人間を見て来たが今回の様なお互いに想いあう事をどうすれば良いのか分からず海里に聞いたのだった。
しかし海里にも解決策が見つからない少し考えると自分の想いを言う。

「でも、貴方のやりたい様にすれば良いわ!
私とママを助けてくれたみたいに、いいえみんなを助けてくれたみたいにすれば空たちを助けれると思うわ 」


自分たちを助けてくれた陸なら自分のやりたい様にすれば助けたい人たちを助けれると言う。 海里は陸の事を信じている様だ。

「ありがとう海里のお陰でするべき事が分かった」

「頑張って!」
礼を告げると空の所に走って行く。海里はそんな陸を応援する。

「空、少し付き合ってくれ」

「えっ!」
陸は無理やり手を引っ張り連れて行く。

「空に話しをしてやってほしい」

「陸よ、前にも言ったが空の夢の為に告げれねえよ」
近くのガサガサっと茂みがゆれる。
陸は目でまだ早いと合図し止める。

「もう一度聞くお前たちは空が迷惑だから追い出したのか?」

「そんな訳ねえだろ! 俺たちは空が大切だ!
大切な仲間だ! 大切な家族だ!」
胸に秘めた想いを言う。そして茂みから空が現れる。

「俺の事迷惑じゃなかったの?」

「聞いていたのか?」

「うん! ごめん俺陸と旅するの止めるよ! まだみんなと一緒にいたいよ!」

「甘ったれるな!!」
怒鳴り胸ぐらを掴んで問いかける。
「お前の夢は何だ!? 俺たちといる事だと? 違うだろ!? お前の夢は何処までも続く世界を旅する事だろうが!!」

「分かったよ……俺陸の旅について行くよ!」

「それで良いんだよ」
そして次の日……

「挨拶は良いのか?」

「ああ。昨日の内に済ましたよ。さあ! 行こう! 世界を巡る旅に!」
空は明るく言い次の世界に行こうとする。
陸がオーロラを呼び出すと空の仲間たちが出迎えに来た。

「みんな!!」

「空、元気でな!!」

「あんま無茶するなよ!!」

「何だよ! 俺が何時も無茶してるみたいじゃないか!」

「してるだろ~!」

「酷いなぁ~もう」
空と仲間たちは笑い会う。
そして最後にリーダーが話す

「また戻って来いよ」

「みんなありがとう! 俺みんなと旅出来て楽しかった! また戻って来るよ!!」
こうして新しく空が仲間に加わり次の世界に向かったのであった。










「空はこうして俺たちの仲間に加わったんだ」


「あの時は本当に死ぬかと思ったよ~ 」

「そうみたいねって……何で空が陸の部屋にいるのかしら!?」

「海里が陸の世界に遊びに来ているって聞いたから少しだけ俺もこの世界に遊びに来たんだ」

「空、不法侵入だ」

「まあまあ細かい事は言わないでよ」

空は銀色のオーロラを使い陸の部屋に来たみたいだ。
しかし勝手に許可なく入り不法侵入をしているが、空はどこ吹く風で笑っていた。

「仲間とは悲しい別れだったけど、新しい仲間との旅はワクワクして楽しかったよ!」

「仲間との別れは悲しそうですね。でも陸たちとの旅は楽しそうです!」

「空君は旅に出てから昔の仲間には会ったの?」

「うん! 何度か会ったよ! いやー嬉しかったな!」空は今までの事を語りそして真面目な顔をすると
大事な事を話す。

「陸、理沙、栞!仲間を大切にしてくれよ」

「ああ!」

「はい!」

「うん♪」

こうして二人目の守護者の話は終わる。



「陸、久しぶりに手合わせしようよ!」

「分かった。場所を変えよう」
陸と空は手合わせする為に誰もいない世界に移動し理沙たちも着いて行く。

「さて準備は良いよね?」


「ああ。いつでも来い」

二人の周りに風が吹く。そして陸はバックルを装着し、空はアークルを出現させた。

「変身!」

「変身!」

<<カメンライド・・・・ディゴッド>>
バックルの音声がなり、アークルが赤色に光ると陸は世界の救世主、仮面ライダーディゴッドと空は笑顔を守る戦士、仮面ライダークウガマイティーフォームに変身した。

「理沙、この戦いは接近戦がメインだからちゃんと見ときなさい」

「はい! 分かりました!」

「二人の戦い楽しみだよ♪」
二人の師弟コンビと栞は話しをする。
そしてディゴッドとクウガの激しい戦いの幕が開ける。


「何処からでもかかって来てくれ」

「うん! お言葉に甘えて」

クウガは得意の接近戦を仕掛け拳を使い猛攻する。
しかしディゴッドは全て受け止めカウンター気味にパンチを一発当てた。
クウガは不味いと判断したのか直ぐに距離を取る。

「流石だね陸」

「ああ。空も実力を上げたみたいだな」

「陸が死んでから俺たちは鍛えたからね! 今なら陸に勝てるかもよ?」

「そうなのか」

「あんまり信じてなさそうだね! まあ良いや!見せてあげるよ俺の力! 変身!」

クウガの身体から金色のオーラーの様な物が現れるとクウガの最強形態ライジングアルティメットに変身した。

「行くよ!」

クウガはライジングアルティメットになった事によって上がったスピードでディゴッドに接近しパンチを放つ。
ディゴッドは受け止め様とするが余りの威力に吹き飛ばされてしまった。

「禁断の闇ライジングアルティメットやっぱり強いな。ならこれだ」

起き上がり直ぐにディゴッドは対策を練る。
そしてバックルにカードを装填した。

<<ファイナルカメンライド・・・・1号>>

ディゴッド・ネオ1号に変身する。
体格は1号の時よりも大きくなり長年の苦しい戦いを思わせる力強さを感じる姿だ。
二人は近づき拳を振り下ろし殴り合う。
さっきとは違いディゴッドの方が形勢は有利になっていた。
二人は一旦距離を取るとディゴッドはバックルにカードを装填しクウガはエネルギーを右足に込める。

<<ファイナルアタックライド・・・1・1・1・
1号>>

「ライダーキック!」

「うおりゃー!」

二人の必殺技、ライダーキックとライジングアルティメットマイティーキックが激しくぶつかり合う。
勝ったのはディゴッドだった。

「いててて、やっぱりやるなぁー」

「まだ戦うのか?」

「うん。もう少し付き合ってもらうよ」

バチバチっとクウガのアークルから稲妻が走った。

「変身」

身体全体にも稲妻が走っていき姿を変える。
身体全体が金色になりアマダムも金色に変わる。
一番の特徴は身体から稲妻が常にバチバチと現れていた。

「スーパーライジングアルティメットか」

「えっ? そういう名前なの? 俺はてっきりアメイジングアルティメットと思ってたよ~
まあスーパーライジングアルティメットの方が良いかー」

空は気楽に話してはいるが陸にはこの姿の強さを心の底から感じていた。

「どうやってその姿になれるようになったんだ?」

「雷に打たれたんだよね」

「えっ?」


「任務である雷が多い世界に行っていたら人が雷に討たれそうだったから庇ったんだ。死にそうになったけど、お陰でこの姿に変身出来る様になったんだ」

陸は何時もの無表情じゃなく不思議そうにキョトンとしていた。空の説明ではこうだ。
守護者の任務で雷が多い世界に来ていて目の前に人がいて自分が庇って雷受ける。
そして雷に打たれた影響でライジングアルティメットが強化されたようだ。


「空らしいよ」
陸は話しを聞くと空に呆れていた。
誰かの笑顔を守る為なら自分を犠牲に出来る事に。
しかし陸も空と余り変わらない事を常に行っているので陸が呆れているのを見ていた理沙たちは陸に呆れていた。
お前が言えないだろと。

「この姿にはあんまり変身しないけどねーでもガーディアンフォームに変身せずに何処まで戦えるか試して見たいんだ! 陸も本気で来てよ!」

「分かった」

ディゴッド・ネオ1号とスーパーライジングアルティメット、二人の仮面ライダーが睨み合う。





見学していた栞たちは海里に質問する。

「ねえ? 海里ちゃん!」

「何かしら栞?」

「確かにあの金ピカフォーム強いと思うけど
ガーディアンフォームの方が強いよね?
何で空君はガーディアンフォームに変身しないの?」

「多分ガーディアンフォームに変身せずに何処まで戦えるか試したいんだと思うわ」


「もし空さんがガーディアンフォームに変身したら陸は勝てないんですか?」

「それは絶対に無いわね。陸はこの世界最強の仮面ライダー。仮面ライダーディゴッドよ。
貴方たちは陸が負ける姿が想像出来る?」

「想像出来ないです!/想像出来ないね!」

理沙と栞は迷いなく答える。
いくつもの戦いを二人が側で見て来たからだ。


「そう言う事よ。それにディゴッドにもガーディアンフォームがあるしね」

「あるの!?」

「貴方たちも見てきたディゴッド光状態よ」

「光状態がガーディアンフォーム? でもそんなに力を感じないけど?」

栞が言うようにディゴッドの最終形態光状態からは力を感じられなかった様だ。
もしガーディアンフォームと同等の力を持っていたとしたら初夏にも勝てていただろう。

「前は陸が力を失ってたからよ。今なら変身出来ると思うわ」

海里が言う様に陸が力を取り戻した事でガーディアンフォームと同等の力や全てのライダーに変身出来、これから誕生するライダーたちの力も自動的に更新されていく。
まさにチートライダーだ。

「行くよ陸~」

「来い」

クウガは超自然発火能力を使いディゴッドの身体からメラメラ炎が燃え上がる。
しかしディゴッドは腕を振り炎を振り払い接近して拳を振るいクウガも負けじと拳を振り先程の戦いと同じ状態だった。
一旦クウガは距離を空ける。

「流石だね!これならどうかな?」
金色のボウガン。スーパーライジングアルティメットペカザスボウカンを呼び出しディゴッドに発射する。
ディゴッドは防ぐが遠距離戦ではネオ一号のままでは不利だと考える。
状況を打倒する為にカードを装填しようとすると、クウガは必殺技の体制に入っていた。

「今だ!」
クウガの右足に電気エネルギーを込める。
そして飛び上がりディゴッドに向けキックを放つ
「うりゃあ!!」

必殺技スーパーライジングアルティメットピンポイントキックを決め辺りにスパークが走り周りにいた人の視界を遮り見失う。

「陸!!?」

「陸君!?」
<<真ファイナルカメンライド・・・・ディゴッド>>
<<ディフエンスライド・・・・バリヤー>>
視界もよくなり見える様になると、ディゴッドは最強形態ディゴッド光闇状態に変身していて更にバリヤーを使い攻撃を防いでいた。

「あの状況からよく守ったわね」
二人は心配するが海里は冷静に状況を判断していた。

「はあ、はあ、まだ倒せてないのかー」

「借りは返す」

<<アタックライド・・・・ディフェンドドライバー、ツヴァイランサー、ライドソード>>
クウガは必殺技を使った所為で疲れている。
ディゴッドはカードの能力を使い槍型の武器や銃型の武器、更には剣型の武器を呼び出し空中に浮かせる。

「あれは僕のツヴァイランサーだよ!」

「私のディフェンドドライバー!」

「私のライドソード。陸は何をするのかしら?」

三人はディゴッドが呼び出した武器で一体何をするか不思議がっていると三人のライダーたちの武器を空中に浮かせクウガに一斉に放った。


「そんなのあり!?」

「ありだ」
空中に浮かんだディフェンドドライバーから放たれた銃弾やツヴァイランサーが突き刺そうとしライドソードが振り下ろされた。
クウガは残った力を使い超自然発火能力で銃弾や武器を破壊するがその隙に黒のディメンションに拘束された。

「シャイニングダークゴッドディメンションキック!」
ディゴッドは白のディメンションを突き破りながらキックを決めた。
必殺技が決まりクウガの変身が解け激しい戦いが終わる。
勝者は陸であった。

「今日は泊めてもらっても良いかな?」

「ああ」

「駄目に決まってるでしょ!」(空がいたら陸は私とじゃなく空と同じ部屋で寝るじゃない!)

「何ですか海里別に良いじゃないですか?」

「だって……」(そういえば空も陸と同じで鈍感だったんだわ)

海里は否定的だ。陸と空が同じ部屋で寝るのは明らかだからだ。せっかくしばらく泊まるのに違う部屋なのは嫌な様だ。
打倒策を考えていると

「ならしょうがないよね♪」

「海里さんは私の部屋に来てください!」

「ちょっと! 理沙! 栞! 」
理沙と栞が海里の腕を引っ張り部屋から出て行った。
次の日に行われた訓練は海里の憂さ晴らしをする様にきつくなったのは言うまでもない。

「なら空は俺の部屋で寝てくれ」

「うん! 分かったよ! 今日は昔の事を話そう!」

こうして空の話が終わる。次の日には空は守護者の世界に帰っていった。






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