仮面ライダーディゴッド世界を救う旅   作:侍魂

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三話 世界一の料理人と天下一料理大会

空は守護者の世界に帰っていった。

朝になり陸たち三人は平日なので学校に行く。

時間が過ぎ……三人は帰宅した

 

「陸君! また守護者の話を教えて!」

 

「私も聞きたいわ」

 

「分かった。今度は料理人だった守護者の話だ」

 

「料理人? あの世界ね!」

陸は話しだした。

 

 

 

???の世界・・・

 

陸たちは次の世界に辿り着く。

 

「ここが新しい世界? 俺がいた世界と何も変わってないけど?」

 

「それ! わたしも最初思ってたわ!」

 

「違う世界に移動した。何が違うかは分からないけど空の世界と変わっていると思う」

 

 

陸たちの目の前には様々出店が並んでいる。しかしまだ閉まっていて明日から始める様だ。

 

[天下一料理大会! 開幕!]

 

「天下一料理大会?」

海里が大きく書かれた紙を読むと明日この世界で一番を決める料理大会が開催される事が分かる。

 

「料理大会? 俺がいた世界には無かったよ。面白そうだ!」

 

「陸!この料理大会、見物していきましょうよ!」

 

「そうだな。見ていこうか」

 

「フォーくんも色んな美味しい物食べてみたいよね?」

 

「コンっ!」

コンっと返事をし自分も食べたい事を伝える。

三人は天下一料理大会を観戦する事にした。

 

「大会は明日の午後からだ。何処かで泊まろう」

 

「そうね。あのホテル何ていいんじゃないかしら?」

しかし大会は明日なので陸たちは近くにあるホテルで一泊する事にした様だ。

このホテルは料理人が泊まる前提なのか部屋に台所があり料理を自分たちで作らなければいけなかった。

 

「材料は俺たちが買ってくる」

 

「そうだね!」

 

 

陸と空は材料を買いに行く。

しばらく時間が過ぎ買い物が終わり戻って来た。

 

「じゃあご飯にしましょう」

 

「海里は料理出来るの?」

 

「わ、私は女の子よ! つ、作れるに決まってるじゃない!」

 

テンパりながら答える。

あっこれは駄目なやつだと空は思っていた。

 

「よっ、よっし! 頑張るわよ!」

 

しばらく時間が経ち……料理が出来る。

上手に焼けました! 何処かのゲームの音楽が聞こえる。しかし陸たちの目の前にはダークマター、丸焦げの料理が皿に盛られている。

 

「えーっと個性的な料理だね?」

 

「あはは、ごめんね。私本当は料理した事ないの」

 

「まあしょうがないって! 俺が作るから気にするなよ!」

 

「ありがとう! 陸も下げるから皿を貸して」

 

陸は口の中に入れ噛むとバキバキと音が鳴る。

 

「確かに見た目は悪いし味も良くない」

 

「陸!! 言い過ぎだろ!? 海里は俺たちの為に作ったんだよ!!」

陸は思った事を言いそれを聞いた空は怒る。

しかし料理を飲み込みと言葉を繋げて話す。

 

「でも凄く美味しいよ。海里が俺たちの為に一生懸命作ってくれた気持ちが伝わる」

 

 

 

ドックンドックン

 

(私はやっぱり貴方の事が……)

胸を押さえ海里は陸の事を好きな事を改めて思うのであった。

 

「陸……ありがとう! また私が料理を美味しく作れるようになったら……食べてくれる?」

 

「ああ! いつでも食べるよ。楽しみにしてる」

陸は残さずに食べる。

その後残った材料で普通の料理を空が作り晩ご飯は何とか終える。

 

「こう考えると仲間に料理が出来る人がほしいわね!」

 

「俺も旅をしている時仲間に料理出来る奴がいたからね」

 

「ちょうどいい。明日の大会で誰か仲間に誘おう」

 

「うん!」

 

「そうだね!」

 

時間が過ぎ陸と空は部屋に戻る。

部屋割りは

陸と空

海里とフォックス

最初海里は陸と同じ部屋がいいと言って譲らなかったが空が男同士陸と同じ部屋にしようと言い陸が頷いた為、渋々納得して部屋割りが決まってしまった。

 

「陸」

 

「何だ?」

 

「色んな世界旅してきたけど世界って広いんだな〜 知らない世界を見れて楽しいよ。俺を旅に誘ってくれてありがとう! 」

 

「こっちこそ仲間になってくれてありがとう。これからも世界を旅して見て行こう」

 

「ああ。これからもよろしく!」

 

「これからもよろしく」

 

「じゃあ俺は先に寝るよ! おやすみ!」

 

「おやすみ」

 

陸と空は話しが終わると眠る。

 

「少し風に当たるか」

朝方になり陸は目覚めると部屋の外に出て

そして近くのベンチに座り空を見上げ星を眺めていた 。

 

「陸?」

 

「おはよう海里」

 

「おはよう! こんな時間に何しているの?」

 

「少し風に当たりたくて」

 

「私と同じね!」

「陸、今から一緒に少し辺りを散歩しない?」

 

「ああ行こう」

二人はホテルの周りをのんびり散歩をする。

 

「はぁー気持ちいい空気! それにすっごく綺麗な星空ね!」

 

「そうだな」

空気が良く満点の星空が見える

二人が星空を眺めていると

突然ボー!ボー!っと音が鳴り赤い光が見えた。

 

「もしかして! あれって幽霊!?」

 

「違う」

 

「ちょっ! ちょっと陸!? ストップ! ストップ!」

海里はビビりながら陸に引っ付く。 陸は冷静に赤い光の場所に向かう。

海里は驚き止めようとするが構わずに先に進んで行ってしまう。

二人が光の場所に着くと誰かが火を使って料理をしていた

「お前が謎の光の正体だな」

 

「ごめん! びっくりさせたみたいだね!」

 

「大丈夫だ 俺は陸。よろしく」

 

「幽霊じゃなくて良かった! 私は海里! よろしくね!」

 

「俺は天晴! よろしく」

三人は自己紹介をする。

 

 

「天晴はこんな時間に何をしてるの?」

 

「俺は明日の大会の練習をしてるんですよー」

 

「明日の大会出場するの?」

 

「ああ! 俺の夢は世界一の料理人になる事だからね! この大会で優勝すれば夢に一歩近づくんですよー」

 

「夢か頑張れ応援してる」

 

「頑張ってね天晴!」

 

「 ありがとう二人共! 陸たちはこんな時間に何をしてるんだ?」

 

「私たちはデー」

 

「散歩していたんだ」

 

「陸」

 

「どうした?」

 

「べーつーにー」

海里はデートしていると言おうとするが陸はただ散歩していると言い海里は不貞腐れていた。

 

「何だか大変そうだね」

 

「本当によ!」

天晴がそう言うと海里は力強く頷いた。陸は首を傾げ分かってなさそうだが。

 

「俺はこの街に住んでいますけど陸たちは何処から来たんです?」

 

「俺たちは世界を旅しているんだ」

 

「へえー! じゃあ何か美味しい料理とか知りません?」

 

「美味しい料理? ケーキ何てどうだ?」

陸はケーキを教える

 

「凄い! そんなお菓子が世の中にはあるんだなー! 作り方って分かりますか?」

 

「確か」

 

 

「陸は何で作り方知ってるの?」

 

「ケーキを食べた後店員さんが教えてもらったんだ」

 

「材料はあれとこれかーうん今から作れそうだ! 陸、海里! 今からケーキって奴を作るけど試食してくれないですか?」

 

「喜んで食べさせてもらうよ」

 

「私も!」

陸からレシピを聞いた天晴はケーキを作り陸と海里に出す。

二人は食べると感想を言う。

「美味しい」

 

「凄く美味しい!」

 

「もっと食べますか?」

 

「ああ」

 

「ご馳走様! 私はこれ以上は遠慮しとくわ」(陸と一緒に食べてると体重が……)

天晴が練習で作り陸が食べていく。

海里は体重を気にし断っていた。

しばらくの時間が過ぎ……

 

「ご馳走様。凄く美味しかった」

 

「いえいえこっちこそ凄く美味しいデザートの作り方教えてもらってありがとう!」

陸の目の前には時間を経過させた事を告げるように沢山の皿が重なっていた。

「海里も眠っているしそろそろ帰るよ」

 

「分かりました! お休み!」

 

「お休み。明日の試合頑張ってくれ。俺たちも応援しているから」

 

「ありがとう! 頑張るよ」

海里は陸に持たれて眠っていたので陸は海里を背負いホテルに帰って行く。

朝……

 

トントンっとノックをする。

ガッチャと扉が開いた。

「おはようフォックス。海里は起きているか?」

 

「コンッ」

首を横に振り寝ている事を伝える。

 

「分かった。ありがとう」

陸は部屋に上がり海里を起こしに行く。

 

「海里起きろ」

 

「もう少し……えっ?」

 

「おはよう朝だ」

 

「……!? ごめんなさい! すぐに着替えるから!」

 

海里は慌ててパジャマを脱ぎ着替えようとする。

しかし陸がいる事を思い出す。

 

「陸、着替えたいから外で待っててもらってもいい?」(危なかった//)

 

「分かった。ゆっくりでいいよ」

 

「うんありがとう!」

 

こうして海里も準備が終わり陸たちはホテルを後にする。

 

 

 

「ふぁー」

 

「大きい欠伸だけどどうしたの?」

 

空は海里の欠伸を聞いて問いかける。海里は朝方の事を話す。

「へえー! 俺が寝ている間にそんな事があったんだー 世界一の料理人を目指すか凄い人なんだねー」

 

陸たちが昨日の場所に着くと沢山の出店が並んでいた。

 

「陸! 陸! 早く行きましょう! 」

 

「ああ行こうか」

 

「待ってよ! 二人共!」

 

「コンッ!」

海里は初めての出店にはしゃいでいた。そんな海里を陸は微笑ましく見る。

陸たちは様々美味しそうな料理を食べていった。

「もうお腹一杯」

 

「ああ」

 

「そうだね」

 

「コンッ」

アナウンスが鳴る。

 

「まもなく第二回天下一料理大会始まります!!」

 

「そろそろ時間だ」

 

「ええ! 行きましょう!」

陸たちは会場に入場する。

 

「俺たち天晴に少し会って来るよ」

 

「分かった! 俺とフォックスで場所取っておくよ」

 

「ありがとう助かる」

 

「また後でねフォー君、空」

 

「コンッ!」

陸と海里は一旦別れる。

 

「あっ! 陸、海里見に来てくれたんですね!」

 

「頑張れよ」

 

「試合頑張ってね!」

 

「ありがとう! 優勝してくるよ!」

陸たちは天晴と別れると空を探し取ってくれてあった席を探し見つけ座る。

 

「始まったみたいだ」

 

「そうね。天晴は優勝出来るかしら?」

 

「天晴なら大丈夫だ」

 

「天晴っていう人そんなに凄いの?」

 

「凄く美味しい料理を作れる奴だよ」

 

「そんなに凄いやつなんだね! 食べれないのは残念だけど大会が楽しみだよ!」

天晴は順調に勝ち上がり決勝まで上がる。

決勝戦は三名で行われる。

 

そして選手たちは料理を出し優勝が決まるのであった。

 

 

「優勝者は果たして誰なのでしょうか!?」

順位を発表される。

 

「3位はモブ選手!」

 

三位は天晴ではなかった。

 

 

「二位は最年少の料理人! 天晴選手!」

二位は天晴であった。こうして天晴の料理大会は終わったのであった。

 

 

 

料理大会の後・・・・

 

「残念だったな」

 

「いいえ! 次に出場して優勝すればいいだけだよ!」

後一歩で優勝だったがしかし相手の経験の方がわずかだが上だった様だ。

 

「じゃあ俺は行くよ」

 

「よかったら俺たちの仲間にならないか?」

 

「えっ?」

 

「俺たちは前にも言ったけど様々世界を旅している。世界は広いから天晴が知らない料理もあるはずだ」

 

「そうだな……うん俺も仲間に入れてもらおうかな!」

 

「これからよろしく」

 

「こっちこそよろしく」

二人は握手する。

天晴が仲間に加わった。

 

 

 

 

 

「こうやって俺たちと天晴は出会ったんだ」

 

「あの世界の料理美味しかったな〜」

「陸君! 陸君! 僕も美味しい料理食べたい!」

 

「料理人が天下一を目指す世界……私もその世界に行きたいわね!」

 

「いつか二人も俺の世界に来てよ!」

 

「また来たわね」

 

「天晴、不法侵入だ」

 

「まあまあ気にしないで!」

天晴は銀色のオーロラから陸の部屋に入って来た様だ。

 

「天晴さんは料理大会で優勝出来たんですか?」

 

「旅が終わった後、大会に出場する為に俺の世界に一旦戻って今度こそ優勝出来たよ!」

 

「おめでとう! 夢を叶えたなんて凄いね! 」

 

「ありがとう! でもまだまだ俺の夢は叶ってないよ! 俺の夢は世界の料理人だからね! 料理が上手い人は守護者にいくらでもいるからさ〜 海里とか登とかね」

 

「えっ!? 海里ちゃん料理作るの上手くなったの!?」

 

「あれからどれぐらいの年月が経っていると思っているの? 私も頑張ったから」

 

「最初の方は真っ黒になったり、料理が爆発してたけどね」

 

「あっ!? それ言わないでよ! まあ陸がどんな時も食べてくれたお陰で私も頑張れたんだけどね!」

 

 

「そうなんだー 陸君らしいね〜 僕が作った料理も残さずに食べてくれるからね」

 

「もしかして栞も?」

 

「うん♪ 料理苦手かな〜」

 

「そっか〜 頑張んなさい。私にも出来たんだから貴方もきっと美味しく作れる様になるわ!もし分からない事があったら私も協力するから!」

 

「ありがとう海里ちゃん!」

 

「じゃあ俺が今から料理のコツ教えますよ!」

 

「ありが……」

 

「いいえ! 貴方は帰りなさい! 今すぐ!」

 

「えーっ! 何でですか!?」

 

「だって…… 天晴が泊まったら私と陸がまた離れちゃうじゃない……」

海里は同じ部屋で寝たいみたいだ。

しかし天晴が泊まるって事はまた陸と部屋が離れる事は目に見えて分かる事だ。なのですぐに帰ってほしい様だ。

 

「そういう事か。分かったよ!栞ちゃんに料理教えたら帰りますよ!」

 

「分かったわ……ありがとう」

 

「礼はいいよ。 俺たちは仲間だから。それにみんな海里の恋が実る事応援してる」

小声で陸に聞こえない様に言う。

海里が陸の事を好きな事は守護者の仲間たちの間では知っている様だ鈍感な空を除いてだが。

 

 

「栞、俺も協力するよ!」

 

「ありがとう! 陸君!」

 

「一つだけ教えてほしい。何で三人共俺に料理を作ってくれるんだ?」

 

「えっと……」

 

「あはは! 何でかしらね?」

理沙と海里はは困った様に笑いはぐらかそうとするが

 

「それはね、僕たちが陸君の事が大好きだから食べてほしいんだよ♪」

 

(言ったあ!!)

栞は料理を作っている理由を大胆に言うと栞以外の三人は心の中で叫ぶ。

 

「ありがとう俺も三人の事大好きだ」

 

(あっこれ伝わってない奴だ)

 

「陸は相変わらず鈍感みたいですね!」

 

「天晴俺は鋭い方だと思うけど」

 

「陸は鈍感よ!」

 

「陸君は鈍感だよ♪」

 

「陸は鈍感ね」

三人が一斉に突っ込む。

こうして天晴が仲間に加わる話は終わったのであった。

 

 

 

「陸、手合わせしよう!」

 

「分かった」

 

「待って陸」

 

「どうした?」

 

「今回は理沙に戦わせてあげて」

 

「私ですか?」

 

「ええ! 天晴との戦いは絶対に貴方の為になると思うから」

 

「分かりました! 天晴さん! 手合わせよろしくお願いします!」

 

「ああ! よろしく!」

 

「理沙ちゃん! がんばってね」

 

「ええ! 頑張るわ!」

二人は拳と拳を合わせた。

 

「理沙、頑張れ」

 

「ありがとう! 頑張るわね! 陸にお願いがあるんだけど」

 

「どうした?」

 

「貸してほしいカードがあるの!」

 

「何のカードだ?」

 

「???のカードを一枚貸して欲しい」

 

「分かった」

陸は頼まれたカードをライドセイバーから抜き取り渡す。

そのカードは今回の戦いのキーになるのだった。

理沙と天晴が準備が出来ると二人は向かい合う。

 

「変身!」

理沙はディフェンドドライバーにカードを装填しトリガーを引き、天晴は腰にオルタリングを出現させ両方に着いているスイッチを同時に押す。

そして理沙は(ディゴッド)を守る盾仮面ライダーディフェンドに天晴はみんなの居場所を守る仮面ライダー、仮面ライダーアギトに変身した。

変身が完了すると二人は睨み合う。

先に動いたのはアギトだ。

 

「はぁぁ!」

アギトは接近し拳を振り上げた。

ディフェンドは拳を受け止めるとお返しに回し蹴りをアギトに当てる。

 

 

「理沙ちゃん接近戦上手くなったね~」

 

「何せ私が教えたからね」

戦いを見物していた栞と海里は話していた。

 

 

 

 

「いてて! やるじゃないか」

 

「ありがとうございます! まだまだ行きますよ!」

 

<<カメンライド・・・・ゼロノス、バース>>

 

「最初に言っておく! 俺はかーなーりー強い!」

 

「さーて稼がせてもらいますか!」

銃型の武器を装備している仮面ライダーゼロノスアルタイルフォームと仮面ライダーバース(伊達バージョン)を召喚した。

 

「行くわよ!」

ディフェンドドライバーで銃撃し、召喚したゼロノス、バースも装備していた武器、ゼロガッシャーホウガンモードとバースバスターで一斉射撃をする。

 

「そんな数は避け切れないよな~こうなったら! 変身!」

 

オルタリングのボタンの右を押し、更に続けて左を押す。

すると真ん中はグランドフォームの力を宿した金色、右腕にフレイムフォームの力を宿した赤、左腕にはストームフォームの力を宿した青

三つの力を使えるアギトトリニティフォームに変身した。

装備した武器フレイムセイバーとストームハルバードで自分へと放たれた銃撃の嵐を弾きながらディフェンドに接近する。

 

 

 

 

「天晴君あれだけの銃撃よく弾けるね~」

 

「あのフォームはトリニティフォーム。格闘戦が得意なグランドフォームに超絶感覚のフレイムフォーム、素早い戦闘が出来るストームフォーム三つの力を使える三位一体のフォームだ」

 

「超絶感覚っていうのは?」

 

「感覚が鋭くなり、姿が見えない敵や動きが素早い敵を見える様になる。」

 

「へえーじゃあ姿を消すインビジブルや速く動く事が出来るスピードは通用しないんだね!」

 

「ああ」

陸たちはアギトが変身したトリニティフォームについて話す。

 

 

 

 

 

 

(あれだけの銃撃を避ける何て、あの電王に似たてんこ盛りフォーム感覚が鋭くなるのかしら?)

 

理沙は何故あれだけの銃撃を弾く事が出来るのかゼロノスたちに戦わせ冷静に分析する。

 

「お願い!」

 

<<アタックライド・・・・クロスアタック>>

クロスアタックの効果でゼロノスはVの字型のエネルギーの矢を連続発射する必殺技グランドストライクを放ち。

バースはチャージしたセルメダルのパワーを極限まで高めたエネルギー弾を放つ必殺技セルバーストを放つ。

しかし必殺技はアギトに簡単に防がれてしまい攻撃を受けてしまう。

そしてゼロノスたちは倒されてしまった。

 

「さーて次の相手は理沙ちゃんだよな?」

 

(感覚が鋭くなるならこの手で行きましょう)

「勿論です! 変身!」

ドライバーにカードを装填した。

 

<<カメンライド・・・ナイト>>

ディフェンド・ナイトに変身する。変身と同時にレイピア状の召喚器、翼召剣ダークバイザーを装備した。

 

 

 

 

「ディフェンドって召喚だけじゃなくて他のライダーにも変身出来たの? それにあのライダーは前に理沙ちゃんが変身したライダーだよね? 」

 

「ディフェンドはドライバーに入れる事で他のサブライダーに変身と召喚が出来るのよ!」

 

「理沙が変身したライダーは俺たちが巡った世界。龍騎の世界のサブライダー、仮面ライダーナイトだ」

 

「ディフェンドはサブライダーに変身も出来るんだ♪

それにあのライダーは僕たちが巡った世界、龍騎の世界のサブライダー何だね〜 ありがとう!

分かったよ!」

栞の質問を元仮面ライダーディフェンドだった 海里と龍騎の世界を旅をした陸が答える。

栞は納得した様子だ。

 

「陸君、理沙ちゃんはナイトに変身していったい何をするのかな?」

 

「そういう事か。流石だ」

 

「そういう事ね」

 

「そういう事じゃなくて分かってるなら教えてよ!」

 

「理沙が何をするかすぐに分かる」

 

「勿体ぶらないで早く教えてよ陸君の意地悪! ふんだ!」

栞は頬を膨らませ不機嫌ですとアピールする。

 

「えへへ!」

 

(現金な子ね!)

しかし陸が頭を撫でると機嫌が直る。

現金な子だと海里は思っていた。

 

 

 

 

「私の考えがちゃんとあっているか確かめさせてもらうわ」

 

<<アタックライド・・・ナスティベント>>

ソニックブレイカーを発動させる。

ナイトの契約モンスターであるコウモリ型の

モンスター闇の翼ダークウイングが現れ超音波が放たれた。

 

「うわぁぁ! 頭が割れそうだ!」

 

「やっぱりね」

アギトトリニティフォームは感覚と聴覚が鋭くなった事によって超音波を受けて苦しむ。

狙い通り効果抜群の様だ。

 

「一気にたたみかけるわ!」

 

<<アタックライド・・・トリックベント>>

シャドーイリュージョンを発動させ自分の分身を二体出現させた。

本体と一緒にダークバイザーで斬りかかる。

 

「変身!」

アギトのフォームの中でパンチ力が一番高いフォーム、アギトバーニングフォームに変身した。

炎が分身を飲み込み、本体はパンチを受けて吹き飛ぶ。

「やるな! 理沙ちゃん!次は俺から攻めるよ!」

アギトは接近しパンチやキックを連続で放つ。

ディフェンドは上手く防御するが一撃一撃が重く次第に追い込まれていた。

 

「接近戦に強いフォーム……ならこれよ! 変身!」

迫り来る拳を避けながらドライバーにカードを装填する。

 

<<カメンライド・・・・メテオ>>

格闘戦が得意な仮面ライダーメテオに変身した。

「貴方の運命(さだめ)は私が決める。ほわっちゃー!」

メテオとアギトの格闘ラッシュが始まり

拳、蹴りが何度も、何度もぶつかり合う。

 

「炎には火星の力よ!」

 

<<アタックライド・・・マーズ>>

火星を右手に具現化させる。

灼熱の拳対燃えている拳二人の灼熱の殴り合いが始まる。

 

「次はこれ! 吹っ飛びなさい!」

<<アタックライド・・・・ジュピター>>

木星の力を右手に具現化させ大きくなる。そしてアギトを吹き飛ばす。

 

「続けていくわよ!!」

 

<<アタックライド・・・・サターン>>

土星の力を右手に具現化させ輪っかをアギトに飛ばす。

 

「これでとどめよ!!」

 

<<ファイナルアタックライド・・・・メ・メ・メ・メテオ>>

 

一撃目でアギトを浮かせ連続でパンチを繰り出しそしてとどめに強烈なパンチを入れて吹き飛ばす。必殺技スターライトシャワーを当てた。

アギトの変身が解けディフェンドは勝ったと思っていたが変身は解けておらず耐えていた。

 

「変身!」

アギトは太陽を浴び精神を統一する事に寄って アギトシャイニングフォームに変身した。

真っ白になりアギトの中でパンチ力以外は全てのスペックが高くなった最終形態だ。

 

「行きますよ!!はぁぁー!」

 

「やばいわね」

 

アギトはシャイニングカリバーを高速で振りディフェンドに斬りかかる。ディフェンドはすれすれで何とか避わす。しかし次の一撃も迫って来ていた。

慌ててカードをドライバーに装填する。

 

「次はこれよ! 変身!」

 

<<カメンライド・・・・ガタック>>

戦いの神と呼ばれる仮面ライダーガタックに変身した。

迫り来る攻撃を装備していたガタックカリバーで受け止め斬り合いになり凄まじい剣技の応酬が始まる。しかしスペック差なのかディフェンドが追い込まれる。

 

「クロックアップ!」

 

<<アタックライド・・・・クロックアップ>>

 

クロックアップを発動し超スピードで動きアギトに斬りかかる。

 

「クロックアップ対策はしていますよ!」

超スピードで動くディフェンドに攻撃を当てる為に、シャイニングカリバーに光を溜め自分の周りを円を描く様一気に斬り裂く。

避けきれずに攻撃を受けたディフェンドは地面に倒れ通常形態に戻る。

 

「終わりだ。はぁぁ!」

アギトは空中に発生させた六本のクロスホーン型のエネルギーの紋章を潜り抜けて飛び蹴りを決める必殺キック、シャイニングライダーキックを倒れているディフェンドに向かって放つ。

ディフェンドは迫り来る必殺技を防ぐ為慌ててカードを装填してバリヤーをはり必殺技から自分を守った。

 

 

 

「私と戦った時と同じ状況ね、理沙はどう対処するのかしら」

 

「そうだな」

 

バリバリとヒビが入る。

そして後一歩でバリヤーが割れるという所で……ディフェンドはドライバーにカードを装填した。

 

「今よ!!」

 

<<ファイナルカメンライド・・・ギルス>>

 

理沙は持ってないはずのファイナルカメンライドギルスのカードを使う。

ギルスの最終形態、エクシードギルスに変身した。

変身した事によってバリヤーが強制的に解除される。

 

「横からだったらいくら守護者っていっても防げないはずよ!」

人間は横からの攻撃に弱い。それは守護者である天晴、海里、そして例え陸であったとしても

迫り来るアギトにギルススティンガーを巻きつけ拘束する。

 

「一気に終わらせるわ! 」

 

<<ファイナルアタックライド・・・・ギ・ギ・ギ・ギルス>>

両足に出現したかぎ爪ヒールクロウで突き刺す必殺技、エクシードダブルヒールクロウをアギトに命中させた。

必殺技が命中したアギトは倒れ通常形態のグランドフォームに戻る。

 

「何でギルスのファイナルカメンライドのカードを持っているんですか!?」

 

「"私"は持ってないですよ」

 

「"私は"? そういう事ですか」

アギトは勝負の行方を見守っていた陸に視線を向ける。

 

「陸にカードを借りたんですね」

 

「はい!」

ディフェンドはファイナルカメンライドのカードを持っていないが使えない訳ではない。

その事を知っていた理沙は戦う前に陸から借りたようだ。

 

「参ったよ」

変身を解いて降参する。こうしてディフェンド対アギトの戦いはディフェンドの勝利で終わったのであった。

 

「やった!」

 

「理沙ちゃんおめでとう!」

ディフェンドも変身を解いて喜びを表す様にガッツポーズをしそんな理沙に栞は駆け寄り抱きついた。

 

 

少し離れた所で

 

「まだ戦えたんじゃないのか?」

 

「いやこれ以上は無理ですねー」

 

「陸、海里。理沙は貴方たちに負けないぐらい強くなりますよ! 今は小さい芽だけどいつか必ず 」

 

「当たり前よ! 私の弟子で陸の幼馴染なんだから」

 

「ああ。成長が楽しみだ」

三人の守護者が理沙と栞を優しく見守りながら話していた。

 

陸たちは家に帰り天晴は栞に料理のコツを教えると守護者の世界に帰っていった。

 

 

 

 

 

 


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