(これが奏さんの過去・・・)
「一年前、ディケイドがドラスを倒しました。だけど倒せたのは完全に復活したからじゃ無いからです」
「もし完全に復活したらどうなるんですか?」
「ドラスを倒せず、そして世界はハイパーショッカーに支配されます。だから陸さんの力を貸して下さい!」
奏は頭を下げ、陸に頼む。
(ハイパーショッカーのせいで誰かが傷つく、そんなのは見たく無い!だから俺は戦う!)
「頭を上げて下さい。世界を守るために力を貸します。だけど何をしたら良いんですか?」
陸は戦う事を心に決め奏にこれからの事を聞く。
「ありがとうございます。では、まずは僕と手合わせして下さい。キバット!」
『よっしゃ!キバッていくぜ!』
一匹のコウモリ、キバットが飛んでくると奏はキバットを右手に持ち、キバットは奏の手に噛みついて、アクティブフォースを流し込む。
『ガブッ』
それによって奏の手から頬にまで伸び、スティンドガラス状の血管が浮かび上がり、腰にベルトが現れる。
「変身!」
キバットをベルトのバックル部分に逆さに装着すると紅い波動が奏を包みこみ仮面ライダーキバに変身した。
陸も、バックルを腰にはめカードを取り出しバックルに装填する。
「変身!」
<<カメンライド・・・ディゴッド>>
陸も仮面ライダーに変身する。
「では、行きますよ。」
「 はい」
キバはディゴッドに拳を当てようとすると。
ーーガッシッ!ーー
ディゴッドは拳を受け止め、それを確認したキバは急いで離れた。
「流石ですね。」
「奏さんこそ。 使ってない力をためしてみるか。変身!」
ディゴッドはライドセイバーから一枚のカードをバックルに装填した。
<<カメンライド・・・クウガ>>
電子音が鳴り終わるとディゴッドは赤色の身体になり、炎を司どる戦士、ディゴッド・クウガマイティフォームに変身した。
「行きますよ」
ディクウガは拳をキバに当てる。
「やはりカメンライドは厄介ですね。これならどうですか」
キバはフエストルから青い笛をキバットに渡し、キバットは吹く。
『ガルルセイバー!』
魔獣剣ガルルセイバーが現れ、キバはガルルセイバーを持つと剣に特化したキバガルルフォームに変わり、ガルルセイバーで斬りかかる
「ハアァァ!」
ディクウガはダメージを負う。
「これならどうだ」
ディクウガは一枚バックルに装填する
<<フォームライド・・・クウガ ドラゴン>>
棒型の武器ドラゴンロッドを装備したディゴッド・クウガドラゴンフォームに変身した。
「ハアァァ!」
ーーガッキン!ガッキン!ーー
ディドラゴンとキバガルルの武器同士がぶつかり合い、ディドラゴンがキバを吹き飛ばす
「くっ!次はこれです!」
キバは緑の笛をキバットに渡し、キバットは吹いた。
『バッシャーマグナム!』
魔海銃バッシャーマグナムを持つと近距離に特化したキババッシャーフォームにフォームチェンジした。キバはバッシャーマグナムでディゴッドを撃つ。
ーバンッ!バン!ー
「次はこれだ」
ディゴッドは銃弾を避けながらライドセイバーから一枚取り出しバックルに装填した。
<<フォームライド・・・クウガペガサス>>
ディゴッド・クウガペガサスフォームにフォームチェンジし、ペガサスポウガンを装備した。
「喰らえ!」
ーバンッ!バンッ!ー
二人は撃ち合う。そして銃弾が二人に同時に当たると二人とも倒れる。そして直ぐに立ち上がる。
「次はこれです」
キババッシャーは紫の笛をキバットに渡しキバットは吹いた。
『ドッガハンマー!』
力と防御力に特化したキバドッガフォームにフォームチェンジした。キバはハンマーで攻撃しディゴッドを吹き飛ばす。
「力には力だ。超変身!」
ディゴッドは一枚バックルに装備する。
<<フォームライド・・・クウガ タイタン>>
ディゴッド・クウガタイタンフォームに変身しタイタンソードを装備する。二人は武器をぶつけ合い、二人ともぶつけ合った衝撃で吹き飛ばされる。キバはキバフォームに戻り、ディ・タイタンはディ・マイティーに戻った。
「そろそろ決着を着けませんか?」
「そうですね決着を着けましょう!」
ディゴッドは一枚バックルに装填し、キバは紅い笛をキバットに渡しキバットは吹いた。
<<ファイナル アタックライド・・・ク・ク・ク・クウガ>>
「ウエイクアップ!」
ディ・クウガとキバは必殺技のためにジャンプする。
「マイティキック!」
「ダークネスムンブレイク!」
二人は必殺技をぶつけ合うと変身が解ける。戦いは引き分けに終わった。戦いが終わるとライドセイバーから12枚のカードが飛び出して来てカードの絵が消えた。
(どういう事なんだ?ライダーたちの力が無くなるなんて)
「やはりそうなりますか」
「どうして陸のカードは力を失ってしまったんてすか?」
「陸さんがドラスとの戦いで全ての力を使い切ったからです。力を取り戻すにはライダーと心を通わせる必要があります。オリジナルの世界を救いながら、力を取り戻して下さい」
「オリジナルの世界?」
「僕たち守護者が守護する世界の一つですその世界をハイパーショッカーが狙っているらしいのでお願いします」
「分かりました」
「では、早速旅に出て下さい。世界への旅は陸さんたちの家から出来るようにしときました」
奏は陸たちの家をオーロラから出した。
「父さんたちはどうするんだ?」
「俺たちは奏さんたちといるよ」
「理沙、陸の事をお願いね」
「任せて下さい」
「陸、理沙をちゃんと守ってやれよ」
「理沙は俺が絶対に守るよ」
「陸……」
理沙の頬はすこし赤くなる。
「行って来る[きます!]」
二人は家に入る。家の中には何も描かれていない絵が置いてあり、突然その何も描かれて無い絵が変わる。その絵は身体が赤色・黄色・緑色のライダーが怪人と戦っていて、ライダーの周りに色々な色のメダルが書いてあった。そして二人は世界を移動した。
陸は一枚のブランクカードを観て言う。
「オーズの世界…」