「今回の物語は盗賊だった守護者の話だ」
「盗賊の物語? あいつの事ね」
「あいつ? 海里さんがそんな事言うなんて嫌な人なんですか?」
「いいえ。根は良い人だと思うけど私とは合わないのよ」
理沙と栞は陸に視線を向けると陸は口を開き話す。
「海里と今回の物語に出てくる守護者は海里と仲が良くて一番相性が良いよ」
「ふーん海里ちゃんってツンデレなんだね! その人と付き合ったらいいのに!」
「栞、貴方私の気持ち分かってて言ってるでしょ?」
「えへへバレたか!」
「本当はどうなんですか?」
「陸が勝手に言ってるだけよ。まあ息が合うのは否定しないけど」
海里は渋々だが納得していた。
「俺たち守護者は任務の時二人で行動する相性が良いベストマッチな組み合わせがある」
「どういう組み合わせなの?」
「まずは俺と空と剣」
「その三人は最強のチームだったわね」
守護者のリーダーで一番強い陸。守護者最強と呼ばれる剣。その二人に引けを取らない空。
この三人がいれば敗北はないと守護者の皆は声を揃え言っていた。
「へえー!空君のお話しは聞いて戦う姿は見て強い事は知っているけど、守護者最強の剣君かー僕戦ってみたいなぁ♪」
「剣は強いよ。栞でも勝てるかどうか分からない」
「陸君が強いって言うって事はそんなに強いんだ! 余計に戦いたくなってきたよ~♪」
栞の身体全体から剣と戦いたいそう感じる様にワクワクしているのが伺える。
「次は海里と紅星」
「あんまり言いたくないけど紅星と私ならどんな物も盗めるわね」
元スリの女の子と元盗賊の男。守護者が必要な物はこの二人がいれば必ず敵から奪うと言われる。
「同族嫌悪って奴なんですね」
「それもあるけど、私とは性格が合わないのよね」
理沙は海里が紅星の事を苦手な理由を言うと海里は答える。
「次は龍と天晴」
「ちょっと危なっかしいけどこの二人は真っ直ぐね」
「次は武と昇」
「自身過剰だけど潜在能力が高い昇とみんなを支えてくれるお兄さんの武ね。この組み合わせはバランスがいいわね」
「昇が自信を持ってくれて良かったよ」
「たしかにその通りだけど……変わりすぎよ!」
「そんなに昇君は昔自分に自信持ってなかったの?」
「ええ。また昇の物語は陸が話すと思うけど自信を持って無かったわね。
たしか陸が自分の事を信じれないなら俺の言葉を信じてほしいって言ったのよね?」
「ああ。昇にはすごい才能を感じたし、それに自分を信じてほしかったから」
「陸君らしいね」(僕はそんな優しい陸君が大好きだよ//)
栞は頬を赤く染めながら心の中で言う。そして陸に抱きつく。
「どうした?」
「少しだけこうさせて!」
「ああ」
「はいはい次の人の組み合わせがあるから早く離れましょうね!」
「ええ!? もう少しだけ!」
「駄目! 抜け駆け禁止!」
理沙は抱きついていた栞を慣れた手つきで引き離す。
「最後の守護者たちの組み合わせを言いましょうか」
「そうだな次は進と奏」
「この二人は守護者たちの中では最年少だけど、どんな時も諦めない進に陸が亡くなった時サブリーダーになって私とみんなを支えてくれた奏二人共本当に頼りになるわ。
とくに二人は息がぴったりよ。流石兄弟よね!」
守護者の中では昇と同じで最年少組の二人だが段々と頼りにされ、陸が亡くなった後は奏が海里のサポートをするサブリーダーを務めていた。
「奏さんって私たちを旅に導いた人よね? 進さんと兄弟だったの!?」
「ああ。またこの話はするよ。じゃあ六人目の物語を話す」
「わーい! 早く聞かせて!」
「どんな物語なのかしら?」
栞はワクワクしているのが丸分かりだ。
理沙はメモ帳を持ち真剣な表情で聞く。
陸は話す六人目に仲間になった守護者の物語を。
???の世界・・・
陸たちは次の世界に着くとドアを開け家の外に出る。
「のどかな良い村だな」
「そうですね~」
空や翔が言うように周りは都会の様に建物は無く自然豊かな村であった。
「陸、今からどうする?」
「そうだな。村を探索しよう」
「そうね! 村をぶらぶらしましょう!」
「助けてくれ!!」
悲鳴の場所に着くとナイフを突きつけられお金を奪われようとしている。
「はっはっは! 助けは来ないぜ! 早く金目の物を寄越せ!」
「助けならある」
「痛い目みたくないなら邪魔するな!」
「そうはいかない」
「なら痛い目にあってもらうぜ!!」
拳を振り上げる。陸は簡単に受け止めた。
「何もんだお前!?」
「ただの旅人だ」
「邪魔をするな!!」
「そういう訳には行かない」
「なら死ね!!」
盗賊はナイフを突きつける。
バッシッ!
陸は簡単に受け止める。
「何!?」
「終わりだ」
拳を決め盗賊は倒れる。
「覚えてろ!」
仲間の盗賊が倒れた仲間に肩を貸して逃げて行く。
助けた村人は陸に話しかける。
「ありがとうございます」
「ああ」
「お礼がしたいのです。よろしければ家に来ください」
「礼は良い」
「そんな事言わずに!」
「分かった。お邪魔させてもらう」
村長は話す盗賊ウルフの事を
「よろしければ盗賊の狩猟をお願いしたいのですが」
「任せてくれ」
「陸、あんまり無茶しない方がいいんじゃない?」
「困っている人たちがいるから助けたいんだ」
陸は村長や村人たちの不安そうな顔を見ながら海里に答える。
「分かったわ。でも無茶しないでね」
「ああ大丈夫だ無茶はしない。ありがとう」
「ええ!」(陸は無茶をしないって言ったけど絶対に一人で解決しようとする……私が何とかしないと)
陸たちが村長と話している頃……
「でやられて帰って来たと?」
「すいませんお頭!」
「いや、気にするな。お前らの借りは俺が返してやる」
「お頭!!」
「白髪の男には連れたちがいたそうだな?」
「へい!」
「女の方を連れて来い」
「分かりやした!!」
「盗賊ウルフたちのアジトは分かるか?」
「すいません分かりません」
「陸、どうするんだ?」
「そうだな……龍」
「分かったぜ! 盗賊たちのアジトは俺が見つける!」
元ジャーナリストの龍はアジトを見つける為に飛び出して行く。
「陸俺たちはどうするの?」
「アジトの事は龍に任せて俺たちは待機しよう」
「ああ」
「うん」
「そうですね~ 俺じゃあ何か作ってきますよ!」
「頼む」
陸たちは待機する事にしたようだ
「海里どうした?」
「えっ!? 別に何でもないわ!」
陸は海里の様子が可笑しい事に気づき聞く。海里は何でもないと答える。
「陸、ごめんなさい少し村を散歩してくるわ」
「……分かった気をつけて」
「ええ! ありがとう!」
海里は家の外に出る。
「女が現れました!」
「捕まえろ!」
隠れていた盗賊たちは海里を攫う。
突然の事に海里は悲鳴を出せずに連れ攫われてしまう。
「お頭攫って来やしたぜ!」
「ああ。ご苦労」
「う!う!」
「声が出せねえよな? おい外してやれ」
「へい!」
口につけられていた紐を外す。
「貴方が盗賊の頭領ね!?」
「初めましてだな俺は紅星。盗賊ウルフの頭領だ」
「何で村を襲うの?」
「こいつらを食わすためだ」
紅星の周りには盗賊の一味たちが集まっていた。
「私もママと自分が生きる為に盗んでたわ」
「お前もか」
二人は話すとお互い似ている事を感じる。
「盗賊ウルフを解散出来ないの?」
「ああ出来ねえ! こいつらを食わす為だ」
「そう……なら仕方ないわね私が貴方たちを倒す」
「はっ! その状態のお前がどう倒すっていうんだ?」
「はは! けっさくだ!!」
紅星たちは馬鹿にする様に笑う。
海里は笑われた事を気にせずに金色の腕輪を使い真っ白な守護者の服装に変わる。
「服が変わっただと……?」
「こんな物」
簡単に縄を振り解きそして構える。
「お前わざと捕まりやがったな」
「ええ。大切な人が無茶をする前に貴方たちを捕まえる為にね」
「ふんお前の名前は?」
「私は海里ただの旅人よ」
「そうかよ……行けお前たち!」
「へい!」
「任せて下さいっすお頭!」
盗賊たちは海里を取り囲む。
「やばいわね……なんてね!」
金色の光を盗賊たちに当てる。そして全滅した。
「お前海里だったか……やるじゃねえか」
「まあね」
「今度は俺がやる」
紅星はダガーナイフを持ち切りつける。
「危ないわね!」
受け止め反撃しようとすると時間が過ぎる
「もう時間!?」
力を使い果たし元の服装に戻る。
「お前のその力もう限界みたいだな」
蹴りを入れ転がる。
「諦めたらどうだ? 今なら勘弁してやるよ」
「冗談! 私は諦めない! 平気で無茶をする大切な人を助けたいから」
海里は自分の想いを言葉にして諦めない事を誓う。
「心が強い女だなぁ~ 海里……お前俺の女にならないか?」
「嫌よ!! 私好きな人がいるから!!」
「残念だな……死ね!!」
ダガーナイフを突きつける。
絶対絶命のピンチに海里は目をふさぐ
(ここまでね……陸ごめんなさい)
ドカン!!!
壁が吹き飛ぶ
穴が空いた場所からはフォックスに乗った陸が現れる
「陸どうしてここが?」
「話しは後だ」
「お前が俺の仲間を可愛がってくれたのは?」
「お前こそ海里を傷つけたな」
二人は睨み合い言葉を交わす。
「俺たちの目的は同じみたいだな!」
「ああ。これ以上言葉はいらない」
陸は海里を傷つけた紅星に怒り、紅星も仲間を陸に傷つけられた事を怒る。
「行くぜ!!」
持っているダガーナイフを突きつける。
「効かない」
陸は突きつけられたダガーナイフをライドセイバーで受け止める。
「やるじゃねえか」
「お前もな」
「でもよ俺は負ける訳にはいけねえ!」
「何の為に戦う?」
「俺は仲間の為に戦う」
「仲間の為にか……なら俺はお前の想いを打ち破る」
陸はサモンドライバーを高速で撃つ。
「こんな物!!」
「終わりだ」
紅星は全て弾くが銃弾に目に貼り付けになり陸が接近している事に気付かない、そして陸はライドセイバーで斬りつけ紅星は地面に伏せる。
「海里無茶をするな……」
「ごめんなさい!でも私は貴方を助けたくて……」
陸は海里を抱きしめる。
「陸恥ずかしいよ//」
「良かった海里が無事で……本当に良かった」
「陸ごめんなさい」
しばらくの間陸と海里は抱きしめ合う。陸が落ち着き海里は渋々離れる。
「どうしてここが分かったの?」
「ごめん海里の様子が可笑しいから発信機を着けた」
陸は直ぐに見つけれた理由を話す。
村長の家・・・
海里たちが紅星たちと戦う頃……
「海里は遅いね」
「そうですね~」
「陸様子を見て来た方が良いんじゃないのか?」
「様子を見てくるこっちは任せた。フォックス来てくれ」
「コンっ!」
「そうだったのね。だから私の居場所分かったの……陸お願いがあるわ」
「どうした?」
「紅星たちを助けて上げてほしい」
「本気なのか?」
「ええ! 紅星たちは私と同じだから。陸と出会わなかった頃の私と……」
海里は昔の事を語る。
「私はママと自分の為に……生きる為に盗みを働いていたわ! でも陸と出会わなければずっと同じ事を繰り返してきた……
いいえもしかしたら奴隷になりコロシアムで死んでいたかもしれない」
「海里……」
「陸なら私を助けてくれたみたいに助けれる。貴方は神様、世界の救世主だもの!」
「分かった。紅星たちを助けよう」
「ありがとう陸!」
***
盗賊ウルフとの戦いが終わり村長の家に行く…。
「陸!! 盗賊たちのアジトが分かったぜ! ってもう終わってるのかよ!?」
「ありがとう。でももう終わったよ」
「ありがとうございます! して盗賊ウルフたちは?」
「頼みがある……盗賊ウルフたちを許して上げてほしい」
海里とフォックス以外は驚き声を上げる
「ええ!?」
「陸本気なのかよ!?」
「陸本気なのか?」
「ああ。あいつらは少なくとも紅星はそこまで悪いやつじゃない」
「しかし村人たちが何と言うか……」
「頼む」
陸はもう一度頭を下げる
「分かりました。しかし盗賊たちは嫌われております村人たちとは仲良くなれないと思われますよ」
「ああ。分かってる。それも罪滅ぼしだ……それに盗賊たちが頑張ればいつかは和解出来る。俺はそう信じている」
「分かりました。 頭領の紅星は?」
「紅星は俺が責任を持って連れて行く」
「分かりました。盗賊たちの事私が確かに承りました」
こうして盗賊たちは解散し村に住む事を許される。
しかし村人にした事は簡単には許されずこれから先許されるかどうかは盗賊たちの頑張り次第だ。
「じゃあ俺たちは行くよ」
「ありがとうございました」
「こっちこそありがとう」
陸たちは家に戻ると縄でぐるぐる巻きにされた紅星がいた。
「お前!? 俺を離しやがれ!!」
陸は縄を解く。
「あいつらはどうなった?」
「盗賊たちは陸のお陰で許されたわ」
海里はさっきの出来事を話す。
「そう言う事か……陸って言ったか?」
「ああ」
「そのありがとよあいつらを助けてくれて」
「礼なら海里に言って上げてくれ」
「そうかよ。ありがとうなぁ海里」
「ええ! 貴方は私に似ているから大丈夫と思うけどこれからはちゃんと罪を」
「でも俺は罪なんか犯してねえからな」
「償って……はぁ~?」
「生きる為にやった事だからよ!」
海里は紅星にこれから罪を償う様に言うが紅星は悪びれた様子もない。
「貴方ねえ!? 村人たちに悪いとは思わないの!?」
「はん取られる方が悪いんだよ!」
「貴方のその考え方嫌いだわ!!」
「俺もお前みたいな真面目大嫌いだぜ!!」
二人は睨み合う。
陸はパンパンと手を叩き話しを変える。
「ともかくこれからはお前も仲間だ。よろしく」
陸は手を差し出す。
パン!
しかし振り払われる。
「何度も行ったはずだ。俺は間違った事はしてねえーだからよ旅には着いていかねえ!!」
「何て言い草なの!? 陸に助けてもらって!」
「へん礼は言ったはずだぜ! 俺は帰る!」
「何処にでも行きなさい!」
「言われなくても……ここは何処だよ」
紅星が家の外に出ると違う世界に移動していた。
後に陸たちが先程いた世界は紅星の世界と呼ばれる。
「これが俺たちと紅星との出会いだった」
「えっと何だか今までの守護者とは何か違うわね……私は紅星さんとは合わないわね」
「ええーそうかな僕は紅星君とは仲良くなれなそうな感じするけどなぁー」
二人は紅星の印象を語る。
海里に似て真面目な理沙は紅星とは合わなそうだ、栞は理沙とは逆に性格が合うのかも知れない。
すると銀色のオーロラの中から紅星が現れる。
「邪魔するぜ」
「久しぶりだな紅星」
「ああお前も元気そうだな」
二人は話す。
「久しぶりね紅星! ちゃんとドアから入りなさいって前にも話したわよね?」
「久しぶりだな海里……相変わらず
口うるさい奴だな」
「何ですって!? 離しなさい理沙!」
「海里さん落ち着いて下さい!!」
「相変わらずだな二人共」
「へえー本当に仲良いんだね♪」
(真面目な海里ちゃんと不真面目な紅星君、陸君が言ってた様本当にベストマッチな組み合わせだね♪)
今にも飛びかかりそうな海里を理沙は抑え陸は微笑ましく見守り栞は陸がさっき言った言葉に納得していた。
手合わせ・・・
「陸俺と戦え」
「ああ」
「貴方が陸に勝てるわけないでしょ」
「どうだかな? それに勝てないのはお前のほうだろ」
「何よ!」
「ふん」
「海里さんのこんな姿始めてみたわ」
「やっぱり仲がいいな」
「これを仲が良いっていえるのかな?」
「まあいいかってこい」
「ああ」
陸たちは場所を移動した。
今度の手合わせする場所は誰も住んでいない世界の森の川辺である。
「変身!」
「変身!」
陸はディゴッドに変身し紅星は戦う罪を背負い夢を守る為に戦った戦士仮面ライダーファイズに変身する。
「ファイズにはこの力だ変身!」
バックルにカードを装填する。
<<カメンライド・・・フォーゼ>>
ディゴッド・フォーゼベーススティッツに変身した。
直ぐにバックルにカードを装填する。
<<アタックライド・・・ウチュウキタッ!!>>
「宇宙キター!」
ディゴッドは溜める様なポーズをし一気にポーズを決め叫ぶ。
「宇宙キター♪」
遠くで観戦している栞も同じポーズを決めながら叫ぶ。
理沙と海里はいきなり突然叫んだ陸と栞の様子を見て目をパチクリさせていた。
「栞どうしたの?」
「なんか言わないといけないと思って♪」
「あはは」
「海里さんあの宇宙飛行士のライダーは?」
「あのライダーも平成二期の世界に新しく誕生したライダーの一人仮面ライダーフォーゼよ。宇宙の力コズミックエナジーを使って戦うわ」
海里の説明が終わると戦いが再開される。
「行くぜ陸」
「ああ。タイマン張らせてもらう」
ディゴッドとファイズ拳と蹴りの応酬が繰り広げられる。
「流石だな! 来いよオートバジン」
銀色のオーロラからファイズの愛機オートバジンが現れ、自動的に戦闘形態のバトルモードに変形しディゴッドに銃撃する。
「オートバジンか…… 来てくれディゴッダー」
ディゴッドはオートバジンの攻撃を避けながら銀色のオーロラを出し中からはマシンディゴッダーが現れそして戦闘モードに切り替わりオートバジンに立ち向かって行く。
「次はこいつで行くぜ!」
<<コンプリート>>
右腕に装着されているリストウォッチ型の強化ツールファイズアクセルからアクセルメモリーを抜き取りファイズフォンのスロット口に装填しファイズアクセルフォームに変身した。
「付き合ってやる10秒間だけな!」
<<スタートアップ>>
ファイズアクセルのスイッチを押すと周りはゆっくりになりファイズは超スピードで動きディゴッドに向かう。
「アクセルフォームか……ならこれだ変身!」
<<フォームライド・・・フォーゼロケット>>
機動力に優れたフォーゼロケットスティッツに変身する。
「行くぞ」
ディゴッドは両腕に装備されたロケットで空中を飛び回る。
10秒間の間二人は何度もぶつかり合った。
そしてファイズアクセルフォームに変身可能時間が段々と近づく。
ファイズはミッションメモリーが装填されているファイズポインターを右足のエナジーホルスターに装備し必殺技を使う。
「こいつは避けきれねえだろ?」
空中には沢山のポインターが浮かびディゴッドに全てのポインターがロックオンされ避けきる事は不可能である。
「全て打ち破る」
その様子を見たディゴッドは両腕に装備されていた右腕のロケットを元の腕に変えカードを装填する。
<<アタックライド・・・ライダーきりもみクラッシャー>>
「ライダーきりもみクラッシャー!」
「はぁぁ!!」
二人の必殺技、ディゴッドのライダーきりもみクラッシャーとファイズのアクセルクリムゾンスマッシュがぶつかり沢山確認出来たポインターが消える。
<<3.2.1タイムアウト>>
そして変身可能時間が過ぎアクセルフォームの変身が解ける。
「次はこいつだ」
トランクボックス型の強化ツールファイズブラスターのスロット部分にファイズフォンを装填し5.5.5と変身コードを入力する。
<<アウェイク二ング>>
紅色の光がファイズを包み込みファイズブラスターフォームに変身した。
「最終形態か。ならこれだ」
<<フォームライド・・・フォーゼメテオフュージョン>>
フォーゼ全ての力とメテオ全ての力を合わせたもう一つの最強形態……ディゴッド・フォーゼメテオフュージョンスティッツに変身する。
(あれが僕の求める力……)
栞はファイズブラスターフォームの姿を見ていつか自分が使う事になるであろう力を真剣に観察し分析していた。
「あのフォームはメテオに似ていますね」
「ええ。さっきから陸が使っていたフォーゼの力と貴方が翔との戦いで使ったメテオの力を絆の力で融合させた最強形態フォーゼメテオフュージョンスティッツよ」
理沙はメテオの姿に似ているフォーゼの姿に驚き海里はメテオフュージョンスティッツの説明をする。
二人の激しい攻撃が何度も、何度もぶつかり合う。
「熱い拳をくらわせてやる」
<<アタックライド・・・マーズ>>
火星の力を右手に具現化させファイズに叩き込む。
「お返しだ」
ファイズもディゴッドに拳を叩きつける。
二人の距離は空く。
「遠距離で行くか。くらえ!」
<<1.0.3エンター>>
<<ブラスターモード>>
ボックスのアンダーパートを上方向へ180°展開・接合させて巨大な銃、
フォトンバスターモードに切り替え撃つ。
<<アタックライド・・・バリズンソード>>
カードを装填してディゴッドはコズミックスティッツの専用武器である大剣型のバリズンソードを呼び出す。
呼び出したと同時に外装を展開し刀身を露出した大剣形態スラッシュモードに変形している。
「もう一枚だ」
<<アタックライド・・・ライダー超銀河フィニッシュ>>
「ライダー超銀河フィニッシュ!」
コズミックエナジーをまとった斬撃を放ちファイズの攻撃を粉砕する。
「次はこいつで攻めるぜ」
<<1.4.3エンター>>
<<ブレードモード>>
コードを入力するとフォトンバスターモード時の砲身部に刀身が生成され完成した大型フォトンブラッド剣。
フォトンブレイカーモードに切り替わる。
砲身部分はボックス内のサーバーに格納された。
ファイズはディゴッドに斬りかかる。
<<エレキ>>
バリズンソードにエレキスイッチの力、電気エネルギーを纏わせファイズと斬り合う。
そして二人に重たい一撃が入り吹き飛ばされる。
「そろそろ終わらせる」
「いいぜ! 来いよ陸!」
ディゴッドはカードを装填する。
<<ファイナルアタックライド・・・フォ・フォ・フォ・フォーゼ>>
<<5.5.3.2エンター>>
ファイズはミッションメモリーが装填されているファイズポインターを右足のエナジーホルスターに装備しファイズブラスターにコードを入力しエンターを押す。
「ライダーフュージョンドリルキック!」
「はぁぁ!!」
フォーゼベーススティッツとメテオの幻影と共に飛び蹴りを決める必殺キック、ライダーフュージョンドリルキックとフォトン・フィールド・フローターで上空へ飛行し、急降下しながら跳び蹴りを叩き込むブラスタークリムゾンスマッシュ。
二人の必殺技がぶつかり合いファイズの強力な攻撃性を持つフォトンブラッドが渦巻き周囲を薙ぎ払う。
「はぁぁ!!」
「絶対に負けねえ!!」
白熱した戦いは終わる……
ファイズの変身が解け最後まで立っていたのはディゴッドであった。
こうして紅星との戦いはディゴッドの勝利で終わる。
「お疲れ様陸!」
「お疲れ陸君!」
「ありがとう二人共」
二人は陸に近づき労う陸も返事を返す。
「まあ惜しかったんじゃない」
海里はチラチラと目線を向けながら手を差し出す
「ありがとよ。でもよお前が俺に手を差し出すなんて似合わねえな」
「全く素直じゃないわね!」
「それはお前もだろ」
紅星も差し出された手を掴み起き上がる。
「海里ちゃんってやっぱりツンデレだね~」
「ふふそうよね」
二人の様子を見守る陸たちであった。
***
陸の家に戻る。
「俺は任務があるから長居は出来ねえ。陸!」
「どうした?」
「海里の事頼むぜ」(俺の惚れた女はお前にしか任せられねえからな)
「任せてくれ。絶対に守る」
「陸//」
陸に守ると言われた海里は頬を赤く染め見られない様に顔を隠す。
「安心したじゃあまたな」
「また会おう」
「じゃあねー♪」
「また会いましょう!」
銀色のオーロラを使い守護者の世界に帰っていった
三人は別れを言う。そして一番の相棒の海里は
(ありがとう紅星また会いましょう)
自分の事を案じてくれた紅星に心の中で礼を言い別れを言うのであった。
こうして六人目の守護者で盗賊の頭領であった紅星の物語は終わる。