仮面ライダーディゴッド世界を救う旅   作:侍魂

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陸編二話です。
ジオウ熱かったですね〜ソウゴとゲイツの友情に感動しました。
あの二人が組んだら誰にも負けないような気がしますね。
来週には海東やブレイドのメンバーも出るし楽しみです。


二話ゲンムの世界

二話ゲンムの世界

 

「ここがゲンムの世界……」

ゲンムのライダーカードを持ち周りを見渡すと俺の世界に無い建物があり世界を移動した事が分かる。

 

「学校の制服か」

 

世界を移動すると守護者の腕輪が輝き着ていた服が変化する。

服を確認すると普通の中学生が着ている制服にGのロゴが入った学生制服。

胸元には名札が付けてあり上の方に幻夢中学と書かれ下の方に俺の名前が書かれている。

 

「学生証?」

 

ポケットの中には何かが入っていて確認すると幻夢中学の俺の学生手帳だった。

 

「まずは学校に行ってみるか」

 

「誰か助けて」

俺は目的地である幻夢中学に向かおうとすると誰かが助けを呼んでいる声がする。

助けに行かないと。

ディゴッドに変身して助けを呼ぶ声の方に向かうと真っ黒な髪の大人しそうな女の子がミラーモンスターに襲われていた。

大切な友だちを傷つけたライダーだから余り気は乗らないがミラーモンスターにはあのライダーの方が有効だ。

 

「変身!」

龍騎の世界で戦った凶悪なライダーに変身し鏡の中に入り助けに向かう。

 

イチカサイド

 

「はぁはぁ……何で….私を追いかけて来るの」

 

私はバグスターウイルスとは違う謎の怪物に追われている。

 

「逃げ切れた? クロコに早く電話しないと……何この音」

親友に助けを呼ぶために電話しようとすると頭の中にキーンと何かが現れる前兆のような音が聞こえる。

鏡の中から黄色の身体したクモの巨大な怪物が現れた。

私を追いかけていた怪物だ。

 

「鏡の中から……誰か助けて」

 

<<カメンライド・・・王蛇>>

音が聞こえると鏡の中から紫色の蛇のすがたをした戦士が現れた。

 

「ミラーモンスターか」

 

紫色の戦士は怪人の種族? を答えながらカードをバックルに装填する。

 

<<アタックライド・・・ソードベント>>

 

サーベルを持つと叩きつけ怪物にダメージを与える。

 

「来ないで」

怪物は戦士を危険と考え私にターゲットを変えて襲いかかる。

 

「させるか」

 

<<アドベント>>

 

鏡の中から紫色のコブラが現れ私をクモの怪物から守ってくれた。

だけど様子がおかしく唸りながら私を睨みつけつる。

 

「ベノスネーカー俺に力を貸せ」

 

コブラは大人しくなり私を守るようにそびえ立つ。

 

「次だ」

 

<<ユナイトベント>>

 

紫色の戦士は続けてカードを装填する。

コブラ以外にもピンクのエイ、銀色のサイが鏡の中から現れ融合する。

皇帝の様なモンスターが誕生した。

 

「終わりだ」

 

<<ファイナルアタックライド・・・王・王・王・王蛇>>

 

皇帝の様なモンスターのお腹の辺りにブラックホールが発生し戦士はクモの怪物にキックで蹴り込み吸い込まれた怪物は消滅する。

銀色のオーロラから更に怪物たちが現れる。

白と黒の身体の色してクモ型の怪物と黒豹の姿をして首元に黄色のマフラーを巻いている怪物だ。

 

「ワームにアンノウンやっぱり海里が言っていたみたいに怪人たちが世界中を襲っているのか……先ずはワームからだ」

 

<<カメンライド・・・サソード>>

 

紫色の戦士がカードを装填すると姿が変わる。

色は変わっていないけどサソリのような姿をしている。

クモの化け物が急に視界から消え戦士が攻撃される。

戦士も黙ってやられてばかりではなく対応する為にバックルにカードを装填した。

 

<<アタックライド・・・クロックアップ>>

 

「クロックアップ」

 

戦士も消えた。

私の目からは認識出来ない速度で戦闘を続けているみたいだ。

 

<<ファイナルアタックライド・・・サ・サ・サ・サソード>>

私に認識が出来る速度に戻ると連続で斬られた怪物は影が消える様に消滅する。

 

「次だ」

 

<<ファイナルカメンライド・・・G3>>

戦士は青い姿に変身した。

黒豹の怪物は頭上に光の輪を出現させ槍を呼び出し装備する。

 

<<アタックライド・・・ランチャー>>

ロケットランチャーを持ち構える。

 

<<ファイナルアタックライドG・G・G・G3>>

 

「終わりだ」

黒豹が槍で突く為に接近しようとすると戦士がロケットランチャーのトリガーを引き弾が放たれた

怪物に命中して辺りは爆発し怪物は影が消える様に消滅する。

 

「本物じゃない影の怪人……やっぱりあいつの仕業か?だけど俺と月詠で倒した筈だ……」

 

戦士は何かを考えているようだ。

 

「大丈夫か?」

 

戦士が変身を解くと人の姿に戻る。

首元に届くぐらいの真っ白な髪に綺麗な赤い瞳をしていた。

 

「うん大丈夫だよ。助けてくれてありがとう。貴方は?」

 

「俺は神谷陸。」

 

「私は宝生イチカ。陸は仮面ライダーなの?」

 

「ああ。イチカはこの世界の仮面ライダー。ゲンムの事を知っているのか?」

 

「うん知ってるよ……私の親友だから」

 

「教えてほしい」

 

「分かっ……イッタ!」

 

教えようとすると急に足に痛みがする。

化け物から逃げていた時にどこかひねったのかな。

 

「すぐに治す」

 

<<ディフェンスライド・・・リカーバリ>>

カードを銃に装填すると緑色の光が私を包み込む。

さっきまでの足の痛みが嘘のように無くなった。

 

「ありがとう。陸には助けてもらってばかりだね」

 

 

「大丈夫だ。立てるか?」

 

「ごめんまだ立てそうにない」

痛みは和らいだけど、さっきまでの恐怖で足が震えていて上手く立てそうになかった。

 

「少しごめん」

 

「えっ? きゃあ//」

 

陸は私を抱き抱えるといつのまにか置いてあったバイクの後部座席に座らせる。

 

「俺もお前と同じ学校に用事があるから乗せて行くよ」

そう言いながら陸は私にヘルメットを貸してくれた。

 

「陸は幻夢中学の生徒なの?」

 

「ああ。今日から転校してきたよ」

 

「そうなんだ」

 

「しっかり掴まっててくれ」

 

「うっうん//」

 

そして陸はバイクに乗ると走らせる。

私はさっきまでの恐怖を消す為に抱きついた。

ヘルメットを被っているから顔は見られないと思うけど多分私の顔赤くなっていると思う。

陸は私の親友と同じ仮面ライダー。

後でクロコに紹介しないと。

 

 

陸サイド

 

幻夢中学・・・

幻夢中学のはゲームを作る大企業の幻夢コーポレーションが援助し創立された学校。

中学だけではなく高校もあるみたいだ。

 

「初めまして神谷陸です。よろしくお願いします」

 

自己紹介も終わり授業が始まり1限~4限までを順調に終わっていく。

そして昼休みになると朝に助けた女の子イチカと昼休みに会う約束をしていたので食堂に向かう。

 

 

食堂・・・

 

食堂に着いた俺はご飯を頼みイチカを探す。

見つけるとイチカともう一人知らない女生徒が話していた。

 

 

「知ってますか? 今日転校生が来たみたいですよ!」

 

「うん知ってるよ」

 

「情報早いですね! どんな人なんですか?」

 

「かっこいい白髪の男の子だった」

 

「イチカちゃんはその人と会ったことあるんですか?」

 

「うん。危ないところを助けてくれた。その人をクロコに紹介したいんだ」

 

「へえー私も気になっていたんですよー」

 

「ごめん遅れた」

 

「ううん大丈夫」

 

「へえー貴方が転校生ですかー」

 

「ああ。俺は今日転校してきた神谷陸。お前は?」

 

「私は壇クロコです! よろしくお願いしますね陸先輩!」

 

「ああ。よろしくクロコ」

 

「陸先輩の噂で学校は持ちきり何ですよ~」

 

「俺の噂?」

 

「はい! 白髪のかっこいい男の子が転校してきたって!」

 

「俺はそんなにかっこよくないよ」

 

 

「リー君は自分の事に鈍感なんだね」

 

「俺は結構鋭いと思うけどってリー君?」

 

「うん。神谷陸だからリー君。駄目だった?」

 

「大丈夫だ。初めて言われたから少し驚いただけだ」

 

「よかった//」

 

リー君何て始めて言われた少し照れるかな。

イチカはの頬は何故か赤かった。

何でだろう? 風邪なのか?

 

「クロコ……リー君もクロコと同じ仮面ライダーだよ」

 

「私と同じ仮面ライダーですか?」

仮面ライダーと聞くとクロコの笑顔は曇る。

 

「私危ない所を助けてもらったって言ったよね? 怪物に襲われていた所を助けてもらった」

 

「怪物? バグスターウイルスの事?」

 

「違うよ……えーっと……」

 

「ミラーモンスター、ワーム、アンノウンだ」

「陸先輩、貴方は何者なんですか?」

 

「世界を救いし仮面ライダーだ。覚えておけ」

カードを見せ決め台詞を言う。

 

「世界を救いし仮面ライダーですか? 」

 

A君大丈夫!?

 

まずは保健室に連れてかないと!

 

「何かあったんですかね~」

 

「あっちの方」

 

うわぁ!?

 

友だちを心配する声が聞こえ俺たちが声の方に振り向くと昼飯を食べていた生徒が突然叫び声を上げ倒れてしまいノイズのようなものが体中から発生していた。

 

「黒子あれって」

 

「間違いないですゲーム病!」

 

ゲーム病。

確かエグゼイドの世界で発生するバグスターウイルスに感染した人が発症する病気だ。

 

「この気配は……二人共早くこの場所から離れた方が良い」

 

「リー君大丈夫だよ。ここに人類の救世主がいるから」

 

「人類の救世主?」

 

「うん。ゲーム病から人々を守る為に仮面ライダーを開発し尚且つ自分がプレイして人類を救ったのがこのクロコなんだよ」

 

「私はそんな事言われる人じゃないです……」

 

「ううんクロコは凄いよ 」

 

倒れた生徒からバグスターウイルスが現れる。

 

 

「久しぶりだなゲンム」

 

「グラファイト!?」

 

「ふん!」

 

「えっ? キャァァ!?」

 

 

グラファイトと呼ばれるバグスターは剣を使い挨拶代わりと衝撃波を二人に向けて放つ。

クロコがイチカを前に押し攻撃を避けた。

 

「危ない!」

 

「クロコありがとう ……クロコ?」

 

 

「私が戦わないと……」

 

「どうした来ないのか?」

 

イチカはお礼を言っていたが、クロコはどこか上の空で聞いておらず、この世界の仮面ライダーが変身に使うゲーマードライバーを持ち使う事を迷っている。

 

「私は……」

 

「……期待外れだ。ブレイブやスナイプがいずに唯一俺と互角に戦えそうなゲンムはこの有様だとわな……消えろゲンム」

 

グラファイトがクロコを殺そうとするが俺はサモンドライバーで銃撃し阻止する。

 

「俺の戦いの邪魔をするお前は何者だ?」

 

「世界を救いし仮面ライダーだ覚えておけ! 変身!」

 

<<カメンライド・・・ディゴッド>>

 

バックルにカードを装填して仮面ライダーディゴッドに変身する。

 

「イチカが言っていた私以外の仮面ライダー!?」

 

「私が見た姿と違う」

 

「剣には刀だ」

 

<<カメンライド・・・斬月>>

 

バックルにカードを装填すると上空に出現した穴クラックからメロンが現れディゴッドに装着された。

 

「空中に穴が!?それに大きいメロンが頭に!?」

 

<<メロンアームズ! 天・下・御・免!>>

 

「また違う姿に変身した。今度の姿は武将の鎧みたいでかっこいい」

 

「別の仮面ライダーに変身したんですか?」

 

ディゴッド・斬月に変身する。

武器は鎧武も装備していた刀型の無双セイバーと盾型の武器メロンディフェンダーを装備した。

 

 

 

「行くぞ謎の仮面ライダー」

 

グラファイトはグレングラファイトファングを使い振り下ろし攻撃する。

ディゴッド・斬月はメロンディフェンダーを使い攻撃を受け止めた。

 

「お返しだ」

 

ディゴッド・斬月は攻撃を受け止めるとすぐに無双セイバーで斬る。

 

「ふん」

 

グラファイトは斬撃を受けると何も効いていないようにディゴッド・斬月に拳を使い殴る。

ディゴッド・斬月は動きをよんでいたように軽やかに避け距離を空けた。

 

「やはりお前だったか強者の気配は」

 

「俺の事を知っているのか?」

 

「お前の事は知らない。だが普通ではない強さを感じた。 俺は本来なら復活するつもりは無かったがお前と戦う為に復活した」

 

「分かった。そういうことなら俺も本気で行く……変身!」

 

<<ファイナルカメンライド・・・斬月>>

 

「くらえ」

 

ディゴッド・斬月・真に変身するとソニックアローを装備された。

 

「そうこなくてはな!」

 

グラファイトは接近して剣を振り下ろしディゴッド・真もソニックアローで受け止める。

武器同士を激しくぶつけ合うとディゴッド・真はバックステップで少し距離を取りソニックアローの弓を引く。

 

「これならどうだ」

 

「遠距離かならばこちらもだ!」

 

ソニックアローからエネルギーの矢を放ちグラファイトに向け放つ。

グラファイトも遠距離攻撃の衝撃波を使い粉砕する。

 

「終わりだ」

 

「謎の仮面ライダー! そろそろ決着を着けるぞ!」

 

戦いに決着を着ける為バックルにカードを装填した。

 

 

<<ファイナルアタックライド・・・斬・斬・斬・斬月>>

 

「はぁ!!」

 

「奥義、ドドド紅蓮波!」

 

<<ファイナルアタックライド・・・斬・斬・斬・斬月>>

 

<<ドドド紅蓮波>>

 

 

俺たちの必殺技がまるでゲームのようにエフェクトになりファイナルアタックライド斬月、ドドド紅蓮波と頭上に表示される。

 

「はぁ!!」

 

「ドドド紅蓮波!!」

 

ソニックアローの剣先にエネルギーが溜まり

何度も振り下ろす。

グラファイトも同じ様に武器にエネルギーが

溜まり何度も振り下ろす。

そして……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

激しい激闘の末俺の必殺技が命中した。

 

「貴様の名は?」

 

「神谷陸。仮面ライダーディゴッド」

 

「見事だディゴッド! ガァァ!!」

 

<<ゲームクリアー!>>

 

グラファイトを倒すと激しい戦いが終わった事を示すようにゲームクリアーと表示される。

 

「陸先輩は一体?」

 

「俺は世界を救いし仮面ライダーだ覚えておけ」

 

 

「この世界について教えてほしい」

 

「この世界? 意味が分かりませんよ。それよりも陸先輩の事を教えて下さい」

 

「二人共一旦話しは終わりにして違う場所で話そう」

 

「ああ」

 

「そうですね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・幻夢高校・ゲーム部

グラファイトの戦いの所為で午後の授業は無くなり帰宅する事になった。

俺はクロコに案内してもらいこの世界のライダーたちが活動していた幻夢高校ゲーム部に着く。

この高校は中学と同じで幻夢コーポレーションが支持しているみたいだ。

そしてゲーム部の部室に入る。

 

「陸先輩。そろそろ先輩が何者なのか教えて下さい!」

 

「分かった説明する。俺は違う世界からこの世界に来た」

 

「違う世界からこの世界に来たんですか?」

 

「ああ。だけど俺が言う世界は無数に存在している平行世界の事だ」

腕輪を光らせて目の前に地球と同じ立体映像を無数に映し出す。

 

 

「これは……」

 

「これが陸先輩が話していた無数の世界ですか。世界については分かりました。陸先輩がこの世界に来た理由は?」

 

「この世界を救う為だ」

 

「救う?どう意味ですか?」

 

「今世界中で怪人たちが暴れているらしい」

 

「あれってバクスターだよね?」

 

「見た事ない怪人。でも私を襲った奴もいる」

 

この世界の怪人であるバクスターや俺たちが旅をした各ライダーたちの世界に存在している怪人たち、そしてまだ行った事のない世界の怪人たちが世界を襲っている。

 

「この世界を襲うバグスターたちを倒しに来たんですか?」

 

「ああ」

 

「だったら陸先輩のする事は終わったんですよね~」

 

「それは分からない。何か嫌な予感がする」

 

「嫌な予感? 何か分かったの?」

 

「……ただの俺の勘だ」

 

「勘ですか……ふざけないで下さい!! エム先輩たちが命がけで守ったのにまたこの世界が危ないってそんな事あるわけないじゃないですか!」

 

「クロコ……落ち着こうよ」

 

勘でこの世界が危ないって言ったらそれは怒るはずだ。

だけど何かこの世界で起こると思う。

 

「緊急速報です! 幻夢コーポレーションから新たなゲームが発売されるみたいです!そのゲームの名前は……ライダークロニクルII(ツバイ)

 

「嘘……」

 

数ヶ月前に沢山のプレイヤーたちの命を奪った悪魔のゲームが蘇る。

 




見ていただきありがとうございます!
陸が変身したライダーは王蛇、サソード、G3X、斬月、斬月・真です。
次の話ではオリジナルライダーであるハデスやエグゼイドが登場します。

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