そちらも見てくれると嬉しいです!
ライダークロニクルIIが発売されて数時間が過ぎる。
[貴方は亡くなった人に会いたいですか?
消滅した人に会えるかも知れない!
ライダークロニクルIIゲームスタート!!]
「ゲームを辞めて下さい!!」
クロコが止めるがプレイヤーたちが聞くはずもなくライダークロニクルIIをプレイしている。
プレイヤーたちの目的はゲームをプレイしたい事や暇つぶし。
でも一番の目的は前作、ライダークロニクルやゼロデイでゲームオーバーやストレスにより消滅した人に会うためだ。
だけどそれでも止めないといけない。
例え辛くて悲しい想いをするかもしれない。
だけどこのゲームは命賭けのゲームだから。
「ゲームをプレイするのはやめてくれ」
「邪魔をするな!!」
「お前たちの気持ちは分かる……でもこのゲームは危険だ」
「お前みたいなガキが何を分かるんだよ!!」
「陸先輩!? 」
プレイヤーの一人が怒り俺に銃撃をする。
黒子は俺を心配して叫ぶ。
俺はライドセイバーで銃弾を防ぎすぐにバックルを装着した。
「分かった……言って駄目なら……力ずくだ」
「リー君ストップ!」
「大丈夫。ゲームオーバーにはしない」
俺はプレイヤーたちを動けなくする為にバックルにカードを装填し変身しようとすると……
「その必要はない」
<<ライダークロニクルIIフィニッシュ!!>>
何処からか声と共に音声が聞こえる。
周りを見渡すが姿が見えない……
何処だ…… 不味い!!
「逃げろ!!」
「えっ?」
「消えろ」
大鎌で周りを薙ぎ払う様にライドプレイヤーたちに必殺技が当たる。
<<ゲームオーバー>>
「うわぁ!!」
「きゃあ!!」
ライドプレイヤーたちは見えない敵からの攻撃を受けて消滅してまった。
「そんな!?プレイヤーたちが!」
「ステルス……でもこんなに長い事使えるエナジーアイテムは無いはず」
見えない敵は姿を現した。
灰色の骨の姿をした仮面ライダー。
確か仮面ライダーハデスだったか?
強さは分からないが一筋縄ではいかないと思う。
変身を解いたハデスの正体はクロコの知っている人のようだ。
「兄さん」
「兄さん? この人クロコのお兄さんなの?」
「うん。この人は壇マサト。マサムネの息子で……私の兄だよ」
「久しぶりだな黒子。貴様には父上に変わり社長になった我の会社でゲーム作りをしてもらう」
「兄さん私はもうゲーム作りは……」
「無論貴様に拒否権はない。変身!」
マサトはバグルバイザIIと仮面ライダークロニクルIIガチャットを使う。
<<バグルアップ! 冥府の守護神!再来の仮面ライダークロニクル! 今こそ死者を操れ!>>
仮面ライダーハデスに変身すると手を掴み無理矢理連れて行こうとする。
「待て」
「貴様! 我の邪魔をするな!」
「黒子は連れて行かせない」
俺はハデスの手を掴み黒子を連れて行かせないようにする。
「ならば……死ね!!」
「陸先輩!?」
大きい鎌型の武器、ガチャコンサイズを振り下ろす。
<<カメンライド・・・ディゴッド>>
ディゴッドに変身した俺は振り下ろされたガチャコンサイズをライドセイバーで受け止めてカウンターでパンチを叩き込んだ。
ハデスは怯みクロコを掴んでいた手を離す。
俺はその隙を見逃さずに手を掴み引っ張り黒子を助け出した。
「そうか……貴様が奴の言っていた世界の救世主か……」
「奴? 誰の事だ?」
「貴様が知ることではない。何故なら貴様はこの世界でゲームオーバーになるのだからな」
<<リバイブ>>
ハデスはバクルバイザーIIのAボタンとBボタンを同時に押して特殊能力、リバイブを発動させた。
ハデスはこの世界の仮面ライダーの一人エグゼイドを蘇らせる。
「エグゼイド」
「エム?」
「エム先輩を蘇らせた……リバイブ?
ゲームで確かあった……死者蘇生?
ハデスはゲームオーバーになった人たちを蘇らせる事が出来るの?」
「エグゼイドよ我が命令する。世界の救世主を倒せ」
「ノーコンティニューでクリアーしてやるぜ!」
「相手になる」
ハデスが命令するとエグゼイドは俺に襲いかかる。
俺とエグゼイドは挨拶代わりと拳を打ち込む。
拳同士が当った衝撃で俺とエグゼイドは吹き飛ばされる。
すぐに立ち上がり二人は戦う。
「背後がガラ空きだ」
俺はエグゼイドと戦うとハデスは透明になり背後から攻撃する。
いきなりの奇襲に対応出来ずまともに攻撃を受けてしまい膝をつく。
「二対一でしかも背後からなんてずるい」
「ゲームでは何でもありだよ」
「こんなのゲームじゃないよ。そうだ。クロコが一緒に戦えばすむ」
「私は無理です」
「 クロコ今こそ救世主の出番だよ」
「イチカ……私はそんな言われる人じゃ……」
「どうだ救世主我の配下にならぬか?」
「まだ終わってない。お前たちが二人ならこっちもだ!」
<<アタックライド・・・イリュージョン>>
俺はイリュージョンの効果で二人に分身しエグゼイドとハデスに立ち向かう。
「これで五分五分だ」
「ピンクかならこっちもピンクだ。変身!」
<<カメンライド・・・ディケイド>>
<<アタックライド・・・ライドブッカー>>
俺は世界の破壊者と呼ばれ様々ライダーの力を使いこなす仮面ライダーディケイドに変身した。
多分士さんにディケイドはピンクって言ったらマゼンタだってツッコミが入りそうだ。
俺はライドブッカーソードモードを変形させてエグゼイドと斬り合う。
「ふんならば我は消えるだけだ」
ハデスはステルス能力を使い透明になり奇襲をかけようとする。
「ステルスか……悪いが対抗作はある」
<<アタックライド・・・サーチ>>
ディゴッドの目が光り周りを見渡すと
ハデスが透明になり奇襲しようと動き出した所を発見した。
「そこだ」
「何!?」
サモンドライバーで銃撃しハデスの動きを止める
「我のステルスを見破るとはな! だがハデスの力はステルスだけではない」
ハデスはガチャコンサイズを構え接近して何度か振り下ろす。
俺はライドセイバーで攻撃をさばきながらカードを取り出す。
「冥府の神ハデスかならこっちは海の神だ」
バックルにカードを装填した。
<<カメンライド・・・ポセイドン>>
音声が鳴ると
ディゴッド・ポセイドンに変身する。
「コロコロと姿を変えおって!!」
「命乞いはするな。時間の無駄だ」
「命乞いをするな時間の無駄だと……我を侮辱するとは……許さぬ!!」
槍型の武器ディーペストハープーンを構えハデスに攻撃する。
ハデスも負けじとガチャコンサイズで反撃した。
「変身!」
「マックス大変身!」
俺はカードを装填しエグゼイドはガチャットを装填する。
<<真・ファイナルカメンライド・・・ディケイド>>
<<レベルマックス! 最大級のパワフルボディー ! ダリラガン!ダゴズバン!マキシマムパワーX!>>
俺はディゴッド・ディケイド最強コンプリートフォームに
エグゼイドはエグゼイドマキシマムマイティーアクションXに変身する。
<<アタックライド・・・クウガ>>
カードを装填するとディゴッド・最強コンプリートフォームはクウガライジングアルティメットの幻影を横に召喚する。
そして召喚されたクウガもシンクロしてディゴッド・最強コンプリートと同じ動きをしカードを装填する。
<<>ファイナルアタックライド・・・ク・ク・ク・クウガ>
カードを装填するとディゴッド・最強コンプリートとクウガライジングアルティメットの右足に莫大なエネルギーが集まりディゴッド・最強コンプリートとクウガライジングアルティメットはシンクロして同時に飛び上がる。
<<分裂化!>>
エグゼイドマキシマムはエナジーアイテム分裂化を取り二人になる。
<<マキシマムクリティカルブレイク!>>
エグゼイドマキシマムもゲーマードライバーを開閉させ必殺技を発動させる。
ディゴッド・最強コンプリートと、クウガライジングアルティメット。
エグゼイドマキシマムが分裂した二人。
ディゴッドとエグゼイドたちの必殺キック。ライジングアルティメットキックとマキシマムクリティカルブレイクがぶつかり合う。
ドカン! っと凄まじい音と共に爆発した。
爆炎が晴れると二人のライダーが立っていた。
ディゴッド・最強コンプリートとエグゼイドマキシマムであった。
二人はまだ睨み合いどちらかが動くのを待っているようである。
「エグゼイド! そろそろ本気を我に見せてみろ!!」
「……ハイパー大変身!」
ハイパームテキガチャットをマキシマムマイティXガチャットに連結させガチャット上部のスイッチを押すと前面の扉が開く。
<<ドッキーング! パッカーン! ムーテーキー! 輝け! 流星の如く! 黄金の最強ゲーマー! ハイパームテキエグゼイド!>>
エグゼイドはハデスから命令されるとエグゼイドムテキゲーマーに変身した
「先ずはお前からだ」
エグゼイドムテキはショートワープしてディゴッド・ポセイドンに
攻撃する。
<<ハイパークリティカルストライク>>
俺にとっては一瞬だが何回も何十回も必殺キックを受けディゴッド・ポセイドンは消える。
「ムテキ……やっぱり強いな」
「お前の所為で俺たちは死んだ」
「エム先輩」
「絶対に許さない」
「お前たちの相手は俺だ。変身!」
<<ファイナルカメンライド・・・ディゴッド>>
俺はカードを装填してディゴッド・最強コンプリートからディゴッド光状態に変身する。
そしてエグゼイドムテキとハデスと向かい合い睨み合う。
背後には新しくこの世界で友だちになったクロコとイチカ。
二人は俺が絶対に守る
「……お前から攻略する」
「ふはは! 我がゲンムコーポレーションの邪魔をする者を……我が直々に処刑してやろう!」
エグゼイドムテキは俺に接近して首元を掴み持ち上げられた俺は動けずにいた。
そしてハデスは無情にも大鎌の武器を構えそして……
「陸先輩!?」
「リー君!?」
二人の叫び声と共に大鎌は振り下ろされた。
<<アタックライド・・・インビジブル>>
「何!?」
ハデスは抵抗出来ないと思っていた俺が突然消えた事に驚く。
「エグゼイド!」
「分かってる」
<<アタックライド・・・シャイニングブラスト>>
(……!?)
エグゼイドがクロコを捉えようと歩き出すと強力な光の砲撃が飛んでくるガチャコンブレイカーで防ぐがクロコとイチカは消えていた。
「逃したか……まあいい我の邪魔をする奴は消えた」
ハデスとエグゼイドは何処かへと去る。