理沙の新しい力ディフェンドコンプリートフォームが登場します。
陸たちに道を切り開いてもらった私は魔人ガルムと睨み合っていた。
<<アタックライド・・・ブラスト>>
「はぁ!!」
「効かねえよ」
ブラストの効果で銃弾の威力を上げ連続で銃撃するが魔人ガルムは鋭い爪で何事もなかったように弾きながら接近する。
「近づかれると厄介ね……だったらこれならどう!」
<<アタックライド・・・イリュージョン>>
私は五人に分身して射撃しながらドライバーに一枚装填する。
<<ファイナルアタックライド・・・ディ・ディ・ディ・ディフェンド>>
「ディメンションバースト!」
五人に分身した私たちは魔人ガルムの周囲を囲んで必殺技ディメンションバーストを放つ。
直撃した魔人ガルムの周りには土煙が上がり視界が悪く安否が確認出来ない。
「終わったわよね」
私は息を整えて半信半疑だが勝利を確信する。
すると笑い声が聞こえる。
「フハハこの程度で俺様を倒せる訳ないだろ! 実力の差を分からせてやる」
魔人ガルムは超スピードで動きながら影の中に移動する。
「どこに行ったの!」
「こっちだぜ!」
魔人ガルムは私の影から突然現れ奇襲する。
迫り来る爪を避けるがまた影に隠れる。
影の移動だけでも厄介なのにそれプラス超スピードで動けるなんて……
「だったらこれよ!!」
<<アタックライド・・・サーチ スピード>>
私はドライバーに二枚装填する。
一枚目はサーチ。
何処にいるのか視覚を強化して魔人ガルムを探す。
「いたわ!」
攻撃する為に影から飛び出してきた魔人ガルムを私は確認出来てたから余裕で避け二枚目のスピードの効果で超スピードで動き魔人ガルムを完全に捕らえ銃撃しながら拳を叩き込む。
「やるじゃえねかだがこれで終わりだ!」
後退した魔人ガルムはすぐに右爪に光のエネルギー左手に闇のエネルギーを集め斬撃を放つ。
「まずい! 防がないと」
<<ディフェンスライド・・・バリヤー>>
「きゃあ!!」
バリヤーを使って光と闇二つの斬撃を防ごうとするが余りの威力にバリヤーを破り吹き飛ばされる。
私は衝撃で変身が解ける。
「俺様を倒せるのは救世主ぐれえだよ。さてとお前を消すとするか」
魔人ガルムがとどめを刺す為近づいてくる
カキンカキンと爪が引きずられてくる音が聞こえる。
もう私はここまでみたい。
陸たちともう少し一緒にいたかったな。
それにちゃんと胸に秘めた気持ちも伝えたかった。
後悔しているとふっと声が聞こえる。
理沙ちゃんには大切な人を守れるような優しい子に育ってほしい
だけどお前を放っとけない!今は苦しいかもしれない。でも俺は海東に笑っていて欲しいんだ
「そうよね……」
私はパパやママそして大切な幼馴染の言葉を思い出す。
「はぁ!!」
私は残りわずかの力を振り絞って銃撃した。
魔人ガルムは私に抵抗する事が出来たのが予想外だったのか直撃を受け後退する。
「私は絶対に諦めない。もう二度と大切な人たちを失いたくないから」
「一応名を聞いてやる何者だお前?」
「世界を救いし仮面ライダーよ!覚えておきなさい! 変身!」
<<カメンライド・・・ディフェンド>>
ディフェンドに変身すると私の覚悟をまるでカードが読み取ったのかカードケースから一枚のカードが飛び出す。
「これは……ううん分かるわ」
私は迷いなくカードを取り出し新しく手に入れたケータッチに装填した。
<<ギルス・ナイト・カイザ・カリス・イブキ・ガタック・ゼロノス・イクサ・ディエンド>>
ケータッチに表示された格サブライダーたちのライダークレストを順番に押していく。
そして最後にディフェンドのライダークレストを押す。
「変身!!」
<<ファイナルカメンライド・・・ディフェンド>>
バックルにケータッチを装着すると最終形態であるディフェンドコンプリートフォームに変身する。
九人のサブライダーたちのカードが胸に装備されまるでその姿は全てのサブライダーたちの力をまとめたまさに歩く完全サブライダー図鑑である。
「ふん! 姿を変えようが俺様の敵じゃねえな!」
魔人ガルムは鋭い爪で切り裂こうとするが簡単に受け止めてカウンター気味にドライバーで銃撃し魔人ガルムは体制を崩し倒れる。
倒れた隙にドライバーにカードを装填する。
<<アタックライド・・・サブライダー>>
ギルス~ディエンドまでの通常形態と最終形態のサブライダーたちが私の横に並ぶ様に召喚される。
エクシードギルス
ナイトサバイブ
カイザ
ワイルドカリス
威吹鬼
ガタックハイパーフォーム
ゼロノスゼロフォーム
ライジングイクサ
ディエンドコンプリートフォーム
格サブライダーたちは必殺技を同時に使う。
エクシードギルスはエクシードダブルヒールクロウ
ナイトサバイブは疾風断
カイザはカイザスラッシュ
ワイルドカリスはワイルドスラッシャー
威吹鬼は音撃射・疾風一閃
ガタックハイパーフォームはハイパーライダーキック
ゼロノスゼロフォームデネビックバスター
ライジングイクサはファイナルライジングブラスト。
ディエンドはディメンションシュートを放つ。
「ふんこんな攻撃!!」
魔人ガルムはサブライダーたちの必殺技を影を呼び出して盾にしたり鋭い爪でガードをして全て防ぐ。
「全て防いでやったぞ!!」
ギリギリだったのか息を切らしながら宣言する。
「まだ私がいるわ!!」
<<ファイナルアタックライド・・・ディ・ディ・ディ・ディフェンド>>
「これで終わりよ!! ディメンションフルバースト!!」
ディフェンドは強化必殺技フルディメンションバーストを使う。
目の前に十二枚のゲートが現れ相手を捕捉しゲートへと強力な砲撃を放ち、ゲートを威力を上げながら通過して相手を倒す強化必殺技。
「くそ! 救世主じゃなくこんな奴に!! 覚えてろ!! グッガアア!!!」
ドッカン!!!
凄まじい大爆発を起こして魔人ガルムは倒される。
「終わったわね」
これで終わったのね意識が……
私は力を使い果たし変身が解け倒れそうになる。
すると誰かに支えられる。
「お疲れ様。よく頑張ったな」
「陸……ありがとう」
私の意識は遠のいていく。
「理沙ちゃんお疲れ……あー!? ずるい!」
「今回は多めに見てやれ。雨宮」
側には変身を解除した栞と忍がいて陸は倒れた理沙を優しく抱き抱えていた。
栞はお姫様抱っこされている理沙を羨ましそうにしていてそんな栞を忍が落ち着かせている。
「ふぁぁ」
可愛らしい欠伸と共に目を覚ます理沙。
「えっ// えっ!?」
私の目の前には大事な人の顔があった。
もう少し近づくと顔と顔が引っ付く距離であり私は慌てて距離を取る。
「お疲れ様。起きたみたいだな」
えっ!? えっ!?
落ち着くのよ海東理沙。
周りを確認するとベンチに座っている陸と気持ちよさそうに頭を肩に持たれさせて眠っている栞がいた。
私の為に陸は肩を貸してくれてたのね。
「そういう事ね。ありがとう陸」
「ああ」
「だけど勿体なかったわね」
「なんか言ったか?」
「何でもないわ。それより魔人ガルムはどうなったの?」
「それは」
「奴は海東が倒した」
陸の言葉を遮り隣のベンチに座る伊賀魔さんが説明してくれる。
「お前の新たな力で倒した」
私はあの戦いを思い出す。
私は大切な人を守れたのね。
本当によかった。
「伊賀魔さん」
「忍でいいよ海東」
「はい。忍さん。私の事は理沙でお願いします」
「分かった。よろしくな理沙」
「はい。こちらこそよろしくお願いします。魔人ガルムの事ありがとうございました!」
「ああもし困った事があったらいつでも呼んでくれ駆けつける」
「私もです! 絶対に駆けつけますから。でもどうしましょうか」
「スゥースゥー」
理沙の視線を見ると気持ち良さそうに陸に持たれながら寝息をたてている栞がいる。
起こすのを少し躊躇わせる。
「スゥースゥー」
「栞……起きてるだろ?」
「スゥースゥーバレてた?」
栞は陸のジーッとした視線を感じて悪戯がばれた子供のように舌を出しながら笑っている
「起きてたの!? いつから!?」
「えーっとね理沙ちゃんが慌てて起きた時かな」
「ええ! 最初からじゃない!」
「まあまあいいじゃん」
「そうね。それよりこれからどうやって元の世界に帰ろうかしら」
「あの黒い車だと二人までだもんね」
「陸。何か考えがあるか?」
「はい。ウィザードの力で帰れます」
「流石陸君! じゃあさっさと帰ろうよ」
「そうだな」
陸はディゴッド光状態に変身してカードを装填する。
<<アタックライド・・・タイム>>
ディゴッド光状態はウィザードの魔法タイムを使い空間の穴を発生させる。
「さて帰ろう帰ろう」
「そうだな」
栞と忍は空間の穴に入っていく。
理沙は過去の神白を眺めている。
「理沙そろそろ穴が閉じる」
「ええすぐ行くわ」
理沙は頭を下げてから穴の中に入っていく。
「理沙のお母さんお父さん。理沙の事は俺に任せて下さい。絶対に守ります」
陸もそう言うと入っていく。
現代神白・・・
「帰ってきたわね」
「空気が美味しいね」
「さて帰るかな」
「忍さんありがとうございました」
「こっちこそ助かったやはり世界の救世主と言われるだけあって流石だな」
「忍さんこそ凄かったです」
「まあな。お前より三年早くヒーロー活動してたからな」
二人は互いを健闘し合い硬く握手する
「ああまた会おう陸、理沙、雨宮」
「はい」
「ありがとうございました!」
「じゃあね!」
陸が出現させた銀色のオーロラの中に入り自分が住む場所に帰って行った。
陸と忍はまた出会う事になる今度は時の狭間の世界で共に戦ったソウルや他のライダーたちと一緒にこの世界を守るチームとして。
「俺たちも帰ろうか」
「そうね本当に疲れたわね」
「もうお休み最終日何だね。明日はサボっちゃおうか」
「栞」
「うそうそ!冗談だよ♪ 何か面白そうな行事ってあったけ?」
「家庭科で料理を作る日だったわ」
「やりー!僕の手料理を陸君に食べてもらおう」
「あ! ずるい! 私もよ!」
三人はいつも通りの会話をしながら家に帰って行く。
こうして私たちと魔人ガルムとの戦いは終わったのであった。
様々世界を襲い暗躍していた魔人ガルムを倒し世界は平和になったのでした。
栞が手にした新たな力ブラスターフォーム。
陸と新たに出会った仲間クロコ。
私が手に入れたコンプリートフォーム
私たちは新たな力と仲間を得て未来に進むのであった。
「そろそろ時間だ」
「理沙ちゃん早く行こうよ」
「ええ!」
大切な幼馴染と大事な親友の言葉を聞きそっと書き始めたノートを閉じて学校に登校する。
***
放課後陸たち三人と小春と剣心は新聞部の部室で話をしている。
「と言う訳よ」
「この短期間で色んな冒険してきたのね!」
理沙は過去の旅の事と今回の魔人ガルムとの戦いを話す。
「ごめんね内緒にしてて」
「いいわよ。正直に話してくれたし。それにこんな重要な事簡単に話せる訳ないしね」
「小春……ありがとう」
「それにしてもいろんなライダーたちの世界か……見てみたいわね」
「またみんなで行こう」
「そうだねまたみんなで冒険に行こう♪」
「神谷君に栞ちゃん……ありがとう!」
「私も小春と旅に行きたいわ」
「そうね! みんなで行きましょうか」
「俺も負けてられねえな!」
「剣心何処いくの!」
「ちょっくら竹刀でも振ってくるぜ」
走って行く剣心。
何分かするとどこからか悲鳴が聞こえる
「キャァ! また覗きよ!」
「いや、俺は竹刀を振りに来ただけだ!!」
「信用出来ないわ!」
「そこは信用してくれよ!?
って危ねえ!」
ドタドタと廊下を走り剣心は女生徒に追われていた。
「剣心を助けてくるか」
「僕も着いていくよ」
「ああ頼む。理沙たちはゆっくり話しててくれ」
「ええありがとう」
「神谷君」
「どうした?」
「あいつは昔から変態でスケベでどうしようもない奴だけど本当は優しい人だよ」
「分かってる。みんな本気であいつの事嫌いな奴はいないさ」
「ありがとう。神谷君……ケン君の事お願いします」
「ああ」
陸と栞は剣心のいる場所に向かう。
「本当に好きよね~」
「えっと//私と剣心はただの幼馴染よ」
「えっ ケン君じゃないの?」
「もう理沙ちゃんの意地悪……それを言ったら理沙ちゃんもじゃない」
「なっ//」
「あはは顔紅くなってるよ~」
「そっちだって」
理沙と小春は頬を紅くする。
「いつかちゃんと気持ち伝わるといいね」
「そうよね」
理沙と小春は幼馴染の事を想いながらも自分の事に鈍感な二人にため息をつく。
体育館・・・
「こらー!!待ちなさい!」
「待たねえよ! おっ! 見えたぜ」
「っ!? もう許さないんだから!!」
「危ねえ! お前本気で振りやがったな!?」
「当たり前よ! 悪速斬!」
剣心は逃げながらもちゃっかり女生徒のスカートの中を覗く。
見られた女生徒は更に激怒して竹刀を振るう
そんな竹刀を陸は竹刀で受け止める。
「もうこれぐらいで許してやってくれないか」
「陸君!? ……分かったわ。エロ大王今度覗いたら許さないからね! 」
「だから覗いてないっつの! 本当に乱暴な奴だな!」
女生徒は陸がいるので強く出れないのか陸から見えないように鬼の表情で睨んでいる。
「コホンまたよかったら一緒に遊びに行かないかな?」
「ああまたみんなで行こう」
「えーっとそう意味じゃないんだけどな……うんそうねみんなで行きましょう」
「ああ」
「じゃあまたね陸君」
「ああまた明日」
女生徒は会話が終わると帰って行く。
二人の会話を聞いていた栞はホッとしたような呆れてるような複雑な様子だ。
剣心は陸と女生徒の会話を唇を噛み締めて聞いていた。
「相変わらずだな剣心」
「何で俺の時は信用しないくせに陸の場合はすぐに言う事を聞くんだよそれにモテるしよ」
「あははそれって日頃の行いじゃないの♪」
「雨宮か全く。で何かようかよ?」
「少し打ち合おうか」
陸はもう一つ竹刀を投げ渡す。
「へ! いいぜ! 相手になってやる」
陸と剣心は竹刀を持つと少し距離を空ける。
陸はディゴッドの時のようなスタイルで片手で竹刀を持ち剣心は最初っから持っていたのと合わせて陸から渡された竹刀を持ち二刀流のスタイル。
側には栞が見物している。
「じゃあ準備はいい? 試合開始だよ!」
二人は試合の合図がなると接近して打ち合う。
剣心は二つの竹刀を凄まじいスピードで振るい陸は上手くガードする。
「お前少し変わったな」
「俺がか?」
「ああ。まるで前と違う奴と戦ってるみてえだ」
「色々あったからな。剣心は……いや何でもない」
「何だよその曖昧な答えは言えよ」
陸は答える気がないのか竹刀を打ち込み試合は再開される。
二人は何度か打ち合うがやは陸様々経験をしている陸の方が上なのか二つの竹刀を弾き竹刀を剣心の首筋に当てて試合は陸の勝利で終わる。
「俺の勝ちだ」
「くそ!俺の負けか!」
陸はいつもの無表情で勝利を宣言し剣心は悔しがっていた。
「くそ! 負けたぜ! 俺はもう少しだけ残って行くぜ」
「分かった。また明日」
「また明日ね♪」
「ああ! また明日な!」
陸と栞は体育館を後にする。
「陸君さっき何を言いかけたの?」
「あいつから強い力を感じた」
剣心と打ち合っているととてつもない力を感じた。
多分だけどあの力は仮面ライダーソウルと同じ力。
それは部室にいた小春からも感じた。
あの二人はもしかしたら。
今はいいな。
「帰ろうか」
「そうだね♪ 理沙ちゃんを迎えに行こうよ!」
俺たちは部室に向かう。
***
(ママパパ私大切な人ちゃんと守ったよ)
陸と理沙はお墓参りに来ている。
「理沙」
「大丈夫よ。私どれだけ時間がかかっても絶対にママとパパを見つけるわ」
「えっ?」
「覚えてないの? お墓にはママたちはいないわ。遺体が発見されてないのよ」
(歴史が変わったのか?)
本来なら車の事故で理沙の両親の遺体はすぐに発見されたが歴史が変わったのか遺体を発見出来ず残されていたのは燃え焦げた車だけであった。
沢山の人が協力して探したのだがまるで二人は神隠しにあったように消えていたのである。
「どれだけかかるかもしれないけど絶対にママとパパを探してみせるわ」
「ああ。俺も協力する」
決意を固める陸たち。
見て頂きありがとうございますディゴッド外伝三部作終了です。
次回ですが柏葉大樹さんの作品仮面ライダー輝龍とコラボさせて頂く事になりました。
僕自身もコラボ楽しみですし皆さんも楽しみにしてて下さい!