今僕は激しく後悔している。
「なぁ~シキぃ~はやく、掛かってこいよ。お兄ちゃんがどこまで強くなったか見てやるからよ♡」
目の前に居る兄が笑顔ですごい殺る気を出しているからだ。
後ろを見ると、六課の人たちが端っこの方で見学している。
あ、今姉さん眼を逸らした!!!!
というかなんで天童もここに居るんだ?
ってそんなことはどうでも良いか、今は目の前の事に集中しないと・・・
「確認だけど兄さん、マサカドゥスは使わないよね?」
そう、これを使うか使わないかで対応が全く変わってくる。
何せ使用されるものなら、攻撃手段が発気とメギド系のみになる。そうなれば僕の勝率は高くて一割あればいい方とか・・・泣きたくなって来た。
そんな僕の思いを踏みにじるのが大好きな悪魔は現実を突き付けた。
「何を言っているんだ。使うに決まっているだろう?」
どうやら神様は僕の事が嫌いみたいです。って目の前に居るんだけど・・・
「ちぃならば先手必勝メギドラオン」
「ふはははは、良いぞシキ初手は譲って・・・やる訳ないだろう!!!!!メギドラオン」
六課の訓練フィールドに紫に輝く魔力の球体が2つ現れ、それが一気に膨張し破裂した。
その破壊力は凄まじく、一瞬で地面に2つの大きなクレーターが現れた。
片方のクレーターの中心には余裕の表情の間薙シンが経っていた。
そして、もう片方にはシキの姿は見えなかった。
「今なら殺れる・・・くたばりやがれ」
シキはメギドラオンを放ったあと上空に飛んでシンのメギドラオンを回避していた。
そして、上空から全力の発気をシンに向けて撃った。
この時シキはシンに向けて殺気を放っていた。
殺気を向けらえれたシンはずば抜けた危機察知能力でシキの発気を全てカンで避けた。
「シキまだまだ甘いな。殺気なんかぶつけたら気付くに決まっているだろう?」
「忘れてたんだよ!!!というかなんで気付けるかな?普通だったら今ので終わってるよ。」
「そりゃあ、ボルテクス界というなの乱世で生きてればおのずと出来るようになるよ。シキも行ってみる?命の保証はしないけど・・・ま、そんな訳でマグマ・アクシズ」
シンそれだけ言うと両手から炎を出し、自分の頭上で手を合わせた。
合わされた手から熱線が走り、それは自由落下中のシキに向かって行く
「殺されてたまるか!!!!ブフダイン」
それを両手から最上級の氷結魔法を出して、マグマ・アクシズをなんとか相殺する
「おお、俺のマグマ・アクシズを防げるようになったかじゃあ次は・・・竜巻だ。」
「嘘でしょ!!!!」
シキ悲鳴は竜巻に掻き消され一瞬で飲み込まれた。
しかし、数秒後には竜巻自体が消えうせて、そこには多少なりとも傷ついたシキが居た
「ふぅーふぅー、もう兄さんの前では絶対に不用意には飛ばない」
「お、シキもだいぶ強くなったな。じゃあ最後にこの技を耐えられたらシキの勝ちにしてあげよう」
シンはそういうと丹田に力を込め、両手を重ねた状態で前に出した。
その光景を見ているシキは顔面真っ青になっていた。
「ちょっちょっと待ってよ。地母の晩餐なんかしたらこの辺一帯が崩壊しちゃうよ」
慌てるシキを余所にシンは余裕の笑みである。
「じゃあ来世で会おうぜシキ」
その時のシンはすごい笑顔だった。
「って兄さん殺す気じゃ・・うわーーーーーーー」
シキの悲鳴は大地の崩壊で全く聞こえなかった。
その日六課の訓練地一帯が原因不明の地震により偉いことになったのは仕方の無いことだったが、次の日には綺麗に片付いていた。
ちなみに戦闘を見ていた六課メンバーは・・・・
「なんやあのメギドラオンってなのはちゃんのスターライトブレイカーが子供だましみたいな威力や無いか!!!!どういうことやアリサちゃん」
六課メンバーは全員アリサに目を向ける。
アリサはめんどくさそうにしながら説明する。
「え~っと、私も詳しいことは解らないけどシキによると防ぐ事の出来ない万魔の魔法らしいわよ。ま、使えるのは私の知っている限り4人だけだけどね」
「4人やって!?シキ君にシンさんにあとは誰やそんな物騒な魔法使えるのは?」
「それはそこに居るフェイトさんの姉のアリシアと彼氏の葛葉キョウジさんよ。ちなみに言っておくけどこの人もシン兄さんに匹敵するぐらい強いわよ。」
自分の姉の名前が出たことに驚くフェイト
「ところでシキ君が闘う前に言っていたマサカドゥスって何?」
なのはがアリサに質問する
「シン兄さんが言うには悪魔の力が結晶した物で、その中でも究極の力を秘めたマガタマよ。わかりやすく言えばロストロギアみたいな物よ。危険度は闇の書なんて目じゃないわよ?何せ人を悪魔に作り変えれるみたいだからね」
「そんな物をなんで持っているんだ!!!危険すぎるだろうが今すぐ封印した方がいい」
アリサが答えたことに天童が危険性を訴えるも
「じゃあそう思うならあなたがシン兄さんに直接言ってみればいいじゃない?もしかしたもしかするかもしれないわよ。(ま、そんなことは万に一ついえ、億に一つもないけど)」
アリサはそういうとシンの方を指差した。
六課メンバーは二人の模擬戦?を見るとシンは両手から熱線をシキに向けて撃っていた。
対するシキは氷結魔法を唱えてそれを防いでいた。
「あんなのに文句言いに行くのか天童?管理局員としては正しいかもしれないけど・・・まあ、骨は拾ってやると言いたいところだけど・・・あれじゃあ骨も残らないか。」
ヴィータは天童を説得する。
「どちらも凄まじい魔力ですね。」
「測定結果はうそ・・・二人ともSSSオーバー!!!シンさんは悪魔みたいだからしょうがないけどシキさんはリンカ―コア無いのに・・・」
「シキ曰く黄泉平坂から戻れたら誰でも使えるみたいよ。おすすめはしないけどね」
「えっとなのは黄泉平坂って何?」
「さ、さあ、ちょっとわからないの。はやてちゃんは?」
「日本神話におけるこの世とあの世をつなぐ道のことやな。それならアリシアちゃんが魔法を使えるのも納得やね。わからないのはシキ君とキョウジさんやったっけ?の二人位やな。」
「シキは当時殺されながら鍛えられていたわ。あの子は私みたいに才能も何もなかった。あえていうなら体は頑丈だったわね。ちなみにキョウジさんは葛葉一族っていう悪魔召喚士を生業にしている人で、その中でも異端の人よ。」
「ほなもーチートでええなシキ君達は、ついでにジェイル・スカリエッティもぶっ飛ばしてくれへんかな?」
はやての呟きは余りにも小さかったため誰にも聞かれなかった。
「(才能が無くても死んで生き返ることが出来れば私だって強くなれるんだ。)」
アリサの説明を聞きながらもティアナは昨日シキに教わっていた事をシキの模擬戦が終わるまでずっとやっていた、ただの一回も落とすことなく。
それがどれほどすごいことなのか彼女は知らない。
ちなみにスバルとエリオとキャロは模擬戦を目を輝かせてみていた。
地母の晩餐の余波で揺れている最中も卵を落とさないティアナは正直すごいです。
あとは早撃ち6発を一瞬で出来ればリアル人間台風。やったねたえちゃん