リリカルマニアックス   作:だめねこ

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第31話

あれから数日が経過した。

 

仲良し三人組と天道は地上本部に警護の任務で今六課の隊舎には居ない。

 

今居るのはヘリのパイロットのヴァ・・・ヴァイセだっけ?後は非戦闘員とか事務系の人ととシャマルとザッフィーと仕事をサボっている姉と俺とヴィヴィオだけだ。

 

何で俺が六課に居るか?

 

はやてに頼まれたからだ。

 

何事も無ければ良いなと思っていたが、そうは問屋が降ろさないようだ。

 

「シキ君急いで隊舎前に来て敵が襲撃してきたの」

 

「分かったシャマル非戦闘員は全員下がらせろ。後はヴィヴィオ頼む」

 

「うん、任せてシキ君」

 

俺はヴィヴィオを姉さんに渡すとヴィヴィオは大声で泣き始めた

 

「やだ~~シキパパと一緒に居るの~~追いってちゃやだ~~~」

 

「あ~もう、うるさい静かにしろ。つーか俺はパパじゃねーっての」

 

「子供相手に切れて無いでさっさと迎撃してきなさいよ。こっちは私が見ててあげるわよ。すずかもここにいなさい。吸血鬼だなんだって言ったってあんたは弱いんだから」

 

「あ、はい分かりました。シキ君怪我だけはしないでね。」

 

「ああ、わかった。じゃあ言ってくるぜ。」

 

俺はそれだけ言うと外に向かった。

 

外に出て俺は自身の目を疑った。

 

ザッフィーやシャマルが倒れているからではなく、倒した相手に驚いた。

 

ミリタリーコートに白の無地のシャツ、黒のズボンを着ている。違う点が眼鏡は付けてないし、髪は肩に掛かる位長くなって変わっているが間違いない。

 

「あんたカオスヒーローだろ?ここに何しに来た?」

 

「ふっその名はアイツとの勝負に負けたときに捨てたさ、今の俺はタケシだ。目的はオリジナルがどんな奴か見に来たそれだけだ。」

 

「ハッならお眼鏡に叶ったかい?」

 

「それはこれからやりあえば分る事だ。」

 

そういうとタケシは右手に倶梨伽羅の剣、左手にピースメーカーを持ち構える。

 

対する俺は右手にヒノカグツチ、左手にはデュランダルを持ち構える。

 

「デュランダルセットアップ」

 

シキの服装がアサシンに切り替わる。

 

「準備完了みたいだな」

 

「ああ、別段待っててくれるなんて意外と優しいだな」

 

「その方が面白いだろ?」

 

「ならいざ尋常に勝負」

 

「受けて立つぜ」

 

両者は同時に繰り出した。

 

 

「おらぁ」

 

「ハッハーあめぇぞ」

 

ヒノカグツチで切りかかるもそれは倶利伽羅の剣に防がれてしまう。

 

それと同時にピースメーカーの銃口がこっちを向く

 

俺のバリアジャケットは拳銃如きじゃあビクともしない。

 

しかし、あの銃は別だ。

 

威力・速度・精密製どれをとっても最強クラス

 

メギドファイヤに匹敵する銃である。

 

いくら俺のバリアジャケットでも防ぐことは出来ない。

 

デュランダルを前に出し魔法を発動させる

 

「プロテクション」

 

ガギィン

 

「これを防ぐか・・・なるほど。」

 

「ちぃ化物め。」

 

悪態の一つも付きたくなる

 

今目の前に居る男は剣を軽く受け止めた。だけではなく、反撃までしてきた。

 

剣同士の強さならヒノカグツチの方が上、しかし身体能力はタケシの方が遥かに優れている。それにたった一人で荒廃した東京を生きぬいた経験差がとてつもなくデカイ

 

「さて、用も済んだし俺はお暇するぜ。」

 

そういうとタケシは剣を鞘に戻し背を向けた

 

「な、待てあんたどこに行く気だ」

 

「さーな、ただ俺との決着を付けたかったらゆりかごまで来な」

 

タケシが去ったあと六課の隊舎から大きな音が響いた。

 

慌てて戻ると姉とすずかが血まみれで倒れており、そのそばにはクワットロがヴィヴィオを抱きかかえていた。

 

「ふふふのふーようやく来たわねシキ君、この間はお世話になったから是非お返しがしたかったのよ~。じゃあ私も用が出来たから帰るわね」

 

「お前生きてここから出られると思っているのか?」

 

「ええ~出られますとも、それにしてもシキ君のそんな顔が見られるなんて・・・ぞくぞくしてきちゃった。じゃあ溜飲も下げることが出来たし私も退散するわ」

 

「逃がしゃしねーよ。」

 

右手に握っているヒノカグツチを全力でブン投げた。

 

ヒノカグツチはそのままクワットロに突き刺さらずそのまますり抜けて通過した。

 

「何時までも私がこんなところに居るわけ無いじゃないですかシキ君。それは映像ですよ。」

 

あたりにクワットロの声だけが響きわたる。

 

しかし、それは俺の頭には入らなかった。

 

「・・・・・・メディラハン」

 

六課の隊舎を緑の暖かな光が覆う

 

すると壊された物、傷ついた人たちを癒し治した。

 

その後突如けたたましいアラートが鳴り響いた後空中に巨大画面が現れた。

 

巨大な画面に映っているのは白衣を着た長髪の男性

 

『さぁ、いよいよ復活だ。

私のスポンサー諸氏、そしてこんな世界を造り出した管理局の諸君。

偽善の平和を謳う聖王教会の諸君も。

見えるかい……これこそが、君たちが求めていた絶対の力」

 

それと同時に画面の横には八神とフェイト、なのはが映った画面も現れた。

 

『みんな! スカリエッティからの一方通信や!

管理局全体に流されてる!』

 

そうか、コイツが・・・・

 

『旧暦の時代、一度は世界を専権し、そして破壊した。

古代ベルカの悪魔の叡智。

見えるかい?

古代の技術と叡智の結晶は、今その力を発揮する……!』

 

『シキパパーーーーーーーーーー!!』

 

『さぁ、ここから夢の始まりだ!

聖王の器を鍵に、ゆりかごは今蘇った!!

ハッハッハ、アーハッハッハッハッハッハッハ!!!』

 

それを最後に巨大画面は消えた。

 

 

 

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