偽伝・機動戦艦ナデシコ T・A(偽)となってしまった男の話 作:蒼猫ささら
こんにちは、お久しぶりです。ホシノ・ルリです。
突然ですが私、今銃撃戦の真っ最中です。
あれからフクベ提督以下、生活班十数名が人質として捕えらえられてる一室まで後少しというところまで到着したのですが……。
「ルリ、投降した方が痛めに遭わずにすむぜぇ。いくらお前でも俺達の相手は無理だ」
幼気な少女に向かってまるで悪役のような台詞を言うリョーコさん。
通路の奥にある部屋の前で保安部三名、整備班三名を左右に従えて遠慮なく私が身を隠している曲がり角に銃撃を浴びせて来ます。
リョーコさんは防弾・防刃の他、各種保護性能のあるパイロットスーツを着込み、ゴム弾を吐き出すサブマシンガンを両手に構え……。
左右に従っているクルーらはボディアーマー及びバイザー付きのヘルメット、首と四肢には防護性能のあるギブスまで着用し、やはりサブマシンガンを所持している。
かなりマジと言いますか、他のクルーには無い実にガチガチな装備で身を固めています。
これに対処する為に最初はリョーコさん達が陣取る通路へ到着した早々、スモーク及び
迷彩はネタが割れた以上、やはり何時までも頼れませんね。コウイチロウおじさまの声を持つ潜入のプロを見習うべきかも知れません……。松明とおサルのお面が何故か思い浮かんでしまいますが。
スモーク対策の換気口にしても完全に予想外。艦長の指示か、反乱に加わった整備クルーのアイディアなのか……ま、考えても仕方ありません。
しかし――
「……参りましたね」
ゴム弾が撃ち付けられる壁の裏で呟く。
不意を突けず人数差もある上で、ああもガチガチに装備を固められては鎮圧は難しい。
「やむを得ません」
こちらも銃撃の合間にハンドガンを持った腕だけ突き出して打ち返すのですが、敵は意に返さずにジリジリと距離を詰めてきています。一気に詰めてこないのは私の格闘技術を警戒しての事でしょう。
一つ溜息を吐いて、私はポーチから赤いラインの入ったマガジンを取り出す。口径は9×19㎜、万が一という事で一応準備してきた物。
「……」
僅かに躊躇したものの、それをチェコ発祥のサブマシンガンへ装填。
そして、意識を集中……――さて、よーいドンです!
私はゴム弾とはいえ、銃火の真っ只中に飛び出す。
「!!?」
無防備に身を晒したと思ったのでしょう。敵が驚き硬直するのが見える。前衛、距離6mに三人、後衛距離9mに三人、更に奥……距離11mに緑髪のショートヘアの女性。
10歳ほどの幼い子供の姿をハッキリ視認して躊躇も覚えたように感じる。向けられる銃口の動きが鈍い。
鈍い理由はそれだけではない。
私が意識を集中して全身のナノマシンで形成されるコンピュータネットワークの処理速度をフルに上げた為。
反射神経と運動神経が幾分か向上し、思考は大きく加速する。
その瞬間、この世界で私の意識だけが時間に取り残されて、一秒が十秒〜何十秒もの時間へと引き伸ばされる。
「当たると痛いですよ」
そう、確かに言ったのだけど、しっかり彼等に聞こえたのか分からない。自分の発した音も酷く間延びして聴覚に入るから。
意識が加速した世界の中、緩慢な動作で手にしたサソリの名を持つ銃で狙う。
銃口の向かう先は前衛の真ん中の一人、その体の中心、ボディアーマーのど真ん中に向けて引き金を引く――。
◇
「当たると痛いですよ」
そう告げた銀髪の少女の手には、小型軽量のサブマシンガン。
だが彼等と彼女は怯まなかった。装填されているゴム弾ではこちらの防弾装備を当たり前だが貫く事はできない。
いや、そもそも効かない。大した痛みもなく僅かに小揺るぎするだけ。そう、皆が確信していた――。
しかし、
「だッ!!?」
少女が向ける銃口が火を吹いた、と思った瞬間、前衛の一人が短く悲鳴を上げて大きく仰け反った。その意味を理解する前にリョーコは脇を空を裂いて無数の何かが横切るのを感じた。
直後、軍の学校やサツキミドリでも欠かした事のない射撃訓練で聞いた覚えのある音が周囲の壁と床から響く。
「じ、実弾だ!?」
理解した瞬間、少女を捕縛せんと進んでいた足が止まった。
「下がれ!!」
叫んだ。
反射的に振り向き、後方に展開されているバリケートや十字になっている通路の裏へ身を隠そうと駆け出して……リョーコは悪手だと気付いた。
振り向いて見えた弾痕。天井、床、壁の左右上下、余りにも自分達の居た位置からズレ過ぎていた。
――牽制!? ――威嚇? ――初めに撃たれた奴は罠? ――アーマーの真ん中で軽傷?
頭の中に無数の単語が巡る……拙い!?
駆け出して、再度振り向くまで恐らく5秒程。だというのに――
「――冗談だろう?」
唖然と呟いた。
数秒という僅かの時間で同志の四人が倒れてこちらは三人となっており、今まさに自分と同様に少女に背を向けてしまった二人も……。
◇
吐き出した銃弾は二発。上手くボディアーマーの中心に弾丸が当たって血を流す事もなく、衝撃でその相手の足が止まって仰け反る。
それを見届ける前に銃口を大きく反らして円を描くようにトリガー引き込む。マガジンの半分くらいの十数発の実弾が火を吹いて銃口から飛び出して床や天井へ火花を散らせる。
すると予想通り、敵は泡を食ったように焦り、こちらに背を向けて遮蔽物へ身を隠そうと動く。
それを確認して私は全力で床を蹴って前へ飛び出す。
「先ずは――」
スロー再生された光景の中。銃弾を受けて仰け反ってまだこちらを向いている一人へ……その顎に向けて緩く握った拳を、脚の踏み込みと
昔のとある剣客漫画で『フタエノキワミ』などと言われる技があったそうですが、合気や空手にはこれと似た技がありインパクトの瞬間に緩め気味だった拳を握り込み、その握った力をも打撃と衝撃へと伝搬する技がある。それはいわゆる『鎧通し』となって打通を生む。
現代の甲冑とも言うべきボディアーマーには通用しませんが、ギブスで固定されていようと直接顎を打てば脳を揺らせるだけの威力は望めます。
足りない重さは、ナノマシンで幾分か向上した筋力と速さで補う!
――これでひとつ。
次は、左右にいる前衛二人の保安部員。
迂闊にも無防備に背中を向けた彼等の少し間合いが近い右へ……先端がスパイクになっているスタンガンを抜いてボディアーマーの隙間、脇下へ突き刺す。
厚い布地を貫いて先端が潜ったのを見てスイッチ。強力な電撃を受けて敵が膝から崩れるのを見、
――ふたつ。
スタンガンを抜くと同時に左手持ったナイフ、ただしこちらもスタン機能持ち。
少し怪我をさせる事になりますが緩慢に見える視界の中。スイッチを入れて振るった鋭い刃が左側に居る相手の脇下へ薄く届いた瞬間に腕を止め……右とほぼ同じく脚をもつれさせながら敵はうつ伏せに倒れる。
――みっつ。
次、大きく踏み込む。
後衛三名、整備班の一人。スタンガンとナイフを前へ放り投げるように手放し真正面に在る男性の背中へ……身長差の問題もあって腰に向けて最速、最重の三撃! 右腕を伸ばして中段突きの一打ち二撃、そこから間髪入れずに突き出した右腕を肘から曲げて内へしまい込むようにしながら腰を捻って更に踏み込み、肘を同箇所へ叩き混む。
秒という間も無い内の神速の三撃は、現代のボディアーマーであろうと衝撃を重く伝える。もはや現代版の『鎧通し』。これで相手の腰は死ぬ!
高杉さんが言うには木連式柔の高等技術の一つだとの事。彼等の達人の中にはここから更に左の肘へと繋げて『四撃』出来る人物が居るらしい。ともかく――
――これでよっつ。
リョーコさんを除いた残り二人は、ふたつ目とみっつ目と同じを狙う。
腰に鎧通しを受けて縦に跳ね上がるように倒れる男性をステップを踏むようにスルッと脇を抜けて、前へ放り投げたスタンガンとナイフを空中で掴み取り――素早く残った標的へと電撃を食らわせた。
――いつつ、むっつ。
これで後は……。
「リョーコさん、投降した方が良いですよ。痛い目に遭わずにすみます。抵抗しても良いですが私に勝てるなんて思わないで下さい」
意識の集中と足を止め、余裕を持って告げますが半分はブラフ。
リョーコさんの白兵戦能力は生身でも非常に高い。全身のナノマシン活性でもまともにやり合ったら互角以下。この時代では体格差が大きい。
だからこちらを振り返った彼女には直ぐに踏み込まなかった。内心焦りを覚えますが、どうやらブラフは効果があったようです。
「……冗談だろう?」
左手で握ったナイフを向けていると、パイロットスーツのヘルメット越しに愕然とし引きつった表情を見せるリョーコさん。
そこでふと思い出します。
そういえば、リョーコさんはアキトさんをシューターに引っ張り込んだ張本人。
「…………」
「ハッ!?」
思い立った瞬間、右手のスタンガンをリョーコさんの顔めがけて手首のスナップだけで投げつけ、それに怯んだ隙にゴム弾を装填していたハンドガンを秒以下で抜いて射撃。
「いたたたっ」
弾倉に残っていた9発全てを叩き込んだのですが、パイロットスーツ越しなのに何故か痛がります。……おかしいですね? 実に不思議です。
「パイロットスーツでも少しはパチパチするんだよ!」
「……?」
「不思議そうに小首傾げんな! 口から思っている言葉が出てるぞ! 分かっててやってるだろルリ!」
「いえ、ネルガル謹製の
「嘘つけぇー! エステの設計だってアタシら以上に詳しいくせに知らないわけがあるかーっ!! ……ってマグチェンするな! やめろ! まだ撃つ気かよ!?」
「本当のことを言ってるか分かりませんし、降参する様子がないから仕方ありません」
「うぐぐ……そもそも実弾を使うなんて反則だろう」
「え? 実弾で撃って欲しいんですか? なるほど、覚悟は決まっている訳ですね。良い心掛けです」
「ちがーう! オイ馬鹿やめろ! 本当に入れようとすんな! くそう……」
歯切りして悔しそうにするリョーコさん。彼女的にはこのまま素直に投降するのは難しいのでしょう、性格的にも。ましてや私のような子供には(精神は19歳ですが)。
とりあえず、実弾は冗談として、この新たに装填したゴム弾の弾倉分は撃っておきますか。アキトさんを連れ去った罪は重いのです。
直後――
「――!」
リョーコさんの表情が変化。視線が後ろに……。
倒れた敵クルーが起きた!?
直ぐに振り返ると、私が倒したクルーに起き上がる様子はない。ゴートさん特性の電撃武器。私も急所をしっかり狙って打撃を入れた。そう簡単に起き上がれる訳もなし、しかし――振り返った先に見慣れない整備クルーの姿があった。
青い制服、オールバックにした黒髪に顔には大きなサングラス。私の
手にはハンドガンが見える。恐らく10㎜口径。距離は9m。
背後にはリョーコさんがいる。
拙いと思い、前方左へ横っ飛びする。同時に再度意識を集中し……見慣れないクルーへ装填したばかりの銃でその額を狙い撃つ。
幸いその敵クルーはボディアーマーどころかヘルメットなども直用していない。これで決ま――
「いだっ!」
――は? 視界がスローとなって緩慢に伸びた音であっても分かってしまう。意識の集中が途切れる。視界の流れが、私だけの時間が戻る。
額を撃たれた整備クルーらしき男性の顔からサングラスが落ちて顔をハッキリ確認――……
「アキトさん!?」
愕然とする、してしまう。
ア、キトさ…んを、撃った……? ――私が……?
先程まで、加速して、いた、思考が、硬直、する。
「もらったー!!」
背後に動く気配――しまっ……!? 首を振り向かせる。直後、
「危ないルリちゃん!」
響く銃声、三発。
左手で撃たれた額を抑えながら右手で拳銃を構えて向けるアキトさん。
僅か9mとはいえ、素人ではまず当てられない距離。況してや額を撃たれて頭が揺れている状態では……ですが、その射撃は見事リョーコさんに命中した。
パイロットスーツ越しとはいえ、私が撃った時のように微かに痛みがあること、或いはまだアキトさんだと認識できず、味方と思っていた人物に撃たれた事でリョーコさんは怯み。
混乱する頭の中でもその隙を私は逃さない!!
「はぁぁ!」
瞬時にナノマシンを最大活性。踏み込んで再度、最速・最重の三撃を今度はリョーコさんへ入れる。それは彼女のお腹へと突き刺さった。
「がはっ」
呻き、崩れ落ちるリョーコさんを目の間にしながら私も膝を付く。
ガックシとorzの姿勢となり、心中で頭を抱えてしまう。
アキトさんだとすぐに気づかず銃で撃つなんて! その後悔に打ちひしがれてしまいます……。
◇
いっっつ……。
ゴム弾でもやっぱ効くなぁ……まだ頭の中が揺れている気がする。気を失わなかったのは奇跡だと思う。
つーかなんで耐えられた俺!? 昔父さんに怒られる度にぶたれたゲンコツか。それともサイゾウさんので耐性でも出来ていたのか?
痛みと疑問が思いっきし過るが、そんな素振りを見せる訳にいかなかった。
「ルリちゃん、俺はほら、平気だから……」
「ですが……」
両手を広げて振って元気の良さをアピールするが、ルリちゃんの曇った顔は晴れない。
俺を撃ってしまったショックは相当に大きいらしい。
「俺が紛らわしい格好をしてたから仕方ないって」
「ですが……」
同じ返事が返ってくる。
格好といえば……ルリちゃんも普段の物とは全然違う。
潜入しクルーとの戦闘も考えての事なのだろうが、ボディアーマー付きの冬季迷彩っぽい白い野戦服――子供サイズのがよくあったなと思うが――に顔には黄色掛かったバイザー型のゴーグル、髪も動く際に邪魔にならないようにかポニーテールにしている。
見慣れない姿に新鮮味を覚える。あとポニーテールだと幼さが薄まるようにも……そこを褒めるべきだろうか?
いや、野戦服姿を褒めるってのもなんだし、やめとこう。……そこは褒めろよ! とツッコミが来そうだが。
とりあえず話題を変える。
「……にしても、これを一人でやったの?」
首をグルリと動かして周囲を見る。何の粉なのかうっすら白く染まった通路の床の上に倒れる男性六人とスバル嬢が一名。……って、うわ……スバル嬢のヘルメットの中が凄い事になってないか!?
多大な戦果に感嘆するも顔が少し引き攣るのを自覚する。小さな少女がコレを一人でやったのだ……。
「……別に大した事ではありません。小細工で不意を突いただけですから、それに私のスペックに警戒していたとはいえ、こんな子供が相手です。油断も大きくあった筈です」
そうかも知れないが屈強な保安部クルーの姿もある。ゴートさんの鬼教導による格闘訓練の時に見た顔だ。
拳法も使えて――ゲキ・ガンガーの主人公が拳法家だからか――意外に生身でも強いガイの奴にボコられていたけど。それでもかなりの強者だ。そのプロを相手に捌けるのはさすがと言うべきか……。
「真っ当にやりあえば、制圧は難しかったです」
難しい……ね。無理とは言わない所がなんとも……。
ルリちゃんの援護の為に急いで駆け付けたんだけど、必要無かったなコレ……。
情けなくなる……人質になった事といい。少しは良いところを見せられると思ったんだけど。
「それよりもアキトさん……」
ん? 何とか気を取り戻したらしいルリちゃんが顔を見上げ……直ぐに視線を俺の今来ている青い制服へと移す。
「どうしてそんな格好……いえ、それは変装ですね。一人で脱出できたのですか?」
「ああ、何とかね。機関部にあるサブコンピューターがダウンした隙に」
「そうですか、なるほど。……では、向こうの銃声は?」
視線をまた移して何処か遠くを見るように他所へ向けるルリちゃん。その方向からは銃声が断続的に聞こえる。
どうやら脱出した俺が反乱クルーとやり合っていたのでは?と思ったようだ。
「それはガイとジュンだよ」
「え?」
少し驚き、ルリちゃんは金色の瞳を見開く。そんなルリちゃんに俺はこちらの経緯を説明する。
◇
気を取り直した私は、時間が惜しいのもあって、中に人質が居ると思われる扉のロック解除の準備をしながらアキトさんの話を聞いた。
説明によると、アキトさんは脱出した際に倒した見張りのクルーから得た情報をもとにアキトさんとは別口で拘束されていたヤマダさんとアオイさん……副長の事をすっかり忘れていましたね。確かに常識人の彼であれば艦長に同調する筈もありません。
そのお二人の救助に向かった。位置も近かった事と上手く行けば、味方を増やせるとの考えもあったそう。
「ただ、悪いことにヒカルちゃんとイズミちゃんが二人の見張りに付いていたんだよね」
「……リョーコさんだけが此処に居ると思ったら、そういう事ですか」
「うん、ガイもジュンの奴も軍で訓練を受けた人間だから強く警戒したんだと思う。他の人質と引き離したのもそれが理由って話」
なので状況を一度確認したアキトさんは引き返し、ちょっとした準備をした。
「といっても、ほんとにこれは小細工だけど」
変装でバレない中、堂々と休憩室の自販機に立ち寄り、大量の炭酸系飲み物を購入。ついでに一本買ったミネラルウォーターのペットボトルを空にして飲み口にちょっとした加工をし――
「で、振りまくった炭酸をレジ袋に軽く詰め込んで、見張りの二人に差し入れを装って可能な限り近づいてその足元に滑らせたんだ。そこでペットボトルの加工した飲み口の方に銃口を入れて――バンッ」
ペットボトルを簡易サプレッサーにして炭酸の詰まった袋を撃ち抜いたことで中身が膨張決壊。
突然の炭酸シャワーに驚いたヒカルさん、イズミさんに直ぐに接近してスタンガンを食らわせた、とアキトさんは言った。
「使い捨ての簡易サプレッサーは、昔見た映画やその検証動画で実際に効果があるって分かってたけど、上手くいって良かったよ。二人はリョーコちゃんのようにスーツも着てなかったからスタンガンも効いたし……」
割と運のない方の自分としてはほんと上手くいったと思う、と困った表情をするアキトさん。
「そのあと、拘束されていたガイとジュンを解放して――」
「――アキトさんは、持っていた自分の制服を渡したのですね」
「さすがはルリちゃん、察しが良いね。ガイの奴がこのまま人質で終われるか!とか言って派手に暴れてやると陽動を提案したんだ。それで俺は生活班の服を着てやればユリカ相手なら上手いこと勘違いさせて目を引くだろうって支持したんだ。ジュンは少し渋ったけど直ぐに仕方ないと了解してくれた」
それで二人はヒカルさん、イズミさんが持っていた武器を回収して機を見て派手に動き、アキトさんは潜入している私を援護しようと此処へと向かった……そんなところでしょう。
なかなかやりますねアキトさんも。自力で脱出された事もそうですが、変装で目を誤魔化してパイロットのあの二人を無力化するなんて。しっかり味方を増やしていますし大金星と言っても差し支えないでしょう。
それも私の援護の為に……惚れ直してしまいます。
と――終わりました。アキトさんの活躍を聞いて緩み掛けた頬を引き締める。
「ロックを解除しました。アキトさん伏せてシールドをバリケードの上から私達をしっかりと覆うように構えて下さい。あと息も一応止めて下さい」
扉前に展開されていた非常時のバリケードの裏に屈んで身を隠し、私は端末を操作する。端末からは長くケーブルが伸びていて扉脇にある開閉スイッチ――正確にはその下にある端子に繋がっている。
アキトさんは言われた通り、リョーコさん達が用意していたであろうライオットシールドを二つ。両手で一つずつ傘のようにして持ち、バリケードに少し引っ掛けて構える。
それを目で確認して、
「開けます」
ドアを解放させる……直後、
「なっ!?」
バシンッ…と、一瞬カメラのフラッシュのような光りが瞬き、同時に強く空気を叩いた音がして、更にパパンッと何かが破裂する音が続き、
「うぉっ!?」
ダダダッとライオットシールドの表面を何かが叩く。
「なななな……!?」
続けて起こる事とライオットシールドの上からパラパラと落ちる小さな鉄球を見てアキトさんが唖然とする。
「電撃放射地雷に跳ね上げ型の散布地雷。後者は炸薬量を減らして非殺傷に改造したものですね。そして――」
申し訳ないですが、驚いて固まるアキトさんを置いて素早くバリケードを乗り越えて周囲を確認。
予想通り、かなり広い範囲に鉄球が散らばっている。これでは罠を警戒して扉の脇に身を隠しただけではアウトだったでしょう……電撃も同じくらいに広がったと見るべき。尤もこちらはスタンガンと違って直接身体に当てないので少し痺れて僅かに身体が硬直するだけですが。
その一瞬で次の跳ね上げ型を確実に直撃させようといった感じですか。
確認を終えて次に部屋の中を覗く。中は……。
「やっぱり……」
「……誰も居ない」
遅れてアキトさんも覗き込んで呟く。
そう言ったように部屋の中は伽藍としていて人影はなく、代わりに何かの機械が部屋の手前に置かれている……先程のトラップを射出した装置でしょう。
「これいったい?……罠だったって事か?」
「駄目ですアキトさん」
半ば呆然と部屋の中に足を踏み入れようとするアキトさんを制止する。
「恐らくですが、中に入ったら今度はガスが出ますよ」
「いいっ!?」
再度驚くアキトさん、慌てて部屋の前から離れる。
そして説明してそうな顔を向けてきます。
「すみません。先にゴートさんに連絡します」
「……分かった」
申し訳なさそうに言うと事情を察してくれたようで、何も尋ねずにアキトさんは首肯した。
「ゴートさん突入して下さい。人質は聞き出した情報の場所にはいませんでした。恐らく艦長のところです。ですが――」
◇
俺達は移動を開始する。
その道すがらルリちゃんは簡単に説明してくれた。
ユリカ嬢は、反乱を起こした大半のクルーには正しい情報を伝えていなかったそうだ。
ルリちゃんの潜入を見越して人質の場所を誤魔化すダミー情報を反乱クルーへ渡した。詳しい事情はルリちゃんでも読めないらしく、どれも恐らくと付くが。
「途中で他のクルーに捕まるならそれで良し。リョーコさんが見張る部屋の前まで辿り着いて彼女に敗れるならそれも良し。それが無理でも保安部クルーまで付けて厳重にした守りを突破すれば、油断すると見てそこで……」
「あのトラップかぁ」
「はい、実に
そりゃ未来で軍人やってたなんて思わないもんな。
にしても少し曖昧で抽象的な言い方だった。どうも用兵家として通じるものがルリちゃんとユリカ嬢の間にはあるらしい。
「でも俺が連行される時、フクベ提督も他の人達はサブコンピュータールームから連れ出されていたけど、それも含めてダミー?」
「ですね。ただアキトさんの目の前で……というよりは、他の反乱クルーにそう見せ掛ける為であって、その後で場所を戻したのかと。大事な人質ですから目が届かない所に置きたくなかったのでしょう」
だというのに俺を別に放置したのは、ユリカ嬢的に自分のやってる事を好きな人に直接見られたくないと意識してか無意識か、そう思った為だともルリちゃんは言う。
ガイとジュンについては先に俺が言ったようにその危険性から遠ざけたのだろう。
「なら人質は、ユリカと一緒に今もサブコンピュータールームに?」
「いえ、それはありません。さっきの部屋の奥に小さいカメラがありました。その周りの通路にも幾つか。システムダウンで機関部エリアのカメラが使えなくなったから急遽用意したようですね……私達がトラップに対処したのを見た事でしょう。それ以前にゴートさんが突入を決断したと見たら、次に取る行動は――」
ルリちゃんはそこで口を閉ざす。銃声が近くなった。どうやらガイ達はまだ頑張っているらしい。
「行き掛けに二人を回収します。次を左に回れば敵の裏を取れる筈です。急ぎましょう」
その言葉に黙って頷いて駆ける足を早める。
◇
「ハッハハハッ! やるじゃねえかジュン」
「ヤマダもね。てっきり口だけの男かと思ってたけど」
接近してきたクルーを殴り飛ばして笑う熱い男こと自称ダイゴウジ・ガイ(本名ヤマダ・ジロウ)。その上着は戦闘要員を示すいつもの赤ではなく黄色である。
その熱い男の臨時の相棒を務めているナデシコ副長ことアオイ・ジュンは別方向から接近し、銃床で殴り掛かって来た反乱クルーの攻撃を捌いてスタンバトンを叩き付けていた。
「ダイゴウジ・ガイだってつってんだろ! 相方に対して失礼だぞ!」
「ハァ……わかったよ、ダイゴウジ。……でも、ちょっと追い詰められてきたかな? 後ろは行き止まりだし、残弾も心もとない」
これまでの戦闘でガイのいちいちの訂正が面倒になったジュンは仕方なく訂正に応じる。そして敵の落とした銃を拾い……舌を打つ。銃身のスライドが後退していたからだ。つまり弾切れ。放り投げる。
そんなジュンを余所見にガイは、近くにあったベンチの上に倒れた敵クルーを積み上げてバリケードを築いている。
「こうすりゃ時間を稼げるだろ」
「……仮にもヒーローを自称する人のやることかそれ?」
「……いいだろ別に」
反論の言葉が見つからなかったのか、少しむくれるように言うガイ。
そんな事を言い合いながらも
ただこちらも弾数が僅かで無駄撃ちは出来ない、敵味方互いに発砲を控えて僅かに静寂が漂う。
そこに――ガイとジュン、即席のタッグとなった二人が見る通路の奥から銃声が聞こえ、悲鳴と呻き声が混じり、白い影が踊るように敵クルーの間を縫うように動くのが見えた。
その更に奥、拳銃で白い影の動きを援護する
「どうやら救援が来たらしいな」
「人質の救出は、上手くいったって事かな?」
まだ状況はわからないがともかく窮地を脱したと思い、二人は少し緊張を解いて安堵の溜息を吐いた。
◇
ユリカは焦っていた。
まさかトラップを見破られるとは思いもしなかったからだ。あの子を見くびっていた。
しかし反省はあと、急がないと。
人質を連れて目的のエリアを目指す。敵は私達がまだサブコンピュータールームに居ると思ってそこへ向かっている筈。
この場にいる同志達以外には、サブコンピュータールームを死守するように命令を出している。それに釣られてルリちゃんも、突入部隊も動く。
そう、思考を巡らせながらユリカは進む。
「まさかスバルさんが負けるなんて……」
主だったところから外れた裏道的な狭い通路を進んでいる中、反乱に加わった同志メグミが不安そうに呟く。
そこも正直、ユリカも予想外であった。こちらの最大戦力である保安部クルーを三名全てを付けていたのにあっさりと無力化されてしまった。
少し体術に優れているとはいえ、まさか10歳程度の小柄な女の子がそれを全て片付けるなんて幾ら何でも有り得ない事である。
ユリカとて元は軍人で格闘の心得がある。だからこそ信じ難かった。
設置したカメラ越しに見た映像はまるでアクション映画かアニメの世界のようであって愕然とすると同時に見惚れさえした。
その結果は非常にユリカ達にとって残念なものであったが……。
「ルリちゃんさえ捕えていれば、ゴートさんが突入しようとまだ勝てたんだけど」
交渉でも圧倒的優位を得られる……その筈だった。
「ゴメンね皆、不甲斐なくて」
完全な戦術ミス。敵戦力の見誤り。
急ぐ足を一旦止めて振り返り、この場にいるクルーへ頭を下げるユリカ。
「何言ってるんですか艦長。貴女はよくやっています。状況を予測して打つ手をしっかり打たれていました」
「そうです。ただ予想以上にあの子が手強かっただけで……」
「というかほんとにルリちゃん、強すぎませんか? 頭がいい子だとは分かってましたけど……ともかく艦長は悪くありません。それにまだ負けたと決まった訳ではないですよ」
反乱に付いて来た同志達が頭を下げるユリカに次々を慰めの言葉を向ける。
ただし、この茶番めいたやり取りに猿轡を噛まされて何も言えない人質達は冷めた目でそれを見ていたが……フクベ提督のこめかみには血管が浮き出ている。
「みんな、ありがとう。そうだね、まだ負けたと決まった訳じゃあ――」
ユリカは同志達の優しさに目尻に涙を浮かべて頭を上げて笑顔を向ける。
そう、まだ最後の手段が――……と奮起しようとした。
が――
「いえ、艦長。貴女の負けです」
進む先に少女が居た。この
◇
「ど、どうして此処が!? 私達の行き先が
ユリカ嬢が驚きの声で叫んだ。
というか、本当にルリちゃんの言う通りかよ!
ユリカ嬢はエアロックまで行って、自分達と人質の命を含めてそこで脅迫するつもりだとルリちゃんは話していた。
追い詰められてただ籠城していては本当に勝ち目がないから、その最終手段で要求を聞き入れなければ、人質ごと生身で宇宙へ飛び出すと脅しに掛かると。普通に人質を盾にするよりは効果が高いと。
「これは謂わばテロです。被支配者が支配者側に不満を持ち、過度な暴力に訴え出る行為。そんな彼等によく見られる傾向は自らの行いを崇高なものだと信じ、自己陶酔に陥り、あらゆる手段を正当化し許容する事になります。それは自らが追い詰められた際にも発揮されます。例えば崇高な理想の為ならば己さえも代償の天秤に乗せるとか、それもなるべく印象深くなる方法で、世間に注目を浴びるような……」
「ユリカ、お前そこまで……」
憐憫の視線を向けそうになる。
いや、むしろ呆れが強い。あんな社内規定だけでそこまでやろうとするのかと……。
「くっ……同情はいらないわアキト」
いや、同情はしてない。マジで呆れてるんだって!
「私達は、私達の望む理想と理念の為に戦った。それだけだから、後悔なんてしていない。たとえ誰にも理解されなくてもこの道を……」
ヤバイ、本気で自己陶酔してやがる! もともと思い込みの強い方だし……。目もあのグルグル状態だし……うん、これは早めに止めた方が良いな。
チラリと奥を見ると、ガイとジュンがユリカ嬢達の背後へ回ったのが見える。反対側の通路から裏取りしたのだ。
俺とルリちゃんがわざわざ目立つように前へ出て、声を掛けた甲斐があったというもの。
ただし人数はこっちより向こうの方が上。ユリカ嬢とメグミ嬢を含めて八人と倍。
だがメグミ嬢は戦力に数えなくて良いだろうし、他クルーも荒事向きは居ない感じがする。
これなら行けるか? 此処以外のエリアを鎮圧中であるゴートさん達を待たなくとも。
そう思った時、ルリちゃんが銃を構える……合図だ!
ガイとジュンが動く。ユリカ嬢達の後衛、人質達を背中から見張る敵の背から襲って押さえに。俺も前へ――途端、
「動かないで!!!」
非常に大きな声。思わず動きを止める。ガイもジュンも。
ユリカ嬢が右腕を高く上げて叫んだ。
手は、グーに握られて何かを持っているようだが……よく見えない。
そして指揮官の証である白い制服のマントをバッと外す。何か機械らしくものがユリカ嬢の胸周りに――恐らく背筋辺りにも――見える。
「爆弾!?」
後ろに回っていたジュンが思わずといった感じで驚く。
これに反応してユリカ嬢のグループが後ろを振り返ってしまった。迂闊だろう!
「バカ、バレちまったじゃねーかジュン!」
「ご、ごめん」
ガイが悪態を吐き、ジュンが「しまった」という顔で謝る。
俺も内心ではガイと同様だ。表情には焦りが出てしまう。
「動かないで、そしてゆっくり道を開けて出ないとこの起爆スイッチを押しま――あだっ!!?」
へ……?
思わず間抜けな声が自分の口から零れた。掲げた腕をこの場の全員に見せびらかすようにしていたユリカ嬢が突然大きく身体を仰け反らせて倒れた。
パンッという乾いた破裂音と共に。
その音源の方を見るとルリちゃんの持つ拳銃から薄っすら煙が立ち昇っている。
「まったく……」
拳銃を下ろしてハァとルリちゃんは溜め息を付くと、ツカツカと足音を響かせて倒れたユリカ嬢の傍へ行く。
ユリカ嬢の近くには反乱クルーがいるのだが誰も止めない。
メグミ嬢を始め、やはり荒事向きでないというのもあるのだろうが……何と言うかこの時のルリちゃんが持つ雰囲気に近寄り難いものがあったのだと思う。
「ハッタリですよね艦長」
「うう……頭、痛いよルリちゃん、酷い」
額を抑えて悶絶するユリカ嬢にルリちゃんは確信めいた声を掛けた。
俺の時と同様、気を失っていないのが驚きだ。ヘビー級ボクサーのストレート並みの一撃を不意で受けているのに。
「先程はああ言いましたが、貴女が本当に一線を越えるとは思えません。何しろナデシコの艦長なんですから……それにこの場にはアキトさんがいます。こんな事であの人を巻き込んで自決なんて貴女はしないでしょう」
「…………」
呆れ混じりの確信が籠もった声にユリカ嬢は数秒ほど沈黙し、
「はぁ……負けちゃったか」
「はい、
ユリカ嬢は感嘆の混じった敗北宣言をして、ルリちゃんは小さく勝鬨を述べた。
ルリちゃんの声には何処か懐かしさを思い出しているような響きがあった。
そこにゴートさんから鎮圧完了の報告が届いた。
◇
斯くして、このクダラナイながらも大きな騒動は幕を閉じた。
死人は当然出なかったものの怪我人は多数。皆軽症ではあったのですがお陰で医療班はてんてこ舞い。
アキトさんも私に撃たれたせいで脳の検査を受けました……そこが私にとっては唯一の反省点です。
そして最も反省すべき人達はというと、
「えーん、こんなの終わんないよー。それに何の意味があるのー。最後にああやってせっかく綺麗に終わったと思ったのに……」
「艦長、手を止めないで下さい。それじゃあ本当に終わりませんよ」
「クソぉ、一度ならまだしも二度までも……ヘルメットはゲロまみれになるし、ちくしょう……」
「映像見たけど、ルリちゃん凄かったよね。アキトくんも見事に不意を突いてくれたし……見直しちゃった」
「ゴシゴシゴシゴシ、ごーしごし、時計を見れば針は5の数字、五時を指していた……なんちゃって。……ま、今回は別として頼りになるのはありがたいわね。才能があるのは分かっていたし、彼」
艦外にて宇宙服を着ての清掃活動。
サツキミドリにて艤装された対空用インパクト・レーザー……通称『ブラスター』のレンズを磨いています。前回では無かった装備。
左右に10門ずつ、上下に6門ずつと全22門を磨き。加えて甲板での拭き掃除も控えています。
当然、終わらせる気なんてありません。艦長が言ったように意味なんてなく、ただ懲罰として丸二日は船外で意味のない労働をして貰うだけ。
まあ、頑張ってください。その間に私は、
「ルリちゃん、はい……えっと、あーん」
「はい、頂きます……イタタ」
ナノマシンのフル活性による身体ブーストの反動で全身筋肉痛となり、更に子供の身体で無茶な打撃を入れたせいで右腕に亀裂骨折。
なのでまともに動けなくなってしまい。こうして自室でアキトさんの介護を受けています。
鎮圧協力の報酬でプロスさんの公認で。
本当は私の部屋への同棲……もとい同居を要求していたのですが、残念ながら却下。
「ん、美味しいです。これでテンカワ風チキンライス並びオムライスは完成ですね、さすがですアキトさん」
少し恥ずかしいですがアキトさんからスプーンで直接食べさせて貰う料理は格別です。何時もよりも美味しく感じます。実に幸せ。
それに今日は一日……いえ、追加でもう一日、ずっと二人っきり。お手洗いに行くのも肩を借りないといけないのがまた恥ずかしいですけど――
「――あ、そうです。お風呂もお願いしますね」
「ええっ!? そ、それはちょっと……!」
提案にアキトさんは物凄く驚いてしまう。顔も赤くしたその表情に冗談ですよ、と言いかけた口を閉ざす。
もうしばらく慌てる姿を堪能しましょう。まだ時間はたっぷりあるのですから。
――添い寝ぐらいは本当にお願いしようかな?
そうも思った。
余りにも幸福感でいっぱいで大胆にそう考えて。お風呂もいっそ……とも思い直したり。
ふふふ、今回は本当に私の勝ちです!
前半は何処か格闘漫画っぽくなったルリちゃん無双の回。そして一人勝ち。
ルリちゃんの身体強化は、原作でのIFS設定の延長からの本作オリ設定。
一応、裏設定としてそれが出来るようになった経緯も考えてあります。執筆に余裕があったらその辺りのお話も書きたい所…。
本作中に小ネタで或いは挟むかも知れませんが。
『ブラスター』に関しては、漫画版の”遊撃”から持って来ています。
サツキミドリが無事であった為、『今回』において追加で艤装されたとしています。
レーザなのでフィールドを持った相手には有効ではありませんが……レーザには。
皆さま、改めてお久しぶりです。大変お待たせして申し訳ありません。
何とか執筆を再開致しました。
待たせた上に色々と拙い文章ですが、また宜しくして頂けると嬉しくあります。今後も続けて行けるように頑張ってゆきます。
あんころ(餅)様、変わり者様、ふぇいる様、誤字・脱字報告ありがとうございます。助かります。
次回は、まだ文章を確認したいのでもう少しお待ち下さい。明日には更新します。