やはり俺のToLOVEるな日常はまちがっている。   作:スキート

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初投稿は短めです。


トラブル1 腐り目の少年

「八兄起きてっ」

 

「……ん」

 

 ある少女に揺さぶられ、俺はゆっくりと目を開けた。

 

「……美柑か。おはよう」

 

「んっ、おはよ」

 

 この娘は美柑、俺の幼馴染である。

 

 

 

 ここは結城家。もちろんこの家には結城の姓の人たちが住んでいるのだが、俺と俺の妹の小町の姓は比企谷なのでここの家族というわけではない。

 

 まぁ、結構昔からお世話になっているのでほぼ家族みたいなものなのだが……。

 

 

「八幡おはよー」

 

「お兄ちゃんおはよ」

 

 俺の部屋から一回に降りると2人の声が聞こえる。

 

 上からリトと小町だ。

 

 

 こいつ、結城リトは先程紹介した美柑の兄で、俺と同い年の幼馴染だ。そして小町は俺の妹だ。

 

 

 俺たち4人は仲良く一つのテーブルを囲い、美柑の作った朝食をおいしくいただき、学校に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「比企谷くん、結城くん、おはよう」

 

「うっす」

 

「お、おはよう!」

 

 今俺たちに挨拶して来たのは西連寺春菜、リトの想い人だ。

 

「今日も春菜ちゃん可愛いな〜」

 

「……毎回言ってんなそれ」

 

「そ、そういう八幡には好きな子とかいないのかよ‼︎」

 

「いねーよ」

 

 

 

 ─×─×─×─

 

 

 

 

 休み時間

 

「今日 春菜ちゃんに告白する‼︎」

 

 ……また始まったよ。リトがこういうのは珍しい訳じゃない。

 

 だが結局、ヘタレな中身と不幸が重なり、告白出来ずじまいにいる。

 

 俺は正直この告白を応援出来ない。

 西連寺がリトのことを好きじゃないのを知っているから、あと、もう1つ、西連寺が俺のことを好きだから。

 はぁ? 何言ってんのこいつ? と思うかも知れんがこれは勘違いではない。

 中学時代、西連寺が俺とリトが一緒にいるところをよく見ていた。あの頃の俺は西連寺はリトを見てるんだと思っていた。

 だが、違った俺が1人でいるとき、西連寺は俺を見ていた。

 実際にリトより俺に話しかけてくるし。

 え? 何でそこまで知ってるかって? 先に言っておくがストーカーではない。俺の趣味が人間観察だからだ。

 

 それはさておき、リトはちゃっかりと告白する決意を決め、放課後に告白すると言ってきた。

 

 ……別に俺にこいつの恋を止められる理由なんてないし、本当に好きだというのなら告白した方がいいとは思うのだがな……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 結城家

 

「お帰りー、八兄」

 

「お帰り、お兄ちゃん」

 

「ただいま」

 

 俺が帰ってくると2人揃ってソファーに座りダラダラとアイスを食べていた。アイス食べすぎだよ! 1日何本食ってんの! 

 

「八兄、リトは?」

 

 変なことを考えていると美柑が話しかけてくる。

 

「……なんか用事があるってよ」

 

 俺は答えを渋っておく。

 リトも美柑に言ってないってことは知られたくないことだと俺は判断し、秘密にしといてやる。というかこういう恋愛ごとを妹に言うのは恥ずかしいだろうし。

 

「晩飯になったら呼んでくれ」

 

 そう言って俺は2階にある《HACHIMAN》と書かれた表札の部屋に入る。

 

 

 

 ─×─×─×─

 

 

 

 晩飯を食い終わり、ベッドでだらだらしていた時に1階から「ギャ──────────‼︎」とリトの悲鳴が聞こえてきた。

 

 何だ⁉︎ と思い俺は下に降りる。

 

 そして慌てていたのは俺だけではなく美柑と小町も慌てた様子でリトのいる風呂場に向かう。

 

「何だ(どーしたの)(大丈夫)リト(リト兄)⁉︎」

 

 俺らが慌ててリトの元に向かう。

 

 するとリトがフラフラとした様子で出てくる。

 

「フ……フロ場に……」

 

「ハ、ハハ、ハダカの女が…………」

 

 意味わかんないことを言って出て来たリトの言葉を信じ、風呂場を覗くがリトのいうハダカの女はいなかった。

 

 

 

 ─×─×─×─

 

 

 

 その後、俺もリトも部屋に戻ったのだが、すごく騒がしくしていて、誰かとの話し声が聞こえてきていた。

 

 ……何をしているのやら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 次の日

 

「八幡、どうしよう〜」

 

 何故か西連寺がいる前で誰かに告白してしまったらしいこのバカは、ずっと俺にネチネチと愚痴ってきていた。

 

 

 

「ちがぁああぁう‼︎」

 

 ひゃう!? え? 何? てかあぶねー変な声出るところだったぜ……

 

 そんなリトの声に国語教師の骨川先生がびくっとしてしまったではないか! リト! 先生もう歳なんだぞ! 俺の方が失礼だな……。

 

 

 

 

 

 

 

 昼休み

 

「……あれ?」

 

「どうした、リト?」

 

「弁当がねぇ」

 

「購買行ってこい」

 

「酷っ!? 対応酷っ!?」

 

 そんなことをしているとクラスメイトの猿山がリトを呼ぶ。

 

「リトッ‼︎」

 

「ど……どーゆう事だよ おい‼︎」

 

「スッゲーかわいー 女のコがおめーの事探してんぞ‼︎」

 

 そういい俺とリトは廊下に向かう。

 

「ララッ‼︎ お前何でこんなところに‼︎」

 

 まだ喋り続けるリトをかためにあることを思い出す。

 ララ、ララというのはデビルーク星第一王女の名前の筈だ。

 本名、ララ・サタリン・デビルーク。

 

 俺が最も憎んでいる奴の娘だろう。俺の住んでいた星はこいつの親父に破壊された。どうにか生き残った俺は小町と一緒に地球に逃げて来たのだ。

 

 俺はあの日に誓った。

 ララの親父、ギド・ルシオン・デビルークに必ず復讐すると。そう、誓ったのだ。

 

 

 

 

 

 

 ……んで、その後結局ララは結城家に住むことになっていた。

 

 

 

 




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