天空闘技場で行われた「ヒソカ×カストロ」戦
カストロは切り札である分身を顕現させるが...
出現したのは「ガチルノ」だった。
「くっくっく、なるほど。
キミの能力の正体は...
キミのダブルだろ?」
野蛮人の聖地と言われている天空闘技場
そこでヒソカとカストロの試合が行われていた。
幾多の攻防の末、ヒソカはカストロの能力の正体を暴く。
カストロの隣の空間が揺らめき...
やがて、水色のワンピースを着た筋肉隆々の青髪の
『アタイの名は「ガチルノ」
カストロ... ご主人の念で生み出された念獣だ』
スマイル・バッジのような顔をヒソカに向けて名乗った。
「「 ...え? 」」
観客席で一部始終を見ていた念能力者達が予想外の能力に一同揃って間の抜けた声を漏らす。
ヒソカは目を細めてガチルノを観察し、一方でそれを生み出した当のカストロは何故か困惑していた。
(──何だこれは!? 私はこんなものを生み出した覚えはないぞ!? ...というか私の
『ご主人、アタイが出ている時は制約と誓約で「念能力者が相手を攻撃することが出来ない」
──から回避に専念してくれ...』
言うな否、ヒソカに向かって駆けるガチルノ
後ろでカストロが「何だと!?」と声を出すが無視。
ヒソカに振り下ろす剛腕
寸前で避けられたが... 下ろされた拳が闘技場を大きく陥没させ、振動が観客席にまで及ぼす。
あまりの破壊力に言葉を失う。
動きを止めて隙を見せるガチルノ
そのアゴをヒソカが蹴りあげる。
『くっ!?』
「くっ!?」
大きく体を仰け反るガチルノ
離れているハズのカストロも同じような動作をする。
「なるほど。
キミの念獣が攻撃を喰らえば... 念能力者──キミも同じ攻撃を受けるってワケか♠
だとしたらキミを倒すのは難しくないね♣」
「こんな風に♥」...とガチルノの胸部に数発の拳撃を与える。
恍惚した表情で殴っていたヒソカの頬に... 突然ガチルノの右拳がめり込む。
たたらを踏んでよろけたところをガチルノの丸太のような伸ばした左脚が迫る。
『アタイを倒せることができればね?』
常人では回避ができそうにないガチルノの一撃を
ヒソカは上に引っ張られるようにして飛んで躱した。
「少し興奮してきたかな?」
闘技場の床に着地したヒソカはそう口にした。
♠♣♥♦
意思を持ったカストロの念獣ガチルノは戦闘に特化した強力な念能力だったが...
ヒソカがガチルノを惹き付けてる間に念の込められたトランプがカストロに向けて飛来
カストロは敗れた。
♠♣♥♦
「はっ!?」
ヒソカに敗れたカストロはベッドの上で目覚めた。
そして真っ先に目にしたのは...
『おはよう、ご主人』
視界いっぱいに広がるガチルノの顔面だった。
覆い被さるようにカストロの上で四つん這いになったガチルノがカストロを見下ろしていたのだ。
「 うわぁぁぁ~~~~~っ!!!? 」
混乱し、思わずガチルノを殴るカストロ。
直後にカストロの顔面に激痛が走る。
『ご主人...
アタイ達は制約と誓約の効果で「痛みを共有」している。
アタイを殴っても御主人が痛がるだけだぞ?』
頬を押さえて床でのたうち回るカストロ
ガチルノはその光景を呆れた表情で眺める。
『アタイの名は「ガチルノ」
「......は?」
『アタイの目的は「念」を極めることだ』
「未来? 念獣? 念? ...いったい何を言っているんだ?
そもそもお前は一体何者何だ!? 魔獣なのか!?」
『そう言えばこの時のご主人は「念」についての知識はなかったな...
取り合えずコレが見えるか? ご主人?』
指先にオーラを集めてどことなくガチルノを思わせる可愛らしい小さな妖精を形作った。
それを追うカストロの目の動き、ガチルノは見えると判断する。
『これがヒソカの強さの秘密であり、ご主人が強くなるために必要な条件だ』
カストロはこれより「念」を修得するためにガチルノと行動を共にするようになる。
カストロが死んだ二年前、カストロがヒソカと初めて戦い... ヒソカから敗北し... 「念の洗礼」を受けた日から物語は始まる。
(´・ω・)にゃもし。
勢いで書いた...