数ある花言葉の一つのお話…


普段言えない言葉なら花を送ってみるのも良いかもしれませんね
「この花言葉を調べてみてよ」
と一言添えて……

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蓮華草

 

 

 

「your presence softens my pains」

 

 

 

「え…?」

突如聞こえた流暢な英語に驚いて読んでいた本から顔を上げる。

その言葉を発した本人は何事もなかったようにニコニコとしてこちらを見ていた。

 

 

「この言葉が花言葉になっている花って何でしょう?」

 

何でしょうって…

そもそもいきなりだったせいもあり、何を言ったのか分からなかったのだ

 

「何でしょうって言われても…いきなりだったから…もう一回言ってくれる?」

 

本に栞を挟みつつそう答えると

 

「あら、ごめんね。ならもう一回言うよ?」

 

そう言ってもう一度

「your presence softens my pains」

 

多分先程よりもゆっくりと言ってくれたのであろう、今度はハッキリと聞こえた。

 

 

 

「さぁ、分かりそう?」

そう言って君は私の隣に座った。

私は口の中で反芻しながら、

「あなたと…和らぐ…んー…苦痛…」

 

 

 

何となくだが知っているような気がして記憶を漁る。

この言葉どこかで…

 

「……!!!」

思わずガタッと机を揺らす。

「その顔は分かったみたいだね」

そう言って嬉しそうに君は笑った。そして、

「さぁこの花言葉になっている花は何?」

 

 

 

 

 

 

私は口を開く。

「れんげそう…日本語での花言葉はあなたと一緒なら苦痛が和らぐだよね…?」

君はとても嬉しそうに笑いながら「当たりぃ~」と言った。

 

「花言葉は分かったけど何故急にそれを…?」

最初に質問された時から気になっていたことを聞く。

 

すると君は

「急じゃないよ~、だってその花言葉を初めてあなたに教えてから何度もその言葉を私はあなたといる時、口にしているはずだよ」

 

「え…?」

そうだっただろうか?

慌てて記憶を遡る…が思い出せない…

「ご、ごめん…」

申し訳なく思いつつそう言うと、

 

「ふふ、やっぱりね~、あなたは本に夢中になると私の話を殆ど聞いてないのだもの」

そう言われてどこか確かに…と納得しつつもこの子に本当に申し訳ない事をしていたなと思った。

今度から気を付けよう…

 

 

 

 

「でも…さ、苦痛が和らぐ、とは言っても私何もしてないよ?君も知っての通り私は本ばかり読んで…」

 

少し逃げたくなって当初の話題に戻そうとした、が。

言いかけていた言葉は途切れた

いや、止めざるを得なくなった。

目の前にはあの子のどあっぷな顔、

おっと吃驚しすぎてカタカナが抜けたがそれどころじゃない

 

わ、私の唇にあの子の唇が…!!!

 

多分この時の私は相当間抜けな表情(かお)をしていたと思う。

間近にあるあの子の目がとても可笑しそうに笑っていたから。

 

 

 

 

 

 

 

 

数秒も経っていなかっただろうがその一瞬の間、時間が止まっていたかのようにとても長く感じた。

 

 

 

静かに離れた唇から少しの間目が離せなくて固まった。

「今なら忘れないで覚えてくれそうだからもう一度言うよ?」

そう言って君は私の手をそっと握ると、しっかりと目を合わせると…

 

 

 

 

 

「私はね、あなたが好きなの。あなたは私とどんな時だって一緒に居てくれるでしょう?あなたは前に私にこう言ったわ。「貴女といると落ち着くから」って。それと同じように私はどんなに辛いことがあってもあなたとさえいれば辛さが消えてくの。」

 

 

 

 

 

 

そうして優しく笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







二作品目はTwitterでフォロワーさんからいただいたお題、本作のタイトルでもある「蓮華草」で書いてみました。

何とも言えない微妙な終わり方してますがあとは想像でどうにか…←


花言葉とは素敵ですよね!
この際色々調べてみるのはいかがでしょう


ではまた次の作品で…

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