超能力でいく!僕のヒーローアカデミア   作:羽柴光秀

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授業 ※4

「爆豪君、そろそろ行こう。まだ講評が残ってるよ」

「そうだぞ爆豪少年!勝ったにせよ負けたにせよ、振り返ってこそ経験ってのは活きるんだ!」

 

 私たちの勝ちをオールマイトが宣言してから、倒れたデク君を搬送ロボットが運んでいった。そして呆然としていた爆豪君をオールマイトと一緒にモニタールームまで誘導する。

 

「負けた方がほぼ無傷で、勝った方が倒れてら……」

「勝負に負けて試合に勝ったというところか」

「訓練だけど」

 

 

「さあ講評の時間だ!まあつっても今戦のベストは飯田少年だけどな!!」

「勝ったAチームの(いず)れかじゃないの?」

「何故だろうなあ~~~?わかる人!!?」

 

 クラスメートたちの前に立って講評を聞く。オールマイトの問いかけに八百万さんが手を挙げた。

 

「ハイ!オールマイト先生」

「じゃあ八百万少女!」

 

「それは飯田さんが一番状況設定に順応していたからです。爆豪さんは私怨丸出しの独断に、屋内での大規模攻撃。これは緑谷さんも同様です。麗日さんは中盤での気の緩み、そして仮にも“核兵器”という張りぼてへの乱暴な攻撃。六覚さんは特に欠点もなかったですが、逆に積極性もなかった。最後の気配を消して忍び寄る所だけの活躍でした。それに対して飯田さんは相手への対策をこなし、且つ“核”の争奪をきちんと想定していたからこそ最後対応に遅れた。ヒーローチームの勝ちは“訓練”だという甘えから生じた反則のようなものですわ」

 

 八百万さんの的を射た講評に皆シーンとなる。

 

(思ってたより言われた!!!)

「ま、まあ飯田少年もまだ固すぎる節はあったりするわけだが……まあ正解だよ、くう……!」

 

 言いたいことを全て言われたからか、オールマイトは少し落ち込んだ。

 

「常に下学上達!一意専心に励まねばトップヒーローになどなれませんので!」

 

「うん!良い心がけだね!それと六覚少女、訓練だからこそ積極的にやろうね!」

「はい、分かりました」

 

(いやあ流石、推薦入学者1号)

 

 策敵や二人のサポートに徹して本気を出さなかったことがバレていたようだった。

 

 

 第2戦目は轟君と障子君のコンビ対尾白君と葉隠さんコンビだった。

 

「戦闘訓練スタート!」

 

(これも原作通り……私以外は変更なしなのか)

 

 原作乖離がどこまであるのだろかと少し考える。オールマイトの声にモニターを見ると轟君が動き始めたところだった。

 結果は轟君がビル全体を凍らしそれから悠然と核を確保、早々(はやばや)とヒーローチームが勝利した。

 

(こっわ!凍るスピードも速いし、こっちも流石推薦入学者2号だな)

 

 その後もヒーローチームが勝ったり、ヴィランチームが勝ったりと試合は進んでいった。

 

 

「皆お疲れさん!緑谷少年以外は大きな怪我もなし!しかし真摯に取り組んだ!初めての訓練にしちゃ上出来だったぜ!」

 

 真摯に取り組んだ、のところでオールマイトと目が合う。謝罪の意味も含めて手を合わせて、顔の前にかかげた。

 

(ほんとすみません!)

(次はないよ!)

 

「相澤先生の後でこんな真っ当な授業とか、拍子抜けというか……」

「真っ当な授業もまた私たちの自由さ!それじゃあ私は緑谷少年に講評を聞かせねば!皆は着替えて教室にお戻り!」

「なんか急いでるな?オールマイトかっけえ」

 

 授業終了を告げるとオールマイトは爆走していく。少し後ろを振り返り爆豪君を気にしているようだった。さっきから爆豪君は俯いたままで一言も話さない。

 

(爆豪君はデク君が後で励ますから放置でも大丈夫。それより今は保健室に行くべきか……秘密がバレるまで待つべきか……)

 

 早いうちからオールマイトの秘密を知る者になるのか少し悩む。

 

(USJの時にフォローできれば活動限界が短くなるのを防げるかもしれない……よし急ごう!)

 

「念くん、早く教室行こう!遅くなると次の授業に遅れちゃうよ!」

「ごめん!ちょっと保健室に行ってくる!先に行ってて!」

「え!怪我したの!?」

 

 お茶子ちゃんの心配する声を背に、指を鳴らし足下に一人が乗れる程の手を作り保健室へ飛んで行った。

 

 

 

 

 




主人公は何だかんだ言って、手を抜いてたらしいです……!
作者にも何が起こったのか分からない!

主人公は30cmくらいまでなら指パッチンで作れます。無言でも出来ますが動作(トリガー)を伴った方が確実性が増します。
指パッチンなのはノリです。鳴らせるようにすごく練習した主人公です。
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