超能力でいく!僕のヒーローアカデミア   作:羽柴光秀

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入試 ※2

 模擬市街地入り口 Gグループ

 

「門でか!おぉ自動で開いていく」

 

 雄英は設備に金かけてるねぇ。どっから出てるんだか。まあ私には関係ないや。準備しとこう。

 

 いつでもスタートできるように入り口近くに立ち、リミッターである両手首のリストバンドに触れる。確実に受かる為には70%は必要かな。

 

 

『ハイスタートー!』

 

 よっし、まずはダッシュ!自分から街を壊したらダメだろうし、仮想敵を見つけるまではただ走る!

 

「「「ん??」」」

 

 一足先に走り出した私を見ている受験生たちは固まったまま。このグループだと実技は楽勝かな!

 

『どうしたあ?!実戦じゃカウントなんざねえんだよ!!走れ走れぇ!!』

 

『賽は投げられてんぞ!!?』

 

 その声に慌てて受験生たちが一斉に走り出した。()()()()()()()よかった!皆と同じまではいかなくとも乗り遅れてただろうからね。プレゼント・マイクも人が悪いな、ハッハッハ。

 

 

【標的捕捉!!ブッ殺ス!!】

 

 早速街を破壊しながら仮想敵が出てきた。待ってましたー!

 

「攻撃形態、(ソード)Ver.瓦礫!マジックハンド掴め!」

 

 技名を叫びながら右手を上げる。すると仮想敵に破壊されたビルの瓦礫が2mほどの剣を形作り、それを()()()が掴んだ。自分の右手にも瓦礫で出来た棒が出現する。

 

【ブッ殺ブッ殺】

 

「おめーそれNGワードだからね!?」

 

 ブッ殺とかなに言っちゃってんの!?この機械ひどすぎる!

 

 これは早く黙らせないと精神的ダメージがレッドゲージまったなしだ、と右手の棒を下ろす。連動するように見えない()()()も剣を仮想敵に向かって振り下ろした。

 剣と言えども原料は瓦礫。仮想敵は押し潰されバラバラに壊れた。

 

「これは二刀流でロマン一択だな!」

 

 人生初の本格的な個性の使用にテンションが上がって、左手を上げ壊した仮想敵で剣をもう一本作った。左手に鉄の棒が出現する。

 

「Ver.鉄で破壊力も倍!倍々だー!」

 

 ヒャッホーっと両手の棒を振り回して、仮想敵をサーチ&デストロイしていく。連続した破砕音が模擬市街地の路地に響くのであった、マル。

 

 

「これで何ポイントだっけ?」

 

 二刀流で仮想敵を壊しまくったので、()()()が持っている剣は4つに増えていた。一本一本の密度も強化された(ソード)ならぬ、スーパー(ソード)だ!

 

「合格圏内なのは確実だなー」

 

 だって20台は壊してるもの。敵を倒すほどに強くなる武器、ロマンだな!

 いやぁでも予想以上に敵が脆い、脆い。こりゃ楽勝ですな。やーさんとか機械だし雷様でも降ろしてそう。

 

「あ、雷落ちた」

 

 やっぱりねぇ。あっちなみに今ビルの屋上にいます。

 

「あと3分くらいだし寝転がってよ。マジックハンド、敵を壊してこい」

 

 ()()()に命令を下し頭の下で手を組んで横になる。これであとは寝転んでるだけで合格かな。サボりじゃないよ?(ゼロ)(ポイント)(ヴィラン)が出てくるまで体力回復さ。

 

 

「限られた時間と広大な敷地、そこからあぶり出されるのさ」

 

「状況をいち早く把握する為の()()()

「遅れて登場じゃ話にならない()()()

「どんな状況でも冷静でいられるか()()()

「そして純然たる()()()

 

「市井の平和を守る為の()()能力がP数という形でね」

 

「今年はなかなか豊作じゃない?」

「いやーまだわからんよ」

「なんか寝てる奴いねぇか?」

「真価が問われるのはこれからさ!!」

 

「それじゃポチっと」

所狭しと大暴れしているギミックよ!

(((デカすぎない!?)))

「圧倒的脅威―――それを目の前にした人間の行動は正直さ」

 

 

「おーやっと出た、よっこいしょっと」

 

 (ゼロ)P敵がビルを派手に破壊しながら出現した。おぉ屋上から見てもでかいですな。これは剣も一本にして強大にすべきかなぁ。念の為にリミッターを80%まで緩める。

 

(ソード)強化!マジックハンド、両手持ち!ギュっとな」

 

 この(あた)りの瓦礫や仮想敵の残骸、4つの剣も集まり15mほどの分厚い剣が形作られる。それを()()()が剣の柄に痕が残るほど力強く握った。自分も出現した棒を両手で強く握り、腰を落とし構えを取る。

 

 ここは五階建ての屋上だから(ゼロ)P敵がよく見えるなぁ。よし、マジックハンドを(ゼロ)P敵に近付けてっと。

 

「……いくぞ、はぁぁぁあ!!」

 

 溜めた力を開放し全力で振り下ろす!()()()(ゼロ)P敵に剣を振り下ろし、(ゼロ)P敵はドッガァンっと大きな破砕音を立てながら崩れ去った。

 

「よっし完璧!」

 

 手に持っていた棒を下に落とし、リミッターをかけ直す。すると(ゼロ)P敵を壊した剣も残骸の上に崩れていった。

 

『終了~~~!!!』

 

「おや終わった。ほんじゃ入り口に戻りますか」

 

 いやぁ今夜はぐっすり寝れそうだ!合格通知くるまでゲーム三昧とかいいかもな。合格は確実だろうし、うらちゃんとやーさんも誘って明日から遊びまくるぞ!

 

 浮かれながら足元に置いておいた瓦礫で出来たボードに乗り入り口まで向かった。

 

 

 

 

 

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