模擬市街地入り口 Gグループ
「門でか!おぉ自動で開いていく」
雄英は設備に金かけてるねぇ。どっから出てるんだか。まあ私には関係ないや。準備しとこう。
いつでもスタートできるように入り口近くに立ち、リミッターである両手首のリストバンドに触れる。確実に受かる為には70%は必要かな。
『ハイスタートー!』
よっし、まずはダッシュ!自分から街を壊したらダメだろうし、仮想敵を見つけるまではただ走る!
「「「ん??」」」
一足先に走り出した私を見ている受験生たちは固まったまま。このグループだと実技は楽勝かな!
『どうしたあ?!実戦じゃカウントなんざねえんだよ!!走れ走れぇ!!』
『賽は投げられてんぞ!!?』
その声に慌てて受験生たちが一斉に走り出した。
【標的捕捉!!ブッ殺ス!!】
早速街を破壊しながら仮想敵が出てきた。待ってましたー!
「攻撃形態、
技名を叫びながら右手を上げる。すると仮想敵に破壊されたビルの瓦礫が2mほどの剣を形作り、それを
【ブッ殺ブッ殺】
「おめーそれNGワードだからね!?」
ブッ殺とかなに言っちゃってんの!?この機械ひどすぎる!
これは早く黙らせないと精神的ダメージがレッドゲージまったなしだ、と右手の棒を下ろす。連動するように見えない
剣と言えども原料は瓦礫。仮想敵は押し潰されバラバラに壊れた。
「これは二刀流でロマン一択だな!」
人生初の本格的な個性の使用にテンションが上がって、左手を上げ壊した仮想敵で剣をもう一本作った。左手に鉄の棒が出現する。
「Ver.鉄で破壊力も倍!倍々だー!」
ヒャッホーっと両手の棒を振り回して、仮想敵をサーチ&デストロイしていく。連続した破砕音が模擬市街地の路地に響くのであった、マル。
「これで何ポイントだっけ?」
二刀流で仮想敵を壊しまくったので、
「合格圏内なのは確実だなー」
だって20台は壊してるもの。敵を倒すほどに強くなる武器、ロマンだな!
いやぁでも予想以上に敵が脆い、脆い。こりゃ楽勝ですな。やーさんとか機械だし雷様でも降ろしてそう。
「あ、雷落ちた」
やっぱりねぇ。あっちなみに今ビルの屋上にいます。
「あと3分くらいだし寝転がってよ。マジックハンド、敵を壊してこい」
「限られた時間と広大な敷地、そこからあぶり出されるのさ」
「状況をいち早く把握する為の
「遅れて登場じゃ話にならない
「どんな状況でも冷静でいられるか
「そして純然たる
「市井の平和を守る為の
「今年はなかなか豊作じゃない?」
「いやーまだわからんよ」
「なんか寝てる奴いねぇか?」
「真価が問われるのはこれからさ!!」
「それじゃポチっと」
「圧倒的脅威―――それを目の前にした人間の行動は正直さ」
「おーやっと出た、よっこいしょっと」
「
この
ここは五階建ての屋上だから
「……いくぞ、はぁぁぁあ!!」
溜めた力を開放し全力で振り下ろす!
「よっし完璧!」
手に持っていた棒を下に落とし、リミッターをかけ直す。すると
『終了~~~!!!』
「おや終わった。ほんじゃ入り口に戻りますか」
いやぁ今夜はぐっすり寝れそうだ!合格通知くるまでゲーム三昧とかいいかもな。合格は確実だろうし、うらちゃんとやーさんも誘って明日から遊びまくるぞ!
浮かれながら足元に置いておいた瓦礫で出来たボードに乗り入り口まで向かった。