紅糸清澄   作:茶蕎麦

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第四話 開花予想

 宮永咲と、須賀京太郎は、小学校六年生からの付き合いである。それから高校一年目の現在まで長く続く仲が結ばれたのは、当時京太郎が通っていた小学校に咲が転校し、同じクラスになったことが切っ掛けだった。

 京太郎から見ても、少し暗そうだが、可愛らしい転校生。彼を含めたクラスメイト達は、温かく咲を迎え入れた。しかし、彼女はそんな周りを見ず、本に目を落とすばかり。

 次第に咲に話しかける人は少なくなっていった。それは、仔細あって京太郎も同じであり、何時しか彼女に対して遠巻きに見つめることしかなくなっていったのだ。

 

「宮永って、暗いよな」

「まあな……何かこっち来る前に、色々とあったみたいだけれど」

「話に乗らないし、本ばっかり見てるし、可愛いけどちょっとあれじゃあな」

 

 京太郎は友達――中学にて共にハンドボール部で活躍するようになる高久田誠――と、同じ所感を抱いていることを確認する。

 話題に出たように、転校してきたのは家が火事になったから、その際人が亡くなっている、等のその暗さの理由を裏付けるような無根拠な噂が咲の周りには付きまとっていた。

 それがまた、少女を一人ぼっちにさせている。そんな現実が、京太郎は嫌だった。

 

「でも京太郎、お前は放っておけないんだろ?」

「そうなんだよなー」

 

 それを誠は見抜く。それもその筈、この友人のお節介癖には、彼も助けられていたのだから。

 誠には、成長期が早すぎて声が低く変わり背が誰よりも高くなって威圧感が出てしまったからか、クラス替えがあってからは周りが近寄って来なくなり、次第に一人になってしまった経験がある。

 周りをつまらない奴らだと思い込むことで自分を守っていた誠に、しかし背の順で一つ前の京太郎は積極的に話しかけた。中々認めることは出来なかったが、それがどれだけ救いになっていたことか。

 淡白な反応しか返していなかったのに、仲良くなるまでよくそれに飽きなかったものだと誠は思う。生来のものか、或いは何らかの原因があるのかは誰にも分からないが、何にせよ京太郎は孤独を許せない性格だったのだ。

 

「で、どうするんだ?」

「今まで様子を見てきたけれどさ、ありゃあ自分の殻に篭っているみたいだからな。今までより積極的にいくしかないな」

「マジか……」

 

 誠は京太郎の決断に思わず天を仰ぐ。その時彼は随分と天井が近くなったものだと感じた。

 一度、京太郎は咲に拒絶されている。その理由は、話しかけられると読書するのにうるさくて邪魔だから、という至極単純なもの。

 だがその分彼女の拒絶ぶりは強力なもので、近寄らない、逃げる、徹底されるそんな反応のせいで京太郎が見守るという選択をせざるを得なくなるほどだった。

 その経験から馴れ馴れしく性急に近寄りすぎたのだという反省をせずに、足りなかったから逃げることを許したのだと判断した京太郎の単純さは、誠の予想を超えている。

 

「鉄は熱いうちに打て、だっけか。よし、行ってくる」

「……ああ、頑張れよ」

 

 普通ならば糠に釘、ただ真っ直ぐにぶつかるより他にやりようがあるだろうと誠は思う。だが、彼は京太郎を見送った。

 まず、京太郎の行動によって咲の鉄面皮が緩むのを見てみたくある。面白くなりそうだ、という予感があるのだ。

 そして何より、誠は京太郎の真っ直ぐさを信じていた。あいつなら大丈夫と、敏感に接近を感じて逃げ出そう試みる咲を、そうはさせまいと走り寄るその背を安心して見つめる。

 

「宮永」

「……何?」

 

 椅子から腰を浮かせたまま、目も合わせてくれない咲だったが、返事はしてくれた。それに京太郎は僅かながら手応えを感じ、ならば、と糠に強烈な釘を打ち込む。

 

「俺、お前を咲って呼ぶから。咲も俺を京太郎って呼んでいいぞ」

「どうして急に……」

「友達に、なろうぜ」

「はぁ?」

 

 その宣言は、遠くで聞いていた誠を笑わせ、咲を驚かせた。

 

 そして、これから二人の追いかけっこが始まる。逃げるのも追うのも、しばらく続き、やがてドジな咲は振り返って、京太郎に捕まるのだった。

 手と手は繋がり、その瞬間に二人共、笑顔になりながら。

 

 

 

 

 年若い京太郎は、孤独を愛する者も居るということを理解できない。下手な相手に無理に触れ合いすぎれば、自分と相手に火傷を負わしていた可能性がある。

 しかし、咲は孤独に逃げたいだけだったのだから、彼女の独りぼっちを否定したのは間違いではなかった。

 その証拠に、一人が二人になってから、咲はもっと一緒がいいと、今度は逆に京太郎のことを追いかけ始めた。追われる側がそれを許容したから、二人は大体一緒になる。

 誠に嫁さんとからかわれるほど、京太郎に出来た彼女の殆どが咲の存在が原因で別れるようになったくらいに、彼らは時間を共にした。

 

 最初は、大切だったものの代替として付き合い。そして彼が彼女の代わりにはなれないと分かった途端に関係は依存に変わった。

 だが、それも長く続けば形も色も違っていく。何時しか咲の京太郎への想いは、正しく恋色に染まっていた。

 

 

 人混み合う学食の中で、咲と京太郎は並んで昼飯を食べる。先に食べ終えていた誠が、今日も夫婦仲がいいな、等と呟くのを二人揃って聞き流して。

 京太郎が頂いているのは日替わりのレディースランチ。それは一度食べてみたいという彼のために咲が頼み持ってきてくれたものである。代わりに、京太郎が月見うどんを頼み、交換する形で彼女はそれを食んでいた。

 流石に二つも頼むのは恥ずかしかったから止めたけれども、そっちも美味しそうだなと思いながら咲が太い麺を啜っていると、ふと思い出した疑問があった。

 京太郎が食べ終わるまで待ってから、咲は話しかける。

 

「ふぅ、ごちそうさま」

「ごちそうさま……あのね、京ちゃん」

「ん、何だ?」

「そういえば、昨日入りたい部活があるからってどこかに行ってたけれど。どの部活に入ろうとしてるの?」

「ん、まあ気になる部活があってさ。咲もその部の存在を意識してはいるはずだぞ?」

「ひょっとしてハンドボール? でも、清澄ってハンドボール部ないよね。ひょっとしたら創部しようとしてるの?」

「そんな訳無いだろ。そもそも、そこまでしてハンドやりたかったら別の高校受けてるって」

「なーんだ。何か手伝えるかな、って思っていたのに。じゃあ京ちゃんは何部に入りたいの?」

 

 肩と肩があと少しで触れ合いそうな、そんな直ぐ近くで咲は首を傾げた。距離の僅かなその理由は信頼しているからだが、しかし当の京太郎は無防備さを少し心配に思うばかり。

 京太郎は、咲の好意の強さに今一つ気付くことが出来ない。それは、彼女が変わらず一緒であることを彼が希望しているためであったが、まだそんな本心を自覚することもなかった。

 

「……麻雀部」

「えっ? 本当に?」

「まあな。咲は相変わらず苦手なのかもしれないけれど、俺はちょっと前から結構嵌っちゃっててさ」

「ひょっとして、私に隠れてやっていたの?」

「……そうだな」

「ずるい」

 

 むくれる咲に、京太郎は困る。それは、考えていた反応と違ったからだ。

 友が自分の嫌いに触れたのを嫌がるのかと思いきや、まさか仲間外れにされた子供のような言動を取るなんて。京太郎は以前から思っていたほど麻雀を嫌うその根が深いわけではないのだと、今更になって気付いた。

 これでは一人シリアスに構えていたのが、恥ずかしい。

 

 咲は麻雀が嫌いだということを京太郎は長い付き合いの中で知っている。麻雀でお年玉を賭けさせられて、そして巻き上げられていたという話もついでに聞いていた。だから彼女が加減し、点数調整をして勝ちや負けから遠ざかるようになったのだ、という事までも聞き及んでいる。

 話の全てを聞いた京太郎は麻雀から知らず距離を取るようになっていた。少女の憂いの一部である遊戯。それに彼が思わず隔意を持ってしまったことを、誰が責めることが出来るだろうか。

 もっともそんな意識はあの夏の日から変化していたが、それを咲に知らせるのは今までためらわれていた。小学生の頃の傷心だった彼女のとつとつとした語りは本気の嫌悪を感じさせるのに十分で。そんな厭いを思い出させることすら、京太郎は嫌ったのだ。

 だが時によって咲の忌みが薄れている今、気を回していたのは無駄だったと理解し、思わず京太郎は溜息を吐く。

 

「はぁ。そんなに怒るなって」

「のけ者にして……私だって麻雀出来るんだよ?」

「お前、麻雀嫌いだって言ってただろ……そんな奴に無理にやらせるのも、話題にするのもどうかと思っていたから黙ってたんだ。別に仲間外れにしてた訳じゃない」

「まあ、確かに私は麻雀好きじゃないけれど……」

 

 口を尖らせたまま、咲は黙り込む。考え込んで、嫌いな麻雀をするデメリットと、京太郎と同じ時間を過ごせるというメリットとを彼女は脳裏の天秤にかける。

 そして、秤はあまりに直ぐに一方へと傾いた。時間と共に嫌いは薄れ、好きは濃くなっていたのだから、それも当たり前のことだろうか。

 

「麻雀部って、どんな活動していて、どんな人が居るの?」

「咲、なんだ気になるのか?」

「うん。ハンドボールは一緒に出来なかったけれど、麻雀なら京ちゃんと遊べるでしょ。苦手意識も……実はもうあんまりないし。先輩が怖いとか、そういうのがあったら嫌だけれど」

「それなら大丈夫だ。どういう活動しているか具体的には分からないけれど、今居るメンバーは先輩だけだな。部長……咲に分かり易く言えば学生議会長か。入学式と部活説明会で挨拶していたあの竹井先輩と、まこさん……親が雀荘経営をしている一個上の優しい先輩の二人だ」

「そうなんだ。って、あれ……ひょっとして、二人とも女の人? 京ちゃんはどっちかが目当てで入部しようとしている、とかそういう訳じゃないよね?」

「バカ、そんな訳あるか。純粋に、麻雀がやりたくて入ろうとしてるんだよ。その証拠に男友達も誘ったんだけれどな……部活じゃなくても麻雀って出来るだろって、皆運動部にいっちまったよ」

「そっか。高久田君を筆頭に京ちゃんの友達の男の子って運動好きばっかりだからねー。それじゃあ、一年生は京ちゃん一人ぼっちなんだ……」

 

 これは入った方がいいなと、咲は思った。周りが女子ばかりというのは京太郎の肩身が狭くなるかもしれないが、しかし上級生を除けば自分達二人になるというのはきっと一緒になる時間が多いだろうから望ましい環境で。それを考えた咲の機嫌はよくなる。

 なら私が入部したら嬉しいよね、と笑顔で咲が続けようとするその前に、しかし京太郎は話し出した。

 

「いや、他にも和に優希、入部予定の同級生が二人居るぞ。両方とも経験者で、特に和なんて凄くてさ。なにしろ去年のインターミドルチャンピオンで……」

「また、女の子?」

「……まあ、そうだな」

「はぁ……」

 

 しかし、割り込んで来るように更に別の女の名前が出てきたということで、咲の機嫌は急降下。ばつの悪そうな顔をする京太郎をじとっと見つめてから、彼女は溜息を吐いた。

 咲は京太郎が大きな胸の女性を好んでいるのは知っているが、それとは別に過度の女好きではないことも分かっている。だから、意図して女子が殆どの麻雀部に入ろうとしていることはないのだろう。

 それにしても、京太郎は部活する中で男一人というのを気にしていなさ過ぎではないだろうか。まあ、それは彼が女子に嫌われたためしが殆どないからだろうな、と咲は分かってはいた。

 

 困ったことに、目の前の思い人はモテるのだ。そして女に弱いところがあるのが、咲にとって面倒なところ。京太郎が告白されて、断った試しはあまりなかった。自分の隣の異性をまるで気に留めないというのに。

 だが今京太郎が付き合っている彼女はいない。自然消滅もあったが、彼にわざとくっ付く事で付き合った相手の邪魔をして、咲が破局に誘導させたことも何度かあり、次第に寄る女子が減ったからだ。

 そんなこんなで、京太郎の恋は今まで長続きはしないのが慣例である。けれども、これからも同じとは限らない。咲は無駄に恋敵が増えるのを黙って見ているほど大人しい性格をしてはいなかった。

 是が非でも妨害しないといけない。そして、そろそろ怖がっていないで自分の恋も成就させたいところ。ならば、苦手な麻雀漬けになろうとも、入部した方がいいのだろう。

 

「分かった。私も麻雀部に入る」

「そうか……そうしたら、咲が入ったら女子は五人になるし、女子団体戦にも出られるようになるな。これは部長喜ぶんじゃないか?」

「嬉しそうだね、京ちゃん」

「ああ。団体戦出場は部長の悲願らしいからな」

「へぇ……」

 

 喜ばしそうに微笑む京太郎を、咲は白い目で見つめる。

 京太郎は人がいい。だから、知り合いに感情移入をしているのも不思議ではなかった。不思議ではないが、その相手が見知らぬ女性というのは咲にとって面白い事ではない。

 入学して二日目。普通に考えればその部長とやらとは出会って一日やそこらではないだろうか。それでここまで接近しているとは、侮れない相手だ。もしや人誑しというのではないかと、京太郎が久と半年前に出会っていたことを知らない咲は勘違い。

 咲は思い違いしたままに警戒度を上げる。

 

「それじゃあ、後で部室まで連れて行ってね」

「かしこまりました、お姫様」

「何が姫だ」

「冗談だけれど、本当にそれらしく手を引っ張っていってやろうか? 何しろ、咲は行き方教えたくらいじゃあどこへ行くのだって迷っちまうような方向音痴だからなあ」

「そ、そんなことはない……と思うけれど」

「そうか。なら、今日から一人で帰れるな」

「それは無理」

 

 真顔になって、咲は言う。単純に、帰り道をあやふやにしか覚えていないというのもあるが、そもそも京太郎と一緒出来なくなるなんていうのは彼女にとってありえることではない。

 京太郎と帰路を共にするためだけに居座ったことで、ハンドボール部に入部せずに自然とマネージャーポジションに収まったこともある咲は、もう彼と帰りの時間を過ごせないことなんて、考えられないのだ。

 しかし、何時までも拒絶されない今を楽しみ続ける訳にもいかない。幼馴染の位置にて胡座をかいていれば、トンビに油揚げをさらわれるというのは、もう何度も経験して理解したことなのだから。

 

「もう、京ちゃん。騎士を気取るなら、いたずらにお姫様の手を離すようなことはしては駄目なんだからね」

「はいはい、そうだな。差し当たっては、食器の返却口まで案内してやらないとな」

「もうっ、バカにして……って、あれ。どこに返せばいいの?」

「……後ろを見てみろよ」

「あ、あった」

「本当に分かってなかったとは思わなかったな……」

 

 流石は咲だ、と零す京太郎。彼が恥ずかしがる咲を見つめる目は完全に保護者のそれである。

 そんな視線を受ける咲は、また心の距離が開いた、と残念がった。だが、それは自ら直すことの出来ないドジという悪癖のせいであるために、ぶつけることの出来ない憤りを持て余して、頬の紅潮も抑えきれずに、彼女はううと唸る。

 その珍妙な唸り声がまた、京太郎の目を可哀想なものを見るものに変えてしまうのだが、咲がそれに気付くことはなかった。

 

「ま、いいか。ほら、トレイ貸せよ。返しといてやるから」

「いいの?」

「いいのも何も、俺は既に咲にレディースランチを持ってきて貰ってるしな。なら、持ちつ持たれつ、だろ?」

「そうかもしれないけど……」

 

 咲が申し訳ないという表情を出す前に、京太郎はトレイを両手に持って背を向ける。無自覚に気を利かせられるのは彼の長所だ。ありがたいが、しかしそれが悪く使われることがないか、少し現友人として心配でもある。

 部長さん達が小狡い人や甘えん坊だったりしなければいいのだけれど、と思いながら暇を感じた咲が周囲を見回すと、幾つか視線が集まっていることに気付く。それが何だかよく分からないままに、恥ずかしくなった彼女はへらりと愛想笑いをする。

 咲には判別出来なかったが、周囲の視線は、主に彼氏彼女らしき二人を好奇心から見つめるもので。その大体は軽めな見ためでも優しい彼と可愛らしい文学少女のカップルを望む好意的なものであった。

 

 

「あれが咲さん、ですか……確かに須賀君の言葉通りの方のようですね……放っておけない、翻せば一緒にいて楽しい人。二人の距離は恋人一歩手前、といったところでしょうか」

 

 しかし、それを認めず真剣に二人に目を向けるのもいる。たとえばそれは、昼食を採った後、デザートにタコスを食べたいと引っ張る優希に連れられてそれを目撃した和。彼女は、自分に恋情が向けられなかったその理由を察した。

 和の推察の通りに、きっと部活を引退して二人で過ごす期間が密になってからだろう、京太郎は咲と一緒で楽しく充分だからと、他の異性をあまり欲さないようになっている。

 心に巣食う咲の影は京太郎の感情の形を変えつつあった。もっとも、男女互いが憎からず想っているのだ、それが友情の範疇を次第に越えていくのは当然のことかもしれない。しかし、今現在の二人の距離は和の想像以上に近しいものだった。

 

「サルサソースがちょっと甘めだけれど、この学食のタコスも美味しいじぇ……ん、どうしかしたかー、のどちゃん?」

「いえ、ただ開花が近そうだな、と思っただけです」

「うん? もう桜は満開だじょ?」

「もう、ゆーきったら、桜以外も花ですよ? 春の花に限ってもチューリップに菜の花、藤にガーベラ。他にも色々とあります」

「ちなみに、のどちゃんが見ていた花って何なんだじぇ?」

 

 自分の後ろで京太郎が下膳を終えたことも食事に集中していたことで知らずに、優希は友人の表情に多少の憂いを覚え、心配になった彼女は完食手前のタコスを放置し会話をする。

 そして、何だか誤魔化されているような感があるが、和がする花の話に乗っかった優希。しかし、彼女が純粋な疑問を口に出すと、親友は表情を変える。

 悩ましげな顔から一転、和は眉尻を下げてから口元を歪ませて、微笑んだのだった。

 

「ふふ。開く手前で萎れる定めの花の名前なんて、私には分かりません」

 

 和はそう呟いてから瞳を逸らし、窓の外から見える満開の桜を見つめる。何時かの幻想をその花に重ねて、彼女は彼を想った。

 

 




 咲さんの判定は、京太郎との付き合いが長く歳月での変化も考えられたために初期と現在の二回行いました。

 まず初期のダイスの結果……宮永咲 4

 そして現在……宮永咲 71

 これを自分はサイコロが幼馴染二人が仲良くなる、そんな過程のお話も書くように訴えているのだと採りました。
 そのため、今回のような内容に成っています。


 因みに、書き終えてから戯れにこんな判定も行っています。

 ダイスの結果……高久田誠 58

 何だか大体合っていた気がしますね。

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