目が覚めたら巫女になっていた   作:霊夢

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第7話 五人目を転生させた訳

神様side

 

彼には悪いことをしたな……と、そろそろ来るかな?

 

 

「デルク、調子はどうだね?」

「絶好調ですよ……で、いつまでこんなこと続けるつもりですか?権力を使ってまですることではないでしょ」

「何を言うか……あの魔法の世界だったかな?その世界に置いてある魔導書を使えば君は最高幹部になれるのだよ?」

 

 

まだそんなことを……やれやれ、こんな芝居早く終わらせたいんだけどね、言っても聞かないんだろうけど

 

 

「僕はそんなものに興味などありません。そしていつまで芝居を続けていればいいのでしょうか?」

「芝居芝居とうるさいな君も、君だってほしいだろう?」

「欲しくもないし、僕は“自分で”転生させた者が心配なので。それに……僕はあなたが嫌いなので」

「……歯向かうのかね?この私に」

「とんでもない……歯向かいませんよ。いつか彼に………彼女にボコボコにされると思いますが」

「ふん、まぁ君が転生させたことになってるのだからあの3人が何をやらかそうが私には罪などないがね」

 

 

そう言って僕の上司は出ていった、やっと出ていってくれたよ……。

……この可愛らしい足音は………シェーネか、少し遅れたみたいだけど他の神様にでも捕まったかな?

 

 

「も、申し訳ありません!その……落とし物のお探しを手伝っていたら…つい」

「怒ってないよ、ハァー……」

「……もしかして、またですか?」

「君の考えてる通りだよ……全く、いったい何をしたいのやら……世界征服でも企んでるのかな?」

「世界征服………ずっと考えてますけど、征服して何が楽しいんでしょうか。仮に出来たとして神がそんなことしていいのでしょうか……」

 

 

少なくとも楽しくもなんともないね、それに神様がそんなことして良いわけ無いし。

そのための転生者なんだろうけどね

 

 

「そういえば何故あの2人を使わないんでしょうか?」

「2人……あの勘違い転生者か………彼らは上司によると“失敗作”らしいよ」

「し、失敗作ですか?」

「あぁ、大輝君と彼……霊夢は僕が転生させたからなにも言ってこなかったけど………実は彼はもっと長生きできたんだ」

「え!?」

「だけど彼も狙われていた………だからそういった行動をとるしかなかったんだ」

「そんなことが………!?ちょ、今この会話は──」

「不味いんじゃないかって?そこは大丈夫さ、少し細工をさせてもらったからね」

「さ、細工?」

「“魔法少女リリカルなのは”だっけ?あの世界は本当に面白いね、結界ってのがあるんだから」

「結界………もしや能力を?」

「うん、なにかと便利だからね………だからシェーネ、今のうちに彼を鍛えてあげてほしいんだ……今の彼では力が足りない、喧嘩を売っても逆にやられるだろう。そして彼の………霊夢の運命が大きく変わるのは………A's編だ」

「A's……つまりStrikerSは」

「………あまり考えたくはないが、敵対するだろうね……霊夢と彼女たちが」

 

 

シェーネは黙っている、いきなりの話は難しすぎたかな………。

まぁ、それは良いとして

 

 

「恐らく……A'sのボスは彼女じゃない、だとしたら彼に特典で闇の書制御プログラムを渡したりはしない……いったい何を企んで……」

 

 

ただ世界征服……いや、次元世界征服とでも言おうか?それをするならこんな面倒なことなんかしなくても神としての力を使えばなんとでもなるはず………。

…………少し休憩を入れるか、今のうちに対策もしておかないといけないしね。

にしても転生者………

 

 

「シェーネ、そろそろ戻った方がいい。また小言を聞かされるよ?」

「そうですね……それでは仕事に戻りますので、何か手伝えることがあったら何でもおっしゃってください」

 

 

ふぅ……シェーネが去ったあと、僕は転生者の名前が書いてあるノートを取り出した

 

 

「………やっぱり気になるね」

 

 

 

 

──────────────────────

ノートの内容

失敗例:黒田吉彦 武範宗也

 

実験中:阪田京平

 

成功例:博麗霊夢 高村大輝

 

 

準備は整った………後はあいつを蘇らせるための器が出来上がれば

──────────────────────

 

「器………いったいなんの器だ?」

 

 

そもそもあいつとは?このノートを書いた者には家族か友達が居たのか?

………それはないかもしれないな、このノートが見つかったのは上司の部屋なんだから。

それは良いとして器か………誰かを生け贄にしようとしてる………………まさかこれはその実験図を書いたものか?だとしたら2人が危ない、もし彼らのことを示してるのなら生け贄にされるのは………ハァー

 

 

パチンッ

 

ザクッ!

 

 

「あちらは僕を動かしたくないみたいだね」

 

 

今みたいに妨害がなかったら僕が魂の回収をしてたのに………。

自分勝手に聞こえるかもしれないが彼を転生させたのはもしかしたら彼なら何とかしてくれるかもしれないと勝手な希望を持ってたからだ、この数年の中で神の中にも欲望を抱えるものが出てきた。

それが先程の上司だ………

 

 

「勝手に転生させて、勝手に性転換させて……本当にすまなかった………」

 

 

こういう謝罪は本人に向けて言うべきなんだろうけどこの時間帯はもう寝てるだろう

 

 

「これから大変な戦いになるかもしれないが………頑張ってくれ………霊夢」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢side

 

 

「夢想封印」

『グギャァァ………』

 

 

………よし、封印終わり

 

 

「朝から魂と戦闘ですか?」

「別に神社で精神統一とか、武術の練習とかすればいいんだけど。たまには身体も動かさないといけないしね………で」

「?」

「なに思い詰めてるのよ」

「え!?そんな、思い詰めた顔してましたか?」

「………何があったか知らないけど、悩みなんて抱え込むものじゃないわよ」

「な、なら…………何が、何があっても………絶対に諦めないでくださいね!たとえ絶望的な状況下におかれても………なにか困ったことがあったら私か大輝さんに話してください!」

「うぇ!?え、えぇ。諦めるつもりなんてないけど……」

 

 

な、なんかシェーネがものすごい張り切ってる………何かあったの?




どうもこんばんは

感想を書いていただけるのはありがたいんですが……。明らかに暴言にしか聞こえない感想は書かないでください。




すみませんこんなこと言って

お気を悪くしてしまったら申し訳ございません。
でももしこれを見たら皆さんも感想を書くときはルールをしっかり守ってください


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