少女達の真影、正義の味方の証明   作:健氏朗

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皆さま、お久しぶりです。約一カ月ぶりの投稿ができました。色々立て込んで、急拵えな感じですが良ければどうぞご覧くださいm(_ _)m では葛城編、スタートです。


セクハラダメ!絶対!! By 葛城

葛城side

 

よ! アタイの名は葛城! 国立半蔵学園に通う三年生にして、現在修行中の忍学生だ。好きな物、好きな事はラーメンとセクハラ。特にウチの忍クラスのみんなはおっぱいデカいからな〜(*´∀`)♪ …うっひっひ、役得役得♪

 

ただ飛鳥や斑鳩ならともかく、雲雀にセクハラすれば柳生が得物持って撃退してくるし、かと言って柳生にセクハラしようとしてもさらりと躱される。しかし! そこで懲りない、諦めないのがアタイだ。最終的には柳生のも堪能したからな♪

 

ん? のんびり歩いていたら視線の先に見覚えのあるポニーテールが。あれは…飛鳥か? ともう1人いるけど誰だ? ちなみにもう1人の方も女子でおっぱいは掌にちょうど収まるサイズ……よりちょっと下だな。

 

何やら話してるみたいだけどよく聞こえないな…。

 

 

____以降、*が付いてるセリフは葛城に聞こえてません

 

 

*「ちょっと、貴女! スカートの丈が短すぎますよ!!」

 

飛「え? そ、そうですか?」

 

*「当たり前でしょう。 こうして私のと比べても明白です!」

 

飛「でも、これぐらいだったらまだ校則の範囲内ですけど」

 

*「それでも範囲内ギリギリです! いいですか? そうやってギリギリばかりを狙い続ければいずれ感覚が麻痺して境界線が曖昧になります。校則違反というものはそういう緩んだ点から起こるものです!」

 

飛「す、すみません」

 

*「全く、そんなに脚を出して。女子校ならまだしもここは共学校ですよ? 男子の目もあるのだから気をつけなさい」

 

飛「………士郎くんになら見られても」(ボソッ)

 

*「?、とにかく! これからはもう少し丈を長めにしておきなさい。ほら、私がやってあげるから」

 

飛「え? ち、ちょっと待ってください! 自分でやりますから!」

 

*「何ですか? 確かにここは廊下ですが幸い人目はありません。恥ずかしいでしょうが今回の違反の罰として大人しくしてなさい」

 

飛「だからって無造作にスカートを掴まないでください! 本当に見えちゃいますからってちょっと! なんで太もも触ってるんですか!?」

 

*「綺麗な脚してるわね〜貴女、肌もスベスベだし。これなら見せびらかすのも納得ね…全く、羨ましいわね」

 

飛「触りながらも何でスカート丈調整ができてるの!? せめて触るのはやめて下さい!」

 

*「それに何より!」(カッ!)

 

飛「ふぇ?」

 

*「この胸はなんなのよぉぉおお!?」(鷲掴み)

 

飛「わきゃぁぁぁあああああ!!?」(鷲掴まれ)

 

*「脚も!綺麗で!胸も!大きくて!おまけにウェストまで!細いなんて!一体どんな魔法使ったのよ!?くっ、私だって毎日牛乳とかバストアップ体操で日々頑張ってるのに…」(揉みながら我を忘れている)

 

飛「し、知らないです〜! いいから放して下さい〜!!」

 

*「天然!? これが天然モノだっていうの!!? 反則よ!卑怯よ!独占禁止法違反よ! 少し分けてよ!!」

 

飛「無茶言わないでください〜!!」

 

 

____以上、葛城の盗み聞きタイム終了____

 

 

「な、!? アイツ飛鳥にセクハラしてやがる!」

 

最初の内はスカートを掴んで何か言っていたけど、あろうことか今度は飛鳥の柔らかおもち(笑)を揉みしだいている。そして現在進行系で脇腹や腰回りにも手を這わせている。

 

その羨まs、もといけしからん光景を目の当たりにしたアタイは一も二もなく駆け出す。目の前の悪行を成敗するために!

 

 

「おい、お前! 飛鳥に何してんだ!?」

 

「か、かつ姉!」

 

「え?あ、誰です!?」(我に帰った)

 

飛鳥に散々セクハラしていた痴女はアタイの存在に気づいてようやく放す。よし、これで一先ず飛鳥は無事だ。

 

「少し様子を見ていたけど、アタイの可愛い妹分に手を出すとはいい度胸じゃないか。覚悟はできてんだろうな?」

 

「いきなり現れて何なんです? 私はただ…」

 

「問答無用! アタイはなぁ、セクハラするのは大好きだけどアタイ以外のセクハラするヤツは許せないんだよ!」

 

「自分のことは棚上げ!?」

 

セクハラ犯の言葉を斬って、回し蹴りを放つ。もちろん一般人だから手加減はしている、死にはしないがしばらくの間は気絶しているだろう。

 

「ひっ…!」

 

繰り出された蹴りの勢いと気迫でヤツは恐怖混じりの悲鳴をあげるがもう遅い!

 

「ちょ、かつ姉!? この人は…」

 

飛鳥の制止も虚しく右脚は吸い込まれるように…

 

 

葛城side out____

 

 

辺りに響く重い衝撃音。それはまるで鉄球が落ちたかのような音。飛鳥は制止が間に合わずにせめて女生徒が軽い気絶で済むよう祈ったが、思わず瞑った目を開けるとそこには予想外の光景が映っていた。

 

「お前…、何で邪魔すんだ士郎!」

 

士郎が現れたのだ。今現在女生徒と葛城の間に立ち塞がって気絶級の一撃を防いだのである。当の士郎は脚を受け止めたまま若干鋭い視線を葛城へと向ける。

 

「葛城先輩こそ何をしてるんだ? いきなり乱暴は褒められたものではないと思うが?」

 

「そいつは飛鳥にセクハラしてたんだぞ!? 破廉恥三昧するようなヤツは痛い目を見なきゃ…」

 

「そいつというのは風紀委員長のことか? いくら知らないとはいえ、その呼び方はないんじゃないか?」

 

「だからその風紀i…、へっ?」

 

告げられた事実に呆然する葛城。ゆっくりと視線を件の女生徒にむけるとようやく見えたのだ。

 

……片腕につけられた、風紀委員会の腕章が。

 

「…マジでか?」

 

士郎の言い分が間違いであって欲しいと一縷の希望を込めて飛鳥を見る葛城。しかし返ってきたのは逆に絶望へと叩き落す言葉だった…。

 

「えっとね、かつ姉。士郎くんの言った通り、この人は風紀委員さんなの…しかも委員長さん」

 

「Σ(゚д゚lll)」

 

取り返しのつかない事態に今度こそ顔を青くする。彼女たち忍学生は正式に学園の生徒として在校しているが忍を目指すものであるためあまり目立つ様な行動は控える様言われている。

 

仮に不埒を働いている輩を派手に成敗するのも十分悪目立ちするがそれが誤解でしかも生徒を取り締まる風紀委員会に暴力を振るってしまったのならもはや言い訳のしようもない。

 

この後どうすればいいかと焦り始める葛城に士郎は再び声を掛ける。

 

「あー…葛城先輩? 慌てているところすまないんだが」

 

鋭い目を向けていた士郎はいつの間にかその両目を瞑っており、顔を葛城からそらしている。何故そんな態度をするのか分からず葛城は首を傾げる。

 

「…そろそろ脚を下ろした方がいいんじゃないか?」

 

未だ気づかない様子に率直に述べる。さて、ここで少し振り返るが士郎は事態を納めるため葛城の回し蹴りを受け止めたままの体制だ。そして葛城はかなりの高さで蹴っている…。

 

つまり何が言いたいかというと…、真正面にいる士郎に丸見えなのだ。……爽やかで健康的な青と白の縞柄が。

 

「うわぁあっ!!?」

 

理解したと同時に顔を瞬時に赤く染める葛城。普段以上のスピードで飛び退きスカートを押さえる。若干士郎を睨みつけるが自分にも非があるためすぐにそれを納める。

 

「その、不可抗力とはいえすまない。…それと委員長の方は大丈夫か?」

 

見てしまった事実を素直に認めて謝罪する士郎。ただ本題を置き去りのするわけにもいかず、風紀委員長の安否を確認する。

 

「へっ!? え、ええ 有難う、衛宮君。コ、コホン! それより貴女!」

 

頰を赤くして呆然と士郎を見ていた委員長は体制を立て直し葛城へと厳しい目を向ける。

 

「誤解の上に未遂で終わったとはいえ、同じ生徒に暴力を振るうとは何事ですか!?」

 

「いや、その…」

 

歯切れの悪い葛城に委員長は反論を許さないとばかりに畳み掛ける。

 

「この事は風紀委員会、及び生徒会も含めて報告させていただきます。然るべき厳罰が下りますのでそのつもりで」

 

「ちょっと待ってくれないか? 委員長」

 

風紀委員長の無体な判断に士郎がストップを掛ける。

 

「何ですか? いくら衛宮君の庇護でも何の処罰もなしというわけには行きませんよ」

 

士郎は生来のブラウニーっぷりをこの世界でも発揮しており、学園での機材や設備の修理、整備をしている。おまけにその業績が買われて風紀委員会や生徒会の手伝いもしてたりする。ちなみに両方から勧誘されてもいる。それはさておき、とにかく士郎は風紀委員会、生徒会からかなり信頼されているのだ。

 

「もちろん、罰するなとは言わないさ。ただ先ほど委員長も言っていただろう?」

 

士郎の言わんとしたい事に言葉に詰まったような顔を見せる。

 

「何故とはあえて聞かないが、服装注意していただけのつもりが風紀委員にあるまじき行為をしてしまった事は事実。そのまま報告するとなると委員長の立場も危ないと思うが?」

 

「…ええ、そのことに関しても言及はされるでしょう。ですが例え処遇が何であろうとありのままを伝えます」

 

数瞬ほど目を瞑り、決意を表した顔で告げる。思いの外頭が硬く、自分にも厳しいようだ。

 

「そこまでする必要はないよ。葛城先輩への処罰は俺に任せてくれないか?」

 

「「「え?」」」

 

 

 

 

____________________

 

 

 

「…こ〜れ〜で、よしっ!と」

 

ここは半蔵学園の中にある空き教室。ここで葛城が何をしているのかというと、まあご覧の通り掃除である。

 

士郎が提案した葛城への罰、それは学園の空き教室と資料室の清掃と整理である。ただ、半蔵学園はマンモス校であるためその部屋数が尋常じゃないくらい多い。元々は生徒会が片付ける予定だったのだが他の作業もあるので思うように進まず士郎の手を借りているのだ。

 

「これで最後だな。ん〜っ!やっと終わった!」

 

「ここのモップ掛けは…もう終わったみたいだな」

 

隣の資料室で作業を終えた士郎が教室に入る。

 

「お疲れ様、葛城先輩」

 

「おう! 士郎もお疲れさん」

 

お互いを労いながら空き教室を後にする。

 

ちなみに士郎が先輩である葛城に敬語ではなくタメ口で話している理由は葛城がそう話すよう申し出たからである。

 

以前 飛鳥たちとカルデアで食事をしていた時、わざわざ自分も含めた5人に料理を振舞ってくれた親切さを気に入ったのだ。絶品モノのラーメンを完食し、気を良くした葛城は感謝とともに自分とは普通に話してほしいと提案したのだ。

 

「それにしても今回はホントに悪い、士郎。腕の方は大丈夫か?」

 

 

申し訳なさそうな顔で心配する葛城。手加減したとはいえ、日々の修行で鍛えられた蹴りを素手で受け止めたのだ。一般人ならまず無事ではすまない。

 

「いや、謝ることは…まあ、あるかもしれないが気にしすぎるな」

 

「ホントか? 一応本気じゃあないけどそれでも1発で気絶するくらいの力は入ってたからさ」

 

「…そんな威力の蹴りを委員長に放ったのか、まあ流石にあの時は腕が痺れたが今は何とか平気だよ」

 

右手を振りながら返す士郎にほっとした葛城。清掃道具を片付け、終了報告のために風紀委員会へ赴く2人。他愛ない雑談を混ぜながら歩いていると葛城が気になっていた事を口にする。

 

「なあ、士郎。お前なんで話し方はタメ口なのにアタイの呼び方が先輩付けのままなんだ?」

 

本人の希望通り、普段の口調で会話こそしているが呼び名が変わっていないのだ。葛城からすればなんとなくバランスが悪いのである。

 

「なんでって言われてもな…、先輩だからせめて呼び名はそのままにするべきじゃないか?」

 

「斑鳩の事は呼び捨てしてるのにか?」

 

「ぐっ…」

 

逆らえなかったとはいえ、斑鳩を名前で呼んでいる士郎に葛城は意地の悪い笑みを浮かべる。

 

「アタイとしてはその差は壁がある気がしてな、ちょ〜っと不公平じゃないか?」

 

「確かに、そうだな…」

 

苦い表情で諦めの色を示す士郎。しかし、葛城はそんな士郎にさらなる追い討ちを掛ける。

 

「とはいえ、ただ呼び捨てるだけじゃつまんないからな。飛鳥みたいにアタイの事はかつ姉って呼んでくれ!」

 

「なんでさ!? いきなり愛称呼びはないだろう!!?」

 

「そうか? こっちの方が堅苦しくないし親しみがあるだろ?」

 

親しみを通り越して馴れ馴れしいんじゃないかと返そうとするが「それに…」と続ける葛城の言葉に止められる。

 

「それだけ士郎の事を信用してるって事だ。飛鳥が気に入ってる人に悪いヤツはいないからな!」

 

正しくニッカリとした笑顔で語る。どこか憎めない様な葛城の顔を見て、士郎はかつての世界で共に戦った船長の事を思い出す。

 

「(そういえば彼女もあんな風に笑っていたな…)」

 

「? アタイの顔に何かついてるか?」

 

「いや、何でもないさ。そこまで言うならお言葉に甘えさせてもらうよ、葛ねえ」

 

葛ねえという呼称にイリヤの学校で教鞭を取る姉代わりの事を思い出しながら苦笑いを浮かべる。漸く観念した士郎に満足気に頷く葛城。

 

「よし! じゃあ今回のお詫びも兼ねて、一緒にラーメン食べに行こうぜ!! アタイおすすめの一軒を紹介するよ」

 

「ああ、いいぞ。委員長に報告してからな」

 

…余談だが葛城が奢ろうとした所を参考になったからいいと丁重に断り割り勘で落ち着いた。

 

 

 

 

 

 

__________Side 葛城__________

 

今日は失敗したなぁ〜。飛鳥がピンチかと思ったらアタイの勘違いだったし、危うく風紀委員長に怪我させるとこだったし。士郎がフォローしてくれなかったらどうなってたのやら…。

 

 

それにしても士郎のヤツ手加減したとはいえ、よくアタイの蹴りを受け止められたな。本人は腕が痺れたとは言ったが掃除してた時はもう何ともない様子だった。

 

何か格闘技でもやってるのか聞いてみたけど、結局 「そんな大層なものじゃないさ」とはぐらかされた。

 

う〜ん……、気になる! もし機会があれば手合わしてみたいな。…って、流石にだめか。徒手とはいえ、忍の技を晒すわけにもいかないしな。

 

っと考えごとに没頭しすぎたな。さて、今日も修行頑張りますか!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回の話は書くのが地味に難しかったです。原作では短かった葛城の会話シーンにどうやって士郎を介入したものか考えた末、このようになりました。さて、あと3人か…誰から書いたものやら。

「話は終わったかい?」

ん? 貴方はドレイク船長じゃないですか! わざわざ他所のカルデアからようこそです。

「あー、堅っ苦しい挨拶はいいよ。用事だけ済ましたら帰るつもりだから」

用事? というと?

「投稿が遅れた事の詫び入れだよ。アンタんとこのサーヴァントたちに頼まれてねぇ。ヤキ入れといて欲しいってさ」

え!? ウチの!!? ってかヤキ入れるって何を!?

「そりゃあ、勿論…」(片手で銃をクルクル)

……銃は勘弁して下さい、死んでしまいます。

「死ぬ、ねぇ…。ま、そういうなら蜂の巣は勘弁してやるよ」

ホントですか!?

「勿論さ」(ガシャコン!)

…あの〜、船長?

「なんだい?」

わたくしめを囲んでいるこの大砲は一体?

「銃の代わりに大砲で木っ端微塵で勘弁してやるよ。覚悟はいいかい?」

待ってぇええ! 話が違うぅぅぅううう!!

「藻屑になりな!」

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