これは左官総合建築請負業○○工務店に職人として勤める日影(23)独身が
解体作業に左官工事に基礎工事
日夜色々と過酷な仕事がほぼ休み無く続く中での
日常のちょっとした幸せを感じてくれたら嬉しいお話
まあええ年したおっさんの経験話やけど気が向いたら見たってえな
「ふぅ・・・」
わしはISUZUの10tダンプを運転しながら溜め息を付いた
いや溜め息が自然に出たって言うた方が良いんかな・・・それぐらい肉体的にキツい仕事やこの仕事は
「日影ちゃん今日もほんまえらかったなぁ」
助手席に乗ってるベテランのおっさんが煙草を吹かしながら話しかける
「せやな・・・早よ土場でガラ降ろして帰ろ」
※土場とは所謂資材置き場の事やで
なんやかんや喋ってたら土場に着いた、わしはバックでダンプを入れる
「オーライオーライ!よしストップや!」
おっさんが退いた所でわしはダンプの荷台を上げる
「お~お~これ入るんかいな
「多分行けるて」
ドサドサと音を立ててコンテナに解体した家のクズが大量に入っていく
「よっしゃ往のか」
「せやな・・・」
わしは荷台を下げておっさんが助手席に座ると同時に発進する
「しかしほんまに日影ちゃん運転ウマなったなぁ」
「せやろか?」
「一時のダンプぶつけまくっとった時に比べたら一目瞭然やでほんま」
「さよか」
「せやこれから一杯どうや?」
「すまんけど今日は遠慮しとくわ」
「なんやコレとデートかいな?」
おっさんが笑いながら小指を立てて言う
「アホ・・・家で妹待っとんねや」
「そうかいや?まあ今日は給料日やさかいに旨い物食わしたれ」
「ふふ・・・せやな」
しばらくして事務所に着いた、小さな事務所やけど仕事は世話しなく入ってくるから忙しいって言うた方が良いんかな?
「おお!お疲れさん」
「お疲れさんです」
先に事務所の社長が帰って来てた
いっつも早いなぁと思いながら社長から給料袋を受けとる
「すんまへん」
「今月分はちょっと多目に入れといたからな、日影ちゃんに辞められたらウチは潰れてまうからなぁ」
社長は笑いながらそう言うた
「辞めませんて、わしもこの仕事天職やと思ってますんで」
「そうか・・・ほなまあ来月も宜しくお願いします」
「此方こそ頼みます・・・ほなお疲れ様でした」
わしは軽く一礼してから事務所を出て一束バッチの友達から買った軍用ジープに乗りエンジンを掛ける
「ふぅ・・・」
また溜め息出たなぁと思いながら帰路に付く
「もうビール無かったなぁ・・・」
わしの家に近くに丁度スーパーがある品揃えは良いほうかな
「今日は給料日やし・・・ちょっと奮発したろか・・・ふふ」
わしはニヤニヤしながらエンジンを止めて店に入った
途中すれ違ったおばはんに変な目で見られたけど気にせずに買い物カゴを持つ
「焼き肉にでもしよかなぁ・・・」
とか思いつつ精肉コーナーに行く
「すんまへん赤センとハラミととツラミと上タンと上ミノ200ずつ、後タレとキャベツも」
「はい毎度!ちょっと待って下さいよ」
おっさんが肉包んでる間にわしはスキップ気味で酒コーナーに行く
これが仕事終わりの唯一の楽しみやねん
「今日はエビスもプレミアムモルツもどっちも買おっと」
わしはまたニヤニヤしながらカゴに6本入りのモルツとエビスを入れる
給料日くらい贅沢せんとなぁ
そうこうしてる内に肉包み終わったみたいやから戻った
「なんぼ?」
「全部で4890円です」
「ほな一万からで」
わしはドヤ顔気味でピン札を出す
「毎度!」
釣を受け取ってレジに向かい精算を済ませて店を出ようとすると生コン屋のおっさんに会った
「おお!日影ちゃん毎度」
「毎度です、買い物ですか?」
「わしのせがれがここの鮮魚コーナーで魚卸しとるさかい見に来たんや」
「そうでっか、わしも今帰りですねん」
「そうかいな、まあ頑張りや」
「はい、ほなまた」
正直早く帰ってビール飲みたかったから若干走りぎみで車に向かいエンジンを掛けて走り出した
運転中もワクワクが止まらんかったなぁ
住んでるボロアパートに着くと妹が丁度洗濯取り込んでたんよ
「あっ日影ちゃんお帰り~!」
「ただいま、今日は久しぶりに肉食おか」
「わ~い♪両備ちゃ~ん?お肉だって~」
「あら?今日は給料日?」
この二人はわしの妹の両奈と両備や、オカンと親父が病気で死んで以来ワシが親代わりやな
※因みに家族構成とかは単純に好きなキャラで再現しただけやで~
「せやでやから早よ焼く準備し」
「は~い♪」
「肉なんて久しぶりね」
「ねぇねぇ~!日影ちゃん聞いて~」
「なんや?」
「今日両奈ちゃんテストで100点取ったんだよぉ~♪」
「ほう?やるやんか、偉いなぁ」
わしはニコニコしながら両奈の頭を撫でてやる
「えへへ~♪もっと褒めて~♪」
「ほら!サボってないで早く手伝いなさいよ!」
「は~い♪」
「ふっ・・・」
わしは煙草に火を付けて一息入れる
初めて今日も疲れたなぁって感じわ
煙草を消し終わると丁度焼く準備出来たみたいや
「はい!準備出来ました~♪」
「そうか、ほな好きに焼いて食べ」
「まず何から焼こうかしら?」
「両奈ちゃんはタンから~♪しかも今日は上タ~ン♪」
「本当に!?」
「たまにはええやん?贅沢しても」
「日影ちゃん大~い好き~♪」
満面の笑みで両奈が抱きついて来る
喜んでくれたみたいやなぁ
「暑苦しいて」
なんか照れ臭いわぁと思いながらエビスを開けて予め冷蔵庫に冷やしてあったビアグラスに注ぎ、泡が零れない様に喉を鳴らして一気に呑む
「あぁぁっ・・・!旨い!」
ついおっさんみたいな声出てしもうた
やけどそれくらい旨いんやって肉体労働の後のビールは
「凄い飲みっぷり~!素敵♪」
「ビールってそんなに美味しいの?」
「ガキには解らんかなぁ」
「失礼ね!両備はガキじゃないわ!」
「まだまだガキやわしから見たらな」
「両備ちゃんは大人だもんね~?偉い偉~い♪」
「両奈まで~!」
「ふふ・・・」
なんでも無いような事が幸せなんやなぁって思うよほんま
つくづくTHE虎武竜のロードが名曲に感じるわ
「ほら焼けたで」
「今日も一日お疲れ様でした~♪」
「お疲れ様!」
「お疲れさん」
丁度良い具合に焼けたタンを塩胡椒とレモンに付けて食う
そしてすかさずビールを流し込む
最高やもう死んでもええわって思う瞬間やね
「美味しい~♪」
「うーん♪」
「旨いなぁ・・・あんたら肉だけじゃなくて野菜もしっかり食べや?」
「は~い♪」
焼き肉って食いに行くより家で焼いた方が安く付くなぁ
外で食べたら軽く1万は越すけど家なら半分程度で済むし
庶民は家で焼くに限るなぁとか思いながら二本目のモルツを開ける
「両奈ちゃん御酌しま~す♪」
「両備が先よ!」
「どっちでもええて」
「じゃあ両備が先ね!」
「きゃっ!両備ちゃんったら強引~♪」
二本目を両備が注いでくれる
いつかあんたらもと晩酌したいなぁって思うわ
親心ならぬ姉心っちゅうんか?
「おっとっと」
「ねぇ両備もインターハイ出場決まったんだから!凄いでしょ?」
「そうなん?やるやんか」
「ふふん♪」
「じゃあなんかご褒美あげんとな」
「本当!?じゃあ両備は電動ライフル欲しいわ!」
「電動ライフルか」
「両奈ちゃんは?両奈ちゃんには?ご褒美はないの~!?」
「心配せんでもなんかあげるて」
「わ~い!じゃあ両奈ちゃんは鞭~!」
「鞭て・・・ほんま難儀なやっちゃなぁ」
「鞭で両奈ちゃんを苛めて~♪」
「かなわんなぁ」
煙草を消し終わると丁度焼く準備出来たみたいや
「はい!準備出来ました~♪」
「そうか、ほな好きに焼いて食べ」
「まず何から焼こうかしら?」
「両奈ちゃんはタンから~♪しかも今日は上タ~ン♪」
「本当に!?」
「たまにはええやん?贅沢しても」
「日影ちゃん大~い好き~♪」
満面の笑みで両奈が抱きついて来る
喜んでくれたみたいやなぁ
「暑苦しいて」
なんか照れ臭いわぁと思いながらエビスを開けて予め冷蔵庫に冷やしてあったビアグラスに注ぎ、泡が零れない様に喉を鳴らして一気に呑む
「あぁぁっ・・・!旨い!」
ついおっさんみたいな声出てしもうた
やけどそれくらい旨いんやって肉体労働の後のビールは
「凄い飲みっぷり~!素敵♪」
「ビールってそんなに美味しいの?」
「ガキには解らんかなぁ」
「失礼ね!両備はガキじゃないわ!」
「まだまだガキやわしから見たらな」
「両備ちゃんは大人だもんね~?偉い偉~い♪」
「両奈まで~!」
「ふふ・・・」
なんでも無いような事が幸せなんやなぁって思うよほんま
つくづくTHE虎武竜のロードが名曲に感じるわ
「ほら焼けたで」
「今日も一日お疲れ様でした~♪」
「お疲れ様!」
「お疲れさん」
丁度良い具合に焼けたタンを塩胡椒とレモンに付けて食う
そしてすかさずビールを流し込む
最高やもう死んでもええわって思う瞬間やね
「美味しい~♪」
「うーん♪」
「旨いなぁ・・・あんたら肉だけじゃなくて野菜もしっかり食べや?」
「は~い♪」
焼き肉って食いに行くより家で焼いた方が安く付くなぁ
外で食べたら軽く1万は越すけど家なら半分程度で済むし
庶民は家で焼くに限るなぁとか思いながら二本目のモルツを開ける
「両奈ちゃん御酌しま~す♪」
「両備が先よ!」
「どっちでもええて」
「じゃあ両備が先ね!」
「きゃっ!両備ちゃんったら強引~♪」
二本目を両備が注いでくれる
いつかあんたらもと晩酌したいなぁって思うわ
親心ならぬ姉心っちゅうんか?
「おっとっと」
「ねぇ両備もインターハイ出場決まったんだから!凄いでしょ?」
「そうなん?やるやんか」
「ふふん♪」
「じゃあなんかご褒美あげんとな」
「本当!?じゃあ両備は電動ライフル欲しいわ!」
「電動ライフルか」
「両奈ちゃんは?両奈ちゃんには?ご褒美はないの~!?」
「心配せんでもなんかあげるて」
「わ~い!じゃあ両奈ちゃんは鞭~!」
「鞭て・・・ほんま難儀なやっちゃなぁ」
「鞭で両奈ちゃんを苛めて~♪」
「かなわんなぁ」
なんやかんや喋りながら呑んでる内に丁度酔いが回って来た
ほろ酔いって奴やね
なんか疲れてる時は特にアルコールって回るんよ
「日影ちゃ~ん・・・両奈ちゃん酔っちゃった~」
両奈が服のボタンを外してもたれかかって来た、なんでジュースで酔うねん
ドラマの見すぎや
「バッカじゃないの」
「てへ♪」
「ふっ・・・さぁ・・・風呂入って寝よか・・・明日も仕事やし」
わしはアホみたいに狭い風呂場に向かい脱衣場で服を脱いだ
また最近筋肉付いて来たなぁ
なんや腹筋も割れて来たし
「女としての魅力か・・・無いな」
とか皮肉りつつ調整が難しいシャワーを出して適温にする
ほんまこのシャワーは不憫やで熱くなったり冷たくなったり
「・・・はぁ~・・・熱っ・・・またかいな・・・」
「お背中お流ししまーす♪」
両奈が入って来た只でさえ狭い風呂場が余計に狭くなったやん
まあええか
「頼むわ」
「凄い体~♪素敵~♪」
「別に凄ないて・・・逆に嫌やねんから」
「両奈ちゃんたくましい人好き~♪」
背中を擦りながら胸を押し付けて来る
あんたそれはあかんてほんま
誰にでもやったら絶対あかん
「なんか当たっとるで」
「当ててるの~♪」
「難儀やなぁ・・・ほんま」
頭も洗ってわしは出る
湯槽に浸かったら出る時立ち眩みするねんなぁ
濡れた身体を冷やさん内に素早く拭いてバスタオルを腰に巻く
胸は別に隠さんでもええやん?
その後は歯ブラシを取り安売りしてた歯みがき粉で歯を磨く
「あんたらも歯磨きしいや?」
「は~い♪」
「もう磨いたわ」
考えてみたらもうこの娘等も高校生や
思春期真っ盛りってやつか
しっかりしてくるからわしがあーだこーだ言う事は無いかもしれんなぁ
歯磨きを終えたら新しい下着に着替える
下ろしたばかりの新品やで
「日影ちゃ~ん♪見て見て~!両奈ちゃんの新しいパンツ~♪」
うわっ・・・なんつう下着履いとるねん・・・尻見えてるで・・・
「す、凄いな・・・」
「もっと見て~♪」
「遠慮しとく・・・姉妹とは言えやり場に困るわ」
将来が心配やなぁ・・・大丈夫かな・・・いやもう手遅れか?
「わしは寝るで?あんたらも早よ寝えや?」
「は~い♪」
「はぁ・・・今日は疲れちゃった」
「わしも疲れたわ・・・」
寝る部屋もまた狭い事この上無い
三人でくっついて寝なあかんくらい狭い
まあ安アパートはこんなもんか
「・・・」
わしは布団に入る、二人がやたらくっついて来てしゃあない
「日影ちゃ~ん♪」
「・・・もっとくっついても良い?」
「ええよ」
やっぱりまだまだ甘えん坊やなぁ
わしは静かに目を閉じた
明日も仕事や頑張ろ
こうやってまたわしの過酷な一日が始まる
やけどあの娘達の事考えたら頑張れるんや
あの娘等の幸せがわしの幸せやから
THE END?
一応はこれで終わりです
初投稿で色々と見にくいとか誤字やらあるかも知れませんがまあ多目に見てやって下さい(笑)
今回はウチの好きな日影ちゃんを主役にしましたが次は両奈ちゃんと両備ちゃんを主役にしたお話を書きたいと思っています
ちなみに今回は仕事内容はあまり書けませんでした(汗)
書いてしまうとあまりにも長くなってしまう為に少なく書かせてもらいました(笑)
まあこんな仕事もあるって事を知って貰えたら良いかなって感じです
ほな失礼しますわm(__)m