明日返却されるという絶望の淵に立たされた私…
どうすればいいのだろうか?
11話始まります
昨日は学校で色々なことがあった
立夏さんの問題発言に公式新聞部の結成…部員集めに学園のアイドルを誘う…
まあ楽しいから問題は無いんだけどな
「えっと。音姉と由夢にちょいと話すことがあるんだ」
夕飯を食べているときに義之が話をし始めた
「どうしたの弟君?」
「なんです兄さん?」
二人に部活のことを話すのか…
「俺、部活に入ることにしたんだ」
「「えっ?」」
二人は同じ反応をする。さすが姉妹
「えっと、何部に入るのかな?」
「急に部活に入るってどうしたんですか?」
「ちょ、ちょっと待って二人とも。順を追って話すからさ」
そう言って今日の部活へ入ることになった出来事を話す義之
「むー兄さんが部活に…」
「公式新聞部?…杉並君と一緒に悪さをする気なの?」
公式新聞部は杉並と一緒に悪さをするのではなく、杉並と新聞で張り合うのだ
それが杉並の暴走を止めるためだったのだ…すくなくとも未来では
「違いますよ…杉並の興味を行事の盛り上げではなく新聞に引かせることによって暴走の被害を最小限に留める。そして杉並に勝つという部活です」
未来の杉並には効果があるがこっちの杉並には…分からない
「そ、そうなんだ。だから部活を通して生徒会を助けるというわけなんだ」
義之が苦し紛れにそんなことを言う
「そっかー。弟君は私たち生徒会の手伝いをしてくれるって訳か…で、顧問は誰なの?」
「顧問?さくらさんだけど…」
「さくらさんですか…」
途端に由夢が顔をしかめる
「どうした?」
「兄さんが暴れるのを抑えてくれるのでしょうか…」
ふむ。一理あるな…さくらさんも結構義之に甘すぎるからな
「そ、そういう時は清隆が止めてくれるさ。な?」
俺に話を振ってきた
「まあ抑えてやるけど…暴れることは否定しなくていいのか?」
俺がそう言うと義之はギギギと壊れたロボットのような感じで音姫さんと由夢ちゃんを見た
そこからはもう言うまい…
ともあれ夕飯を食べた俺は寝る支度を済ませて布団へと入る
そして翌日、俺はさくらさんに起こされた
さくらさん曰く今朝は早く目が覚めたから誰かを起こそうと思ったら
俺の顔が浮かんだかららしい
そのせいか今朝は早く起きたので居間でテレビを見ることにした
因みに今日の弁当作りは義之だ
テレビを見るといっても俺自身大して見るわけではないので
ニュースを確認した程度である
さて、そろそろ出かけますか
俺は義之の作った弁当を持って学校へと出かける
俺が1人で登校してると、後ろから声を掛けられた
「おはよう。清隆君」
俺に話しかけてきたのは音姫さんだ
「おはようございます。今日は義之はいいんですか?」
「今日は生徒会の用事でね…」
生徒会も忙しいんだな…
杉並が二人に増えたせいもあるかもしれないけど
まだ問題を起こしてないとはいえ、二人も居ると思うだけで疲れるからな
俺は音姫さんと楽しくお話をしながら学園と向かった
教室に着くと杉並が一人で何かをしていた
この時代の杉並は杉並と呼び俺らの時代の杉並は先輩と呼ぶことにした
「杉並。朝から何をしているんだ?」
「ん?芳乃か…見て分からんか?」
「分からないから聞いたんだぞ」
「ふむ。それもそうか…これはだな…体育祭の仕掛けとやらだ…ははははは」
杉並は凄く楽しそうに笑った
関わるのは止めたほうが良さそうだな…
俺は自分の席に付いてこれからの新聞部について1人で考え始めた
考えていると教室にみんなが入ってきた
「今日は早く出かけたな」
義之が隣に座って言う
「まあ、早く起こされたからな」
「さくらさんにか?」
「他に誰か居るのか?」
くだらない会話をしていると先生が入ってきた
「ではクラス委員号令!」
「起立。礼」
「「「「「「「おはようございます」」」」」」」
うちのクラスは朝からハイテンションだ
「じゃあ今日は体育祭の練習に1,2時間目のHRの時間を使うぞ。各自更衣室で着替えた後校庭に集合だ」
そう言い残すと先生は教室を出て行く
「じゃあ清隆。義之行くぞ~」
渉が元気良く声を出す
「そうだな」
着替えをすまして校庭に出て皆で準備体操を済ませる
さて…俺の出る種目は借り物競争とクラス全員リレーと体育祭の一番人気である識別対抗リレー…
本当は最初の二つだけだったのだが後日に体育の授業中に足が速いと言われて無理やり参加させられたのだ
「清隆はなんの競技にでるの?」
立夏さんが俺に尋ねてくる
俺は先ほどの種目を教えた
「結構出るのね」
「立夏さんは何に出ることになったんです?」
「確か…全員リレーとクラス対抗リレーかしら?」
「うわ…俺とほとんど同じ。ってことはクラス対抗リレーでは一緒に走るんですね」
「そうね。頑張りましょう」
俺たちは練習をし始めた
練習を終えて教室に戻ると隣のクラスの白河さんがやって来た
「昨日の部活の件なんだけど…私も入れてもらおうかなって」
どうやら白河さんは入ってくれるようだ
「大歓迎だよ。ってことはこれで5人。部として認められる」
「じゃあ改めて。私は白河ななか宜しくね」
「俺は芳乃清隆。白河さんこちらこそ宜しく。」
「むぅ~。その白河さんって言うのどうにかならない?」
「どうにかって…」
「じゃあ“ななか”って呼んで」
昨日知り合った人なのに馴れ馴れしいとは思わないのかな?
まあ本人がそう呼んで欲しいならいいか
「じゃあ宜しくな“ななか”」
放課後になると俺たちは早速、さくらさんが用意したと言う部室へと足を運ぶ
部室は付属の教室がある棟の4階の一角にあった
「ここが部室となる場所か…」
俺たちはさくらさんに手渡された鍵を使い中に入る
「思ったよりも広いし、綺麗だな」
「そうね…このままでもいいけど掃除をまずしましょうか」
立夏さんの提案で俺たちは掃除を開始する
「っとこんなもんか」
先ほどの部屋とは思えないぐらいの綺麗さになった
「じゃあ部活の説明をして今日は終わりにしましょうか」
部活の説明を立夏さんは始める
要点をまとめるとこうなる
①新聞を1ヶ月に一回発行をして学園中に配る
②新聞は毎月の最後の週の初めに発行
③杉並たちの非公式新聞部よりも発行部数・知名度・評価を超える
④みんなが楽しんで読んでくれるような新聞を書く
「じゃあ今日のところはここまでね。私はさくらさんに鍵を返して帰るから先に帰ってて」
立夏さんはそのまま学園長室へと向かって行った
「さてと、俺たちも帰りますか…」
4人でお喋りをしながら帰ると渉が提案を出してきた
「部活の記念すべき1回目を今日したんだからさ義之の家で記念パーティやんないか?」
おっ。渉にしては名案が出てきた。口に出すと面倒なので黙っておく
「俺と義之は自宅だからいいけど、“ななか”はどうするんだ?」
俺がななかに尋ねたらななかよりも先に渉が声を出した
「おい、清隆!どういうことだ学園のアイドルを呼び捨てだなんて。それにななかって羨ましすぎるぞこの野郎!」
渉が大声を出す
「お前は静かにしろ」
だが義之によって静められた。その間、わずか5秒
義之って時々凄い奴ではないのかと思ってしまう
「んー?私は別に大丈夫だよ」
「じゃあパーティの食材でも買って帰るか」
俺は立夏さんにメールをしとく
何故メールを?と思う方もいるかもしれないから言っておくと
この間、みんなで買い物に出かけたときに不便だろうとさくらさんが皆に買ってくれたのだ。杉並は何故か持っていたが…
俺らの時代の携帯はさすがに昔と電波が違うので唯の時計となっている
立夏さんから返事が帰ってきたようだ
『分かったわ。じゃあ街で待ち合わせをしましょう』
俺らは街へと向かう方向を変えて行く
今回は私の小説の中での最長の3,000文字を突破しました!
前回の体育祭へのイベントの続きを書いてみました
原作だと4人で対抗リレー走っていますが本作品では6人にしようかと思います
4人だと物足りない気がするんで
誤字・脱字等ありましたらご連絡ください
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