ダ・カーポ~もう一つの桜物語~   作:みっくん

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今回は漫画からのネタです

それでは第20話どうぞ!


第二十話「第1回誰の料理がおいしいか選手権大会」

「第1回誰の料理がおいしいか選手権大会はじめ!」

 

家に遊びに来ていたまゆき先輩が声をあげて言う

 

 

 

夏祭りに行ってから数日たったある日

 

本日、芳乃家では料理対決が行われていた

 

「今日はおいしいものがたくさん食べられそうだね~」

 

さくらさんが嬉しそうな顔で言う

 

「ま、本日の主役は弟君と清隆君だけどね」

 

「「……はぁ」」

 

俺達は同時にため息をつく

 

「ってか、こうなった原因はまゆき先輩のせいでしょうが」

 

義之が悪態をついた

 

「でもさ~、どうしてこうなったの?まゆきちゃんのせいとはいえ」

 

「えっと、それは、数日前に」

 

義之が語り始める

 

料理大会が行われるようになったのは数日前の日だった

 

その日は昼から皆で集まってトランプやらカードゲーム、ボードゲーム等をやっていて、そのまま夕食を食べるって事になっていたんだ

 

ピーンポーン

 

「んっ?」

 

「どうした清隆?」

 

「今チャイム鳴らなかったか?」

 

「そういえば…なったな」

 

「ちょっと俺見てくるわ」

 

義之に伝えると俺は玄関へと向かう

 

「はいはい。どちら様ですか」

 

俺がドアを開けるとまゆき先輩が立っていた

 

「あれ?まゆき先輩?どうしたんですか」

 

「いやー、生徒会の事で音姫に」

 

「そうですか…折角ですし上がりませんか?」

 

「じゃあ、お邪魔させてもらおうかな」

 

まゆき先輩を居間へと連れて行く

 

「音姫さん、まゆき先輩が来ましたよ」

 

「えっ?まゆきが?ちょっと待って今行くから~」

 

キッチンから音姫さんの声が聞こえる

 

まだ料理を作っている最中だったのかもしれない

 

「大丈夫!私が音姫のとこに行って話してくるから」

 

そう言って先輩は席を立つ

 

 

それから暫くすると

 

うちで夕食をとることにした先輩と一緒に音姫さんが料理を運んできた

 

「じゃあ、皆でいただきます」

 

「「「「「「「いただきます」」」」」」」

 

皆で声を揃えて夕飯を食べ始める

 

「ん~。相変わらず音姫の料理はおいしいっ。ってここに居る女子の皆も料理が美味いよね」

 

まゆき先輩がそう言うと1人だけ肩をびくっってさせた人物がいた

 

その人物は由夢ちゃん…理由は語らなくても分かるであると思う

 

「弟君と清隆君はそれぞれの料理を食べたことあるんだよね?」

 

えっ?何で義之だけじゃなく俺にも話を振るんだ…

 

此処にいる女子は音姫さん、立夏さん、由夢ちゃん、ななか、月島さん、そして話を振ったまゆき先輩の計6人であるが、今回は5人にしておこう

 

「ええ、まあ」

 

「そうですね…」

 

義之と俺は答える

 

「じゃあさ、誰の料理が一番美味しかった?」

 

「「えっ?」」

 

「み、皆、美味しいよな。義之?」

 

「…あ、ああ。皆の料理は美味しい」

 

義之は俺の言葉に相槌を打つ

 

ん?なんで一度考えたんだ…

 

「んー。言い方が悪かったね。じゃあ誰の料理が一番美味しかった?」

 

さっきまで喋っていた女子達が急に黙る

 

なんで、こんなにも緊張感が凄いんだ

 

「そんなの、食べ比べでもしないとわからないし…」

 

義之がこの言葉を言った瞬間、俺は部屋へと逃げようとした

 

「あれ?清隆君?何処行くの?」

 

「ちょっと、手洗いに…」

 

「後でいいよね」

 

「はい…」

 

まゆき先輩によって阻止をされた

 

「じゃあ、食べ比べをすればいいんじゃない」

 

先輩の目が怪しく光る

 

「で、でも」

 

義之の顔が途端に青くなる

 

今、自分の言った言葉の責任を感じたのであろう

 

更に先輩は追い討ちを掛けてきた

 

「さらに、弟君たちの好みにあった料理を作った人には、弟君もしくは清隆君を一日好きに出来る権を贈呈!!!」

 

再び、部屋が緊張感で満たされる

 

「な、なんだかおもしろそうだね」

 

「そうですね~」

 

ななかと由夢ちゃんが適当な言葉を言う

 

まさか、やると言いませんよね

 

「さすが、弟君たちのネタは効果抜群だね」

 

…義之だけにしといて下さい

 

俺は数日後の自分にエールを祈った

 

 

「って、感じでこうなりました」

 

「へ~。成る程ね~どうりで皆が一生懸命なわけだ」

 

一生懸命なのは何故?

 

ってか義之だけを一日自由でいいからさ俺はいいから

 

決まったことなのに俺は心の中でそう言う

 

「でも、清隆君、モテモテだねぇ~」

 

先輩がウリウリ言いながらひじで突付いてくる

 

「え?いや…別にモテモテじゃあ…」

 

「そうだよね!清隆君はモテモテだね!」

 

「ほめられた本人よりも園長センセのほうが嬉しそうですね」

 

「あっ!つい…」

 

てかモテモテなのは俺じゃなくて義之じゃないか?

 

と俺が思っていると

 

「単にみんなお祭り騒ぎが大好きなだけですって。なあ清隆?」

 

「ああ。そうだな」

 

義之が俺にサポートを入れてくれる

 

「ホンット、鈍いねぇ~」

 

「だねぇ~」

 

先輩とさくらさんが呆れていた

 

そんな会話をしていると気が付いたら時刻は5時を回っていた

 

「ここで、タイム…アーップ!!」

 

再び、まゆき先輩が声をあげて言う

 

「では、これより弟君たちの試食タイムです」

 

そう言って先輩が扉を開ける

 

そこには料理を持っているななかが居た

 

「エントリーナンバー1番!白河ななか!」

 

「作った料理は…カルボナーラだ!濃厚なソースが食欲をそそる!」

 

俺と義之はお互いの顔を見ると声を揃えて言う

 

「「いただきます」」

 

カルボナーラを口に入れて噛んでみるとプツッと音がする

 

「おおっとこれは見事なアルデンテ!味付けもバッチリのようです!」

 

俺達の顔を見て司会は続く

 

「美味しいな」

 

俺が感動を口にすると

 

「頑張って練習したんだー!」

 

何時の間にか隣に座っていたななかが笑顔で言う

 

少し食べた後

 

先輩がまた扉を開ける

 

「エントリーナンバー2番!朝倉音姫!」

 

「料理は…あっつあつのハンバーグだ~」

 

ハンバーグを一口大に切って食べると肉汁が溢れてくる

 

「どうやら肉汁が溢れてくるみたいです!さすが音姫といったところでしょうか!」

 

「これもまた美味しい」

 

俺が感想を口にしていると

 

「でしょ~?私の得意料理だからね~」

 

笑顔で音姫さんがこっちを向いていた

 

「では、エントリーナンバー3番!月島小恋!」

 

「月島の作った料理は、定番中の定番!肉じゃが!!」

 

食べている俺達よりも司会者のほうがテンションが高いのは何故だろう

 

俺はじゃがいもを口に運んでみる

 

煮崩れもしていないし味付けも旨い。言うことは何も無いようだな

 

「このほっとする味に、たまらず弟君も笑顔に!」

 

先輩が解説をしていたので義之の顔を見てみる

 

確かに心なしか笑顔になっていた

 

「次の参加者は!エントリーナンバー4番!森園立夏!」

 

「運んできた料理は、かつサンドだ!此処に来て、パンが出てきたー!」

 

運ばれてきた料理を俺達は手に取る

 

口に入れてみると、かつがしっかりとソースを染み込んでいて、いくら食べても飽きない味付けをしていた

 

「どうやら、パンはかつのサクサクした衣に合う、やわらかいパンを使用しているようだー!」

 

相変わらず立夏さんの作るかつサンドは美味しい

 

俺は少し笑顔になった気がした

 

「おおっと!清隆君の顔が心なしか笑顔に!恐るべしかつサンド!」

 

司会者の役、ノリノリだな…

 

「では、トリはこの人に!エントリーナンバー5番!朝倉由夢!」

 

「運んできた料理は…」

 

途端に部屋の空気が凍る

 

何故なら…運ばれてきた料理が料理とはいえない品物だったからだ

 

隣で義之が喉を鳴らす…まさか、あれを食べるのか!?

 

「いいんですよっ、別に無理して食べなくても」

 

義之は箸を手に取ると料理に手をつける

 

俺もそれに倣って料理に手を伸ばす

 

見た目はアレだが味は普通のようだ

 

「頑張ったな由夢」

 

義之がそう言うと由夢ちゃんは顔を真っ赤にする

 

 

 

「さあっ!以上で全部の料理の試食が終わりましたっ」

 

「第1回弟君たちを争奪誰の料理がおいしいか選手権大会もいよいよ大詰め!」

 

大会の名前が長すぎる…ってかよく噛まないで言えたな…

 

「イタリアからの白い刺客。白河のコクうまカルボナーラ!」

 

「技術力とベタ甘な愛情はてんこ盛り!音姫のあつあつハンバーグ!」

 

「そして男心をワシッとつかんで離さない!ほっこり一番月島の肉じゃが!」

 

「簡単に作れるうえに笑顔にさせる、立夏のかつサンド!」

 

「ラストには常人にはたどりつけないスペシャルな料理。由夢ちゃんの何か!!」

 

「さあ優勝は!!」

 

部屋が再び緊張感で満たされる

 

俺は義之の顔を見るとお互い頷く

 

「「みんな美味しくて決めれない!よって全員が優勝!!」」

 

これが俺達の考えた答えだ

 

理由は、誰かを優勝させたら喧嘩が起きるかもしれないし皆が一生懸命頑張って作ったものに順位は付けられなかったからだ

 

「弟君!清隆君!そんなの男らしくないぞ!」

 

「「全部が美味しすぎて順位が付けられない」」

 

叫ぶと俺達は逃げ出す

 

俺達が逃げ出すと先輩が追いかけてくる

 

夏なのに全力で駆け回り汗だくになったのは言うまでも無い

 

 

 

 

 

 




今回は何時も以上にぐだりました(汗)

漫画のネタの一つの料理大会

これに清隆を参加させるのは無理やりな形になってしまいましたがいかがだったでしょうか

因みに、まゆき先輩とさくらさんは誰が誰を好きなのかはあるていど分かっているそうです

この小説も20回達成!

記念に何か短編集に書きたいと思っているので

意見を下さると嬉しいです

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