ダ・カーポ~もう一つの桜物語~   作:みっくん

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今回は清隆が消えた後の初音島をメインにしていきたいと思います
今回の主役は立夏と杉並!
それでは第6話お楽しみください


第六話「もう一つの初音島」

Side 立夏

 

清隆が姿を消してから数日がたった

 

私たち公式新聞部は数日間、初音島全土を探したが清隆はいなかった

 

「ねぇ~シャルル。」

 

「何?立夏?」

 

私は親友であるシャルルに一つの可能性を聞いてみた

 

「もしかして清隆は何かの事件に巻き込まれたんじゃないのかな」

 

ここは不思議なことが起きることで有名な初音島

 

「もうそれしか可能性は無いもんね」

 

そう言ってシャルルはしょんぼりとする。それもそうだろう大切な弟を失ったのだから

 

「はっはっはっは!今の公式新聞部など我等の敵ではないわ」

 

でも一人だけ前と変わらないやつが居る

 

学校一の問題児。杉並

前は清隆が居たから被害を最低限に留める事が出来たけど清隆がいなくて暴れ放題だ

 

「ん?清隆が学校へ行く最中に消えたとしたら…」

 

きっと学校への道のりの途中で巻き込まれることになる

清隆の通学路を辿って探せばいいんじゃないか

 

「ちょっとシャルル。私用事を思い出した。先生に早退したって伝えといて」

 

そう言ってシャルルの話を聞かず教室を出て行く

 

清隆の通学路の一番の不思議な場所は桜公園の桜の木だ

 

あそこは昔から恋の叶う魔法の木とか、人々の願いを叶える木だと聞く

 

私は桜公園へと走った

 

桜公園に到着すると思いも知らぬ人物が居た

 

「遅かったではないか。森園立夏嬢」

 

私を待っていたのは杉並だった

 

「なんであんたが此処にいるのよ」

 

「ふっ。決まっているだろう?同志芳乃を探すためだ」

 

えっ?杉並が清隆を…

 

「彼は我々非公式新聞部に必要な人間だからな。こんなところで消えてもらっては困る」

 

「どうやって清隆を見つけるのよ」

 

問題はそこだ。どんなに探しても見つからない。事件に巻き込まれている可能性がある。じゃあどうする?

 

「芳乃が最後に此処を訪れたというのはすでに目撃情報が入っている」

 

「なんでそれを言わないのよ!」

 

「何故我らが貴様らを手助けしなければならない?貴様らとて新聞部だ。これぐらい普通だと思ったのだが…まあいい。とにかく此処で消えたらしい」

 

くっ…杉並の言ってることが正論過ぎて反論しようが無い

 

「じゃあ問題は公園の何処で消えた…ね」

 

そう言うと視界の端にピンク色の花びらが見えた

 

「桜…?」

 

桜は4月下旬に枯れたはずだ今は5月の中旬…どうして急に

 

「桜の木が…」

 

杉並が桜の木へと走り出す

私もその後を付いていく

 

「なんで?」

 

桜が再び咲いている

 

「聞いたことがある。この桜の木は昔、一年中咲いてたと…」

 

杉並がボソッっと言葉を発した

 

「でも真ん中の大きな木だけ…」

 

そう真ん中の大きな桜の木だけが咲いている

 

「ふむ。この木が芳乃を消した理由と言えそうだな…昔と同じく桜が咲くか…」

 

そう言って杉並が桜の木に手を触れる

その瞬間杉並の姿が消えた

 

「えっ?なんで?確かに此処に居たはず」

 

そう言って私も桜の木に触れる…そこで私の意識は途切れた

 

Side out

 

Side 清隆

 

ジリリリリ

 

目覚ましのなる音が聞こえる

 

もう朝なのか…ってことは俺はこの時代に来て2日目になる

 

「清隆ー。起きてるか?」

 

ドアを開けて義之が入ってきた

 

「ノックぐらいしろよな」

 

「ん?ああすまん」

 

「で、朝ごはんか?」

 

「もう出来るから着替えて来いよ」

 

そう言うと義之は階段を下りて行った

 

俺は昨日のうちに洗って干したYシャツへ袖を通す

 

「さて、朝ごはん食べに行きますか」

 

 

 

芳乃家の朝ごはんは大抵朝倉姉妹と一緒に取る

 

さくらさん曰くそっちのほうが賑やかだからだそうだ

 

朝ごはんを食べると俺は歯磨きを済ませ出かける準備をする

 

「じゃあ、行ってきます」

 

俺が玄関を開けようとすると義之が

「ちょっと待てって。お弁当忘れてるぞ。それに朝ぐらい皆で登校しようぜ?」

 

「義之…だけど準備が出来てないのはお前だけだぞ」

 

そう。音姫さんはすでに家の前で準備万端。それに由夢ちゃんだって音姫さんと一緒に居る

 

「まじで!?急いで支度する」

 

義之は慌しく準備をしだす

 

「遅くなった」

 

数分後に義之が家から出てくる

 

みんなで楽しくお話をしながら登校してると後ろから

 

「よっ。お二人さん」

 

元気な渉の声が聞こえた

 

「おはよう」「はよ」

 

「なんだ~?二人とも元気が無いな…俺は朝から音姫さんが見れてテンションが高いっていうのによ」

 

そうか…それは良かった…俺は朝は余り元気ではない

 

渉を含め皆で学校へと目指す

 

そうすると急に見知った顔が見えた気がした…

 

「杉並…?」

 

でもあの格好は俺の時代のに似ていた気が…いくらあんな性格な杉並でも時間はワープできないであろう

 

「どうした清隆?」

 

義之たちが心配そうにこっちを見ていた

 

「いや。なんでもない」

 

俺はそう言って皆と一緒に歩き出したのだった

 

 

 

 




清隆が見た杉並とは…?
もし自分が清隆と同じ立場だったら杉並が二人も居る光景だけは見たくないですね(汗)
しかし最近やっと小説書くのに軌道が乗ってきたんですが
来週の7月1日~7月3日の3日間は私情で多分投稿が無理だと思います
誤字・脱字等ありましたらご連絡ください
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