魔法科高校の暗殺者   作:型破 優位

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前回投稿して十分ほどで怒濤の感想ラッシュが来てビックリしました。
しかし、未だに新着感想はなれませんね。

……にしても、一日一話更新……すみません。


閉幕の時間

 本日の『モノリス・コード』が終わって、業と将輝が二人で何処かへ行き、先にホテルで夕食を取っていて、と言われたE組メンバーは少し早めの夕食を取り、途中で帰って来た業と共に再び『ミラージ・バット』の競技場へと向かった。

 

 選手はフィールドで準備をしている。

 だが、既に競技場のボルテージは最高潮に達していた。

 午前中の試合で飛行魔法を見せられたのだから、当然だろう。

 

 渚も例外ではない。

 目の前で最新技術を、しかも飛行魔法を見ることができるのだ。

 

 そして、嵐の前の静けさ、を体現するかのように競技場が段々と静かになっていく。

 人々が固唾を呑んで見守る中、『ミラージ・バット』決勝戦が始まった。

 

 始まりの合図と共に、六人の少女が一斉に空へ飛び立った。

 跳び上がったのではなく、飛び立ったのだ。

 

 六人全員が、足場へ降りてこなかった。

 

「さすが九校戦だね。あっという間に飛行魔法を真似てきた」

 

 他のE組メンバー含む観客が感嘆の声を漏らすなか、業は冷静に試合を分析していた。

 

「そうだね。でも、それだけの工夫(・・)で勝てるんだったら、『ピラーズ・ブレイク』で北山さんがあんなに圧倒的に負けるわけがないよ」

 

 それに続き、渚もその試合展開を予想した。

 

 空を舞う六人の少女。

 それはまさしく、妖精のダンスだった。

 

 だが、試合の展開に落ち着きを取り戻した観客が驚きを露にしていく。

 

 同じように空を飛んでいる。

 飛行魔法の、魔法としてのレベルの差はほとんどない。

 だが、ポイントは一高が大差をつけての一位。

 他校の選手は全くついていけていない。

 

「使いなれているのといないとでは歴然の差が生まれるのは当然だ」

 

「でも、これをするしか勝ち目がないのも事実なんだよ……あ!!」

 

 唯一納得している二人が結果に当然と頷いていると、一人が空中で体勢を崩した。

 瞬間的に客席から悲鳴が上がる。

 

 だが、その選手は急降下することなく、ゆっくりと降下していったため、観客と大会委員はホッと息をついた。

 飛行魔法には、『安全装置』が組み込まれていたのだ。

 

「飛行魔法を発表したFLT社からしたら、とてもいい宣伝になる試合だねー。誰でも使えて安全面も保証されていることがこんな注目されている場所で実証されたんだから」

 

 業の呟きは何か若干ずれている気もするが、会社側からしてみれば願ってもないことなのだろう。

 そこで、また一人、脱落者が出た。

 

 結局、第一ピリオドでは脱落者が二人。

 二人はそのまま試合を棄権した。

 

 さらに、第二ピリオドでも一人脱落し、深雪が二位に絶望的な大差をつけて単独首位のまま、最終ピリオドが行われることになった。

 

 この時点で、深雪が棄権しない限り、一高の総合優勝は決定している。

 それに加えて、深雪は使いなれているためかまだサイオンにかなりの余裕があるが、他の二人の選手はもう既に限界に近い。

 

 最初はなんとか飛んでいたのだが、途中で二人とも湖上の足場へ膝をつく。

 夜空は、深雪のダンスの一人舞台へとなった。

 

 誰もがそれに見とれるなか、最後の光球を消して、試合終了。

 熱狂的な拍手と歓声が競技場全体を震わせた。

 

◆◆◆

 

 最終日を待たず総合優勝を決めた一高だったが、祝賀パーティーは明日以降に繰り延べられた。

 明日は九校戦を締め括る『モノリス・コード』の決勝トーナメントが開催される。

 一高チームは順当に予選一位でトーナメント進出を果たしており、選手もスタッフもパーティどころではなかったのだ。

 

 とは言っても、残り一競技であり、半数以上のメンバーが手空きの状態になっているのも事実。

 

 そこで、『ミラージ・バット』の優勝により一高の総合優勝を決めた形となった深雪を中心に囲んで、プレ祝賀会な意味合いのお茶会がミーティングルームを借りて開催された。

 

 仕切り役は真由美と鈴音。

 参加者は女性選手やスタッフが中心。

 

 もっとも、男子生徒も明日の試合の準備に駆り出されている二、三年以外、つまり、一年生も部屋の隅で居心地悪そうにではあるが、カップを持っている。

 

 この場に渚や幹比古だけでなく、レオやエリカ、美月の姿が見られるのは、真由美の、単なるお祝い以上の意図によるものだろう。

 

 業たちも誘われたのだが、さすがに一高以外の生徒がこの場にいるのは何かと気まずい、ということで参加はしておらず、渚もそこは承知の上だ。

 

 だが、この場に達也の姿が無かった。

 

「……んで、朝まで起こすなって?」

 

「ええ」

 

「無理もない」

 

「ずっと大活躍でいらしたものね……」

 

 エリカ、深雪、雫、ほのかが達也の話をしているのを遠目に、男子現E組メンバーも達也の話をしていた。

 

「さすがの達也も参ったようだな」

 

「それでも、今回の九校戦の立役者は間違いなく達也だよ」

 

「そうだね。担当した競技は全て上位独占。本人も『モノリス・コード』で一条 将輝を倒して優勝だからね」

 

 再び思い出してみれば、とてつもない戦績である。

 黒星を一つもつけず、担当した選手は全員上位へ、自分自身でも新人戦総合優勝の立役者にして、一高総合優勝に貢献しているのだ。

 

「達也くんには、本当に感謝しているわ」

 

「ええ、今回の九校戦は彼のおかげで勝てたと言っても過言ではありませんから」

 

「会長、市原先輩」

 

 そこへ、本日の主催者二人が話の輪に加わった。

 渚はともかく、幹比古やレオにはあんまり面識のない二人なため、若干萎縮している。

 

「吉田くん、渚くん。貴方たちにも本当に感謝しているわ。ありがとう」

 

 真由美が頭を下げたのに、対し、渚と幹比古も頭を軽く下げて答える。

 

「今夜は楽しんでいってね」

 

「では、失礼します」

 

 二人とも三人が萎縮しているのに気づいたため、最後に社交辞令的な挨拶を入れて離れていった。

 

 そんなこともあり、三人の記憶からほぼ消えかけてしまった達也。

 彼は現在、ホテルの部屋ではなく、士官が使う駐車場にて、藤林とともに車内にいた。

 

 これから、何処かへ向かおうとしているのだ。

 それを影から見ているのは、業。

 

 たまたま達也が士官の駐車場に向かっているのを見つけた業は、尾行しているとバレないように自然に振る舞いながら、達也の後をつけたのだ。

 かなり距離があったことや敵意が全くないということもあり、また気配を消す技術も心得ているために、千里眼的な魔法を使われない限りはバレることはない。

 

 藤林のことを業は知らないが、ここに車を止められるということは軍関連の人物。

 つまり、達也が軍に関係しているのが目で確認される形となったのだ。

 

 車内にいるため情報を盗み聞くことはできないが、迂闊に動くより身を潜めた方がバレにくいのは当然なため、動かずにじっと期を窺う。

 

 そして、車内から達也が出てきた。

 

「そこにいるやつ、誰だ」

 

「……!」

 

 業から冷や汗が流れる。

 なにもしていないのに、バレたのだ。

 だが、出なければより怪しまれる。

 だから、業は姿を現した。

 

「またお前か、赤羽。今度は何を企んでいる」

 

「企むとかそんなことはなにもないよ。司波くんがこの駐車場に入っていくの見たから、気になって追いかけてきたんだ」

 

 嘘は、この場合逆効果。

 つくにしても、本当に信憑性のありそうなものを選ばなければならないが、今はそんなものない。

 

「何故、気配を消す必要がある」

 

 達也の声のトーンは、かなり低い。

 さすがにやりすぎか、と業も内心では焦っていた。

 

「司波くん、そういうのには敏感だからさ。何をしているのか知りたいのに、気配バレバレじゃ意味ないじゃん?」

 

 そのタイミングで、藤林も車内から出てきた。

 

「君は確か……赤羽 業くん?」

 

 業は、自分のことを知られているからといって驚いたりはしない。

 軍人なら、自分たちの情報など知ろうと思えばいくらでも知ることができるのだから。

 

「なんで君がここに?」

 

「司波くんの行動が気になったからついてきただけなんだけど、さすがに不味いことをしたとは思ってる」

 

 気になったのは本当だが、業は藤林と達也が接触した時点から、ある程度何をやろうとしているのかは想像できていた。

 

 深雪が九校戦中にちょっかいをかけられ、達也が大会役員に手を出したのを業は、知っている。

 達也が深雪に危険を及ぼす存在には容赦をしないことも、知っている。

 そして、今回の黒幕が『ノー・ヘッド・ドラゴン』だということも、知っている。

 

 つまり、達也は潰しにいくのだ。

 黒幕である、『ノー・ヘッド・ドラゴン』を。

 

「それを証明する証拠は?」

 

 正直に言えば、なかった。

 だけど、それを証明することはできる。

 

「……本当は、司波くんが妹ちゃんに手を出した『ノー・ヘッド・ドラゴン』を潰しにいくんじゃないかって思った。やつらは俺らE組にもちょっかいを出してきたから、気になってついてきた」

 

 今までどおり、自分の考えを嘘偽りなく話すこと。

 それは二人の関係上、もっとも信頼に足る証拠となる。

 

「……そういえば、お前はそういうやつだったな」

 

「さすがは暗殺教室の生徒ですね……お見事です。ですが、今のは意地の悪い質問だと思いますよ。達也くん」

 

 烏間の生徒だからなのだろうか、藤林はにっこりと微笑みながら業の答えを正解と言った。

 疑いが晴れたことに、内心でホッと一息つく業。

 

「藤林さん。これ以上は時間の無駄になると思いますので行きましょうか」

 

「……そうね」

 

 藤林は業に何か言いたげな様子だったが、達也が車へ乗り込んで行ったため、業をチラッと見てから自分も車へと乗り込んだ。

 

 二人が乗り込んだ大衆電動車は、業に見送られながら闇に紛れて消えていった。

 

◆◆◆

 

 九校戦期間中で何度目かの達也と業の対立(?)終息した中、とあるホテルの部屋に三人の人影が話を始めたところだった。

 

「本日はどのようなご用件でしょうか。藤林でしたら使いに出してこちらにはおりませんが」

 

「孫に会うのにわざわざ上官を通す必要は感じんな……それに、それだけならわざわざこの男を呼ぶ必要がなかろう」

 

「ごもっともです」

 

 風間の何処か素っ気ない態度に、九島は軽く苦笑した。

 

「十師族嫌いは相変わらずのようだな」

 

「以前にもそれは誤解だと申し上げましたが」

 

「誤魔化す必要はないと以前にも言ったはずだが。元々兵器として開発された我々と違って、君たち古式の魔法師は(いにしえ)の知恵を受け継いだだけの人間(・・)だ。我々の在り方に嫌悪感を懐くのも無理はない」

 

 人間、という言葉を一音一音区切るようにわざとらしく発音した言い方に、風間は思わず眉をひそめた。

 

 

「……自らを兵器と成す、という意味では古式の術者も同じです。我々とあなた方に、大した違いはない。自分が嫌悪感を懐くとすれば、自らを人間ではない、とする認識を子供や若者に強要するやり口です」

 

「ふむ……だから彼を引き取ったのかね?」

 

 聞きようによっては辛辣な風間の発言を、九島は余裕綽々(しゃくしゃく)たる口調で切り返した。

 

「……彼とは?」

 

「司波 達也だよ。彼が三年前、君が四葉から引き抜いた、深夜(みや)の息子だろう?」

 

「…………」

 

 風間の沈黙は、言葉に詰まったと言うより、ムッとしたという類いのものだった。

 

「私が知っていても何も不思議は無かろう?私は三年前の当時、師族会議議長の席にあり、今なお国防軍魔法顧問の地位にあり、一時期とはいえ深夜と真夜(まや)は私の教え子だったのだから」

 

「話を割って申し訳ないが、こちらも時間がない。用件だけを手短に頼みたいのだが」

 

「……相変わらず、堅い人だな」

 

 遠回しに用件に入ろうとする九島の話を中断させて、用件だけを求めた烏間。

 大佐なだけあり、かなり忙しいようだ。

 

「まぁ、よかろう。十師族という枠組みには、互いに牽制しあうことで、魔法師の暴走を予防するという意味合いもある。だが、このままでは、四葉は強くなりすぎる。司波達也君とその妹がこのまま成長し、遠くない将来、真夜が健在なまま司波深雪が四葉深雪となり、司波達也がその爪牙(そうが)となったなら、現時点でさえ十師族から特出した存在である四葉が、十師族の一段上に君臨する存在となってしまうかもしれない」

 

「つまり、四葉の弱体化を望んでいると」

 

「その通りだ」

 

「閣下――」

 

「申し訳ないが」

 

 九島の言い分に何か言おうとした風間だったが、それは烏間によって遮られた。

 

そんなこと(・・・・・)は風間だけで足りる話だ。俺が呼ばれた要件を手短に言えと言ったつもりだったのだが」

 

「その通りだが、もう少し歳上の者を敬う気持ちを持ってほしいな」

 

「生憎、貴方を敬う気持ちよりも要件を知ることが優先順位として上になっただけだ」

 

「それなら仕方ないな……暗殺教室の生徒たちについてだ――」

 

◆◆◆

 

 因果応報という言葉を、渚は現在進行形で目の前で見せつけられていた。

 

 最終日、一高『モノリス・コード』は、圧倒的な力で決勝戦へと駒を進めており、決勝戦は一時から三高と『渓谷ステージ』にて行われている。

 

 新人戦で、将輝が八高に対してやったことを、三高はそっくりやり返される形となっているのだ。

 

 氷の(つぶて)を飛ばしたり、崖を砕いて岩を落としたり、沸騰させた水をぶつけたりと、地形を利用した攻撃が克人へ向け繰り出されるも、その全てが障壁に跳ね返されていた。

 

 多重移動防壁魔法『ファランクス』

 克人と三高の選手との差は、少しずつ、確実に縮まっていく。

 そして、お互いの距離が十メートルを切ったところで、克人は初めてその足を止めた。

 

 その足は一歩一歩踏み出すのを止め、勢いよく地を蹴ったのだ。

 

 自らに加速・移動魔法をかけ、対物障壁を張ったまま突っ込んでいく。

 魔法防御も運動量改変も、相手がそれ以上に協力な干渉力を発揮しているフィールドでは、効力を持たない。

 

 三人の選手は、あっという間にはね飛ばされて、『モノリス・コード』の決勝戦は幕を閉じた。

 一高の総合優勝に花を添える、完全な勝利だった。

 

「今の試合、なんか裏の事情を感じるな」

 

「うん……」

 

 だが、見るものが見れば、この試合は明らかに克人の力を誇示したかのようなものだった。

 戦い方からしても、将輝を意識させるものだ。

 

 そして、その将輝は達也に負けた。

 魔法師の頂点に立つ十師族が、一般人(・・・)に負けたのだ。

 

「……十師族も大変だね」

 

「面倒くさそうだな。十師族じゃなくてよかったよ」

 

 つまり、この試合は将輝の尻拭いに使われたのだった。

 

◆◆◆

 

 今回は業と中村も一緒に、忙しそうに動き回っている。

 二週間前とは打って変わって、ホールは和やかな雰囲気に包まれていた。

 

 渚は真由美から選手としてパーティに参加の声をかけられていたが、他の人が働いているのにそれはできない、と断った。

 幹比古は今回は厨房へと言っているが、代わりに業と中村がホール係りへと入ったためバランスは保てている。

 

 先ほどまではメディアプロ関係の人間が居たのだが、今は完全な学生の時間。

 そして、ダンスの時間となっていた。

 

 業はダンスをやり終えて休憩をしている真由美と仕事そっちのけで話しており、中村も他校の生徒と交流をしていた。

 

 あちこちで曲に合わせてダンスが行われているなか、渚はエリカ、磯貝、茅野とともにしっかりと仕事をこなしていた。

 

 遠くの方では、達也と克人が話し込んでおり、二人とも空のグラスを通りかかった磯貝に渡して庭へと出ていった。

 

「渚」

 

「業。会長とはもういいの?」

 

「まあ、話したいことは終わったよ。それより、真由美さんが渚のこと呼んでいたよ」

 

 既に名前呼びになっていることが気になったが、業だからいいや、という謎の結論を導きだして渚は自己完結させた。

 

「うん。じゃあちゃんと仕事やってね」

 

「りょーかい」

 

 業と別れて真由美の元へ向かった渚。

 渚を見つけて真由美は駆け寄ってきて一言。

 

「なんでメイド服じゃないの?」

 

 爆弾を投下した。

 

「……まさか、それを言うためだけに?」

 

「それは本当にまさかね。ちょっと渚くんにダンスのお誘いをしようかなって思ったの」

 

「僕踊れないし、ホール係の仕事も――」

 

「まぁ、いいのいいの」

 

「…………」

 

 渚は断ろうとしたのだが、真由美の雰囲気から拒否権がないことを悟った。

 思わずため息をつきたくなるが、ふと真由美の顔を見ると、少しムッとしたような表情になっていた。

 

「……私とじゃ踊りたくないのかしら?」

 

 そして、渚は今が学生の時間であることを思い出す。

 さらに、ダンスに誘われていることも。

 

 本来、男性から誘うものを女性から誘ってきているのに、それを断るのはマナー違反だろう。

 

「一回だけですよ?」

 

「勿論!」

 

 それに、折角の後夜祭。

 楽しまなければ損なのだ。

 

 真由美に連れられて、渚はダンスの輪に加わった。

 

「……会長さんいいなぁ……渚とダンスできて」

 

 一人の羨望の眼差しを受けながら。

 

◆◆◆

 

 達也との話が終わった克人は、ホールへ戻る途中で声をかけられたため、足を止めていた。

 

「……ホール係がここで何をしているのだ」

 

「いやー、ちょっと十文字家の方と少しだけ話をしてみたいなーなんて思ったり」

 

 九校戦に参加している最後の十師族、十文字 克人に業が接触を試みたのだ。

 

「少し、向こうで話そう。拒否権はない」

 

 口を歪ませながら、克人を連れて庭の草影へといく業。

 

 様々な思惑、思いが交錯しながら、少年少女の熱い気持ちがぶつかりあった九校戦は閉幕した。




文字数いきなり増やしてなんとか終わらせました。
正直、必要だったとはいえ暗殺教室のキャラを入れるのがかなり難しかったです。

次回からは夏休み編ですね。

では、遅れたお詫びでもいきましょうか。




ネタ(前回のネタ後書きの続編~後夜祭~)

「渚、なんでメイド服じゃないの?」

「なんでもなにもないと想うんだけど……」

「大丈夫だって。渚ちゃんは既に有名なんだから問題ない」

「大ありだよ!」

 真由美のところから帰って来た業は、いきなり爆弾投下してきた。
 そこへ、何故か真由美と摩利が寄ってくる。

「え、なになに?渚くんがメイド服着るんだって?」

「何処情報!?」

 そして、追加で爆弾を投下された。

「いや、業くんがさっき私たちにそう言ってきてな?」

「何言っちゃってるの!?」

「まぁ、いいでしょ?『モノリス・コード』でも見せたんだし」

「うぅ……それ言われると困るよ……」

 渚は『モノリス・コード』にて、三高を女装という誰も予想していなかった角度からの攻めによって、見事倒してみせた。
 そんな大衆の前でやってのけたのだから、本当に今更だろう。

「ほら、ここにメイド服があるわよ」

「なんで会長が持っているんですか!?」

「実は業くんにその話を聞いてから私たちも渚くんにどうやったら女装させることができるのか考えていたのだよ。幸い、そういう趣味が少なからずあるらしいから助かったぞ」

「ないよ!一ミリもないからね!?……って皆何処つれてくの!?」

 渚は業たちに何処かへとつれていかれた。

◆◆◆

「なんでいつもこうなるの……」

「渚。取るなら早い方がいいらしいよ?」

「取らないって!大事にするよ!」

「そうね……上にもう少しボリュームが必要かしら……」

「変なところで悩まなくて良いから!!」

「風紀委員にも華ができたな」

「だから違うって!てか、風紀委員でもないから!」

 怒濤の突っ込みをして肩で息をする渚。
 だが、既にメイド服である。

 つまり、時既に遅し、というわけだ。

「さぁ、いってらっしゃい、渚ちゃん」

「もうこの格好はいいとしても、その呼び方だけはやめて!?というか、業もいい加減働こうよ!」

「なんなら、私のダンスの相手をしてくれてもいいのよ?渚くん」

「なんでそうなるの!?」

「私は……遠慮しておこう」

「勝手に遠慮されても困るよ!」

 結局、何故か業とともにダンスをすることになった渚。

 執事とメイドがダンスの輪に入ったことにより何かの余興かと思った通り生徒は大盛り上がり。
 後夜祭は、過去一番の盛り上がりを見せたという。






まぁ、ネタは恐らくこれで終わりかな。

追記
渚くん誕生日おめでとう!
この小説だともう過ぎちゃってるけど、番外編で書けたらいいなと思っております!
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