東方英雄章~【妖怪と人間と】   作:秦喜将

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今回は永琳の旧名と思わしき名を使いました。ぶっちゃけ元ネタの名ですけどね

ではどうぞ!!


二十四話 月と彼の過去その②

Side思兼(永琳)

 

 

 

 【千年前の月の都】

 

 

 今日は月一で行われる月の都の重鎮達がほぼ全員集まって開かれる会議がある。本来は年一で行われていた筈のものだったけど、最近は地上が慌ただしくなってきたというのが理由で順度が早まった。私にしてみれば一月など寝て覚めるほんの些細な感覚でしかないけど、こう何度もあると少し面倒くさいと感じてしまう。幾星霜と生きて来た私が言うのは皮肉なんでしょうけどね。

 まあ、私はこれでも『月の頭脳』と言われ称えられているのだから、毎度の様に会議には出席しているのだけれど………。それでも大した変化も捻りも無い報告ばかりで、退屈でしかないのだけれどね。

 

 会議ということもあって、私は普段着ている赤青の服ではなく赤青の式服を着こむ。その際いつも被っている帽子も外す。この恰好は裾が縺れるからあまり好きではないんだけど、仕来たりであるからどうしようもない。

 

「八意様、お時間です」

 

「ええ、直ぐに行くわ。………姫様は?」

 

「既に外でお待ちです」

 

 私は外の付き人にそう、とだけ答え三つ編みにしている髪を解く。準備はまあこんなものでもいいでしょう。いちいちあーだのこーだのと言われることもないでしょうしね。

 自室を出て、外に出るといつもとは変わった和服姿の姫様が宙を見上げながら待っていてくださった。

 私が来たことに気付いた姫様は、そっと振り返りイタズラな笑みを浮かべていた。

 

「姫様、お待たせ致しました」

 

「思兼、今日は随分と遅くないかしら?」

 

「申し訳ありません、いつもの事(・・・・)ですので気が抜けておりました」

 

「そう………。じゃあ行きましょうか」

 

「はい」

 

 私は小さく一礼をして、姫様の後を続いて歩いた。……こうして接していると、やはり姫様は私が仕えるに足るお方だと再確認できる。その佇まいと気品あふれる態度から………ね。

 

 

 

 

 

 

 

 会議室前では既に多くの兵が警護として集まっていた。毎度思うんだけれど、ここまで厳重に警備する必要があるのかしらね。仮にも私が会議に出席するのだから、余分な労力としか思えない。そこんとこは頭の固い連中の差し金なんでしょうけど……。

 

「八意様………輝夜」

 

 不意に、私と姫様の名を呼ぶ声が聞こえた。本来ならば姫様を名指しで呼ぶなど不敬もいいとこだけれど、声色から察するに彼女ならば問題もないでしょう。

 

「あらサグ姉、珍しいわね。サグ姉が会議に出席するなんて」

 

「………そうではない」

 

 美しい白い片翼がトレードマークの天津神、稀神サグメは少し顔を赤くして否定の言葉を紡ぐが、照れ隠しなのはバレバレ。おそらく久しぶりに妹分の姫様とサグメ自身の上司に当たる私に遭えると思ったから参加したのでしょうね。それに、その『そうではない』という口癖も出てる時点で図星を突けるのよねこの娘は……。

 それでもまあ、姫様もサグメに久しぶりに会えて嬉しそうだし突っ込まないほうが良さそうね。

 

「姫様、サグメ、立ち話もなんだし入りましょうか」

 

「そうね」

 

「はい……」

 

 そう言って、二人は我先にへと会議室の扉を開けて入っていった。……子供じゃあるまいしあんまり燥いでほしくはないのだけれどね。

 私は二人の行動にやれやれと首を振って後に続いた。

 

 

 会議室の中には既に多くの重鎮達が集まっていた。これほどまでに多くの重鎮達が集まるのは珍しいことだけれど、今日はいつものどうでもよさそうな報告会じゃないのかしらね。……派閥の違う重鎮まで多く集まっているみたいだし、今日は本当に何かありそう。

 

 私はそんな事を思いながら、用意された席に着く。勿論その隣には姫様とサグメも一緒だけれど……。

 

 

 ――――場の空気が一変する。それはいつもの事ながら、『月の帝』が現れたからである。

 

「陛下のおなりである。静粛に!」

 

 帝直属の重鎮の一言で、先程まで少々騒がしかった重鎮達がピタリと私語を止めた。この光景も今や特に珍しいものではないけれど、やはり帝が現れると変わるものね。

 

 私から見て前方の扉が開き、ゆっくりとした調子で帝が会議室に入って来た。他の重鎮達は深く頭を下げ、無礼の無いよう心掛ける。これはある意味万国共通の仕来たりでしょうね。臣下が王に頭を垂れる、なんら珍しくもないことね。

 

 帝は用意されている玉座に座り、重鎮達に一声かける。

 

「面を上げよ」

 

 威厳たっぷりのその言葉に、重鎮達はほぼ同時に下げていた頭を上げる。

 これより、退屈な会議と報告が始まる。

 

 

 

 

 

※※※

 

「と、以上が今回の報告です」

 

「うむ、ご苦労」

 

 あれから二時間くらい経ったかしら、特に捻りもない報告がいくつか挙げられた。一応聞いてはいたけど、相変わらず下手な説明の仕方だったわね。天才である私だから理解できたものの、隣の姫様は『何が何だって?』と言いたげな表情で首を傾げている。まずあんた達が調べるべきは語彙力ではないかしら?という本音はこの豊かな胸に仕舞っておくとしましょう。

 

「次の報告です………」

 

「へえ………」

 

 次は誰かと思いきや、次の報告はサグメかららしいわ。あのサグメの報告という事だから、重鎮達も驚きどよめいているみたいね。滅多に人目に出ようとしない彼女が代表として報告を挙げるのだから、これは効く価値が大いにありそうね………。

 サグメは席を立ち、壇上に上がり手持ちの資料を重鎮達に配り始めた。その際私も渡された資料を見て、疑問符を浮かべてしまう。

 

 

 その資料に記載されていたのは―――――顔は見えない……だけれど黒い外套を着こんだ男だった。

 突然配られたその資料が指す意味は私にも唐突だから理解できない……。でも、何故かとても大事なものだという事は理解できた。

 

「サグメ殿、この資料は一体……?」

 

 一人の重鎮が挙手をしてサグメに問いかける。その問いにサグメは小さく深呼吸をして―――――答えた。

 

 

 

 

 

 

 

執行者(・・・)が現れました……」

 

 ――――――瞬間、会議室全体が凍り付いた……。サグメの放った回答の答えが、とんでもない事実であるからだ。

 

「思兼、執行者って何?この資料に何か関係があるの?」

 

 姫様は首を傾げながら私に問いかけて来る。その存在を姫様は知らないのだから。

 

「執行者とはですね………」

 

 曰く、星の代弁者

 曰く、世界の守り人

 曰く、抑止力の体現者

 

 呼び方は様々だけれど、月の都ではその存在を執行者と呼んでいる。彼の者は非情なる救済者、神罰を告げる者、人ならざる人間、誰も救わない正義者、これらを総じて私達は『執行者』と呼んでいる。

 

「ふ~ん、よく分からないわね」

 

 一応私の知っている限りの簡単な執行者の説明を姫様に伝えたけれど、イマイチ理解してもらえなかったわね………これからの課題かしら。

 私がそんな事を思っている内に、サグメはさっさと事の説明を始めた。

 

「執行者が観測出来たのは前回地上に偵察部隊を派遣した時だそうです……。送られてきた情報によると、偵察部隊の一人を除き、他は全て皆殺しにされたと……」

 

 前回というと、丁度先月あたりだったかしらね。………それまで報告が無かったということは、おそらくサグメ自身が独自でその情報の信憑性を確認していたからでしょうね。なるほど、それで一か月も研究室から出て来なかったのね。

 

「そして、皆さまにお配りした資料は……昨日の朝方のものです。急遽情報処理に追われており報告が遅くなった事をお許しください」

 

 そう言ってサグメは深々と頭を下げる。

 そうこうしている内に、既に数人の重鎮達は慌て始めていた。彼らは『執行者』という存在に強い恐怖を感じているようね。……まあ無理もないでしょうね、なんせそんな存在は私達が月に移住して来る以前は存在していなかったのだから。

 

「サグメ様!その執行者は何者なのか判別出来たのですか?!」

 

 一人の重鎮が冷静さを欠き慌てた様子でサグメに問いかける。すると降って湧くように次々にサグメに対して抗議の声が重鎮達から放たれた。

 そんな中でもサグメは冷静さを損なわず、落ち着いた調子で重鎮達の問に答えた。

 

「未だ判別には至っておりません。………が、ただいま究明中です。それに、生き残った者の情報によると、その者は常人では耐えられぬであろう穢れを宿していたとの報告も挙がっています……」

 

 なるほどね、それならそう長くない時間で見つけ出す事は可能でしょうね。―――でも、実際にはどれだけ見つけ出すのに時間が掛かるか分からないけど。

 

 サグメの回答を受けた得た重鎮達は少なからず冷静さを取り戻した。そのお陰でようやく話上手く前に進みそうね。

 

「重鎮達が何であこまで動揺していたのか知らないけど、そんな奴思兼がやっつけてくれるわよね!」

 

 唐突に、満面の笑みで姫様はそう私に言った。………それはあまりにも純粋で、優しさ溢れる笑みだったから、その時だけは私の時が止まった気がした。

 

「思兼?」

 

 私が固まっていると、姫様は不思議そうに私の顔を覗き込んで来た。それに一瞬驚いてしまったけど、主君の前で醜態は晒せない。私は小さく息を吸い先程の姫様の期待に応える。

 

「はい……我が身は既にあなたと共にあります。……故にご心配無く、そのような輩は私が必ずや討ち果たしてみせます」

 

「フフ、ありがとう思兼」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 瞬間―――――会議室に充満した巨大な力の奔流と共に、『その者』はそこに現れた。

 

 

 

 

※※※

 

 月の都、そこは数億年以上前より移住してきた太古の地上の民が地上の穢れから逃れるために造り上げた月の裏側に位置する巨大都市。

 そのまた大きな王宮、その会議室で開かれた報告会に、今宵月史上最大の脅威が顕現せしめたのだ。

 

 

 

 

 

 

 その者は、荒れ狂う力の奔流の中より蒼き粒子と共に姿を現した。

 黒い外套を身に纏い、対峙した者を射殺さんといわんばかりの紫眼を持っていた。

 その一室に集まっていた者達は、一人残さず……例外無く絶句した。その者を前に誰一人としてその瞬間だけは、口を開くことを赦されなかった。それは例え、天津神たる稀神サグメであっても例外ではない。

 

 その一室に現れた者は、誰が見ても幼かった。まだまだ童子感が抜けておらず、背丈恰好は少しだけ大人びていたが、顔は明らかに少年そのものだった。――――しかし、その少年の放つ気配は歳不相応の強大な存在感と威圧感があった。

 少年は、会議室に集まった月の民の重鎮達を見渡し拝見するや否や、小さく………息を吐いた。それはあまりにも退屈そうに、そしてつまらなそうに、嫌悪感を隠そうともせず、呟いた。

 

「みすぼらしい場所だな、(ここ)は。……息が詰まりそうだ」

 

 そう呟いたことで、ようやく月の民たちはその場の緊張が切れた。―――だが、恐ろしい事にその緊張が切れるその瞬間まで、月の民たちは息をするのも忘れていたほどであったのだから。

 ようやく緊張から解き放たれた者達は真っ先に、手元に配られていた資料を見て、眼前の少年と見比べる。するとどうだろう、背丈恰好に体格までもが一致しているのが分かった。加えて、現れた瞬間の強大なまでの力の奔流を目の当たりにすれば、疑う者など居はしなかった。目の前の少年こそが、彼らが恐れていた『執行者』だという事を……。

 重鎮達は彼が執行者であると分かると、すぐさま外の警備隊を招集した。

 大きな音を立て開かれた扉から数名の警備隊が彼を取り囲む。だというのに、執行者たる少年は警備隊に対して何の興味も抱いていない様子で一方に目を向けた。

 

 少年は、鋭い視線を帝に向ける。殺気は含まれていない、かといって敵意も無い。だというのに彼の瞳に写った月の帝は、恐怖に顔色を染めた。それを見て、彼は誰も気付かないほどに小さく鼻で嗤った。

 

「おい、ここにかぐや姫とやらはいるのか?………答えろ」

 

 それは余りにも不敬で、礼儀知らずの問いかけであった。月の重鎮達も少年に向かってあれやこれやと叫んだが、彼は鬱陶しそうに周りの重鎮達を睨みつけ、こう言い放った。

 

「うるさい黙れ。俺はかぐや姫とやらはここに居るのかと聞いただけだ、それ以外の回答など求めていない」

 

 その言葉を聞いた重鎮達は、一人残らず黙り込んでしまった。彼の放った言葉は確かな敵意と殺意が含まれていたのだから。『余計な口を開くのならば殺す』という意味合いが含まれている。

 だがそれを知ってか知らずか、一人の姫が額に青筋を浮かべて立ち上がった。

 

「私がかぐや姫よ!それと、失せなさい、私はあなたのような底辺の人間を相手にしている暇はないの」

 

 事もあろうに、輝夜は自らをかぐや姫と名乗り執行者である彼に啖呵を切ってみせたのだ。その行動には多くの重鎮達も驚きの表情で固まってしまった。

 なんと恐れ知らずなのか………

 なんと無知であるのか………

 

 しかし、それを聞いた執行者は苛立ち睨む訳でもなく、殺意を向ける訳でもなく、ただただつまらなさそうに視線を輝夜に向けた。――――瞬間、突如として彼は輝夜の目の前に現れた。

 彼と輝夜との距離は最低でも十数メートルはあった。だというのに、それはまるでその瞬間だけ時が止まっていたかのように、彼はノーモーションで輝夜との距離を縮めてしまったのだ。

 これで何度目の驚愕だろうか、その場に居た誰もが執行者の少年の取った行動に驚愕を禁じえなかった。瞬間移動――――それはこの月の都ではさして珍しいものではない。だが、それを何の動作も無く瞬間移動を可能にするなど、ありえないと思ってしまうのは必然であっただろう。

 そのノーモーションの瞬間移動を実演してみせた執行者は、目の前で驚愕に表情を染めてしまっている輝夜を一目見て、嘲笑するように鼻で嗤った。

 

「かぐや姫、絶世の美貌を持つとは聞いていたが………なるほど、確かに美しいものだな。――――下らん、これではただただ美しいだけだ、中身がまるで空っぽだ。こんな美しさになど価値は無い。……言うなればまるで、はりぼてだな

 

 それは余りにも興味無さげに、それでいてとても不愉快そうに彼は告げた。それを聞いたかぐや姫が冷凍されたかのように固まってしまっている事すら関係無さそうに………。

 

 彼がかぐや姫に興を無くし、その場から離れようとしたその瞬間―――――彼は自身に飛来する霊力の矢を感じ取り、回避をしようとして腹部に強い衝撃が走った。

 数メートルほど地面を削り、腹部に喰らった何かを確認しようと衝撃が走った方を見る。そこには片足を少し浮かした態勢で、強い殺意と怒気を含んだ目で彼を睨む八意思兼の姿があった。

 

 彼女の放った蹴りは、決して弱くはない。並の人間や妖怪なら今の一撃で上半身と下半身が分かたれてしまうであろう威力を誇っていた。だが、それを受けた執行者は顔色一つ変えず何事も無かったように腹部の埃を払っていた。

 その仕草を見て、思兼は自身の放った蹴りが執行者に対してダメージを与えられていない事を瞬時に察知。この者はおそらく自身と同等レベルの強さがあると認識する。

 

 

 

 

 

 

 

 痛みは無い。ダメージも無い。だが……彼は確かに蹴り飛ばされた。それがたった数メートル地面を削っただけの物であったとしても、彼は先程蹴り飛ばされたのだ。

 彼は考える、『蹴り飛ばされたのは一体いつ以来だろう……』と。

 これまで戦ってきた者達の中に、揺動を掛けられたとはいえ受け身もとれず不覚にも直撃を赦してしまった者がどれだけいただろうか……。そんな考えを執行者である彼はしていた。

 そんなものに意味は無いと理解していても、彼はその思考を止めることが出来なかった。何せ、今彼の目の前にいる者は紛れも無く強者と呼べるべき存在であったのだから。

 執行者は確信する、この者は己が戦ってきた者達の中でも五本の指に入る可能性を秘めている……と。

 

 

 子供だ。まるでゲームを楽しむ子供のように、少年の口角は自然と吊り上がっていた。久しく出会った強者との対峙に、彼は無意識の内に歓喜していた。

 

『この女ならば、アレ(・・)を使わせてくれるかもしれない』

 

 そう心の中で思った矢先、執行者に急接近する者在り。

 即座に接近して来る者を迎え撃とうと振り向く。彼の目に留まったのは既に攻撃のモーションに入り、後は放つだけの状態の天津神・稀神サグメの姿があった。

 

 サグメは足に膨大な神力を集中させ、敵を屠り去るべく渾身の蹴りを構え突貫する。その速度たるや、まるで砲弾の如し。

 一秒にも満たない早さで二人の距離は縮まった。サグメは敵を打ち砕かんと必殺の蹴りを放つ。対する執行者は放たれた蹴りを躱す事を考えたが、現状ではそれは叶わないと瞬時に感知。回避は不可能、狙いは必中。であれば、彼には正面から迎撃する他無い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――――それは、あまりにも美しかったから、必殺の蹴りを放つサグメを含めその場の誰もが一瞬意識をソレ(・・)へと集中させてしまった。

 執行者は放たれた蹴りを目の当たりにして、その蹴りが自身に届くよりも疾く、生命脈打つ六色六枚の羽根を展開する。ソレはあまりにも綺麗で、美しく、見目麗しいオーラを放つ羽根だった。これは生命の脈動。月には存在しえない神秘の賛歌である。命になぞらえる六色の輝きである。

 

 サグメの放った蹴りは、この六枚の羽根と激突した。瞬間現れる強大な衝撃波と暴風。荒れ狂う嵐の如く、その場を支配する豪風と衝撃波は、会議室に集められた資料や紙をあらん限りに撒き散らし、強固な結界が張られていた室内の壁を容易く砕く程であった。

 誰もが刮目する。その場で起きた天津神と執行者の衝突を。そして理解する、この場において八意思兼と稀神サグメ、執行者の少年以外は単なる有象無象に過ぎないという事実を。

 

 

 

 これが、月史上最大と謳われる戦争の始まりであったということを。――――その場に居た誰もが、その身と心に深く刻み付けたのだ。

 

 

 

 

※※※

 

 

「というのが、始まりよ」

 

「「凄っ!!」」

 

「「前置き長いよ~」」

 

「その辺は、突っ込まない方向で………」

 




本格的にグダリ始めた今日この時。
そして、少し更新が遅れます。理由としては、FGOの英霊剣豪が始まってしまったからです。それだけに関わらず、体育祭目前なんですはい……。

月での回想?は三話に伸ばします。

次回もお楽しみに!!
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