東方英雄章~【妖怪と人間と】   作:秦喜将

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これはあくまでも作者の主観ですので、読者の皆様とは意見が異なるかと思います。
そういったものが苦手という方はブラウザバック推奨です。


『キャラクター説明1』

『氷鉋乖離』

 

種族:人間・星人 血液型:O型 身長176cm 体重58kg

 

趣味:読書・釣り・将棋・料理 

 

能力:『根底から全てを覆す程度の能力』

 

二つ名:星の守り人・世界の意思・神罰を告げる者

 

危険度:不明

 

遭遇率:やや高め

 

生息域:人里と博麗神社中間の森

 

 

 

八雲紫の計らいにより幻想郷へとやって来た人間の青年。気さくで温厚な性格をしており、幻想郷では珍しく常識を弁えた人物。紫の眼よりも薄いアメジストのような瞳が特徴的。

 幻想入り以前は外の世界に住んでいたというのもあり、どこか幻想郷の常識外れな行動を取る者達に頭を抱える事が多い。しかし面倒見はとてもよく子供っぽい性格をした娘達に懐かれる事がある。

素性の一部は秘匿されているが、元々は『星そのものが用意』した抑止力の顕現であり不老不死の完成形。生まれついて霊力ではなく自然エネルギーを持っていたことから世界の中枢に触れ完全に覚醒している。幼少期を迎えずそのまま少年期に移されいるため、幼い自分を知らない。そのことから幼い自分が一体どういう姿をしていたのか気になっている。

幼い頃の紫の面倒を見ていたことや、月に赴き輝夜や永琳たちと縁を紡いだことなど、世界の記録と歴史を渡る時間跳躍をしていた過去がある。それにより寿命や老いで死ぬ事が出来なくなっており、実質的に不老と化している。しかしそれを能力を用いて老いるようにはしている。

 強大な力を持つ者が跋扈する幻想郷の中でも一際異質な強さをほこっており、どのような相手に対しても油断や慢心が無い為紫とは別の意味で弱点が無い。更には相手に合わせて戦いの型を変えられるので攻略が極めて難しい。かつては地上の神々でさえ困難とされた月の都を単身で制圧し、守護神達を軽く一蹴してみせるなど未だ実力の底が知れない部分がある。頭の回転も非常に早く、将棋においても紫に勝利してみせるなどかなり戦術にも長けている。

 奥の手として『クラスターカード』と『星断剣』と呼ばれる宝具を所持していたり、その他にも『イガリマ』や『クラレント』など神話などに出て来る武器武装を幾つか所持している模様。

 対人関係は良好で、人当たりは良い。人間も妖怪も差別することなく接するので色々と誤解を招きかねない。恋愛経験は無く、結婚願望は人並みにはある。

 現在はぬえ、こころ、正邪、フランと共に定食屋を営んでいる。

 

 

「面倒事は嫌いでね。昔からそう言った類の事柄からは回れ右して逃げてるよ……。まあ、逃げ切れたことは一度もないけど」

 

「戦いは嫌いじゃない。力比べは互いを高め合ういい刺激になるからね」

 

「生憎と俺は自己の感情だけで命を奪ったことは無いんだ。……アレだよ、要するに仕事であるかそうでないかの違いさ。……そういう訳だ、サクッと死んでくれ」

 

「ちょっと!読書の邪魔をしないでくれよ!!今いいとこなんだからさあ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『八雲紫』

 

種族:妖怪 血液型:不明 身長168cm 体重聞いた者からスキマ送り

 

趣味:乖離様を眺める・乖離様と話す・乖離様(ry

 

能力:『境界を操る程度の能力』

 

二つ名:妖怪の賢者・幻想郷最強の妖怪

 

危険度:極高(仮)

 

遭遇率:不明

 

生息域:どこにでも

 

 幻想郷を創設した賢者の一人であり管理者。妖怪の中でも特に優れた能力と知力、身体能力をもつ幻想郷を代表する大妖怪。乖離の眼よりも濃い紫色の瞳が特徴的。妖怪としての本質が強くなると瞳の色が金色に変わる。

 最強と畏れられるだけありかつて同じ大妖怪を血祭りに挙げ惨殺していることもあり、同じ大妖怪である九尾の狐を自らの式にしている事から実力の底が図りきれない部分がある。能力自体も非常に強力で、最強の一つに数えられている。

 対人関係はその胡散臭さゆえに避けられやすくあまり良くはない。ただ、友人や知り合いはそれなりには存在するのでボッチではない。強者の余裕を見せて自慢を含める部分があるが、乖離にはまったく関心されていない事を知らないままでいる。また、乖離の持ちうる『星断剣』を実際に見た事はないため『原災を起こす能力』と勘違いしていたりする。

 いつも胡散臭い態度と回りくどい手口で他人を翻弄し、駒のように扱う癖があるのだが、乖離にはそういった手口が全く通用しておらず逆に掌の上で弄ばれている。と思っているのだが、実際は乖離自身が無干渉なだけなので単なる早とちりである。

 幻想郷でも乖離の過去を知る少ない者の一人であり、乖離が幻想郷の敵になる事を常に危惧している。本来であれば幻想郷を脅かす可能性のある存在は即刻排除すべきなのだが、そこは乖離に対する強い敬意と執着染みた愛情で見て見ぬ振りを貫いている。しかしそれにも限界があると理解している為、万が一において覚悟は決めている。

 恋愛は乖離以外の男に興味は一切なく、結婚願望も乖離一筋である。幼い頃に乖離と出会い、共に過ごした過去があり、乖離との実力の差を今も昔も変わらないのではと少々不安気味。

 

 

「最近乖離様精分が足りてないわね……」

 

「乖離様が強くて優しいから好きなんじゃないの。乖離様というだけで理由はこと足りるわ!!」

 

「命乞いならする相手を間違えたわね……。私は最初からあなた達を赦す気なんて毛頭無いわ。虫けらは虫けららしく、地だけを這いずっていれば死なずに済んだものを……。後悔と恐怖を抱いて逝きなさい」

 

「幻想郷最強の妖怪などと呼ばれてはいても、所詮乖離様から見れば本土(・・)の中だけの話なのよね~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『無名』

 

 

種族:星人

 

趣味:――――――――

 

能力:『――――――程度の能力』

 

二つ名:無し

 

危険度:分類不能

 

遭遇率:不明

 

生息域:無し

 

 

 

 後に『氷鉋乖離』と名乗るであろう少年。感情も表情も無くただただ与えられた任務のみを遂行するマシンドール。抑止力である自身の存在価値に興味が無く敵対する者に一切の容赦はない。

 本来は世界の歪みに際し姿を現し、その修正を行う。

 人間の振りを必死に行おうとするロボットとは違い、完全に機械と成り果てた存在として動いているので話し合いなどと言った解決など考慮せず一方的な殲滅を開始する。

 そんな中で『アルニウン・レイシュラード』と出会い名を貰い人生や道徳、感情を学び命の価値を見定めるようになる。これがきっかけで徐々に世界との繋がりが薄れていき最も人間に近い感情と思考を得るようになる。

 

「…………」

 

「……………」

 

「アル……ニウン」

 

「オレの名は………乖離だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『クラスターカード』

 

 乖離のみが所有する特別な兵装。星そのものとつながる事によりほぼ無尽蔵に近い莫大なエネルギーを引き出す事が可能。これにより一時的ではあるが神を凌駕するほどの力が発揮可能であり、基礎身体能力も飛躍的に向上する。乖離以外に使用することは不可能であり、他の者が使用しようとすると何の反応も起きない。また通常時は使用不可能な『神造兵器』の使用も可能にするという効果も付与される。

 現在はクラスターカードの質も落ちており、発動して三分が限度となっている。

 呼び名としては

『クラスターカード』

『星天覇将術』

『冠位・夢想顕現』

 

 上記の呼び名は乖離が勝手につけたものであり、真名は『クラスターカード』

 

 

『壊山剣・イガリマ』

 

 かつて神話戦争にて用いられた神々の七つ宝具の一つ。巨大な山脈さえ両断可能なほどの圧倒的威力を誇り、神造兵器の中でも選りすぐりの逸品。神であっても使用が困難とされている武具ではあるが、乖離はクラスターカードの起動によりこれを行使可能となる。真名開放を行わずとも災害クラスの破壊力を有しているが、消費するエネルギーは尋常ではないため例え上位の神であっても最大火力を発揮できる者はそういない。クラスターカード使用中の乖離だからこそ誰よりも扱いに長けている。

 かつてはサグメとの一騎打ちにて最大の敬意と覚悟の称賛として真名開放を行っており、サグメの最大火力の一撃と真っ向からぶつかり、圧倒的力の差でねじ伏せている。

 

 

 

 

 

『星断剣・アース』

 

 乖離の持ちうる最高にして最強の切り札。この世のありとあらゆる物質、または概念を一部の例外すら残さず全てを消滅させる究極宝具。その実体は地球誕生の瞬間から存在していた原初の厄災の現れであり、神を問わず妖怪を問わず人間を問わず、生命が遺伝子レベルで刻み込んだ『最初の畏れ』の顕現。法則性も原理も一切を無視して対象を復元不可能な領域、素粒子すら残さぬレベルで消し去る事が可能であり、また魂であっても完全に消滅させることが可能。

 いつもは青黒い球体状になっており、乖離の呼びかけと共に剣の形となってその姿を見せるが、剣とは名ばかりのみてくれであり、斬るや突くといった一般的な攻撃手段は意味を為さない。これは『原災』を剣という器に嵌め込んだだけのもの。ただ力を開放させることによって斬るや突くといった行為も意味を為すことがある。

 あまりにも強大過ぎるので乖離自身も使用においてはかなり注意を払っており、星断剣使用時には強制的にあらゆるバフ効果が解除されるので殆ど生身の状態となってしまう。これにより使用時を見極めなければあっさりと発動を妨害されたり、場合によっては瞬殺もありえるというデメリットもある。全盛期の乖離であっても上記の通りあらゆるバフが強制解除されるので究極の不死も意味がなくなってしまう。それでも星断剣の最大全力火力は地球そのものを消し去れるほどなので基本負ける事はない。

 かつて月の戦いにおいて使用した星断剣の火力は本来の三割にも満たない火力である。それでも永琳の全力の矢を一瞬にして消し去る程の威力がある。

 乖離が星断剣を手にし、その力を開放したことにより乖離自身にもとある影響があった。それが能力の派生であり『根底から全てを覆す程度の能力』である。これはあらゆる法則性や原理を無視して消し去る星断剣に対し、法則性や原理を利用しあらゆる状況を意のままにコントロールする事が可能という星断剣の劣化能力のようなもの。

 




少し短いですが、物語が進むにつれ少しずつ更新していくつもりです。

次回からはようやく新章開幕という事で、頑張って行きます。

では、次回もお楽しみに!!

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