side乖離
今日は定食屋の定休日、久々の休みである。定食屋を立ち上げてここ数週間ロクに休みを取れなかった為、現在はゆっくり体を休ませている。
いつものように家の庭でくつろぎ、優雅に読書を楽しむ。この時間こそ俺にとっては至福なのである。
今日は僅かに雲が空を漂い、燦々と煌めく太陽を時々遮り影が生まれる。こういった穏やかな日常こそが俺の求めるものなのである。
本を読みながらふと、昨日の事を思い出す。閉店作業が終わり、賄を作っているとぬえと正邪が鳥帽子を被った狩衣姿の少女を連れ込んで来た。一瞬人攫いでもして来たのかと思ったが、連れて来られた少女は人間ではなく、驚いた事に仙人の類であったのだ。そして彼女があの豊聡耳神子の部下の一人である物部布都その人だった。物部布都の事は幻想郷縁起を読んで知っていたのでさほど驚きはしなかった。
物部布都が定食屋に連れ込まれた経緯を聞くと呆れて頭が痛くなりそうだった。彼女はこともあろうに、あの穴抜けの邪仙に唆されて我が定食屋で働く者達を排除しようとしていたと聞いた。そして、なんやかんやあってぬえと正邪に惨敗してあの有り様だそうだ。
閉店したとはいえ、仮にも客なので一応俺の分の賄を物部布都に譲る事にした。そのお蔭でまた作らなくてはいけなくなったんだが、まあ後悔はしていない。しかし、いい食べっぷりだったな。
それにしても、豊聡耳神子か……。幻想郷に来てこころちゃんと出会って久しく聞いた名だったな。こころちゃんの創造主にして日本が誇る聖人君子。憲法十七条を敷き、冠位十二階を定めた名君だ。仏教を重んじる一方で道教にも手を出していたんだったか……。細かい事はさほど覚えてはいないが、彼女は後に聖徳太子と呼び讃えられている。
まあ実際は、泣き虫で意地っ張りで偉そうでポンコツを絵に描いたような箱入りお嬢様だった訳だが……。
『あなたねえ、皇子である私に対してその態度は不敬だとは思わないの!』
『ごちゃごちゃとうるさいガキだな……もう一回シバき回されたいのかよ』
『ゴメンナサイ許してください氷鉋様』
ふと、いつぞやのやり取りを思い出す。あれはまだ彼女が幼い頃の記憶だったか。あれからは多少マシにはなったが、根本が治っていないので意味はないだろう。今思えば、ホントによくあんな奴が日本史に名を刻む聖人になんぞ成れたものだ。実は現在の豊聡耳神子はあいつの影武者だったりしてね……。
「まあなんにせよ、あれもあれでよくやっている方なんじゃないかな」
ついつい口に出てしまう。それだけ、俺にとっては信じがたい事なんだろう。あいつの成長を嬉しく思う半面、影武者なのではと疑ってしまう自分が居る。ヤンキーの更生物語よりもよっぽど信じがたい代物なんだろうな俺にとっては。
ふう、と小さく息を吐き俺は再度読書に集中する。これ以上考えてもあいつ自身に会わなければ何も分からないのだから、時間の無駄である。
特に意識していた訳ではないが、ふと気付けば俺が読んでいる本は飛鳥文献の資料集だった。やっぱり昨日物部布都に会ったせいで影響されてしまっているのだろうか。何にせよ読書にはなるのであまり気に留めないでおこう。
※※※
二三時間程読書に興じた後、俺は特に行く宛ても無く家からそれなりに離れた森の中をフラフラと彷徨っている。ここら一帯はほとんど無法地帯であり、並の人間が護衛も付けず一人で歩いていると妖怪の恰好の餌となる。特にこの辺の森は人里よりも多少離れているので中級~上級妖怪が出没するなどかなり危険な地だったりするらしい。別に家に籠って読書を続けても良かったのだが、少し歩きたい気分になったのだ。
歩いていると自然と喉が渇き小腹だって空いてくる。一応と思い家から持ってきたお菓子を口に放り込み、数回咀嚼した後腰に付けておいた水筒を取り水を流し込みお菓子と共に一気に飲み込む。エネルギー補給も出来た事だし張りきって散歩を続けるとしよう。
歩き続けて数分と言ったとこだろうか、森を抜け綺麗な平原が見えて来た。草の高さも丁度良く、風を心地よく吹いている。こういった場所でランチなんて出来たら最高なんだろうな。
ただ、俺はその平原に近づくことをせずその場から一歩も動かず周りに気を配っている。……うん、完全に囲まれているな。感じる妖力から推測するに下級~中級妖怪の群れだろう。隠れているつもりなのだろうが、俺の気配感知能力は常人の数十倍以上だ。加えてあからさまに殺気がダダ洩れなのだ。それでは気付いてくださいと言っているのと同じだ。
「やれやれ、俺も舐められたもんだねぇ……。この程度の数でどうこう出来るとか思われてんだから」
数で言えば十にも満たない少数。それでも群れであることには変わりないが、さてさてどうしたものかな。一掃するのは簡単なのだが、無駄に体力を消耗したくない。紫を呼んでみてもいいのだが、その場合俺を襲おうとしてる妖怪達が映姫様の厄介になるだろうな。
考え事も束の間、数体の妖怪は木陰からゆっくりと姿を見せた。それぞれ姿形は違うが、だいたいの根本は同じか……。
一体の妖怪と目が合う。殺意に満ちたその瞳に、ついぞ笑みを零してしまう。……変わらないのだ、何もかも。人間も妖怪も、例え神であっても殺意に満た眼というのはどいつもこいつも変わらない。
相手側は俺を喰う気なのかは分からない。腹を空かしているようにも見えないし、人間だからとにかく何が何でもぶっ殺すっていうアレなのかもしれん。だとしても殺されてやる気は毛頭ないのだけどね。
「まあ訊いても意味はないだろうけど、ここは見逃してくれない?俺も無駄な体力は使いたくはないからさ」
俺がそう問いかけると、周りの妖怪達はそれぞれが顔を合わせクスクスと笑いだす。
「妖怪が
「まあそうだよね~。……ん?今の声って」
不意に聞こえた聞き慣れた声。どう考えてもその声は目の前の妖怪達からではない。ふと木の上から強大な妖力を感じ、そこに目をやると得意げな顔をしたぬえが太枝に座っていた。
「ぬえ?」
「ヤッホ乖離、こんなとこで会うなんて奇遇ね」
ぬえは変わらず得意げな笑みのまま挨拶を交わしてくる。この表情は何か企んでるのは見れば分かるが、どうしてぬえがこんなとこに居るのだろうか。まあそれを言ってしまえば俺も似たようなものなんだが。
「ところでさあ、お前たちはいつまでそこにいるつもりなの?この人間は私の獲物だ……。疾く失せろ」
ぬえは威嚇するように妖気を放ち、上記の言葉を他の妖怪達にぶつける。するとどうだ、彼らも妖怪としての身分を弁えているのか、一瞬ビクッと背を震わし、渋々ながら後退を始めた。人間ならともかく、自身よりも格上の大妖怪を相手にはしたくないらしい。俺だって今のぬえを相手にはしたくないな。クラスターカードだって持ってきていない訳だし。
「さてと、邪魔者は居なくなった訳だし私も食事を摂ろうかな~」
「……は?」
ぬえは妖艶な笑みを浮かべ見せつけるようにそっと舌なめずりをする。
ゾクリと、俺の背筋が凍り付く。まるで氷を背中に叩きつけられた気分だ。動けない訳では無いが、何故か身体が上手く反応しない。これが人間本来の恐怖という感情なのだろうか。……いや、マサカネ。
俺が動けないでいると、ぬえはそんなものはお構いなしというようにゆったりとした動きで俺の下まで歩み寄ってくる。
「あの~ぬえさんよ、一体何をしようとしておられるので……?」
「何って、食事だよ。言ったでしょ?私の獲物だってさ」
「いや、それはあの場を治める為の方便なんじゃ……」
そんなこんなしている内に、最早ぬえと俺の距離は五十センチもないほどに縮まってしまった。獲物を捉えたかのように輝く深紅の瞳と、薄っすら嗤っている口元から覗く鋭い牙。ぬえはどうやら本気のようだ。……本気で俺を喰うつもりらしい。俺も流石に体が動かないとなると覚悟を決めるしかないらしい。
意を決し、目を閉じる。目を閉じていればさほど痛みも感じずに済むだろうから。
「フフ、ホントに食べられるかと思った?」
「………?」
さっきまでとは一転して、いつもの楽し気な声色のぬえに戻った。目を開けると、クスクスとぬえは笑っている。……まさか、俺をからかっていたのか。
「どう?ビックリした?」
「……マジで喰われるんじゃないかと思った」
「流石に食べないよ。さっき命蓮寺でうどん食べたばっかりだしね」
そう言ってぬえはケラケラと笑いだす。ぬえにとっては冗談のつもりなんだろうが俺からすれば肝が冷えるんだよ。まったく、最近のぬえは妙に紫に似てきている気がする。同じ大妖怪だからなのだろうか。
「でも、乖離がどんな味するのかは興味あるけどね♪」
控え目に言って勘弁して欲しい。安心したのも束の間の如く怖い事言わないで欲しいよ。妖怪は人間の恐怖から生まれいずる者とはいうが、こういった大妖怪クラスは折りがみつきらしい。俺自身もう少し妖怪達に対する恐怖心を改めておかないといけないかもしれないね。
「なんか、どっと寿命が減った気がする」
「柔だな~こんなもんほんの挨拶みたいなもんでしょ?」
「それが挨拶ってんなら多分来週俺の葬式になりますね」
「骨拾っておこうか?」
「出来れば骨壺にお願いしますよ」
なんてジョークを交わしながら、俺は緊張が解れて地面に座り込む。すると、俺の隣にぬえもちょこんと座り込んだ。
「そういえばさ乖離、今暇?」
「まあ暇と言えば暇だな。散歩してただけだし」
「じゃあさ、ちょっと私に付き合ってくれない?」
「別にそれは構わないけど、何すんのさ」
「神霊廟に行く」
何故?という疑問はあるが、大方昨日の物部布都が原因だろう。彼女があの穴抜けの邪仙に唆されたとはいえ、一応ぬえ達のテリトリーである定食屋にちょっかい掛けて来たのだ。妖怪として人間に舐められるのは癪に触るということなんだろう。特に正邪あたりはかなり頭にきてそうだ。
「念の為訊いておくけど、何しに行くわけ?」
「決まってんでしょ?
「さいですか」
それは俺も含まれているのか?何て訊こうと思ったが止めた。多分面倒な事になりそうだから。
さて、まあ神霊廟に行くのはいいのだが、俺はあこへの行き方は知らない。こころちゃんが前に行き方云々言ってた気はするのだが、結構めんどくさい方法を使わないとだめとかなんとか。その辺、ぬえはちゃんと神霊廟への行き方は分かっているのだろうか……まさか、言い出しっぺが知らないなんてことは無い筈だ。
「で、その神霊廟にはどうやって行くんだ?」
「これを使うんだよ」
そういってぬえは紫色に輝く奇妙な玉を取り出した。見るからに怪しげな物だが、これで一体どうやって行くというのか謎である。それに、あまりよくない力を感じてるのだが……。
「なんだこれ?」
「これはオカルトボールって言って、月の魔力が込められた不思議玉なんだけどね。前に起きた異変の時こっそり一つ拝借しておいたのさ!」
「月の魔力って……」
「このオカルトボールは私が勝手に改良してあるから妖力さえ注ぎ込めばだいたい何でも出来るよ。因みに乖離と初めて会った時の異変のキメラ達もこれで創り出したんだよ」
あの化け物どものルーツはそれだったのか。なるほどね、それであんな非感情的生物が出来上がったという訳か。しかし、月の魔力を利用してほぼ万能道具を作り出したぬえもぬえだ。まったく、本当に大妖怪と呼ばれる連中は何をしでかすか分かったもんじゃないな。
「さてと、掴まりなよ乖離。これで神霊廟までひとっ飛びだ!」
ぬえは楽し気な表情を浮かべ、さっと立ち上がると俺に手を差し伸べて来る。
俺は一つ息を吐き、差し伸べられた手を掴む。瞬間、目の前が真っ白な光に包まれる。突然な光の放射により目を瞑るのが一瞬遅れてしまい視界がぼやけてしまう。まったく目に悪い。
ぼやけた視界を元に戻そうと目を擦り数回の瞬きをする。ゆっくりとではあるが視界が戻りつつある。未だ尚少々歪んで見えるが、俺は視界に飛び込んで来た光景に一瞬面食らってしまう。
まず目に入ったのは中国の建造物に似た城や建物がいくつも建ち並んでいる。規模は思った以上に広く、そして巨大だ。加えて、この地からは一切自然エネルギーを感知できない。どうやら俺は本当に仙人達の住まう異界『神霊廟』に来てしまったのだと理解する。
「うん、無事到着できたみたいね。乖離大丈夫?」
「ああ、少し視界がぼやけて見えるけど問題ないよ」
俺はぬえの手を放し、この異様な世界に圧倒されそうになりながらもゆっくりと腰を上げる。
「ここが、神霊廟ねえ。これまた不思議ワールドに来てしまったものだ」
一つそう呟き、再度確認するように周りを見渡してみる。目に入る光景はあまり変わりはしないが、眼前に見える一際大きな城に俺は視点を留める。この世界には自然エネルギーを感じないのであの城に誰が居るとか、誰が何人住んでいるのかなんていうのは上手く感知できないが、大方あこがこの神霊廟の創造主様の住居と言えるだろう。
「よし、さっそく突撃訪問してやろう!待ってろよ人間共!!」
ニシシと笑い大きな城に向け歩き出すぬえに若干の不安を感じながらも、とりあえずここに留まっていても仕方ないので彼女に付いて行く事にする。
数秒歩いた後、俺とぬえは大きな門に差し掛かる。門の周りは塀で囲まれている為ここが正面入り口という訳だ。普通に『頼もうー!!』と叫ぼうかと考えたが、ぬえにはそんな考えは最初から無かったようで、複数の弾幕を展開し、それ一気に門に向けて放射する。
ほぼ同時に弾幕全てが門に激突する。すると色鮮やかな爆発をみせた後、大きな門の扉はガラガラと音を立て崩壊を遂げた。突撃訪問とは言っていたが、これではもう強襲じゃないか……。
「さ、進もうか乖離」
ぬえは悪びれも無い笑みを浮かべ上記の言葉を俺に投げかけて来る。そんなぬえに不安なんてものを通り越し、一種の恐怖すら覚えそうになる。……そのうち俺の家もこの門と同じ末路を辿る事になるのかな~。
まあ今は進むことを考えるしかない。こんなところでいずれ来る可能性のある未来を予想したとこで意味ないしね。
ぬえは先程同様俺より先に前進し始める。俺もそれに付いて行くように歩き出す。壊れた門を潜り中央広場のようなところに出た。なんとも広い土地だと感心しつつ、周囲を警戒する。この状況だ、いつ襲撃を受けてもおかしくはない。
と、思った矢先こちらに向けて放たれる矢のような物を視認する。形は間違いなく矢であるのだが、その実体は矢の形をした雷であった。それも自然発生した雷ではなく、誰かが意図的に放ったものだというのは感じる霊力で理解できる。
俺はぬえよりも先にこの危険を察知。全身に身体強化を施し迫りくる雷の矢を迎撃すべく愛用の刀を顕現させる。
「いきなりの襲撃で一撃だけとは味気ないな」
刀を一閃、迫る雷の矢を真っ二つに両断する。思ったよりも威力はないが、この威力でも常人ならば即死だろう。俺は続く第二波を警戒する。
「いきなりとはまたご挨拶だこって」
ぬえも臨戦態勢に移行し、愛用の三又の槍を顕現させ周囲を警戒する。
さきほどの雷の矢はおそらく小手調べ・様子見というところだろう。こちらへの牽制のつもりか……。それにしては随分と楽観的な一撃だ。どうやらあの矢を放った張本人は戦闘慣れしていないらしい。
「ぬえ、さっきの矢を放った者が何者か分かるか?」
「多分あのヤンキー幽霊じゃない?あいつ意外あんな雷使うやつなんてそういないよ」
ヤンキー幽霊って誰?とツッコミを入れようとしたのも束の間。今度は俺達を包囲するかのように無数の雷の矢が展開される。
質でダメなら数の力押し、発想は悪くないがそうすると威力が落ち決定打に欠けるといもの。それに、第一撃が単発であったのに対し第二撃目でここまで大量の攻撃を仕掛けてこようとは、向こうには余裕というものがないらしい。
だが正解だ。自然エネルギーの供給が外から出来ない今の俺では迎撃しきるのは少々困難といえる。その点でいえば敵さんの判断は良い。
「ぬえ、掴まれ!」
俺の呼びかけに応じ、ぬえは俺の腕を掴む。この神霊廟では移動の範囲は限られてくるが、今はやるしかない。
座標の絞り込みは出来ないが、今は緊急事態だ。俺はこの神霊廟の何処かに空間転移を発動させる。
一瞬の浮遊感を覚えた瞬間、目の前は沢山の置物のような物が下に配置されていた。
「え?」
「ちょッ!?」
ドーン!!と大きな音を立て俺とぬえは何処かしらに落下した。俺は上手く受け身を取る事に失敗し、無様にも置物のような物に激突した。
「いたたた」
「ゲホッ!ゲホッ!何処よここは」
「知らんよ。この神霊廟には自然エネルギーが無いんだから空間転移をしようにも座標を絞り切れないんだ。ま、おかげで助かったけどね」
なんとかあの窮地からは脱した。流石にあんな量の矢は迎撃できない。それを見越して空間転移を選択したのは我ながらナイスアイデアだったと思う。無理に迎撃しようと無駄に自然エネルギーを消費せずに済んだのだから。
「さっきから一体何の音?誰かそこに居るの?」
瞬間、扉が開くような音が耳に入る。俺とぬえはそろってギョッとしてしまい、その場で固まってしまった。
カツンカツンと誰かの足音が俺達に迫る。息をする間もなく、その人物は俺達の前に現れる。
「一体誰?そこで何をして………あれ?キミ達は」
俺の眼に入ったのはまるでミミズクのような髪型をした少女。『和』と書かれたヘッドフォンを付けており、腰に一振りの宝刀を携えている。加えて、この距離なら完全に感知能力が働いてくれる。あの聖さんにも勝るとも劣らない強大な霊力。
「マジ、こんなとこで最悪の相手に見つかった」
「キミは確か封獣ぬえだったかな?それと……あなたはどこかで」
驚いた。こいつ、雰囲気とかその辺が昔となんら変わっていない。落ち着いた口調と物腰。漂わせる王様オーラ。間違いない。というか疑う余地もなく、俺の前に居るのはこの神霊廟の創造主にして我がバカ弟子二号………。
「豊聡耳神子……」
「あなたは……え?まさか、氷鉋……様?」
お互い、まったくもって奇妙な再会を遂げてしまった。
……大丈夫です。死んでません
最近テストだったのです。はい……
いやしかし、ようやく神子さん登場させることが出来ました。
これで大幅に物語が進行してくれることでしょう!
では、次回もお楽しみに‼