アスキング:日本語で問。
問とは会意形声であり、「口」と「門」で出来ている。「門」は隠された領域への入り口であり言葉(「口」)により、隠された領域に入ることを意味する。
─────さて、君は“領域”へと踏み込むか?
これを機にもう一作も徐々に書く予定。
───あぁ、平和な毎日
毎朝同じ時間に同じ目覚ましの音で起き、朝食を食べ高校に徒歩でまったり通い、授業を受ける。
授業は可もなく不可もなくテストの成績も中の上から上の下を行ったり来たり。
部活にも入っていないため4時頃には自宅へと帰り、夕飯が出来るまでは宿題を済ませ、テレビを見ながら夕飯を食べて、食べ終わったら風呂に入り、10時には眠る。
そんな平凡で、しかし平和だった毎日がたった1つの出来事で全て変わってしまった。
「アスキング。貴方は“人”ですか?」
1つだけ灯っている街灯のすぐ下にいたのは、全体的に白と黒の生地を/型に対比したようなドレスを着たマゼンタのセミロングの髪を持つ少女だった。
何を言ってるんだこの子は。
今日も何時ものように過ごして終わる筈だった。
何の気なしに夜中に出掛けなければ。
「君は一体何を言ってるんだ?アスキングは確か『問』だよな?
だとしても『人』ってなんだよ。どこからどう見ても人間だろうが。」
イラついてるのだろうか?俺は。
普段だったら子供の戯れ言として横に流しているのにこの子の言葉に何故か
不思議だ…頭は冷静なのに心の底から危機感やら焦燥感が湧いてくる。
「アスキング。アゲイン。貴方は“人”ですか?」
聞き返された。またか、と頭ではうんざりしているのにさっきから体のどこかから警報が鳴り止まない。
──ダメだ
ダメだ。聞くな、逃げろ、止めろ。
止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろッ!!!
「アスキング。目が覚めましたか。」
「っは?」
その言葉を聞いた途端にナニかが変わった。
いや、違う。何が変わったのかは分かっているんだ、俺が変わった何かを気付きたくないんだ。
変わっいてた。確実に、完全にどうしようもなく変わったのが分かっていた。
今まで見えていた物全てが違う。
灯っていた街灯は灯っておらず、コンクリートで出来た塀は雑に積まれた石に。
それだけならまだいい。急に壊れただとかで無理矢理説明がつく。
───が、説明がつかない現象がある。
夜中とは言え、月が、月明かりで暗かった全てが。
「何だよ.........これ。」
俺が見ているのは。いや、見ていたのは何だったんだ。
「アンサー。貴方が今見えているもの、それが現実です。」
意味が分からない。
これが現実だとしてもどう説明出来るのだ。
「どういう意味だ...?現実?これが?それにお前は何なんだ?」
「アンサー。個体名:TYPE-GREENERY。です。」
個体名?それにタイプ?
「冗談はよせ。俺は混乱してるんだ。あまりふざけるとキレるぞ?」
「アンサー。アスキング。冗談ではありません。キレる?とは何ですか。」
「もういい。なら説明してくれッ!これは一体何なんだ!!」
「アンサー。」
この子の独特な喋り方はもう慣れた。
すると少女は此方に近付き、俺に手を向け「コネクション」と言った。
すると頭の中に様々な情報が入ってきた。
この世界が現実で表の世界『TABLER』と裏の世界『BACKER』に国が三つずつあり、この少女は『TABLER』を司る存在らしい。
どうやらこの世界は表は光の三原色、裏は色材の三原色で成り立っているらしく。自身の対となる国を取り込むことを目的としているらしい。
──翠の接続者:TYPE-GREENERY。対となるはマゼンタ。
──緋の接続者:TYPE-SCARLET。対となるはシアン。
──碧の接続者:TYPE-BLUE。対となるはイエロー。
──マゼンタの接続者:TYPE-MAGENTA。対となるは翠。
──シアンの接続者:TYPE-CYAN。対となるは緋。
──イエローの接続者:TYPE-YELLOW。対となるは碧。
我等
続かない。