お知らせです。
現在、ストックしていた分がそこをついたため、更新ペースがさらに落ちるかもしれません。ごめんなさい。
皆様には気長くお待ちいただければ幸いです。
第2章 沖ノ島海域編
第16話 大規模演習後編
今日は、いよいよ他の鎮守府との対抗戦である。四鎮守府でトーナメント戦でおこなう。
観覧会場には、首相や官房長官、国防大臣、国防軍のお偉いさん方が来ており、そのうえ、一般の人々そして、テレビ局、新聞社も沢山いる。初めて生で艦娘を見ることができる機会なので約10万人の人々がいる。
そして、10:00。演習を行うにあたって首相、国防大臣の挨拶などがおこなわれた。それから今回の演習の組み合わせが中村提督から発表される。
会場に複数設置されている大きなモニターに表示される。
1回戦
横須賀VS佐世保
2回戦
呉VS舞鶴
3回戦
1、2回戦の敗退のチーム
4回戦
1、2回戦の勝利チーム
特別演習
横須賀 要塞空母デスピナVS呉、佐世保、舞鶴連合艦隊
最後の特別演習の発表を見て観衆がざわざわしていた。
「あれ、どういうことだ。」「1隻対36隻だぞ。」「その要塞空母の奴がよほどすごいのか?」「ただのハッタリじゃねーの。」
また、来賓のほうからも同様の反応をしていた。そんな会場の様子を見た後、俺は、翔鶴さんたちのところに行く。
裕一「あ、翔鶴さーん!」
俺は、翔鶴さん達に手を振りながら近づく。
翔鶴「あら、デスピナさん。」
翔鶴さんは笑顔でこちらに手を振る。
やばい、女神が微笑んでいるようだ。その様子を写真を撮ってその写真を大きくして額縁にいれて部屋に飾りたいほどだ。
くそ、カメラが無いのが悔やまれる。
裕一「1回戦目頑張ってください。」
翔鶴「はい、ありがとうございます。」
瑞鶴「翔鶴姉、そろそろ行くよー。」
翔鶴「はーい、それでは行ってきます。」
裕一「はい、行ってらっしゃい。」
演習艦隊は演習エリアに向かっていった。
俺は、各鎮守府事の待機場所で観戦する。
待機場所には、でかいテントが設置されている。その中に応援に来た艦娘が何人かいる。現在複数あるモニターそれぞれには、TV局の中継映像と軍が飛ばしているドローンの映像が映っている。ドローンの方は画面四分割×2モニターである。
それぞれ初期位置に着いた所で開始の合図が出された。第1回戦が始まった。
1回戦の結果は横須賀鎮守府の戦術的勝利だった。
10分後に2回戦が始まり、呉鎮守府の勝利であった。
お昼休憩を取り、決勝戦が始まった。結果は惜しくも呉鎮守府の勝利であった。
そして、いよいよ特別演習となる。
海域に向かうため準備を始めた頃、横須賀艦隊がちょうど戻ってきた。
瑞鶴「あーもう後少しだったんだけどなー。」
裕一「お、お疲れ。惜しかったな。はい、飲み物。」
瑞鶴「さーんきゅっ!」
裕一「翔鶴さんもお疲れ様です。」
翔鶴「ありがとうございます。いよいよですね。」
裕一「はい、皆さんの仇取ってきますよ。」
翔鶴「ふふ、頑張ってください。」
裕一「はい、頑張ってきます。」
俺は演習海域へ出撃した。
演習エリア
俺は、最後のチェックをしていた。
裕一「副長、ミサイルの模擬弾の換装は?」
副長「完了しています。また、航空隊も出撃待機を完了、何時でもいけます。」
裕一「了解。CDCに、俺の代わりにレーダーしっかり見とくよう言っておいて。」
副長「はい。異常があればすぐさま伝えます。」
中村「デスピナ、準備はいいか?」
タイミングよく無線で確認の問いかけがきた。
裕一「大丈夫です。いつでもどうぞ。」
中村「分かった。武運を祈る。」
それから少しして無線から
司会「それではこれより特別演習を開始します。よーい、始め!」
裕一「対水上、対空、対潜戦闘用意! レーダー、ソナー索敵開始!」
コマンドを展開し、索敵を開始する。相手艦隊はすぐに見つかった。
裕一「方位324距離40kmに水上、水中に目標を確認。」
副長「先制攻撃を仕掛けますか?」
裕一「いや、このまま。相手が攻撃するまで待機。」
それから数分後、相手の偵察機がこちらを確認したようだ。
裕一「さぁ、撃ってこい。」
相手艦隊視点
飛龍「偵察機より入電。方位144距離4万に視認。佇んでいる様です。」
大和「相手から迎撃は?」
飛龍「ありません。」
武蔵「どういうことだ。やる気があるのか?」
長門「いや、むしろそれだけ余裕があるということだろう。」
加賀「舐められたものですね。航空隊の出撃命令を。」
大和「許可します。潜水艦は敵へ接近し雷撃を、水上艦は航空隊の攻撃後砲撃を。」
全員「「「「了解。」」」」
私はどこか不気味な予感を感じていた。
裕一視点
裕一「お、来た。」
レーダーに攻撃隊と思われる、対空目標が表示された。
裕一「えーと、284機程か。なんとかなるかな。」
コマンドから対空ミサイルとスタンダードミサイルを選択し、攻撃隊284機に照準する。
裕一「ミサイル発射始め、サルボー!」
艤装から284発のミサイルが飛んでいく。俺の周りはミサイルの煙で真っ白になるがすぐに無くなる。
裕一「さて、何機生き残るかな。」
少し楽しみに着弾を見守った。
相手側攻撃隊視点
流星改妖精B「隊長ー。すごい数ですね。」
流星改妖精A「あぁ、たかが空母一隻の上に迎撃機もいないんだ。楽な戦いになるだろう。」
そんなことを話していると、前方から高速で何か飛んできた。
流星改妖精A「うん?なんだ?」
数秒後大規模な攻撃隊にミサイルが殺到した。
烈風妖精C「大変です!攻撃隊が!」
烈風妖精A「これは…。」
烈風隊の前方ではミサイルの襲撃を受けた攻撃隊が次々と撃墜判定をだしていた。
烈風妖精B「!?こちらにもきます!」
烈風妖精A「各機避けろ!散開!」
慌てて操縦桿を操り回避する。しかし、音速の相手には敵わず烈風隊にも、ほとんど撃墜判定が出ていた。
相手艦隊視点
赤城「そんな…攻撃隊が壊滅…。」
大和「何ですって――!? 状況を詳しく。」
蒼龍「生き残った護衛の烈風によると,誘導噴進弾と思われる飛翔体に攻撃機284機中258機に撃墜判定が出たそうです…。」
摩耶「なんて防空能力だよ…!」
大和「しかし、観測機は生き残っています。このまま砲雷撃戦に入ります。生き残った航空機は観測機の護衛を。撃墜判定機は帰還させて下さい。」
赤城「了解です。」
大和「砲雷撃戦用意! 主砲、模擬弾装填!」
アイオワ「こんなことならハープンでもあればな…。」
陸奥「愚痴ってもどうしようも無いわよ。」
大和「全主砲、薙ぎ払え!」
武蔵「全砲門開け!」
艦隊から主砲を斉射した。この砲撃は相手の周辺にまんべんなく撃っているので回避しようとも出来ないはず。今度こそ勝利を確信した。
裕一視点
レーダーに相手からの砲撃予想が表示され、俺の周辺まんべんなく着弾する様だ。
裕一「!?」
着弾予想地点から逃れるため全力で回避する。
裕一「やってくれるね、そろそろ反撃といきますか。」
コマンドからライオニック巡航ミサイルを選択する。そこでお返しに各艦に4発ずつ選択する。オーバーキルの気がするが気にしない。ついでに近づいてきている潜水艦に、アスロックを2発ずつ選択し発射する。先ほどと同じく艤装から140発のミサイルが発射されそれぞれの目標へ飛んでいく。俺は、勝利を確信した。
相手艦隊視点
長門「全ての砲撃を避けただと…。」
そこに潜水艦から相手から多数の誘導噴進弾、ミサイルが発射されたとのこと。
大和「要塞空母、デスピナ…。なんて艦なの。」
それから数分後、艦隊は全て大破判定が出てデスピナの完全勝利
に終わった。
中村提督視点
私は、モニターで先程までの演習を見て改めて彼の力を実感した。しかし、彼は艦載機を使わずミサイルのみで勝利したのだ。
呉提督「な、なん…だと…。」
佐世保提督「凄いですね、彼。味方で良かったわ。」
舞鶴提督「…。」
中村「ご覧の通り彼の実力を実感できたと思います。」
高野総長「とんだ贈り物だったな。これなら沖ノ島奪回は容易だな。」
それぞれいろんな反応はあったが彼の実力は認めているようだ。
そこに、1人の妖精が慌てて入ってきた。
妖精A「ほ、報告します!先ほど佐世保の大淀より入電、深海棲艦の艦隊が防衛線を突破したとの事です!」
妖精B「さらに報告です!横須賀防衛艦隊から入電、6艦隊確認し、3艦隊の迎撃に成功するも、残りの艦隊がこちらに向かっているとのこと!」
その報告を聞き、我々提督は驚く。
高野総長「直ちに、会場のVIPと民間人に避難命令!横須賀鎮守府は直ちに追加の艦隊を出撃させよ!」
高野総長の指揮が出た直後に通信が入る。
裕一「こちら、要塞空母デスピナ、深海棲艦の艦隊を確認。殲滅の許可願います。」
それは彼からだった。