要塞空母デスピナ出撃す。 第1篇仮初の世界   作:まはまは

26 / 44
大変お待たせしました。

今回は戦闘になるのですが…、本来なら長くなるのに自分の文章力の無さにより短いです。ごめんなさい。

8月1日 空爆シーンで
EDF4.1BGM突撃
または、
EDF4.1BGM掃討戦を流しながらだと
さらに楽しめると思います。


第21話 沖ノ島海域奪回作戦1

第2章 沖ノ島海域編

第21話 沖ノ島海域奪回作戦1

 

7月30日 05:30

佐世保鎮守府 グラウンド

現在、グラウンドに作戦艦隊が整列している。

上条「いよいよだ、諸君。本日、沖ノ島海域奪回作戦を決行する。この作戦は、敵に奪われた制海権を、我々の手に取り戻す先駆けとして非常に大きな意味を持っている。今まで幾度となく、奪回のため出撃してきたが、つい昨日まで、それは叶わなかった。」

上条提督が作戦艦隊全員を見渡す。

上条「しかし!本日を持って沖ノ島海域の戦いに終止符を打つ!本日06:30、本作戦に参加する全員が、敵の包囲網を突破する先駆けとなる!変革の一戦ここにあり!総員一層奮励努力せよ!!総員戦闘配置!暁の水平線に、勝利を刻めッ!!」

全員「「「「「「はっ!!」」」」」」

作戦に参加する艦娘たちが出撃ドックに向かって行く。

朝潮「行きましょう。」

霞「やるわよ。」

裕一「あぁ。」

俺達、遊撃艦隊も出撃ドックに向かった。

 

06:15

沖ノ島海域手前

裕一「ここら辺かな。艦隊止まれ。」

俺達は、現在沖ノ島海域の手前辺りにいる。ここから航空隊を出す。

コマンドを展開する。

裕一「航空参謀、航空隊の爆撃プランの確認と弾薬の搭載は完了したか?」

航空参謀「問題ありません。後は、アルマゲドンのみです。」

裕一「砲雷長、ミサイルの準備は?」

砲雷長「こちらも問題ありません。」

裕一「副長、砲雷長。これより兵装制限Bを解除する。」

副長、砲雷長「「はい。」」

コマンドの兵装制限Bを選択すると、パスワードの入力画面が出てくる。

16文字のパスワードを入力する。すると─パスワードを認証 兵装制限Bを解除します─と表示された。

裕一「直ちにアルマゲドンを搭載せよ。」

副長「安全かつ迅速に行います。」

朝潮「間もなく、06:30。」

朝潮からそう伝えられる。それと同時に無線が入る。

大淀「06:30まで10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、06:30。」

上条「作戦開始!」

上条提督の開始の合図を聞いたと同時に、俺は指示を出し始める。

裕一「艦隊!対水上、対空、対潜戦闘用意!航空隊、順次発艦を開始せよ!」

飛行甲板からスカイレイヴンが射出される。その後、カロン、ミッドナイトが射出されていく。10分ほどで、作戦に投入する全ての航空隊が発艦を完了した。

今回の作戦における航空隊の編成は、スカイレイヴンを第1~第3航空大隊、通常爆弾を搭載したカロンを第4~8航空大隊、ミッドナイトを第9、10航空大隊としている。そして、アルマゲドンを搭載したカロンは、第6~8航空大隊から4機ずつ抽出し臨時編成された第11航空大隊隷下、1101中隊である。中隊に振られている番号は最初の1、2ケタの数字が所属大隊、下2ケタの数字が自分の中隊を表す。(例として第1航空大隊隷下の第1中隊は101中隊となる。)1101中隊は今作戦のみのタスクフォースであり、今回搭載する兵器の実験部隊としての役割を兼ねている都合上、便宜的に1個中隊のみで第11航空大隊を編成している。

裕一「第1、2大隊は攻撃隊の護衛を。301中隊は沖ノ島海域、高度10,000mにて待機。302.303中隊は偵察を。」

1101中隊長「こちら、1101中隊。作戦エリア上空に到達。アルマゲドン投下の指示を待つ。」

裕一「こちら、デスピナ。投下座標を送る。タイミングはこちらで指示する。」

1101中隊長「了解。」

CDC妖精「全機配置につきました。」

裕一「あーあ、マイクチェック。…おほん。」

裕一「さて、諸君。いよいよ、我々は本当の戦争に参加する。今までの戦闘とは比較にならないほどの数の敵と命のやり取りをする。戦意を高めて敵と戦いに行くのが普通であろう。しかし、私が求めるものは違う。戦意はもちろん、作戦を成功させるには重要だがあくまで冷静に、そして冷酷に、圧倒的な力をもって敵を殲滅し、敵味方共に、その力を示すことを諸君らに求める。」

ここで一旦言葉を切る。そして、

裕一「さぁ、この海域を火の海に!青い海原を灼熱地獄に!人類の恐ろしさを、敵に刻み込んでやれ!」

妖精全員「「「「いヤッホーい!!!!EDF!EDF!」」」」

裕一「まずは景気づけに一発かましてやれ!1101中隊攻撃開始!」

06:42 本作戦における最初の攻撃が始まった。

1101中隊長「中隊全機へ。我々は全軍の先鋒だ。派手に行くぞ!」

1101中隊「「「「おう!」」」」

1101中隊長「安全装置解除!投下、よーい、よーい…。投下!投下!」

1101中隊、全12機がそれぞれの座標にアルマゲドンを投下した。

1101中隊長「全機退避!」

爆発の衝撃から逃れるため、1101中隊は急上昇する。アルマゲドンは投下から5秒後、高度2,000mにて起動。沖ノ島海域の空に12個の光球が生まれた。

光球内のエネルギーが急速に高まっていき、数秒後光球はさらに5つの光弾に分裂。全部で60の光弾が落下を始めた。海上から見れば小さな彗星が落ちてくるようにも見えるだろう。海上で侵攻開始の命令を待っていた深海棲艦達は、その光景を見て何事かと警戒を強めた。中には、綺麗だと思っているものいるようだ。しかしその光弾は、すぐあとの未来に自分達の体を木っ端微塵に消し飛ばす事になる死の光弾なのだが。

 

そして、ついに海面に着弾し、爆ぜた。単発でもあらゆる物体を焼き尽くすエネルギーを秘めた光弾が、60発一斉にその力を解放する。空間自体が揺れているのではと錯覚するほどの、凄まじい衝撃波が発生した。

海域の外にいる裕一達の元にも、衝撃波が音速で迫って来る。裕一はとっさに防御スクリーンを展開し、朝潮と霞の身を守った。間一髪間に合ったが、防御スクリーンがビリビリと音をたて揺れる。

裕一「ちょっとやりすぎたかな?」

裕一の視線の先には、小さくであるがたくさんの爆炎のドームが見えた。

 

光弾内のエネルギーが一瞬で弾け半径70m以内の深海棲艦を、衝撃波と業火が襲う。ドーム状になった爆炎の広がっている投下地点は、文字通り地獄絵図になっていた。その場にいた深海棲艦のほとんどは断末魔をあげる暇もなしに跡形もなく吹き飛ばされ、至る所に残骸が撒き散らされる。運よく衝撃による損傷を免れた者も、灼熱で全身を焼かれ、爛れ、そして溶け落ちる。全ての深海棲艦はカラダの一部が無くなるほどの中破、もしくは大破していた。さらに苦痛を訴えるうめき声が海域全体で響き渡り、もはや完全に地獄としか言いようが無い惨状を作りあげていた。

 

一方、上空に退避していた1101中隊にも、爆発の余波が襲う。

1101中隊長「全機!バランスを崩すな!」

少しして振動も収まってきた。

1101中隊長「被害報告せよ!」

中隊各機から報告が入る。どの機からも被害は無かった。

中隊長が安堵のため息を吐く。少し余裕が出来たので下を見る。

すでに小さくはなってきてはいるが海域全体に60個の炎のドームがまだ見えた。

1101中隊長「それにしても、とんでもないものだなあれは。」

そう呟くと、

1101中隊長「デスピナへこちら1101中隊、アルマゲドン投下完了。残存敵勢力を確認。追撃を要請する。」

裕一「こちらデスピナ、了解。」

1101中隊長「中隊、これより帰艦する。」

1101中隊は母艦に進路を向けた。

 

副長「凄かったですね。」

裕一「ああ。」

アルマゲドンは、レーダーで捉えていた深海棲艦の5割を、1回の攻撃で吹き飛ばし、残敵の5割中3割に被害を出させた。

護衛の朝潮と霞の安否を確認するために、2人の方を見る。2人はエレメンタル戦術情報演算システムのリンク機能で、上空にいる艦載機からの映像を見ていたらしく、驚きのあまり固まっているようだ。このままだと万一潜水艦に補足された時にまずいので、あまり時間をかけずに効果的な方法で、2人を現実に戻す事にする。

ギュッ

朝潮 霞「!?」

俺は、2人を抱き寄せ話す。

裕一「驚かせてしまったね。大丈夫?」

さらに頭を優しく撫でる。すると現実に復帰した2人は

朝潮「あ、あわわ、デ、デ、デスピナさん!?」

朝潮は顔を真っ赤ににして慌てる。

霞「─ッ。」

霞は朝潮と同じく顔を真っ赤にしながら俯いた。

裕一「お、現実に戻ってきたな。まだ作戦中だぞ、気をつけろよ。」

と、言って2人の頭を撫でるのを止める。

朝潮 霞「ぁ……。」

裕一「うん?」

朝潮 霞「いえ(別に)、なんでもないです(わ)……。」

少し残念そうな顔をしていたが、今はまだ作戦中なのでさっさと思考を戦闘に戻す。

 

レーダーには敵の増援が来たようで、また赤い点が増えつつある。

裕一「第4から第10大隊へ。サザンクロスを発動!敵の残存勢力並びに増援を潰せ!」

航空隊長「「「「了解!」」」」

第4大隊長「目標確認。攻撃を開始する!」

第4大隊、カロン36機が横に並び爆撃プランEを発動する。途中迎撃の敵艦載機が上がってきたが、攻撃する前に護衛のスカイレイヴンに落とされる。

すると、第4大隊からテーレッテーと、無線機越しに処刑BGMが流れ始めた。それと同時に空爆が始まる。

海上では、深海棲艦が残存艦で艦隊を再編しようとしていた。

再び、海域全体が爆炎に包まれる。アルマゲドン程の威力はないが深海棲艦を撃沈するには十分。あちらこちらで深海棲艦の絶叫が響く。生き残っていた者は再度の攻撃を避けることができず、爆発をもろに受け爆沈していく。増援で来たものは反撃もできずに轟沈していく。

しかし、これで終わらないのがサザンクロス。

サザンクロス─爆撃を十字上に行う。これにより、敵の殲滅率が上がる。元ネタはかつての世界で見たニコ〇コの理性縛りの人たちである。

 

第4大隊「「「「やったぜ!」」」」

第5大隊「「「「汚物は消毒だぁ~!」」」」

第4大隊の後にすぐ第5大隊が先ほどの空爆ラインに垂直になるように空爆を始める。爆撃プランとしては、プランDかFに近い。レーダーの空爆範囲を示す赤い帯が、先ほど実施したプランEのそれと綺麗に交差して十字を描いている。

絶え間ない空爆により深海棲艦は混乱の極みに達し、反撃する暇もなく新たな空爆の犠牲になっていく。さらに第6、第7、第8大隊が追加の空爆を行った後、第9、第10大隊のミッドナイトが、ダメ押しのクラスター弾で、かろうじて生き残った深海棲艦を沈めていった。

第10大隊長「花火は終わったぞ。あとは任せる。」

連続の空爆により沖ノ島海域全体で深海棲艦が、一時的に全て海の藻屑となり消えた。

 

航空隊を収容し始めた頃、

妖精達「「「「やったぜ!EDF!EDF!」」」」

航空参謀「欲望が足りん!」

裕一「なぜそのネタを!?」

少しだけ赤い人が見えたが気のせいだろう。

副長「いい加減に飽きろ!航空参謀!」

航空参謀「ひでぶっ!」

副長の拳骨を喰らった航空参謀はほっといて

裕一「デスピナより作戦司令部へ。空爆完了、作戦艦隊を投入されたし。」

司令部妖精「司令部、了解。これより艦隊を向かわせる。」

裕一「さてと、朝潮、霞。みんなと合流するぞ。」

と言って、作戦主力艦隊の方へ向かった。

 

08:03

沖ノ島海域 横須賀作戦主力艦隊

加賀「敵が見当たりませんね。」

瑞鶴「そこら中にそれらしい残骸がたくさん浮かんでるんですけど。」

夕立「デスピナさん。すごすぎるっぽい。」

翔鶴「これが、デスピナさんの攻撃…。んっ、濡れてしまいました…。」

約1名を除いて、艦隊メンバーはデスピナの攻撃した後の光景を見て、彼の持つ戦力の凄まじさを実感していた。翔鶴の言葉は全員聞かなかった事にする。

赤城「深海棲艦がいなくなっている今のうちに、急いで敵の主力艦隊を見つけましょう。」

旗艦の赤城がそう言って、索敵を開始する。

加賀「そうでしたね。」

加賀もすぐに索敵を始める。そして、横須賀主力艦隊が海域中央についた頃、呉主力艦隊から敵の主力艦隊発見の報が届いた。

 

10:46

沖ノ島海域 呉主力艦隊

長門「ビッグ7の力、侮るなよ。」

主砲が火を吹き、深海棲艦に九一式徹甲弾が飛んでいく。

大和「弾着を確認。戦艦タ級大破!」

蒼龍「行くよ!二航戦攻撃隊、発艦はじめ!」

蒼龍が大破したタ級に攻撃隊を出し撃沈する。

陸奥「ば、爆発なんてしないんだから…もう。」

長門「陸奥!」

陸奥「大丈夫よ、長門。まだ戦えるわ。」

陸奥が敵の砲撃により中破する。

呉主力艦隊の編成は、長門を旗艦とし陸奥、大和、武蔵、蒼龍、飛龍、

妙高、羽黒、北上、大井、時雨、夕立の12隻。被害は陸奥、妙高、時雨が中破、武蔵、飛龍、北上が小破している。

長門「ほかの艦隊は?」

武蔵「佐世保、舞鶴も現在深海棲艦と交戦中。横須賀主力艦隊は航空隊を派遣してくれた。後90秒で着く。」

長門「そうか。みんな、味方の航空隊がもうすぐ到着する。踏ん張るぞ!」

全員「「おー!」」

深海棲艦の主力艦隊と呉主力艦隊は激闘を繰り広げていた。

 

10:49

沖ノ島海域 高度4,000m 横須賀主力艦隊 第一次攻撃隊

赤城第一攻撃隊 2番機「隊長!敵の主力艦隊です。」

赤城第一攻撃隊 隊長「第一次攻撃隊全機、攻撃開始!」

横須賀主力艦隊から先行していた第一次攻撃隊が敵の主力艦隊へと群がっていく。

敵の主力艦隊が攻撃隊に気づき、空母ヲ級が急いで迎撃機をあげ始める。

加賀第一攻撃隊 隊長「…おそい!」

加賀の第一攻撃隊の彗星一二型甲が急降下爆撃を複数の空母にしかける。投下された爆弾はヲ級らに命中し、発艦中の艦載機に誘爆し大破する。

瑞鶴第一制空隊 6番機「敵機撃墜!」

翔鶴第一制空隊 7番機「そこの機体後ろに付かれているぞ!」

瑞鶴第一制空隊 9番機「な!?助かった。」

翔鶴第一制空隊 3番機「何、気にするな。」

翔鶴第一制空隊 5番機「グッキル!」

運よく迎撃に上がれた深海棲艦の艦載機も護衛の紫電改二や烈風に落とされていく。

赤城第一攻撃隊 隊長「海面ぎりぎりを飛べ!」

赤城第一攻撃隊、流星改が敵の主力艦隊に雷撃をしかける。

赤城第一攻撃隊 8番機「12番機!…クソ。」

撃墜機が出るも、攻撃隊は敵の主力艦隊に接近していく。

赤城第一攻撃隊 隊長「後もう少し…。よし、投下!」

流星改から必殺の魚雷が投下され。

赤城第一攻撃隊 3番機「ついでにオマケだ!」

深海棲艦に機銃掃射をして、高度を上げていく。

敵の主力艦隊は魚雷を躱し切れず、戦艦、空母合わせて6隻が沈む。

敵の主力艦隊は残り12隻となり、どの艦も傷ついた状態であった。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。