第3話を見ていない方はそちらから見てください
5月21日少し改変しました
7月21日 加筆修正
第1章 横須賀鎮守府編
第4話 会遇
初の戦闘後、俺は副長と相談し横須賀鎮守府に向かうことにした。進路を西にとり夜通し航行した。道中何度も深海棲艦を発見してはミサイルで沈めていった。しかしキリがない。唯一の救いは、燃料と弾薬が無くならない事だ。
初の戦闘から2日ほど経った。不思議に思ったのだがなぜか空腹感や喉が渇いたりしないので副長に聴いてみたところ、
副長「艤装装着中は燃料と弾薬の残量に応じて空腹感がでます。まぁ、デスピナは水素を燃料とする核融合炉で永久機関なので燃料は減りませんし、弾薬製造施設も持っているので空腹感とかは起きませんよ。」
とのことである。
ちなみに、戦闘のないときに艤装の外見を見てみた。
左手の板は飛行甲板。空母の艦娘とは違って木ではなく金属の頑丈なものだ。よく見ると上下に1枚ずつになっており2段式飛行甲板になっている。艦載機の発艦は、飛行甲板を平行になるように持ち上げると後ろの艤装の小さなシャッターが降りているところに飛行甲板の後ろの部分が来るようになっており、そこから艦載機が出てきて飛行甲板のカタパルトを使って射出され、発艦するらしい。発艦したら艦載機は元の大きさになる。
後ろの艤装の左右にはイプシロンのような砲身を持つ主砲が左右2基ずつ計4基4門ある。真ん中のほうの艤装は表面がミサイルのハッチか所狭しと並んでいる。数は数えるのが面倒だった。所々にレーダーの八角系のものやCIWSやレーザーが並ぶ。両足の太もも辺りにも小さなCIWSやレーザーがある。そして足元は翔鶴型のように外側にバルジと思われるものが付いている。
これがだいたいの艤装外見である。扶桑型の艤装のように画面をめいっぱいになるほど大きい。画面占有率ランキングでトップを狙えるかもしれない。
さらに、3日経ちその日の昼過ぎ俺は、南鳥島沖に入った。
裕一「横須賀までもう少しかな。」
副長「えぇ、flagshipやeliteが少なくなってきましたからね。そろそろ進路を北西に変更しましょう。」
裕一「わかったよ。」
そう言って進路を北西に取り航行した。
しばらくして、レーダーに20近くの赤い点と
6つの緑色の点が表示された。あれ?緑はアイテムじゃなかったっけ、元ネタだと。
CDC妖精「レーダーに深海棲艦を確認。」
副長「戦闘配備!」
裕一「副長、緑色の点が6つあるんだけど。これは?」
副長「あぁ、それは艦娘の反応ですね。どうやら撤退中のようですがどうしますか?」
緑は味方の表示らしい。
裕一「もちろん、助けよう。もしかすると横須賀鎮守府の艦娘かもしれないし、恩を売っておけば入港時うまいこと進むかもしれないからね。」
打算的な考えもあるがやっぱり女性は助けなければ。
望遠モードで敵の編成を見る。戦艦ル級2、空母ヲ級2、軽母ヌ級elite2、重巡リ級flagship1、重巡リ級4、軽巡ト級elite2、駆逐ハ級elite5の18隻。また、艦載機が76機飛んでいた。今までの戦闘から見ると楽に見えてしまう。早くも俺の感覚はおかしくなってきたようだ。
対して艦娘側は、金剛、比叡、榛名、霧島、翔鶴、瑞鶴の6隻。翔鶴が大破、比叡、霧島が中破、他は小破である。
裕一(うーん、18対6。しかも艦載機による空襲も受けている。まずいな、早いとこ潰しておこう。)
俺はコマンドから兵装を開き、ライオニック巡航ミサイルを深海棲艦に発射する。深海棲艦を沈める凶暴な槍が目標に目掛けて飛んでいく。次に、艦載機に向け外れることの無い矢、対空ミサイルを発射する。しばらくしてミサイルが着弾。結果戦艦ル級1、空母ヲ級2、ヌ級elite1、重巡リ級3、軽巡ト級elite2、駆逐ハ級elite5、計14隻を撃沈。残りは、大破もしくは中破していた。そして、艦載機は全て撃墜した。上々である。それにしても、flagshipくらいだとやはり硬い。コマンドからさらにある兵装を使う。艤装のレールガンの1基の砲身が敵艦に向く。そしてレーダーの敵艦をタッチする。
砲術妖精「目標ロック。弾種、徹甲弾。撃ちー方始め!」
レールガンから深海棲艦へ徹甲弾が撃ち込まれる。発射の衝撃は極力抑えられているので衝撃でバランスを崩す心配はない。レールガンから発射された徹甲弾は凄まじい運動エネルギーを持ったまま、重巡リ級flagshipに直撃し、貫通する。そこには身体のほとんど吹き飛んだリ級の残骸があった。
俺は、引き続きレールガンによる砲撃を行い、残りの深海棲艦を撃沈していった。
副長「周辺に敵性反応無し。大勝利だ!」
裕一「まだ喜ぶには早い。彼女らを横須賀にエスコートするまでやらねば。」
副長を宥めながら、ちょっとかっこよく言う。内心喜んでいたためだ。
裕一(遂に、あの翔鶴さんに会える!!!あ~やばい、緊張してきた!!!)
裕一「さぁ、急いで彼女達の所にいくぞ!」
数分程で彼女達のもとに着いた。
裕一 (自己紹介どうしよう、本名伏せたほうがいいかもな。どこまで言えばいいのかな。)
女の子とあまり関わってこなかった人生のため、話しかけ方も分からない。その事で悩んでいたら、翔鶴さんから
翔鶴「危ないところを助けて頂きありがとうございます。私、横須賀鎮守府所属でこの艦隊の旗艦を務めています、翔鶴型航空母艦の翔鶴です。」
と、お礼と自己紹介があった。よかった、話すキッカケを貰った。
翔鶴「見たことのない艤装を着けているようですが、あなたは?見たところ男性のようですが……」
翔鶴から怪しげな目を向けられる。
心臓がバクバク言っているのを感じながら自己紹介をすることに。
決して、あの翔鶴さんに怪しい目を向けられて興奮しているのではない。普通に緊張しているだけである。別に翔鶴さんが大破しているから目のやり場にも困っている訳でもない。断じて。
裕一「は、は、初めまして!お、俺は、デスピナ級要塞航空母艦一番艦デスピナであります!理由あってどの鎮守府にも所属していません!」
ガチガチになりながらも自己紹介はできた。
翔鶴「要塞空母?デスピナ?そのような艦を聞いたことが無いのですが。」
裕一「あ、それもそうですね。」
とりあえず自己紹介が出来たので少し気持ちが落ち着く。
裕一 (困惑するのも仕方ないか、そんな艦、元の世界にもこの世界にも無いからな。)
冷静な思考も出来るようになってきた。
裕一「自分のことについて説明したいと思いますので、出来ればそちらの提督にお会いしたいのですが。」
まずは責任者と会わなければ。
翔鶴「少しお待ち頂けますか。鎮守府に連絡を取って指示を仰ぎますので。」
裕一「わかりました。」
そう言って翔鶴は、無線で何やら話し始めた。相手は提督だろうか…。
数分後、
翔鶴「提督がお会いするとのことです。」
瑞鶴「うそ!?こんな味方か分からない奴を鎮守府に招くの!?」
頼んでおいてなんだが、確かに、瑞鶴の言う通りである。見ず知らずの人を家の中に入れるようなものだ。
翔鶴「提督はそれを承知の上よ。デスピナさん、私達に付いてきてください。」
裕一「分かりました。」
瑞鶴はまだ不満そうにしている
翔鶴が瑞鶴を宥める。渋々、瑞鶴は提督の命令ということで引き下がった。
翔鶴「艦隊これより帰投する!」
こうして、翔鶴達との会遇を果たし、横須賀鎮守府に向かうことになった。
裕 一(危機管理能力が低い…ゲフンゲフン。理解度の高い提督で良かった。)
招かれたことに安堵した。決してちょろいと思って安堵した訳ではない。
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