結論から言えば、戦艦を含む深海棲艦の撃退は成功した。
神社から出撃したのは軽空母の鳳翔をはじめとして、特Ⅲ型駆逐艦の暁、響、雷、電、軽巡洋艦の球磨、白露型駆逐艦の白露、時雨、村雨、の9隻。さらにそこへ、敵艦隊を発見した夕立と五月雨が合流し、
空符『空母機動部隊』
――軽空母『鳳翔』
駆逐『暁』『響』『雷』『電』
闘符『水雷戦隊』
――軽巡『球磨』
駆逐『白露』『時雨』『村雨』『夕立』『五月雨』
このように二個艦隊を編成したのである。
機動部隊を後方に配置し、水雷戦隊をその護衛として前方へ。航空戦力は両軍合わせて鳳翔しかいないことは確認済みであり、既に空は鳳翔のものだ。
結果。制空権を確保した自軍は、鳳翔の艦載機による航空攻撃で幕を開けたのである。
艦上の構造物へ打撃を与える爆弾を投下する“艦上爆撃機”。
喫水線下へ打撃を与える魚雷を投下する“艦上攻撃機”。
戦艦1、雷巡1、軽巡1、駆逐2を含む敵艦隊であったが、対空砲火さえくぐり抜けた鳳翔航空隊の前に避けることすら叶わず、開幕から既に戦艦を小破、軽巡を撃沈という戦果を挙げたのだ。
この時の鳳翔、
「命中率が80%、といったところですか。いけません、訓練が足りないようです」
との発言に、帰還後に彼女の艦載機の妖精さん達は顔を青白くさせていた。
航空攻撃後、敵艦隊が接近したことで、空母を守るために水雷戦隊は前進した。敵戦艦の射程距離内だが艦隊は前進し、戦艦の至近弾により白露と村雨が小破してしまう。
負けじと鳳翔も第二次攻撃隊を発艦させ、雷巡と駆逐艦1を撃破した。
そんな時、一つの電文が鳳翔の元へと届く。その連絡を受けた彼女は、水雷戦隊を後退させ、戦艦の射程外へと退避させた――瞬間、
禁忌『クランベリートラップ』
陸へと引きつけながら戦っていたのが功を奏して、海辺で待機していたフランドールの射程に入り、全方位から追尾する弾幕が敵艦隊を襲った。残る駆逐艦を撃沈させ、戦艦すらも中破に追いやったのである。
だが、彼女の放った弾幕量に対すれば、戦艦の被害は軽微といっても差し支えなかったのだろう。ほとんどの弾幕が、その分厚い装甲によって阻まれていたのだから。
これはまずいとして、青年はあらかじめ待機させておいた重巡の鳥海、古鷹、加古、青葉、衣笠の艦隊と、軽巡の夕張、天龍、龍田の艦隊を、敵戦艦の左右から挟撃させる。が、やはり戦艦の装甲は侮り難く、ほとんど被害を与えることができなかったようである。
そこへ、予想外の展開が訪れる。後退する水雷戦隊を率いていた球磨が単身で反転し、全速で戦艦へと肉薄。巡洋艦隊の砲撃に気を取られている敵戦艦の横っ腹に対し、魚雷を一斉射したのだ。
立ち上った水煙が消える頃、大破しながらも戦艦がその後姿を現し、球磨へ反撃。直撃が文字通り球磨の体を“吹き飛ばし”、球磨は一撃で中破へと追い込まれてしまう。
そして――その瞬間。
弾幕が思うように通用しなかったことへ青筋を立てたフランドールが能力を使用し、敵戦艦は大きな手で握り潰されたかのように四散したのであった。
(勝てる戦いだったのは間違いない。でも、あんまりヒヤッとする戦いは見たくないし……あ、そっか。そこをどうにかするのが僕の仕事だ)
艦隊は諏訪子により生み出された鎮守府へと帰還し、弾薬の補給、入渠等を行っていた。出撃していなかった艦娘は鎮守府を使いやすくするために、掃除や片付け、整理整頓に励んでいる。
今回新たに加わった艦娘は以下の二名。初春型駆逐艦の『初霜』と、球磨型軽巡洋艦の『北上』である。この二人への当艦隊についての説明は吹雪へ一任し、青年は現在鎮守府内を見回っていた。
「全く、どうして私がこんなこと」
「レミリアちゃん、ちゃんとお掃除するのです!」
「そんなんじゃ、私みたいな一人前のレディになれないわよ!」
「そ、そうなの? なら仕方ないわね。手伝ってあげるわ」
見なかったことにしておこう、ということで。
青年は足を進める。
「何? 何か用?」
「はは、随分とご挨拶……」
まず、艦娘寮。一部屋あたりに何人も暮らせるようになっているが、艦娘たちは同型艦ごとに部屋を割ることにしたらしい。それでも部屋は余っているのだが。
部屋を一つ訪れるとそこは特Ⅱ型、綾波型駆逐艦の部屋であり、曙と潮、朧が掃除を行っていた。漣はサボってどこかへ逃走したそうだ。
窓の外からは美しい諏訪湖が見える絶好のロケーション。和室から見られる山々の景色は、中々に風情があるのではないだろうか。
「漣から聞いたけど、本当に態度が悪いんだね、曙は」
「それが何? まさか、自分は尊敬されて当然とでも思ってるの? このクソ提督!」
「これでも結構悪口には敏感でね。悪意のこもった悪口には特に。だけど……」
曙から放たれる『クソ提督』という呼び名。上手く運用できていないであろう自分にはピッタリかもしれないな、などと自嘲しつつも、青年は曙に笑ってみせた。
「本当に嫌われてるって訳じゃないみたいで、ちょっと安心したよ」
「な――何よ! そんなこと言って、私たちが沈んだところでどうでもいいとか思うんでしょう!」
「いやあ……それは泣いちゃうかもね、ホント」
「ふ……ふん! 大人の男がめそめそ泣くところなんて、気持ち悪いから見たくないわ!」
「はは、ありがとう。えっと、曙に朧、潮かな? 君たちは漣の同型艦だったね? 改めて、艦隊を指揮する茅野守連です。これからよろしくね」
そうして各部屋を回り、一人ひとりの顔と名前を覚えつつ艦娘寮を後にしたのであった。
次に訪れたのは工廠。
主に艦娘の艤装の整備や保管を行う場所であるのだが――
「うっひょー! この艤装、こんな仕組みになってたんだ! あ、よだれよだれ」
「携帯電話から電信機を複製するなんて! もっと幻想郷の技術について勉強しないといけないわね!」
「もっと大きな砲弾も作らないといけないのかい? 盟友は私を試してるのかな? できるに決まってるじゃん!」
「何これ、光学迷彩? とんでもないモノあるじゃない!」
一転して、夕張とにとりの遊び場になっていた。
「おや、盟友じゃん。今日から本格的にお世話になるよ」
「う、うん、それはいいんだけど……」
「いやー、嬉しいね。確かに私も自分のラボが欲しいと思ってたけど、まさかこんな大きな場所が手に入るなんて思わなかったよ」
「そ、それは何より」
「それもこれも全部盟友が頼ってくれたおかげだよ! 本当にありがとう!」
と言って、にとりは青年に抱きつく。慌てた青年と、にとりを引き剥がしに掛かる夕張。頬ずりし続けるにとりが離れたのは、それから十分後のことであった。
「それで盟友、何か用があったのかな?」
「ああ、うん。今でも十分お世話になってる訳だけど、整備をこのままにとりさんに甘えてしまってもいいものなのかと思って」
「別に気にしなくていいじゃん。私は機械いじりがしたい、盟友たちは艤装の整備をして欲しい。お互いにいいこと尽くしなんだし。素直に甘えなよ」
「……ありがとう。なら、お願いしようかな。こちらとしても最大限、にとりさんに協力するから」
「お安い御用さ。差し入れにきゅうりさえ出してくれれば言うことなしだね」
鎮守府内できゅうり栽培でも始めようか、などと青年は苦笑しつつ考える。
工廠を後にする際、「次はカミツレに実験台になってもらってブツブツ……」と聞こえたのは、聞かなかったことにするとして。
そして、食堂と浴場を擁する入渠ドックに向かった青年。
食堂では、鳳翔が厨房に入って様々な仕込みを行っている。それに協力するのは、叢雲、涼風、天龍、龍田の4名。何せ、艦娘全員の食事を賄わなければならないのだ。人数も多くなれば、厨房に立つ人数も必然的に多くなる。
「叢雲ちゃん、お野菜切ってくれる?」
「わかったわ鳳翔。ああ涼風、お米炊くの終わったわよ」
「お、さっすが早いねぇ! じゃあ龍田の姉貴、これの味付けは任せるよ!」
「あら~よくできたわね。天龍ちゃん。ほら、これはどうかしら?」
「この魚の塩焼きッ! 肉厚の身からほとばしる脂と塩だけの味付けなのに、すだちを加えることで深みが引き出されて……いやいやいやいや! 俺にも料理させろよ! なんで味見役になってんだよ!」
皆、楽しそうで何よりである。特に、鳳翔はそうやって楽しそうに料理をする3人を微笑ましそうに見て、とてつもない包容力を有するような雰囲気を醸し出していた。
しかし、それでいて生き生きとしており、その調理場に立つ優しそうな笑顔は――
(お母さん……? いや、お艦って感じかな。母親がどんなものかは知らないけど)
ともあれ、調理は順調に進んでいるようで何よりである。生活については艦娘に全て任せると言ってあるため、あえて口出しをする必要もない。
料理の邪魔だけはしないよう、青年はその場をそっと後にした。
場所を変え、浴場施設に足を運んだ青年。勿論、青年の目的は入渠中の艦娘の覗きなどではなく、施設がきちんと利用できるかの確認である。
そう、これは確認なのだ。断じて覗きなどではない。
「あっ提督だ! もしかして覗きに来たの!?」
「あの白露サン、お願いだから大声でそんなこと言わないで。僕の信用が轟沈しちゃうから。ね? ね?」
「そ・れ・で? じゃあ、一緒に入る?」
「村雨サンも頼みます……」
ちなみに、青年は原則として日中しか鎮守府には来ない。ちょうどいい機会なので青年も鎮守府に移住しようかと考えたし、むしろその方が艦隊運営上も都合がいいだろうと思って諏訪子に提案したのだが、帰ってきた回答は、
『早苗が泣いてもいいならね』
殺すぞ、と言われては青年も首を横に振るしかなかった。
まさかそんなことで早苗は泣いたりしないだろう、とあの場で口にしようものなら、即刻指の一本でも折られていたに違いないと感じさせる覇気であった。
と、いった経緯があるために、青年が鎮守府内の浴場を使うことは、少なくとも日常的な可能性としては全くない。何かしらの緊急時はどうか知らないが。
ノックをしてから脱衣所の中に入る。被弾した3名のうち、白露と村雨は先ほど入渠を終えた。
ここに球磨が浴場内にいると知った上で、青年は浴場のガラス戸に背を向けたまま、それをノックする。
「クマぁ?」
「僕だよ」
「提督ー? 下着でも盗みに来たクマー?」
「僕ってそんな風に見られてたんだ……」
「案外むっつりそうだクマー。 下着じゃないなら、一緒に入るクマ?」
「白露や村雨といい、勘弁してください……」
わざとらしく咳をつき、それが原因で若干むせそうになるのを球磨に心配されながらも、青年は口を開いた。
「球磨、戦艦と戦ってくれてありがとう。球磨があそこで前に出てなかったら、挟撃に向かってた部隊が返り討ちにあってたかもしれない」
「……ああ、提督は球磨のケアでもしにきたクマ?」
「う、うん」
「それは嬉しいクマー」と言って、跳ねる湯の音が聞こえる。ガラス戸越しに、湯船に浸かっているであろう球磨は恥ずかしがるでもなく言葉を続けた。
「戦艦と戦うのは怖いクマ。少なくとも、球磨は刺し違えてようやく倒せるぐらいだと思っていたクマー」
「……どうして前に出たの? 僕に何かミスがあったなら言ってもらえれば――」
「提督は関係ないクマ。提督には感謝してるクマ。昔は輸送任務ばっかりしてた球磨に、戦艦と戦うなんていう晴れ舞台をもらえたクマ。軍艦としては、怖い一方で嬉しさもあるんだクマー」
「大丈夫、なのかな? 本当に大丈夫?」
「……提督は心配性クマー。そこまで球磨のケアをしたいなら――」
突如、大きなお湯の音が聞こえた。そして、勢いよくガラス戸が開いたことに驚いた青年は思わず振り向いてしまい、胸元までバスタオルで覆っている球磨の姿を目前にしてしまうのであった。
今まで、艦娘をどこか兵器とだけ思っていた部分が全くなかったとは青年も言わない。
だがそんな思いも、こんな少女ながらも扇情的な姿を見せられれば吹き飛ぶというものである。
「さ、撫でるクマ」
「いや……ちょ、え、あの――どこを?」
「頭を撫でさせてやるクマ。紅魔館で青葉がMVPなら、さっきの戦いはほうしょ……いや、球磨がMVPクマ。MVP権を行使するクマ」
「ちょちょちょ、ま、まずは服を――」
「怖かったクマー。球磨は戦艦と戦って心に深い傷を負ったクマ。これを癒せるのは提督のナデナデだけクマー」
「ちょ、待つクマ! 撫でるにしても入渠が終わってからにするクマ!」
「撫でられながら浸かるお湯は最高だと思うクマー。さあさあ――」
「て、提督にも心の準備があるクマ!」
「提督……優しく撫でて欲しいクマ」
このあとめちゃくちゃナデナデした。
そして、最後に司令部。その執務室において、青年はいつの間にか用意されていた執務机に備え付けられていた、これまで座ったこともないようなフカフカの椅子に恐る恐る腰掛ける。
時刻は夕方。執務室の窓から見える景色は一段と美しい。山の端に沈みゆく夕日と、それを鏡のように映し出す諏訪湖。夏の暑さはまだ止む所を知らないが、こうして窓から入る風を受けながらぼんやりするというのは、どうしようもなく矯正的に青年の心を穏やかにしてくれるのだ。
(艦娘皆に悔しさがあって、思いがあって――勇気があるんだよな)
例えば上官であることも構わず罵ってくる曙。例えば兵器に並々ならぬ興味を持つ夕張、例えば戦艦相手に果敢に立ち向かっていった球磨。
その理由も自分にはわかる。過去を知ることが出来るというのは、彼女たちを受け入れること、彼女たちを護れるということ。
同じ時を過ごす覚悟を、確かに噛み締めることなのだから。
(萃香さんとの約束……守らないと)
この艦隊の当面の目標を挙げるならば、それは『博麗霊夢』の発見である。
海にいると思われる可能性がある霊夢、それを探す手段としての艦隊。
青年が何故、博麗神社、伊吹萃香の前というあの場で、苛立ちをちゃぶ台へ叩きつけたのか。それは、八雲紫にとっては青年そのものはどうでも良く、あくまで付随する能力を求めて留まって欲しいとして頼んで来た可能性が高いためだ。
仕方がないことだとはわかっている。自分には何もないし、それは自分自身が一番よくわかっている。
だが。
人の温もり、繋がりに可能性を感じて紫を信じた己は、一体何だったというのか。紫が知らないとはいえ、青年に改めて突きつけられた現実というのは、余りにも寂しいものだったのだ。
八雲藍曰く、敵ではない。
当たり前のことだろう。自分たちは霊夢を探す上での希望なのだから。仮に自分にへそを曲げられて、霊夢を探す手段が消えてしまうのは何より避けたいことなのだろう。だから、能力以外に別に魅力のない自分にだって平気で媚を売ってくるし、思わせぶりな発言もする。
(でも……これしかないんだ)
艦娘が幻想郷で生きていくには。
守矢神社が幻想郷で生きていくには。
『博麗霊夢』を発見するという、幻想郷における掛け替えのない貢献をすること。
紫がこれ以上の何かを考えているなら、もうそれは自分にはわからない。
だが、あくまでそのような立場を貫く様子を見せるのであれば。
青年には、それに乗っかるという手段しか残されていないのだから。
(……でも、どうする? 霊夢さんを探すとしてもまずは近海からだけど、その為に必要なのは――萃香さんにも話した、“制海権の確保”)
ひとまず、鎮守府近海。幻想郷の陸地と接する箇所を全て抑えるにしても、海域内のあらゆる敵を撃滅する突破力、打撃力が必要となるし、倒したあとも海域を維持する艦隊を組まなければならない。
艦娘を毎日働き詰めにしてしまうわけにもいかない。休養を見込んでローテーションを組むとして、青年の素人考えでも海域の広さに対する必要な維持戦力はギリギリであるし、何より再び戦艦クラスの敵が出た場合に、被害を減らしながら有効打を与える方法が思いつかないのだ。
そもそもが、知識もない自分の頭で艦隊運営について考えるなどという時点で無理があるのだが。
(いや――待て)
ところが、青年は一つ見逃していた。
先ほどの戦いにおいて、倒した敵戦艦からもカードを入手していたということを。
「私が戦艦長門だ、よろしく頼むぞ。敵戦艦との殴り合いなら任せておけ」
腰まで届こうかという漆黒のストレートに真紅の瞳。ヘソを晒したミニスカート姿であるにも関わらず、引き締まった肢体と薄ら割れた腹筋とが、色気と共にどこか格好良ささえ感じさせてくれた。
大日本帝国海軍、連合艦隊旗艦を務めた象徴とも言うべき存在。
今後艦隊の中核を担うことになる、長門型戦艦一番艦『長門』は、どこか儚げな眼差しと共に微笑んでいた。
『攻撃隊発艦不可。サレド制空権確保』
『敵機動部隊ノ水雷戦隊ト交戦中』
『夕張指揮下駆逐隊ノ朧、全敵駆逐艦ノ撃破ヲ確認』
『我鳥海、敵重巡ノ動キを封ズ』
無線越しに聞こえるのは、艦娘たちの戦いの状況と報告であった。
現在、近海を支配する最後の深海棲艦の艦隊を発見し、追撃中である。戦艦長門を迎えた艦隊は、近海において守勢から攻勢へと転じ、あらゆる敵艦隊を次々と撃破。海域のほぼ全てを手中にしたかと思われたところで、今までで最も大きな敵艦隊、空母2隻を伴う機動部隊が現れたのである。
もっとも――
『艦隊旗艦長門、敵空母ヘ砲塔指向中』
圧倒的火力を有する戦艦が、制空権を奪われた空母を射程に収める距離にまで接近したのだ。
この戦いの趨勢は決したと言ってもいい。
そうした経緯を経て、新たに艦隊に加わったのがこの艦娘。
「航空母艦、赤城です。空母機動部隊を編成するなら、私にお任せくださいませ」
正規空母『赤城』。巡洋戦艦として建造されながら、途中で設計を変更された改装空母。
当時世界最強と謳われた、第一航空戦隊の旗艦である。
長門が到着して5日、青年が幻想郷に来て10日目にして正規空母を迎え、一端の艦隊らしくなったその日。
艦隊は、鎮守府近海の制海権を深海棲艦より奪還、完全掌握することに成功したのであった。
着任
初春型駆逐艦四番艦『初霜』
球磨型軽巡洋艦三番艦『北上』
長門型戦艦一番艦『長門』
赤城型航空母艦『赤城』