ひんやりとした夜、虫が粋な鳴き声で空気を振動させる。
守矢神社の本殿の一室において青年が布団を敷いていると、廊下から足音が聞こえた。振り返ってみれば、そこにいたのは諏訪子。
「そのままでいいよ」
「すみません、部屋を貸してもらって」
「気にしないでいいって。部屋は余ってるし、もし幻想郷に残るなら、ここはそのまま君に貸してあげる」
「……それは」
「もちろん、条件はある」
何だろうか、と青年は首をひねる。無論、青年とてタダで部屋を融通してもらえるとは思っていなかったし、そうするつもりなどない。
諏訪子はい草の香る部屋の中にとすっと座り、胡座をかきながら青年が布団を敷くのを眺め始める。
「早苗はさあ、小学校まではよぉく笑う子だったんだよね。幽霊とかが見えるってことで周りから変な目で見られても、神社では笑ってた」
「…………」
「ただ、中学校に入ってから高校を卒業するついこの前まで、あんまり笑わなかったんだよね。笑ってもどこか無理したような笑い方だったし」
早苗との記憶を辿れば、確かによく笑っていた記憶しかない。
青年自身もまた、高校に入学してから6年間の間、まともに笑ったことがあるかと言えば、同様に記憶にないのだが。
「原因は君だよ?」
「僕は……お金を稼がないといけませんでした」
いい思い出のない孤児院といえど、衣食住の提供については青年も感謝していたのだ。しかし、早く孤児院を出ていきたいと思っていたのも事実。
だから青年は、一刻も早く孤児院との縁を切るためにアルバイトを始めた。そしてその給料を、ほぼ全額を孤児院へ納めたのである。
そして、高校卒業後の仕事、内緒で取得した潜水士の資格を活かしての海洋調査員。三年間勤め上げたものの、孤児院に対する仕送りにより、手元に残るのは雀の涙。
6年間でおよそ800万円にもなる金額を、青年は孤児院へ渡した。
そして、院長と最後に出会った時において、青年は貯金の全額およそ200万円を送ることで、孤児院と完全に絶縁することを約束していた。
しかし、送るより前に幻想郷へと転移。そのため、院長との約束は未だに果たされていない。
「それは早苗よりも大切なこと?」
「……いえ、わかりません。でも、僕にとってのけじめです」
「ふうん?」
「さなちゃんのこと。忘れるつもりはありませんでしたが、正直忘れかけてはいました。でも、会いたくなかったわけではありません」
「もし忘れてたなら、私は君のことを叱らないといけないけどね」
諏訪子は一瞬だけ冷徹な視線を青年に送るのだが、次の瞬間には優しい眼差しへと変わっていた。その慈しみ溢れる表情は、幼女らしい姿からは想像もつかないものであった。
「早苗はね、君のことをそれはよく話してくれてたんだよ。神社で面白い人を見つけたとか、その面白い人と一緒に遊んだ、とかね」
「お、面白い人ですか」
「で、その人が急に遊びに来てくれなくなったって言ってから、みるみる元気がなくなってね」
「……僕もそりゃ寂しかったですよ」
年下であったとはいえ、自分の理解者を失ったのは精神的な痛みを覚えたのは確かである。そしてそれは、おそらく似た境遇と言っていた早苗も同様だったのかもしれない。
「君が今日うちに来てからね、早苗がほんとに久しぶりにいい笑顔を見せてくれたんだよ。『あれが以前話していたカミツレさんです!』って」
「そんなことで……あんなに笑って?」
「そう、それだけのことでね。だから神奈子とも話し合ったけど、幻想郷に残るなら、私たちから君に出す条件は1つだけ。“早苗とこれからも仲良くして欲しい”」
「つまり今まで通り、と。でもそれは、あまりにも条件としては優しすぎるんじゃ……」
「それだけ当たり前のこと――友達と過ごす時間っていうのを、早苗は無くしてたからね。君にとって、たったこれだけの条件がそんなに悪い話に見えるのかな?」
「それは……」
住まいと食事を提供してもらう代金としては、あまりにも安すぎる対価。
本当に早苗を大切にしているから、善意で言ってくれていることは理解に容易い。しかしそれでも、己の中に疑う心が芽生えることがどうしようもなく腹立たしい。
久しぶりに再会したのだ。話してみたいことはもちろんある。だが、それでいいのかと考えれば、どうしても不思議な部分は残る。
「あ、でもね」
「……はい?」
「“また”早苗を一人にすることがあるなら――私は問答無用で君を殺すぞ」
合点せざるを得ない。青年にとっては命のかかった条件であることを、今更ながらに理解することになった。
「まあ、あんまり気負わずにさ、ゆっくりしてくれればいいから。早苗とも今まで通り接してくれれば、私たちは何も言わないよ」
「……わかりました。お言葉に甘えさせてもらいます」
「洩矢諏訪子はクールに去るぜ」と不敵な笑みを浮かべて帽子のつばを下げ、諏訪子は部屋から離れて足音もなくどこかへ行ってしまった。
布団を敷き終わり、座り込んで天井を見上げる。眩い輝きを発する電灯に目を細めながら、青年はそのまま床に倒れこんだ。
(外の世界に戻るか、幻想郷に残るか、か)
頭元を探り、重ねられたカードに青年は手を伸ばした。その中から一枚を無作為に選び、その場に実体化させる。
「何だ……戦闘か?」
現れたのは天龍であった。ほんの少し前に合流した軽巡洋艦の艦魂。戦闘を好む性格のようであり、現れた途端にこの言葉である。
「違うよ。天龍……さん、事情は聞いてるよね? 君はどうするべきだと思う?」
「提督よぉ。上官なんだから、俺たちのことは普通呼び捨てだぜ? ま、オレは戦えるならどっちでもいいんだよ。ただ、な……」
ニッコリと笑い、やる気十分な表情で言葉を告げた天龍。しかし、その言葉尻は徐々に声が小さくなる。
少し間を置いて、天龍は青年を見つめる。天龍は突然悲しそうな顔になってから涙を一滴こぼすと、涙声のまま言葉を紡いだ。
「オレは……アンタが、提督が、幸せ、に、なればそれで……う、うぅ」
「ちょ、どどど、どうしたの天龍!?」
「な、何でもない! チビたちと約束したからな、俺は何も言わないぞ!」
その時点で、何かを隠していると白状しているようなものなのだが。
「え、えっと、幻想郷に残るのも外の世界に戻るのも僕に任せるってこと?」
「お、おう! チビたちも同じ意見なんだぜ!」
「そうなの!? ずっとカードのままだったはずじゃ……」
「あ、え、いやその」
(ん、んん――?)
目を合わせない天龍の様子と、『チビたちと約束した』という言葉。
訝しんだ青年は全員をその場に実体化させることにした。吹雪の様子を見れば、少しバツが悪そうな顔。他の艦娘たちも同様である。
「んーと、吹雪。何か隠してるのかな?」
「い、いえ、司令官に隠すことなんて何もないです」
「じゃあ、その“司令官”っていうのとして聞くけど、本当にないの?」
「……す、すみません。実は……」
吹雪の慌てた顔を見ながら、青年はゆっくりとため息をつくのであった。
「じゃあつまり、君たちも僕の記憶を見ることが出来るんだ?」
「うう、すみません。あと、カードの状態でも私たちは意思疎通できるんです」
「あー、なんだか恥ずかしいや。……って、吹雪たちもそうだよね」
そう、この少女たちは青年の記憶を見て少なからずショックを受けており、更に人生の分岐路となる質問をされたためにあのような回答をしたらしい。
青年としてはその気遣いは嬉しいと思う一方で、自身の過去、それも恥ずかしいと思うような記憶をまるごと見られたのだ。
記憶を見るという点では青年も少女たちに対して可能なのだが、いざされてみればこのような気持ちになるのかと複雑になる。
ただし、答えた内容について嘘偽りはなく、あくまで青年自身の意思を尊重するというのは間違いないらしい。
「吹雪もみんなも、質問の回答としては天龍と同じなんだ?」
「は、はい、司令官が望むのであれば、私たちはそれについていくだけです」
「……君たちはどう思ってるの? 自分たちのことが、外の世界の人には忘れられてるんだよ? 僕の選択によっては、その……君たちに辛い思いをさせるかもしれない。いや、どっちを選んだとしても――」
「司令官」
ふわりと、包み込むような声が耳に届く。視線を向ければ、吹雪の柔らかな表情が心に平穏をもたらしてくれた。
「私たちの全てが過去に消えたとしても、司令官だけは覚えていてくれます。たとえ、それが早苗さんの能力によるものであっても、私たちは司令官と一緒にいたいんです」
「でもそれじゃ君たちが……。絶対、それは後悔――」
「私たちは艦娘として司令官に従う前に、司令官がご自分の人生を好きなように生きて欲しいって……そう思ってますから」
その言葉に、全員が一斉に頷く。意思は固いのか、その視線に嘘などまるで感じられない。
だから、あとは青年次第。青年がどうしたいかを、決めるだけなのだ。
「――みんな、怪我もしてるんだから今日はもう休んで。結論は必ず出すから」
そうして、少女たちが強く頷いたのを見届けたあと、カードへと戻していく。
カードを揃えて置いた青年は、布団へと倒れ込んだ。
(自分がどうしたいかなんて、今まで考えたことなかったなあ)
あるとすれば、アルバイトを始めた時と就職先を選んだ時ぐらいだろうか。
海洋調査員の仕事は、孤児院からなるべく離れた土地で自然に関わりたいと思ったから。
自分の意志など必要のない人生を過ごしてきた。それは孤児院生活であれ学校生活であれ、ほとんど意味のない生活を過ごしてきたのと同義。
しかし、意思を放棄した人間は路傍の石にも劣る。いつまでも石ころではいられないのは、青年もよく理解していた。
(何の不安があるっていうんだ、一体)
だから、今日ここで選択をすることで、生まれ変わらなければならない。石ころのような人生から、人間の人生へと。
自分の、選択で。
早朝、澄み切った空気が胸を清浄する中、青年は境内でストレッチを行っていた。
境内の中に置いたままのスーツケースには様々なものが入っている。その中でジャージを見つけた青年は、軽く運動でもしようかと思い着替え、外へ出た。
守矢神社のある場所は山頂。神社の敷地からなるべく出るなと言われていたため、青年は神社の敷地を回るようにジョギングを始める。
その途中で、外に出てきた起きがけらしい神奈子と目が合った。
「おはようございます、神奈子様」
「ん、カミツレか。ああそれと、諏訪子と同じく、私も様はつけなくていい」
「じゃあ、神奈子さんで」
「うん、おはよう」
そのまま横を通り抜けようとしたのだが、神奈子が手招きするため、青年はジョギングを中止し、神奈子の元へと近づいた。
「いやね、もうすぐあのスキマ妖怪が来るだろう? どういう結果を出したのか気になってな」
「それは……その時のお楽しみということで」
「ふふっ、そうかい。ああ、諏訪子から私たちの条件は聞いたかい?」
「ええ、もちろんです。でも、その条件は関係なく、僕が決めましたから」
「ほほう? それは楽しみだ」
背中を叩かれ、青年は再びジョギングの続きへと移る。ニコニコとした神奈子の様子は、どこか恐怖と安心を感じさせる不思議なものであった。
日が昇り、およそ午前9時頃。
境内において、神奈子と諏訪子が賽銭箱の前の石段に腰掛けて話し、早苗は鼻歌を歌いながら箒で落ち葉を集めている。
そんな中、境内の真ん中で待ちぼうけをくらっている青年は、首をかしげながら疑問の表情を浮かべていた。落ち葉の静かな香りが鼻をくすぐるが、それどころではない。
(あの人、朝の8時に来るって言ってたよな?)
既に1時間が経過しており、青年は時間を間違えただろうかと心配していた。そんな様子を見かねたのか、神奈子と諏訪子が手招きする。
「カミツレ、あんたもこっち来なって。あんなババアほっとけばいい」
「カミツレ君こっちで座っとこうよー。掃除してる早苗の腋がよく見えるからさー」
「え、私って、嘘!?」
とは言うものの、待ち合わせに座って待つのもどうかと青年も悩んでいた。いや、そもそも遅れている時点で座っても仕方ないのかもしれないが。
「カ、カミツレさん、座っていてください」
「いや、でも失礼になると思うし」
「いえ、そこで立っていると掃除の邪魔ですし……あと腋は見ないでくださいね」
「あ、えっと、ごめんなさい?」
照れた顔の早苗からやんわりと注意され、青年は大人しく石段に向かおうとした。
その時である。
「ごめんなさい、遅れたかしら?」
およそ1時間の遅れで、紫が到着した。寝ぼけ眼を擦りつつ、あくびをしながら境内の真ん中に突如現れる。
「いつ起きたんです?」
「つい10分前よ。私にしては早起きだと思うの。化粧もしないで出てきてしまったわ」
「いえ、もういいです」
「そんな、怒らないで、ね? ほら、可愛いポーズよ~」
頬に人差し指をあて、ニッコリと微笑む紫。すっぴんのくせに化粧した時と全く顔が変わらず、しかもなまじ可愛らしいだけに、青年も頭を痛めながら怒る気をなくしてしまう。
大事な話をするというのに、これではまるで自分が馬鹿ではないかと青年も呆れてしまった。
「さて、それで、意思は決まったかしら?」
「はい。昨晩、布団に入ってから考え始めて、眠りにつくまでに考えた結論です」
「え、えっと、それってどうなの?」
「あ、それと僕、早寝早起きなんです。寝付きもいいですよ」
「……遅れてごめんなさい。って、それ期待していいのかしら?」
今度は紫が呆れと苦笑を織り交ぜた顔で、頬を引きつらせながら青年に答えた。
結論を考える上での条件を出すまでは長かった。しかし、早苗の気持ち、紫の頼み、神奈子と諏訪子の条件、そして艦娘の願いを考えれば――答えなど、自ずと決まっている。
ふとまわりを見れば、守矢神社の三人が緊張した面持ちで青年を見つめていた。
「なら、その結論を聞かせてもらいましょう」
「はい、僕は――」
6年ぶりに守矢神社に参拝してからのことを思い返す。早苗と再会し、神奈子や諏訪子と出会い、巻き込まれてこの幻想郷へ来てしまった。
白い狼の少女に追われ、滝壺から下流へ。紫に遭遇し、怪物に遭遇し、吹雪が現れる。そして、新たに迎えた5人の軍艦の魂。
情けない心根で暮らしていた頃に比べれば、夢のような時間であった。
人の視線に怯え、人の言動に震え、人の行動に竦む日々に比べれば、なんと非日常的でオカルティックな一日だったことか。
抑圧され、逃げ惑う日常に比べれば、なんと刺激的で生命をかけた一日だったことか。
しかし、夢は夢。現実を見なければ、人は前へ進むことはできない。
現実を認識しない人間は、理想の反対方向へ全力疾走することしかできないのだ。
だから青年は、今まで理想を掴むことはできなかった。
「幻想郷で……暮らします」
ならば、現実を受け入れよう。夢から覚めて、目の前の現実は現実であると、理想などどこにもないと認識しよう。
幽霊のように朧気で姿のあやふやな理想を求めてはならない。現実に起きていることを現実として受け止めなければならない。
でも、幻想のような理想を抱いてもいい。叶えられない目標に手を伸ばしもいい。
だが、矮小な現実に絶望はしない。自身の可能性も否定しない。定められたレールを敷くことなどもってのほか。
一本道の人生であると諦めたくはない。やり直しができないと思い込む意味はない。路傍の石で満足することなど、自分自身で許せない。
他ならない自分の人生は、自分で決めろ。
「幻想郷で暮らします」
求められた助けに応じてみせよう。自身にその力があるならば最善を尽くさねばなるまい。
良き縁を手離すな。悪しき縁は捨てろ。
一新の後に、新たな場へ向かうならば身を粉にして。
そう今――この瞬間までに。
至誠に悖るなかりしか。
言行に恥ずるなかりしか。
気力に缺るなかりしか。
努力に憾みなかりしか。
不精に亘るなかりしか。
「だって、ここは“僕”を受け入れてくれるみたいですから」
現実と付き合う時が来た。幻想郷は幻想ではないと。理想は遠いようで近きにあるらしい。
やり直しは――既にこの手の中だ。
「これからよろしくお願いします、皆さん」
面倒事も厄介事も全てを受け入れた心をもって、青年は勢いよくお辞儀する。
静寂が境内を包む。誰も何も発しない。緊張感が伝う場には、虫の鳴き声が響くだけ。
「いい返事をもらえて良かったわ」
そして、八雲紫がふんわりとした笑みで口を開く。
「了承してもらえなかったら、どんな手を使おうか考えていたところよ」
「……その候補には一体どんなものが」
「そうねえ、恐怖で支配するか、弱みを握るか、色仕掛けかしら」
「じ、実際に使われることがなくて安心です」
「私が帰さないと言ったから、留まることにしたのかしら?」
「いえ、違います」
「あら、嬉しいわね」
扇子を開き、紫は満面の笑みを浮かべていた。
その様子に一つ息をつくと、次に話しかけてきたのは神奈子。
「じゃあ、私と諏訪子の脅しが原因かい?」
「……いえ、それも違いますよ。ていうより酷いですよあの条件。僕とさなちゃんが友人関係ってことを知ってるなら、あんなの帰るってことは問答無用で殺されるってことじゃないですか」
「そこまではしないが、ま、脅しだよ脅し」
バレてしまったか、と神奈子が高らかに笑い、諏訪子もニコニコと微笑んでいた。
それを尻目に見ている早苗が、箒を持ったまま青年に話しかける。
「あの……じゃあ、カミツレさん」
「うん、嵌められたのは腑に落ちないけど、これからお世話になります」
目を輝かせた早苗。そして朗らかに笑みを浮かべると、元気の良い快活な返事でもって答えてくれた。
「はい、私がお世話しますから!」
ポケットにしまっている吹雪たちのカードをチラリと見る。カードに映る写真は変わらないはずなのに、どこか微笑んでいるようにも見えた。
外の世界での生活に別れを告げ、青年は幻想郷で生きていくことを決めた。
全てを受け入れるのが幻想郷ならば、自身はきっとやり直せる、人間らしい幸せを追い求めることができるはずであると。
与えられた条件など関係ない。自分が
後悔が全くないかと聞かれれば、素直に頷くことはできないだろう。外の世界でのやり直しを図ることもできたのではないかという懸念は拭えない。
それでも、青年は幻想郷で生きていくことを決めた。そしてこれは逃げではなく、より現実を、より理想を、より幻想を求めたが故の小さな前進。
路傍の石は自我を持っていることを自覚し、ようやく動くことを覚えたのである。
紫が妖艶に微笑み、青年に向けて口を動かす。
その言葉を、青年はおそらく忘れはしないだろう。
「歓迎するわ。ようこそ、幻想郷の提督さん」