────メルヘンランド
それは異世界───童話の世界の住人が住む世界。
その中で童話の悪役が住む国───バッドエンド王国
そこの住人は地球の…白紙の未来を黒く塗り潰す闇の住人。
そのバッドエンド王国のとある研究施設で事件は起きた。
ウー、ウー、と警報が鳴り響き渡り、16歳位の少女が追っ手から逃げていた。
「いたか?」
「いや…見当たらん」
あっちを捜そうと言い。
追っ手はその場を離れていく。
少女「ハァ…ハァ……あと…1分…」
少女は物陰から少し出て様子を伺いながら物陰から出ていく。
「いたぞーっ!!」
しかし、さっきの追っ手達に見付かってしまった。
少女は走りだす。
「待てーっ!!!」
追っ手の足は速くすぐに追いつかれてしまいそうだった。
…10
…9
…8
少女はキョロキョロとあるものを探しながら奥の方へと進んでいく。
「ばかめ…そっちは行き止まりだ!!」
……5
……4
………3
…………2
……………1
少女は奥の方にあった扉に手をかけ、開き、中に入る。
「ヘッヘッヘッヘッ…、これで奴は袋の鼠だ」
追っ手は笑いながら扉を開く。
「あれ?」
しかし、そこには少女の姿はどこにもいなかった。
「消えた?」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
果てしなく続く砂漠の上に列車が走る。
その中で先程の少女が擦りむいたり、ケガをした所を手当していた。
???「危機一髪でしたね…ハナさん」
そう言いながらハナと言うさっきの少女にコーヒーを煎れてきたのはこの列車の客室乗務員のナオミである。
ハナ「ありがとう、ナオミちゃん」
ハナはコーヒーに口をつける。
???「ハナさん、危険な役目ご苦労様でした」
ハナ「オーナー」
今度は後ろから声が掛かってきた。
後ろで旗付き炒飯の旗を倒さないように食べている初老の男、デンライナーのオーナーだ。
オーナー「後は“デンオウ”を…この時代の“特異点”を見つけるだけ…ですね。“プロジェクト・イメージ”は始動目前です。早急に手を打たねば…手遅れになりますよ?」
ハナ「わかっています。私が来た未来の様には決してさせません…決して!」
そう言い、ハナは拳を握り締めた。
時の列車デンライナー、次の駅は過去か…未来か…。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
???「あ!」
???「どうした?
車の窓から星空を見上げていた少女・良々が声を上げた。
隣に座っている兄と思われる少年・幸一が訊いてみる。
良々「流れ星!!」
幸一「へぇ、珍しいな。希望ヶ原でもないのにこんな都会で流れ星が見えるなんて…――そうだ、今度は良々の幸運ををお願いしたらどうだ?お前ついてないことが多いからな」
良々「う…よ、余計なお世話よ!」
幸一の言葉にムッとなる良々。
良々「七色ヶ丘で“幸運の星”は必ず掴んでみせる!ラッキー・イン・マイ・ハンド!!」