ガールズ&パンツァー+ボーイズ&ゾルダース   作:宇宙刑事ブルーノア

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第203話『あとには退けない戦いです!』

『ガールズ&パンツァー+ボーイズ&ゾルダース』

 

第203話『あとには退けない戦いです!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒森峰機甲部隊の超重戦車軍団を前に、絶体絶命の危機に陥った大洗機甲部隊を救ったのは………

 

呉校艦隊が復活させた超弩級戦艦『大和型戦艦1番艦・大和』と『同2番艦・武蔵』だった!

 

46cm主砲弾の雨霰が黒森峰機甲部隊へと降り注ぎ………

 

頑強なドイツ重戦車達を紙細工の様に撃破していく………

 

大きなダメージを負った黒森峰機甲部隊に対し………

 

大洗機甲部隊は最後の勝負に打って出る………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦車道・歩兵道全国大会の決勝戦の試合会場………

 

陸上自衛隊の東富士演習場・市街地………

 

「………砲撃が止んだ?」

 

「如何やら、支援艦隊と航空隊が到着した様だね」

 

団地エリアまで後退し、団地を盾に砲撃を凌いでいたティーガーⅠのキューポラから姿を晒していたまほと、その傍に待機していた都草がそう言い合う。

 

「全部隊、被害状況を報告しろ………」

 

まほはすぐに、黒森峰機甲部隊の被害状況を確認する。

 

『総隊長! 逸見、健在です! ですが、ティーガーⅡはもう私の車両だけです!』

 

『此方パンター1号車、赤星です! パンターは私を含め、6両が健在です!』

 

『ラング2号車です! 生き残りは私を含めて2両です!!』

 

『ヤークトパンター1号車! 残り3両です!!』

 

『此方ヤークトティーガー9号車! 残ったのは私だけですっ!!』

 

『エレファント5号車! コチラも生き残りは私だけです!!』

 

『此方毛路山小隊! 我が小隊は全員が健在であります!!』

 

『揚羽よ。E-100も撃破はされていないけど、至近弾をしこたま喰らったから所々調子が悪いわ。正直何時停まってもおかしくない状態よ』

 

エリカや小梅、久美や揚羽達から次々にそう報告が挙がる。

 

漸く艦砲射撃は収まったものの、被害は甚大だった………

 

どの戦車達も逃げる途中で直撃、或いは爆風・衝撃波で被害を受け………

 

建物を盾にしたと思いきや、アッサリと建物ごと吹き飛ばされたり………

 

酷いモノでは逃げ回っている間に元々の整備不良が祟って自滅した者達も居る。

 

「残存車両は16両か………マウスばかりかラーテやモンスターまで………」

 

「まほ」

 

とそこで、都草がまほに声を掛ける。

 

「歩兵部隊は半数以上がやられた。砲兵部隊に至っては全滅だ。必死に砲を運ぼうとして逃げきれなかったらしい」

 

『クソッタレがッ!!』

 

都草が報告すると、歩兵部隊の通信回線に蟷斬の怒声が響く。

 

「…………」

 

報告を受けたまほは拳を握り締める。

 

今までずっと西住流を信じて戦車道を続けて来たまほ。

 

カンプグルッペの1件で、その闇を見たものの、心の何処かでは西住流は最強の戦車道だと信じ続けていた………

 

だが、その最強だと信じていた戦車道は………

 

戦艦と言う更に強大な力の前に、呆気無く崩された………

 

一瞬にして戦力の大半を失った黒森峰機甲部隊………

 

「………全部隊に告げる。これより大洗機甲部隊に対し、最後の攻勢に出る」

 

やがて、まほはポツリと呟く様にそう言った。

 

『! 総隊長!?』

 

「まほ………」

 

最後のと言った事に、エリカが驚きの声を挙げ、都草もまほに視線を向ける。

 

「認めるしかない………みほは………大洗は………我々の戦術が通じる相手では無い」

 

「「「「「「「「「「!!」」」」」」」」」」

 

そしてまほがそう言葉を続けると、黒森峰機甲部隊の全隊員に衝撃が走る。

 

「だが、我々は黒森峰だ。敵に背は向けん。この上は各員の決死の覚悟を持って戦って貰いたい………すまない」

 

「「「「「「「「「「…………」」」」」」」」」」

 

まほの言葉に、黒森峰機甲部隊には沈黙が流れる………

 

すると………

 

『ジーク・黒森峰っ!!』

 

「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」

 

誰かがそう叫び、まほと黒森峰機甲部隊員がハッとする。

 

『! 久美っ!!』

 

エリカが驚く。

 

その声を挙げたのは、またも久美だったからだ。

 

『『『ジーク・黒森峰っ!!』』』

 

そこで更に、義炉太、泥川、来流矢が続く。

 

『ジーク・黒森峰っ!!』

 

『ジーク・黒森峰っ!!』

 

『ジーク・黒森峰っ!!』

 

やがて1人、また1人と広がって行く。

 

「………ジーク・黒森峰っ!!」

 

そして最後には、まほがそう叫び、敬礼をする。

 

「行くぞっ!!」

 

「「「「「「「「「「了解っ!!」」」」」」」」」」

 

最後の士気を振り絞り、黒森峰機甲部隊は最後の攻勢に出るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、大洗機甲部隊は………

 

「黒森峰機甲部隊再集結。進軍を再開しました!」

 

「残存車両は、ティーガーⅠが1両、ティーガーⅡ1両、パンター6両、ラング2両、ヤークトパンター3両、ヤークトティーガー1両、エレファント1両、四突1両、それにE-100です」

 

「歩兵部隊は半数が健在! しかし、砲兵は全滅した模様です!」

 

高所に陣取っていたM3リーのキューポラから双眼鏡で黒森峰機甲部隊を偵察していた梓と、同じくM3リーの車体の上に乗って偵察していた清十郎と楓がそう報告する。

 

「E-100が残ったか………厄介だな」

 

残存敵戦力の中にE-100が居るのを聞いて、大詔が渋面を作る。

 

「だが、アレだけの艦砲射撃だ。巨体のE-100が衝撃まで防げたとは思えん。何かしらの損傷を抱えている筈だ」

 

しかし、あの艦砲射撃の中で、E-100が無傷であるとは考え難いと十河が言う。

 

「神威さんの言う通りです。E-100は何らかの損傷を抱えています。敵の規模は我々よりまだ多数ですが、決して如何にか出来ないワケではありません」

 

そこでみほが、大洗機甲部隊の面々にそう言い放つ。

 

絶体絶命と思われた危機を乗り越えた事により、最早恐れる事にも飽きてしまったと言う様な感じだ。

 

「「「「「「「「「「…………」」」」」」」」」」

 

それは大洗機甲部隊の面々も同じ様で、誰もが一片の恐れも見せていない。

 

「向こうは16両。ですが、フラッグ車はお互いに1両です。敵の狙いは、フラッグ車である私達あんこうチームです。皆さんは相手の戦力を出来るだけ分散。可能であれば撃破を狙って下さい」

 

「皆ー! 敵を挑発するよーっ!!」

 

「「「ハイッ!!」」」

 

典子に威勢の良い返事を返す忍、妙子、あけび。

 

「あんこうは敵フラッグとの1対1の機会を窺います。レオポンチームの協力が不可欠です」

 

「心得た」

 

「燃えるねー」

 

ナカジマが頼もしい返事を返し、ツチヤが楽しそうに笑う。

 

「E-100も当然ですが、ヤークトティーガーやエレファントの火力にも注意して下さい」

 

「総隊長。ヤークトティーガーとエレファントは私達が引き受けます」

 

残った黒森峰車両の中で、E-100以外で特に火力が高いヤークトティーガーとエレファントを引き受けると梓が名乗り出る。

 

「お願いします」

 

「「「よっしゃーっ!!」」」

 

「やったるぞーっ!」

 

「…………」

 

みほから信任を得ると、あや、あゆみ、優希、桂利奈が叫び、紗希も表情を引き締める。

 

「総隊長。E-100は私達が引き受けます」

 

「僕もサンショウウオさんチームのサポートに回ります」

 

「頼みます」

 

「大丈夫! アイドルに不可能は無いんだからっ!!」

 

「例え超重戦車でも、戦い方によって勝てる筈………」

 

聖子の方はE-100を引き受けると言い、ねこにゃーは援護に回ると志願する。

 

「麻子さん。袋小路に気を付けて、相手を攪乱して下さい」

 

「おっけー」

 

「沙織さん。互いの位置の把握、情報を密にして下さい」

 

「了解」

 

「華さん、優花里さん。HS0017地点までは、極力発砲を避けて下さい」

 

「「ハイ!」」

 

あんこうチームの皆にも呼び掛けると、麻子、沙織、華、優花里から返事が返って来る。

 

「そして歩兵部隊の皆さん。砲兵以外の皆さんは、ココからは各自の判断で行動して下さい。ゲリラ戦の主力は歩兵の皆さんです」

 

「了解した。砲兵部隊は予定通りにHS0017地点へ先んじて移動。他の者はコレよりゲリラ戦に入る。各自の判断にて交戦せよ」

 

「「「「「「「「「「了解っ!!」」」」」」」」」」

 

そして、歩兵部隊には独立遊撃を承認し、完全なゲリラ戦を決める。

 

「それではコレより最後の作戦、『フラフラ作戦』! 略して『フ号作戦』を開始しますっ!!」

 

斯くして、大洗機甲部隊の対黒森峰作戦の最終策・『フラフラ作戦』略して『フ号作戦』が開始されるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、再び………

 

黒森峰機甲部隊は………

 

舗装された土手に挟まれた幹線道路を進んでいた。

 

と、その目の前に在ったT字路の交差点をⅣ号、ポルシェティーガー、八九式が横切って行く。

 

「敵発見!」

 

戦車隊員の1人からそう報告が挙がると、黒森峰機甲部隊はT字路を左折してⅣ号達を追撃する。

 

1発砲撃が行われたが、行進間射撃だった為か外れる。

 

最後尾の八九式が、挑発も兼ねて、蛇行しながら射撃し、反撃する。

 

そのまま釣られる様にドンドンⅣ号達を追って行く黒森峰機甲部隊。

 

「………よし、行くよ」

 

と、部隊の最後尾までが行ったのを確認すると、都市迷彩シートを被っていたM3リーが、シートを外して背後から黒森峰機甲部隊を追い掛ける。

 

逃げていたⅣ号達は、やがて住宅街へと続く細い通路へと入り込む。

 

「クッ! E-100でこの道を行くのは無理ね………総隊長、私達は迂回します」

 

「了解した」

 

通路の幅が狭い為、E-100は追撃出来ず、通れる道を回り道する。

 

住宅を踏み潰しながら進むと言う手も有るが、損傷を抱えているE-100でそんな無茶をすれば、自滅の恐れも有る。

 

揚羽は迂回を選択した。

 

「コチラ梓。予定通り、E-100が市街地を迂回します。やはり損傷している模様です。サンショウウオさんチーム、アリクイさんチーム、後はお願いします」

 

『『了解!』』

 

E-100が市街地を迂回するのを確認した梓が、サンショウウオさんチームとアリクイさんチームへ通信を送り、自身も市街地内へと続く通路に入って行く。

 

一方、Ⅳ号達を追撃する黒森峰機甲部隊だったが、通路が狭い為、1両ずつに随伴歩兵分隊を付けての進撃となる。

 

Ⅳ号達はそれを分かってるかの様に、細い通路ばかりを選び、右折や左折を繰り返す。

 

最後尾の八九式は、相変わらず蛇行を続けている。

 

「邪魔よっ!!」

 

そんな八九式のすぐ後ろを走っているティーガーⅡの中で、エリカが苛立った様に声を挙げる。

 

ティーガーⅡの火力の前では、八九式などブリキ缶の様なものだが、ココで八九式を撃破してしまうと通路が塞がれ立ち往生してしまう為、下手に攻撃出来ずに居た。

 

と、そこで………

 

またも分かれ道に差し掛かったかと思うと、Ⅳ号だけが右折し、ポルシェティーガーと八九式は直進した。

 

エリカのティーガーⅡはポルシェティーガーと八九式を追ったが、後ろのパンターはⅣ号を追う。

 

そのまま、戦力を分散させて両方を追う黒森峰機甲部隊。

 

「コチラあんこう。448ジャンクション、左折します。レオポン372左折。アヒルさん373右折して下さい」

 

そこで沙織が通信を送り、その指示通りに、ポルシェティーガーが差し掛かった交差点を左折、続く八九式は右折した。

 

両者を追い掛け、黒森峰機甲部隊は更に戦力を分散させる。

 

「373の先、後3つ直進」

 

「ハイ」

 

妙子から指示された通りに八九式を進ませる忍。

 

「最後尾発見。あや、準備良い?」

 

「OK」

 

一方、M3リーは、黒森峰機甲部隊の最後尾に居たエレファントを捉える。

 

「柳沢くん達も、手筈通りにお願いね」

 

「了解です! 任せておいて下さいっ!!」

 

梓が更に、勇武達にも通信を送ると、M3リーが十字路の横から、直進していたエレファントの前に躍り出た!

 

「えっ!?」

 

「おりゃあっ!!」

 

驚いて動きを止めたエレファントに、M3リーは副砲を発砲する。

 

「「「「「うわああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーっ!?」」」」」

 

放たれたのは榴弾だったらしく、エレファントに命中したものの損傷は与えられなかったが、破片と爆風で周囲に居た随伴歩兵分隊に多数の戦死判定者を出した!

 

それを確認する間も無く、M3リーは再び発進。

 

「このぉっ! よくも随伴歩兵をっ!!」

 

随伴歩兵分隊をやられたエレファントは、M3リーを追撃してしまう。

 

追い掛けて来るエレファントに向かって、M3リーは副砲塔を後ろに向けて、再び発砲!

 

「「「「「うわああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ!!」」」」」

 

砲弾はまたも榴弾だったらしく、エレファントに損傷は与えられなかったが、随伴歩兵分隊員達に戦死判定者を出す。

 

反撃にとばかりに発砲するエレファントだったが、M3リーは難なく回避する。

 

「クソッ! 随伴歩兵分隊は後方に回って! コレ以上の被害は看過出来ないわっ!!」

 

「了解っ!!」

 

そこで、コレ以上の随伴歩兵分隊への被害を防ごうと、エレファントの車長は随伴歩兵分隊に後ろに回る様に指示。

 

黒森峰随伴歩兵分隊は、エレファントの陰に隠れる様に後ろに回る。

 

「随伴歩兵分隊が後ろに回った! 今だよっ!!」

 

するとそこで、優希がそう通信を送ったかと思うと………

 

黒森峰随伴歩兵分隊の面々が進んでいる通路に、両脇の住宅街の塀を超える様にして、次々と火炎瓶が投げ込まれて来た!

 

「!? アチッ! アチチチチチチッ!!」

 

「うわっ! 火がっ!!」

 

突然の炎に、慌てふためく黒森峰随伴歩兵分隊。

 

「射撃開始ーっ!!」

 

すると次の瞬間には、塀からハムスターさん分隊を中心とした大洗歩兵部隊の面々が現れ、手にしていた銃を黒森峰随伴歩兵分隊に向けて発砲した!

 

「! 大洗歩兵っ!?………!! ぎゃあっ!!」

 

「マズイッ! 挟まれて………!! ぐああっ!!」

 

左右からの挟撃に加え、塀を盾にしている大洗歩兵部隊に対し、黒森峰随伴歩兵分隊は真面な反撃も出来ぬまま全滅する。

 

「! しまったっ!?………!? ギャッ!?」

 

それに気づいたエレファントの車長が声を挙げたが、その瞬間にまたもM3リーの砲弾が命中。

 

今度は徹甲弾だったらしく、相変わらずダメージは無いが、衝撃が車内を走り、ドラム缶に入れられて叩かれた様な音が頭痛を引き起こす。

 

「ええいっ! 向こうが先だっ!!」

 

大洗歩兵部隊より先にM3リーを仕留めようと、砲撃しながら速度を上げるエレファント。

 

M3リーも、エレファントからの砲撃をかわすと更に速度を上げる。

 

「怒ってる、怒ってる」

 

「桂利奈ちゃん、次右折ね」

 

「アイ!」

 

「その次も次も次も右折!」

 

「アイアイアイーッ!!」

 

自分達のM3リーよりも遥かに強力な駆逐戦車に追われながらも、ウサギさんチームは怯まない。

 

「昨日徹夜で研究した作戦を実行する時が来たよ! 名付けて………」

 

「「「「「戦略大作戦っ!!」」」」」

 

そこでウサギさんチームは、前夜に見ていた戦争映画………『戦略大作戦』からヒントを得た作戦を実行。

 

エレファントを引き付けながら、Y字路を右折。

 

スピードを上げながら、その先のT字路を右折。

 

狭い通路を出来るだけスピードを落とさずに右へと曲がり続け………

 

とうとうエレファントの後方へと回り込んだ!

 

「回り込まれた! 信地旋回っ!!」

 

回り込まれたエレファントは、信地旋回でM3リーの方を向こうとしたが………

 

車幅がギリギリの路地でそんな事が出来るワケが無く、車体の角を塀にぶつけてしまう。

 

「アレッ?」

 

更に、引っ掛かってしまったのか、そのままエレファントは微妙にしか動けなくなる。

 

その隙を見逃さず、M3リーはエレファントの真後ろまで接近!

 

後部に向かって主砲と副砲を放つ!

 

しかし、副砲はおろか主砲弾もエレファントの後部装甲を貫けず、明後日の方向へ弾かれてしまった。

 

「堅過ぎるー!」

 

「零距離でも倒せないなんて、もう無理じゃない………」

 

あやが苦い声を挙げると、梓も頭を抱えながらそう漏らす。

 

すると、そんなあやの肩を叩く者が居た。

 

「? うん?」

 

「薬莢………捨てるとこ」

 

紗希だ!

 

何と彼女は、エレファント後部にある排莢用ハッチを指差し、そう『言った』!

 

「凄い! 紗希ちゃん、天才!!」

 

「よーし! せーので、で撃とう!!」

 

「分かったっ!!」

 

「「「「「せーの、でっ!!」」」」」

 

そして、紗希が言った弱点に、M3リーは主砲弾と副砲弾を同時に叩き込んだっ!!

 

2発も砲弾の至近距離砲撃を受けたエレファントの排莢ハッチから巨大な爆発が上がり、やがて黒煙を吐き出すと、車体上部には白旗が上がる!

 

『決まったーっ!! 大洗ウサギさんチーム! エレファントを撃破だーっ!!』

 

『いや~、M3リーでココまでやるなんて、素直に驚きですね』

 

そのジャイアントキリングに、ヒートマン佐々木とDJ田中の実況にも熱が籠る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒森峰機甲部隊………

 

『此方エレファント! M3にやられましたっ!!』

 

『何やってるのよっ!!』

 

「フラッグ車だけを狙えっ!!」

 

撃破されたエレファントからの報告にエリカが怒りの声を挙げる中、まほは冷静にⅣ号を追う。

 

だがその直後に、後方に続いていたパンターの側面が爆発!

 

「「「「「うわあああああぁぁぁぁぁぁーーーーーーーっ!!」」」」」

 

爆発の余波で黒森峰歩兵数名が戦死判定となると、パンターも白旗を上げる。

 

「!?」

 

まほが確認すると、撃ち終えたパンツァーファストを捨てて、路地裏へと退避する海音の姿を目撃する。

 

「クッ! 構うなっ!!」

 

舌打ちをしながらも、損害を無視する様にⅣ号を追うよう指示するまほだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく




新話、投稿させていただきました。

艦砲射撃から逃れたかに見えた黒森峰機甲部隊でしたが、その被害は壊滅的………
まほは腹を括って最後の攻勢に出ます。

一方、大洗も遂に最終作戦『フラフラ作戦』を発動!
歩兵部隊が遊撃に周る中、フラッグ車であるまほのティーガーⅠの誘導に掛かります。
いよいよ佳境です。
激戦をお楽しみに。

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