ドラえもん のび太のアカメが斬る!   作:雛月 加代

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帝具戦
プロローグ


「まだまだだな。私に傷を負わせる程ではない。」

 

正面から迫り来る帝国最強の将軍。今、ナイトレイドのアジトは敵の総攻撃を受けている。敵はエスデスに加えてイエガーズの残等。

 

「・・・・・・・・・・・・・。」

 

ガッ、ガッ、ガッ

 

手負いのブラートは、同じく手負であるレオーネ、マイン、アカメを抱きかかえると

 

「ブラート?」

 

穴の空いた天井めがけて彼女らを放り投げた。

 

「どこまでも駆け抜けろ。見守ってるからよ・・・・みんな・・・・。」

 

「『「ブラート!!!!!!」』」

 

仲間が脱出した様子を見届けるブラートだったが、

 

「逃がさん!!」

 

すぐにエスデスは彼女たちを追撃しょうとする。

 

「やらせるか!!」

 

放った氷の結晶が全て撃ち落とされる。

 

「お前の奥の手はやはり一回きりで打ち止めのようだな。奴らを追撃はさせん。」

 

その言葉にため息をつく、エスデス。

 

「自らを盾として仲間を逃す時間を稼ぐか。ナジェンダの部下は甘い奴ばっかりだな。」

 

「・・・・・・・・・。」

 

「・・・・お前があの100人斬りのブラートか?」

 

「そうだ。」

 

「その名を覚えておいてやろう。」

 

「・・・・・・・・・・・。」

 

「命の散り際、その最後のあがきで楽しませてみせろ!!!」

 

「おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 

ガチン!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここともお別れですね。」

 

「よく生き延びられたわね。」

 

崩壊したアジトを遠くから眺めながら、今は亡きブラートに心から感謝するシェーレとマイン。

 

「そういえば明日ね、あいつらが帰ってくるの。」

 

「のび太たちですか?」

 

「本気で超能力者になれると思っているのかしら?」

 

「問題ないと思いますよ。」

 

「めずらしいわね。シェーレが評価するなんて。」

 

「マインの言う通り、彼には殺しの才能はありません。」

 

「だったら・・・・『ですが』・・・・!?」

 

「彼には別の・・・・・私たち誰もが持ってない才能があります。」

 

「それって・・・・」

 

『「!?」』

 

いきなり鋭い視線を感じ、振り向く。

 

「今、隠れた奴。気付いてるわよ。出てきなさい。」

 

ザッ

 

すると木の陰からフードを被った男が出てきた。

 

「うまく隠れたつもりだったけど・・・さすが悪名高いナイトレイド。」

 

ズッ

 

男はポケットから何かを取り出し、地面に押し付ける。

 

「帝具、シャンバラ発動!!!」

 

突然周りが光に包まれる。

 

「な・・・・・なに!?」

 

「くっ。」

 

目を開けると、二人は見知らぬ場所にいた。どうやらどこかの建物の中のようだ。そして壁に掲げてある飾りに目をやると・・・・・・

 

「な!?」

 

「ここは・・・・!!」

 

マインとシェーレは気づいた。

 

「宮殿だよ、お前たちは罠にかかったって訳だ!!」

 

フードの男が声を上げた。

のび太の結婚相手は?

  • 静香
  • ジャイ子
  • 梨華
  • なつみ
  • その他

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