「夜の学校は薄気味悪いな。」
昼間スネ夫から聞いた怖い話が頭をよぎる。
ガサガサ
「!?」
反射的にレオーネの前に立つ。すると小さな犬がのび太たちの前を通り過ぎる。先程のクジ引きの結果、のび太はレオーネと組むことになった。
「きゃあー!怖いー!」
レオーネは叫ぶと嬉しそうに抱きついてきた。本気で怖がっていないのは分かっている。なぜなら彼女は元殺し屋なのだから。
「全然怖がってるように、見えないんだけど・・・・・」
「えーっ?うそ。すごい怖いよ!」
「・・・・・・・・・・・・。」
呆れた顔をするのび太。
「ほら、ほら、心臓もこんなにドキドキいってるよ?」
そう言いながら、さらに体をくつっけてくる。
ムニュン。
同時に柔らかい物がのび太の腕に当たる。
「なっ?ふふふ・・・」
「//////・・・・・・・・・。////////」
レオーネの問いにのび太は顔を赤くしながら頷く。
シン
「!?」
殺気を感じる。
「・・・・・・・・・・・。」
振り向くと静香が殺気を込めた視線を送ってくる。何故彼女がここにいるかというと、静香とペアを組むはずだったジャイアンが何故かいきなり体調をくずしてしまったのである。
「のび太さん。」
「は、はい?」
「いくら怖いからって、レオーネさんにくつっきすぎよ。」
正確にはレオーネの方がくつついているんだけど。
「それじゃ、歩きずらいわよ。」
そんな静香にレオーネは
「静香も、怖かったらのび太にしがみ付くといいよ。」
「わ、私はそんなはしたない事しないわよ!!!」
「ふ〜ん、じゃあ私ははしたないことやってるんだ?」
「えっ?あ、いや。別にレオーネさんがはしたないって言ってるんじゃなくて・・・・あの・・・・・あの・・・」
静香は墓穴をほってしまった。するとレオーネはのび太の腕に摑まりながらクスクスと笑う。それにつられ、のび太も苦笑いする。
「・・・・・・・・・・・。」
それを呆然と見つめる静香。なんと可愛らしい姿か。二人密着した今の状態は、まるで仲の良い恋人同士 。
ワナワナ
「のび太さんがはしたないのよ!」
「えっ?」
「美人なレオーネさんに抱きつかれて。馬鹿みたいに鼻の下を伸ばして!ヨダレ垂らして!目が三日月目になって!」
「・・・・・・・・・。」
「とにかくそんな風になっちゃってるのび太さんがはしたないのよ!」
「・・・・・・・・・・・。」
「のび太さんの変態!」
「・・・・・・・・・・・。」
「のび太のヘンタイ〜!」
腕を組みながらレオーネは言った。
「レオーネまで・・・・・・・。」
のび太の結婚相手は?
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アカメ
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クロメ
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チェルシー
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シェーレ
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レオーネ