「ダメ!!絶対にダメ!!」
「クロメは何か勘違いしてるよ!道を選ぶということは、必ずしも歩きやすい安全な道を選ぶってことじゃないんだぞ!!」
「ダメ!のび太がいなくなったらお姉ちゃんが悲しむし、私も嫌っ・・・!」
「・・・・・・・・・・・・・・。」
「なら私が一人で行くよ!!私の方がそういうのに向いてるし!!」
「クロメ、一人でどうやって行くんだよ!!僕より弱いのに!!」
「じゃあ、一緒に来てよ!!!!」
「うん、行ってあげる!!!」
『「!?」』
二人は驚きながら、互いを見つめ合う。
『「今、何て言ったの!?」』
「ピギャァァァァァ!!!!」
アカメたちの様子に男子たち全員が爆発した。
「クロメちゃんが・・・・・クロ・・・・クーーーーーーっ!!!」
「俺のチェルシーがーっ!!!」
全員口から魂が抜け出ている。
「うわわ〜ん、アカメちゃんがまさかのび太になんて!どうりで処女膜から声が出てないと思ったんだよぉ!!」
何故か話がどんどんオーバーになってきている。そしてふと廊下に視線を向けると、
「・・・・・・・・・・・。」
大変な騒ぎになっていた。今の話を聞いて、幼児のように泣きわめく男子生徒たち、怒りのあまり持っていた教科書を投げ出す教師、何故か服を脱いで裸になっている校長。
【そして放課後】
源家の部屋で互いに向かい合いながら座る少女とネコ型ロボット。そして朝の出来事を語り終える少女。
「ふ〜ん、クロメとのび太くんがねえ・・・・・(のび太くん、君ってどこまで運が悪いんだ。)でも婚約者同士仲良くするのはいいことじゃない?」
「そりゃあ、悪いとは言わないけど・・・・・・・」
「その気持ちは分かるけど、そんな事でウジウジヤキモチを焼くなんてみっともないと思わない?」
「うっ・・・・・・・・・・・思う・・」
「分かればいいんだ。さっ、明るく笑って忘れろ!」
「ヤア!ハアハアハハア、なんでもないこんな事・・ハアハアハハア!!!」
ドラえもんの言葉になんとか笑みを浮かべ、ムリに笑おうとする静香。だがしばらくすると目から涙がこぼれ落ち、
「うわあああああああああああああ!!!!」
泣き出してしまう。まるで昔ののび太を見ているようだ。のび太も以前は静香と出木杉が仲良くするたびに嫉妬して、このように泣き出していた。なのでドラえもんには今の静香と昔ののび太がダブって見えているのだ。
「よわったな・・・・・・。じゃあ、どうすれば気がすむの?」
「だからあれを貸して欲しいの!」
「しょうがないな〜。」
ドラえもんはポケットに手を入れると
「キューピッドのや!!!!」
「ありがとう、ドラちゃん!!」
嬉しそうに道具を受け取る静香。その反対にドラえもんは浮かない顔をしている。
「まあ、無駄だと思うけど・・・・・・・・・・」
出会った時から強い絆で結ばれているのび太とクロメ。二人の絆の強さを知っている為、ドラえもんにはいきなりオチが読めた気がした。
「いいの。何もしないよりはましよ!」
そう言いながらウキウキした気持ちで道具を片手に家を飛び出し、目当ての二人を探す少女。
のび太の結婚相手は?
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アカメ
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クロメ
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チェルシー
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シェーレ
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レオーネ