ドラえもん のび太のアカメが斬る!   作:雛月 加代

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第三章:処刑を斬る

街の中央広場が騒い。また公開処刑かと見に行くと、

 

「こ・・・・これは・・・・・。」

 

看板に書いてある内容に驚く国民たち。

 

「何て書いてあるんだろ?」

 

字が読めず困り果てるのび太。するとドラえもんはポケットに手をいれると、

 

「ほんやくコンニャク!!」

 

こんにゃくを食べ終わると、看板に目を向ける。

 

「反乱分子、マインの公開処刑・・・!!」

 

「なんだって!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その夜:

 

「助けに行くとかバカなこといわないでよのび太。」

 

「???」

 

チェルシーに釘を刺されるのび太。

 

「救出なんて絶対無理!だって高札によると待ち構えている処刑担当は・・・・エスデスとブドー。最強最悪の組み合わせ。」

 

「・・・・・・・・・・・。」

 

「100%の死よ。」

 

「それがどうしたの?」

 

「えっ?」

 

「こっちには二十二世紀の科学の結晶、ドラえもんがいるんだぞ!」

 

のび太の言葉にドラえもんは思わず笑みを浮かべる。

 

「チェルシー、言った通りだ。みんながなんと言おうと僕たちは行くからね。友達をほってはおけないんだ。」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

「当然、僕もついてくから心配いりません。」

 

チェルシーはのび太たちを眺めて、不思議に気持ちになる。どうしてここまで絶望的な状況なのにここまで希望を抱いて、前向きになれるのか。自分より年下なのに。ただの世間しらずなのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして勢い良く、アジトのドアを開けると

 

「!!!」

 

そこにはアカメが待ち構えていた。

 

「どこに行く?」

 

「どこって、マインを助けにじゃないか。」

 

「これは罠だ。」

 

「知ってるよ、でも友達をほってはおけないんだ。」

 

「お前はこの国の人間じゃない、関係ないだろう。」

 

自分から人を巻き込んでおいて、今更という発言である。

 

「関係なくなんかないよ!僕達友達だろ?! アカメたちとは身分は違うかもしれないけど、1+1は1より大きいよ! 助け合うのは当たり前じゃないか!!!」

 

「・・・・・・・・・・・。」

 

「だからぼくた『わかった』・・・・えっ!?」

 

「私も行く。」

 

「・・・・・・・・・・・。」

 

「力を合わせれば、生還の可能性も増す。」

 

アカメの言葉に笑みを浮かべるのび太。すると突然アカメの後ろから声がする。

 

「じゃあ、決まりだ!」

 

「レオーネさん?」

 

「と言う訳なんでボス、止めないでよ!」

 

「誰が止めると言った?」

 

「ナジェンダさん?」

 

「この公開処刑が革命軍の指揮を下げるための見せしめだとしたら、それこそ我々が阻止せねばならない。それにマインのパンプキンは最終決戦のさいに必ず必要だ。」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

「ナイトレイド、緊急ミッションだ!マインを救出するぞ!」

のび太の結婚相手は?

  • 静香
  • ジャイ子
  • 梨華
  • なつみ
  • その他

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