ドラえもん のび太のアカメが斬る!   作:雛月 加代

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第一章:初夢を斬る

次の日。何故か朝早く目が覚めるのび太。

 

「はあーーーーーーーーーーっ。」

 

あくびをしながら上半身を起こすのび太。すると

 

「あっ、のび太。おはよう。」

 

隣で寝ていたチェルシーが目を覚ます。

 

「うーーーーーーん!」

 

腕を伸ばしながら上半身をおこすチェルシー。

 

「あっ、おはよう・・・・・ん?」

 

するとのび太にある異変が起こる。何故か彼の目にはウェデイグドレスに身を包んだチェルシーの姿が映し出される。

 

「////なっ!!!!???////」

 

「どうかした?」

 

そんな彼を心配そうな顔で見つめてくるチェルシー。

 

「//// あ・・・・・・あ・・・・・/////」

 

顔を近づけてくる彼女にのび太は真っ赤な顔をしながら後ずさる。

 

「わああああああああああああああ!!!!!」

 

のび太は慌てて一階へと降りていった。

 

「???」

 

その様子に残されたチェルシーは唖然とする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして二階から慌てて降りて来るのび太。

 

「おはよう、のび太。」

 

いつものように朝の挨拶をされる。

 

「あっ、おはよう・・・・・ア・・・・カメ・・・・?」

 

するとまた昨日見た夢の光景が頭をよぎる。

 

「???」

 

アカメの顔があの夢の中の花嫁の顔と重なり合う。

 

「////// うっ /////。」

 

顔を真っ赤にして目を逸らすのび太。

 

「どうした?」

 

「///// な、なんでもないよ・・・・・////」

 

何とか誤魔化す事が出来た。すると

 

ムニュウ

 

「???」

 

いきなり柔らかい感触が顔面に押し当てられる。

 

「おはよう、のび太。そして今年もよろしく〜♡」

 

そう言いながら胸をグイグイと押し付けてくる。

 

「う・・・・・う・・・・・・」

 

「あれ?」

 

するとレオーネはあることに気づく。いつもならこの辺で『やめろ』とツッコミが返ってくるはずなのに、今日は違う。それどころか・・・

 

「おい、のび太?おーーーーーーーーーーーい?」

 

顔を真っ青にしながら動かなくなっている。

 

「ありやぁ、窒息してる・・・・・。」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

その光景にレオーネもアカメも驚く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あら、どうしたのクロメちゃん?随分、嬉しそうね。」

 

「何かいいことでもあったのか?」

 

朝食の時間。何故かウキウキ気分でいるクロメに玉子とのび助は声をかけた。

 

「うん、昨日結婚式の夢をみたの!!」

 

(うっ!?)

 

クロメの発言に思わず食べていた物を喉に詰まらせるのび太。

 

「まあ!結婚式!?」

 

「それってもしかして正夢かもしれないな!」

 

玉子とのび助の発言にクロメは

 

「もちろん正夢だよ、ね?のび太。」

 

「////えっ?な、な、何で僕に聞くの?/////」

 

「だって私とのび太の結婚式だったんだもん♡」

 

そう言いながら嬉しそうにのび太に抱きつくクロメ。しかし

 

「正夢じゃないよ!だって私だって見たもん、結婚式の夢!!!」

 

「あっ、私も私も。」

 

「私も見た。」

 

「私もだ。」

 

「すいません、私も・・・・。」

 

翼、レオーネ、チェルシー、アカメ、シェーレは真っ向からクロメの意見を否定する。

のび太の結婚相手は?

  • アカメ
  • クロメ
  • チェルシー
  • シェーレ
  • レオーネ

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