サヨと手分けして宮殿を探索するのび太とドラえもん。
「あった!!」
部屋の扉を開けて、それらを見つける。
「パンプキンとエクスタス。」
ドラえもんは帝具を二つともポケットにしまう。
「あとは シェーレさんを助け出すだけだね。」
ふと周りを見渡す。部屋中には切り傷や焦げ跡がある。誰かの部屋にしては悲惨すぎる。すると部屋に置いてあった一枚の写真に目がとまる。
「これは・・・・・・。」
そこには三人の少年少女が映っていた。
「サヨちゃん。それと・・・・・」
「のび太くん。多分、頭にバンダナを巻いている男の子がイエヤスくんだよ。」
「たしか・・・・・・、サヨちゃんの幼馴染みの。」
以前、サヨは自分にはだらしがない幼馴染みがいたと言っていた。寝坊助のうえに方向音痴、だけど彼女にとっては大切な友達だったそうだ。
「この真ん中にいる男の子、誰だろう?」
「写真が破れていてわかんないな。」
すると写真の右下に小さいが文字が書かれてあるのを見つける。
「えーと、サヨ、イエヤス、それと・・・・・・タ・・・ツ・・・・」
カン
「誰?誰かいるの?」
部屋の外で物音がしたので見に行く。
「よく来たね、のび太。」
「???」
「案外早いものだね、一ヶ月って。それでどうだ?修業の成果は。」
「タツミ!?どうしてここに?」
突然現れた親友に驚くのび太。今日は懐かしい奴に良く会う日だなと心の中で思うのだった。
「久しぶりだね。」
そう言いながらタツミに近づくのび太だったが、
「危ない!!」
後ろから誰かに襟を掴まれ、引っ張られるのび太。
「ハア〜。まだ生きてたのか、サヨ。」
そう言いながらため息をつくタツミ。
「サヨちゃん?」
「シェーレさんは助け出したわ。だから早く逃げて。ここは私に任せて!」
タツミは指を鳴らした。するといきなり地面が揺れ始める。
「うわあああああ!!」
サヨは構わず剣を抜くと、そのままタツミに飛びかかる。
「フン。」
サヨの剣を片手で受け止めると、もう片方の手で彼女の首を絞める。
「はか、ぐあっ!」
「いつまで昔のノリだ、お前!!今のお前なんて怖くも何ともないんだよ!!」
サヨを乱暴に投げ捨てると、タツミは左手で手刀を作り、サヨに向けて構える。すると何かがサヨのわき腹に突き刺さる。
「ガハッ!!」
サヨは口から大量の血を吐きだす。
「お前が生きているとは意外だったな。あの時に死んだと思ってたぜ。」
「ハア、ハア、ハア。」
肩で息をしながらなんとか立ち上がろうとするサヨ。
「周りを見てみろよ。もう誰もいねぇ。」
「・・・・・・・・・・。」
「この国は不滅・・・・お前は必要ない。」
「・・・・・・・・・。」
「お前はもうゴミだ。ゴミは死んどけ。」
のび太の結婚相手は?
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なつみ
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