「のび太ー!!!!!!!」
「ちょ!?クロメ!?」
さっきまで泣いていたクロメが嬉しそうに抱きついてきた。
「良かった!本当に良かった!」
そう言うと抱きついている腕に力がこもる。
「でもほっとしました・・・。のび太に嫌われてるわけじゃなくて。」
「うん。」
「そうだな。」
「・・・・・・・・。」
シェーレの言葉にチェルシー、レオーネ、アカメも頷く。
「僕がみんなのことを嫌いになるわけないだろ?」
するとクロメは笑みを浮かべ
「私ものび太のこと嫌いになんてならない!世界で一番大好き!!!!」
叫んだ。
「「「え!?///」」」
クロメの発言にアカメたちは顔を赤くしてしまう。
「・・・・・・・・・・・・。」
クロメの告白に当の本人はヤレヤレとため息をつく。
そして夕食後、居間で寛いでいると
「生放送!男同士が語る男の本音暴露スペシャルー!!!」
ピクッ
「『「『「本音!!!???」』」』」
番組のタイトルを聞き、急いでテレビの画面に視線を向けるアカメたち。
「今日は放送出来ないレベルの過激なボーイズトークを強引に放送しちゃいますよー!テレビの前の女子たちも、是非参考にしてみてね!」
不味い、嫌な予感がする。そしてさっきから頭の中で危険信号が煩く鳴り響いている。
「あっ、そうだ!今日は確か甲子園の決勝戦だったんだ・・・・」
そう言いながらチャンネルを変えようとするのび太だが
バシッ
「ダメ。」
だがその腕をいきなりレオーネに掴まれる。
「で・・・でも・・・・」
「何を慌てている?」
アカメもジト目でのび太を見る。
「いやでも、これ夕食後に見る番組じゃあないし・・・・・」
「あたしたちはもうオトナだから大丈夫。」
「私もそういうのには理解ある方ですから。」
「の、のび太は違うって信じてるから大丈夫!」
チェルシー、シェーレ、クロメの言葉にのび太は内心焦り出す。
「いや、そういうことじゃなくて・・・・」
そうこうしている内に、番組が始まった。
【男なんてね、いくら取り繕っても本音はやりたいだけ。女とかちょっと甘い言葉かければすぐその気になっちゃうから。】
【やっぱスレた女の空気って言うんですか?ヤンキーみたいな女とか真面目な女ってのは屈服させたくなるよね。頭悪そうで尻も軽そうっていうのかなー】
「『じとー』」
するとアカメとレオーネがジト目でのび太を睨む。
「な、何だよ?その目は・・・・」
【男で女子学生とロリが嫌いなやつなんていないね。自分より一個でも若い方がいいよ。もう色々と違うから。】
【学生時代のクラスメイトなんて可愛い子はみんなオカズ。クラスの連中、集合写真で全員イケるかとかやってましたよ!】
「『じとー』」
今度はチェルシーとクロメがジト目でのび太を睨む。
「だから、何だよ?その目は・・・・」
「・・・・・・エッチなこと、したいだけなのか?」
のび太の結婚相手は?
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アカメ
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クロメ
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チェルシー
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シェーレ
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レオーネ