ドラえもん のび太のアカメが斬る!   作:雛月 加代

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第九章:本音を斬る

「のび太ー!!!!!!!」

 

「ちょ!?クロメ!?」

 

さっきまで泣いていたクロメが嬉しそうに抱きついてきた。

 

「良かった!本当に良かった!」

 

そう言うと抱きついている腕に力がこもる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「でもほっとしました・・・。のび太に嫌われてるわけじゃなくて。」

 

「うん。」

 

「そうだな。」

 

「・・・・・・・・。」

 

シェーレの言葉にチェルシー、レオーネ、アカメも頷く。

 

「僕がみんなのことを嫌いになるわけないだろ?」

 

するとクロメは笑みを浮かべ

 

「私ものび太のこと嫌いになんてならない!世界で一番大好き!!!!」

 

 叫んだ。

 

「「「え!?///」」」

 

クロメの発言にアカメたちは顔を赤くしてしまう。

 

「・・・・・・・・・・・・。」

 

クロメの告白に当の本人はヤレヤレとため息をつく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして夕食後、居間で寛いでいると

 

「生放送!男同士が語る男の本音暴露スペシャルー!!!」

 

ピクッ

 

「『「『「本音!!!???」』」』」

 

番組のタイトルを聞き、急いでテレビの画面に視線を向けるアカメたち。

 

「今日は放送出来ないレベルの過激なボーイズトークを強引に放送しちゃいますよー!テレビの前の女子たちも、是非参考にしてみてね!」

 

不味い、嫌な予感がする。そしてさっきから頭の中で危険信号が煩く鳴り響いている。

 

「あっ、そうだ!今日は確か甲子園の決勝戦だったんだ・・・・」

 

そう言いながらチャンネルを変えようとするのび太だが

 

バシッ

 

「ダメ。」

 

だがその腕をいきなりレオーネに掴まれる。

 

「で・・・でも・・・・」

 

「何を慌てている?」

 

アカメもジト目でのび太を見る。

 

「いやでも、これ夕食後に見る番組じゃあないし・・・・・」

 

「あたしたちはもうオトナだから大丈夫。」

 

「私もそういうのには理解ある方ですから。」

 

「の、のび太は違うって信じてるから大丈夫!」

 

チェルシー、シェーレ、クロメの言葉にのび太は内心焦り出す。

 

「いや、そういうことじゃなくて・・・・」

 

そうこうしている内に、番組が始まった。

 

 

【男なんてね、いくら取り繕っても本音はやりたいだけ。女とかちょっと甘い言葉かければすぐその気になっちゃうから。】

 

【やっぱスレた女の空気って言うんですか?ヤンキーみたいな女とか真面目な女ってのは屈服させたくなるよね。頭悪そうで尻も軽そうっていうのかなー】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『じとー』」

 

するとアカメとレオーネがジト目でのび太を睨む。

 

「な、何だよ?その目は・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【男で女子学生とロリが嫌いなやつなんていないね。自分より一個でも若い方がいいよ。もう色々と違うから。】

 

【学生時代のクラスメイトなんて可愛い子はみんなオカズ。クラスの連中、集合写真で全員イケるかとかやってましたよ!】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『じとー』」

 

今度はチェルシーとクロメがジト目でのび太を睨む。

 

「だから、何だよ?その目は・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・エッチなこと、したいだけなのか?」 

 

のび太の結婚相手は?

  • アカメ
  • クロメ
  • チェルシー
  • シェーレ
  • レオーネ

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