「綺麗だ・・・・・・・・・・・」
早速、家に帰って盗んだ刀を眺める。
「これさえあれば・・・・・・俺様にもアカメちゃんを守れる。彼女を笑顔にできる。」
頭に浮かぶ、愛しの彼女。世界の男子たちがどんな事をしてでも手に入れたい。そして独占したい。そんな事を思っていると
「お兄ちゃん!いる?」
突然部屋の障子が開き、妹のジャイ子が入ってくる。
「どうしたの・・・・その刀?」
刀を眺めている兄に妹は驚きながら問いかける。
ニヤリ
するとジャイアンは妹を見るなり不気味な笑みを浮かべる。
【その頃】
「カアアアアアアアア!!キェェェエ!!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
のび太の前で奇妙な踊りと祈りを捧げる人物。彼はこの地方では有名な霊能力者でこの神社の神主でもある。
「見えるぞ!見えるぞ!!」
「・・・・・・・・・・・。」
日を追うごとに大胆になっていくアカメたちの誘惑。そんな彼女たちに困りはてたのび太はお祓いの為、この神社を訪れていた。
「今の御主には悪霊が取り憑いておる!」
「悪霊?」
神主の言葉にのび太は驚く。
「そうだ、赤い靴を履いた少女の亡霊だ!!」
「赤い靴?」
「御主、昔その少女に酷い事をしたことはないか?」
「・・・・あるような・・・ないような・・・・」
そう言いながらのび太は頭の中で昔の記憶を手当たり次第に探す。
「ハッキリ致せ!」
「・・・・・・・あっ、ある!」
するとのび太は昔のことを思い出す。あれはのび太が幼稚園児だった頃、野比家の隣には栗色の髪の女の子、のんちゃんがお母さんと2人で住んでいた。 当時からおとなしい性格だったのび太は、のんちゃんと毎日のようにおままごとをして遊んでいた。そんなある日、のび太を待ち構える幼き日のジャイアンとスネ夫。 二人にのんちゃんとのことをからかわれたのび太は、つい「のんちゃんなんてきらいだ!」と言ってしまう。 すると二人は「それならのんちゃんにイジワルしてみろよ」と言う。その日のおままごとで、のび太はジャイアンとスネ夫に監視される中、おままごとの道具をめちゃくちゃにし、 のんちゃんの赤いくつを片方だけ持って逃げるように立ち去る。 のんちゃんの泣き声だけが、いつまでものび太の耳にこびりついていた・・・・。その後のんちゃんは病気になってしまい、会えないまま一週間が過ぎた雨の日。 幼稚園から帰ってきたのび太に、のんちゃんが病気で死んでしまったことをママが教える。
「恐らくその時の少女が怨念となって御主に復讐しているのだ!!」
「どうすればいいんですか?」
「懺悔し、心から謝るのだ。そうすれば彼女の魂は成仏し、この世を去るであろう!」
のび太はその場で頭を下げ、心から神に祈るのであった。
のび太の結婚相手は?
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アカメ
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クロメ
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チェルシー
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シェーレ
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レオーネ