ピーポーン
ガチャ
「みんな、良く来てくれたざます!!」
「『「お邪魔しまーす!!!」
母親に頼まれ、スネ夫の見舞いにやってきた三人。彼らは玄関から入り、スネ夫の部屋へとやってきた。
ガチャ
「スネちゃま!!のび太さんたちがいらしたざます!!」
それだけ言うとスネ夫の母は部屋を出て行った。
「『「!?」』」
「う〜っ。う〜っ。」
ベットの中で布団を被り、苦しそうに唸るスネ夫。
「スネ夫さん、大丈夫!?しっかりして!!」
心配そうに彼に駆け寄る静香。
「・・・・し・・・・ず・・・・・か・・・・・ちゃん・・・・?」
薄っすらと目を開けるスネ夫。
「スネ夫さん、元気出して!!何か私たちに出来ることはない?」
「ハア・・・・・・・・ハア・・・・・・・・ハア・・・・。」
静香の質問に息を切らすスネ夫。どうやら彼女の質問に答えられないほど苦しいらしい。
「『・・・・・・・・・・・・・。』」
そんな彼の様子にのび太とジャイアンは罪悪感を感じた。まさかあのイタズラがこんな大惨事を招くとは思いもしなかった。
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
不味い。このままではこの男は死んでしまう。最悪な事態が二人の頭をよぎる。
「仕方ないこれを使うか・・・・・」
そう言うとのび太は袋からある物を取り出す。
「なあ、スネ夫、だったらお前コレやってみろよ。」
「???」
のび太がスネ夫のノートパソコンの電源を入れて、一枚のディスクを入れる。自動的にメニュー画面が起動し、デカデカとそのディスクのタイトルが画面に表示される。
『ときめきメモリアル2』
「な、なんだよコレ。」
ゆっくりと体をベットから起こす。
「いいからちょっとやってみろ。攻略自体もそう難しくはないから物は試しだ。」
スネ夫も少し興味が湧いたのか早速スタートの文字を押す。
「これ、ゲームん中の女の子効力するやつだろ?」
ジャイアンの質問にのび太は首を縦に振って頷く。
するとさっそく画面の中にヒカリと名乗る一人のヒロインが登場する。
『もう、遅いじゃない。朝は毎日一緒に学校行こうって昨日から約束してたでしょ?初日からさっそく遅刻?』
「お、おい、なんかお前さっそく遅刻者扱いされてんだけど・・・・・・」
「選択肢出てるだろ、3つあるからとりあえず無難なもん選んどけ。」
「よし、ここは3番目の『うるせぇハゲ』だな。」
「ないよ、そんな選択肢!!」
ジャイアンにつっこみを入れると、スネ夫は『ごめんちょっと寝坊しちゃってさ』を選ぶ。
のび太の結婚相手は?
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アカメ
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クロメ
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チェルシー
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シェーレ
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レオーネ