ドラえもん のび太のアカメが斬る!   作:雛月 加代

177 / 257
第二章:おばあちゃんを斬る

カチッ

 

「ふ〜ん。ここが十五年前の世界・・・・・」

 

「あんまり変わらないな・・・・・・」

 

そう言いながらシェーレとレオーネは辺りを見渡す。

 

「だ、誰です!?アンタたち!?」

 

「『「!?」』」

 

後ろから声がした。振り向くと掃除機を持った玉子の姿があった。

 

「おーっ、やっぱり若いな〜っ。」

 

「当たり前だろ?十五年前なんだから・・・・・。」

 

レオーネの言葉にのび太はツッコム。

 

「///// あら〜っ、そうかしら?///////」

 

若いと言われ、玉子は頬を赤らめる。するとのび太は

 

「どうせすぐ小皺だらけになるんだ。気にしない、気にしない。それよりも・・・・・」

 

襖を開ける。

 

 

 

 

 

 

ピキッ

 

 

 

 

のび太の発言で玉子の中で何かが崩れ落ちる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワナワナ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何です、他所の家に黙って入り込んで!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

「『「わあああああああああーーーーー!!!」』」

 

 

三人は、急いで家を飛び出していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして数分後。玉子が出かけたのを確認した三人は

 

「さてと。どこにいるかな・・・・・・・・・・。無事だといいんだけど・・・・・・」

 

裏口から中に入り、居間の襖を開ける。

 

「あっ、いた!!」

 

そこには三歳ののび太が玩具で遊んでいた。

 

「きゅう〜?」

 

子供ののび太はシェーレたちを見るなり、キョトンとする。

 

「さあ、おいで可愛がってあげるよ!!!」

 

そう言いながらのび太は子供の自分の頭を撫でる。すると

 

「ママ、変なお兄ちゃんが・・・・・・・・・!!」

 

子供ののび太が暴れ出す。

 

「大きな声出しら、ダメだよ。」

 

「どうしたの、のびちゃん?」

 

するとある人物が居間へとやってくる。

 

「『「あっ!!!」』」

 

それは忘れもしない。のび太の大好きな祖母である。突然の出来事に全員固まる。

 

「あの・・・・・・・・突然・・・すいません・・・・・実は僕・・・・・・・」

 

本来なら不法侵入で怒られるところだが

 

「あ〜っ、いらっしゃい。高校生ののびちゃんね。」

 

おばあちゃんは優しくのび太たちを迎え入れた。

 

「おばあちゃん!!」

 

のび太は彼女に抱きつく。

 

「よしよし、よく来たね。」

 

そう言いながらおばあちゃんは優しくのび太の頭を撫でる。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして数分後、庭でシェーレと遊ぶ幼い頃ののび太。

 

「飴食べます?」

 

「きゅう〜?」

 

シェーレは飴玉を差し出す。

 

「!!!」

 

のび太(子供)は目を輝かせながら、飴玉を受け取る。早速餌付けされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、これからどうしょう?」

 

のび太は考える。歴史通りならもうすぐ誘拐犯たちがやってきて、幼いのび太を誘拐するはず。

のび太の結婚相手は?

  • アカメ
  • クロメ
  • チェルシー
  • シェーレ
  • レオーネ

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。